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ユジンはルーアンのノートルダム大聖堂付近のバス停から、

オンフルール行きのバスに乗り込んでいた。
一番後ろには座らずあいている席に座ったユジン
週末は、カップルが多い・・・。
いやでもあの頃の事を思い出す・・・。

チュンサンと初めてあったのも一番後ろのシートだった

2人で学校を抜け出した時も
1番後ろのシートに座った・・・・

過去を探しに出かけた時も
やっぱり1番後ろのシートだった。
今のユジンには辛くて後ろさえ振り返りたくない気持ちだった・・・
「セーヌ川のほとりはとてもロマンティックだったの。
貴方にも見せてあげたい・・・」
そういいながら、一緒に見たかったとユジンは思った。

やがて、バスは石畳の小さな漁町オンフルールについた。


ユジンはセントカトリーヌ教会を離れて

ぶらぶらと路地から路地を歩き、坂の途中にあるカフェに入った。

穏やかな昼下がり、人々はシードルを飲みながら食事を楽しんでいる。
テーブルで計算を済ませてから店を出て
ハンカチを取り出す為にバッグを開けると
そこにはチュンサンからもらった「はじめて」のカセットテープがある。
ユジンが旅の最後にたどり着いたモンサンミッシェル修道院
遥か大西洋の彼方に思いを馳せ、愛する人の名を呼んだ。
「チュンサン・・・」

to be continue・・・・・・・・ by keema