山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

PR

×

Profile

小野寺秀也

小野寺秀也

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

令和8年熊本地震 New! ばーど白鳥さん

暑い・目で見る物で… New! 木昌1777さん

2日続けてよく寝まし… New! 元お蝶夫人さん

閉店した店の予約を… New! ひでわくさんさん

セイヨウニンジンボ… New! じじくさい電気屋さん

Comments

小野寺秀也@ Re[1]:日本海夕陽旅行(1日目)(2026年6月15日)(07/17) 歩世亜さんへ 私は80歳にして初めて海…
歩世亜 @ Re:日本海夕陽旅行(1日目)(2026年6月15日)(07/17) 今晩は。 確かに海に沈む夕日は美しいで…
小野寺秀也 @ Re[1]:薔薇園で撮る(2026年6月2日)(07/13) 元お蝶夫人さんへ 最近のスマホカメラは…
小野寺秀也 @ Re[1]:薔薇園で撮る(2026年6月2日)(07/13) 歩世亜さんへ 薔薇は品種改良の歴史が古…
元お蝶夫人 @ Re:薔薇園で撮る(2026年6月2日)(07/13) 小野寺秀也さん こんばんは(*^。^*) 薔薇…

Freepage List

2026.02.02
XML
カテゴリ: カメラ散歩

 体調不良とそれが引き起こしたらしい気持ちの不調とで「筋トレ散歩」は休んでいた。それでも筋肉の衰えが怖くてできるだけ歩こうとカメラ散歩には出かけたいとずっと考えている。平地でシャッターチャンスに促されて歩くと比較的楽に歩けるのである。とはいえ、歩いていける散歩コースはほとんどなくなった。一昨日のように雪が降ったことで近所でも楽しいカメラ散歩ができたのだが、そんな偶然は期待できない。
 地下鉄やバスで出かけられて、朝夕晩の食事の用意に支障がないように数時間で戻って来られる場所を考えてみるが、カメラ心をくすぐる場所が思い当たらない。なんとか思いついたのは「荒町」である。ずいぶん前に仙台七夕の時期に荒町商店街の七夕を見に行って、素朴な七夕を飾る雰囲気のいい街だったことを思い出したのである。
 地下鉄を乗り換え南北線「五橋」駅から荒町の通りに入る。街の雰囲気はむかし歩いた時とは様変わりしていて、ポツポツと店はあるものの商店街というイメージはかなり薄くなっていた。シャッターを押したいと思う場所が見つからない。地図を見るといくつか寺や神社がある。前に歩いたときは愛犬連れの街歩きだったので、山門や鳥居をくぐって入ることはしないようにしていた。今日はカメラだけの連れなので一番近い「奕葉山昌傳庵」という曹洞宗の寺に入ってみることにした。
 山門の前には禅宗の寺らしく「不用葷酒入山門」という石碑がある。ところが山門の柱に掛かっている文言は「いろは歌」の後半部分だったことが分かって少し驚いた。「有為のおく山けふこえて」と右の柱にあり、左の柱には「浅き夢みし酔ひもせず」とある。寺の山門にこのような文言を掲げるということが普通にあることなのかどうか私にはまったく知識がないのだが、こうやって寺の入り口で読むと、意味不明と言われているいろは歌に深淵な人生の意味が隠されているように思えるのだ。
 この山は、越えていく(乗り切る)ことが人生にとって大切な意味がある「有為のおく山」なのだ。その山を今日は越えることができ、日ごろの夢がかなったが、決してその成功に酔うことはない。そんな風に人生を生きなさい。そういうことではないのか、などと考えた。
 山門をくぐって本堂の前に行くと、階段に鬼瓦や蓮華鉢、「山上に山あり山また山」という東北大学医学部教授だった黒川利雄さんの座右の銘を彫った石板などが置かれていた(飾っていたのかもしれない)。本堂の上には死んだ者に花を供えることに意味を説く言葉が掲げられていた。小さなお寺さんだが何かとても新鮮なのだった。













 次に向かったのは満福寺にある毘沙門堂である。寛永年間に立てられたという唐門の奥に毘沙門堂があり、さらにその奥に満福寺の本堂がある。毘沙門堂には3組ほどの参詣者がいた。奥の本堂前の庭には蕾の膨らんだ植木があり、冬真っ最中の仙台ではとても魅かれる被写体だった。毘沙門堂の前には松の大木があり、毘沙門堂のカラフルな幕との取り合わせをカメラに収めた。







 荒町の通りから細い路地に入ってぐるぐる回ってみたがめぼしい被写体を見つけられずまた荒町の通りに向かうと道向こうに寺の山門が見えた。泰心院である。山門に近づくと年数を経た柱の表情に驚いた。この山門は、200年以上も前に建てられた仙台藩の藩校「養賢堂」の正門を移設したものだという。確かに柱の飾り彫りを見てもとくに仏教に由来するような彫りは見られなかった。









 三つの寺を見終えると荒町を通りすぎてしまった。今日は南北線五橋駅から東西線連坊駅まで歩く予定だった。連坊駅近くまで歩いてもシャッターチャンスはなかった。お寺周りだけではカメラ散歩としてはいくぶん不満で、もう一度五橋駅まで引き返しながら荒町を丁寧に歩くことにした。シャッターチャンスに恵まれなくても、せめて鍛錬不足の脚には役に立つだろうと考えたのだ。
 予想通り、シャッターを押すことなく五橋駅に着いてしまった。まあ、おとなしく帰るしかない。

読書や絵画鑑賞のブログ
​​ かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.02.03 10:27:44
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: