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復讐は、復讐を呼び・・・・果てしない連鎖を断ち切ることは、できるのかプロローグ、はげしい太鼓の音と、大地に打ち付ける激しい雨は、やがて、紅蓮の炎となってエピローグへとつきすすむ。時代は古代ギリシャ、親殺しの果てに起きる悲劇を描いたエウリピデス作のギリシャ悲劇「オレステス」。トロイア戦争の後日談では、あるのだが・・・勝利したギリシアの総大将一族にふりそそぐ血で血を争うドラマ・・。急慮、日比谷・宝塚劇場で「ファントム」観劇後(客席で、姿月あさと、谷原さんなどに遭遇)、予定していた「オレステス」夜の部を、渋谷・コクーンシアターで観劇。「オレステス」演出:蜷川幸雄§主な配役§オレステス…父を殺した母クリュタイムネストラを殺す[藤原竜也]エレクトラ…オレステスの姉[中嶋朋子]ピュラディス…オレステスの親友[北村有起哉]ヘレネ…絶世の美女・オレステスの母の妹でメネラオスの妻。[香寿たつき]メネラオス…オレステスとエレクトラの叔父[吉田鋼太郎]テュンダレオス…オレステスとエレクトラの祖父。(娘がオレステス達の母)[瑳川哲朗](例によってプログラム未購入なので間違いがあるかもです。)古代ギリシャ、プロローグ、オレステスの姉エレクトラが、語る自らの一族とその運命。黒づくめの女性コロスが舞台に登場し、物語を見守り、時には、嘆きの塊となる。2時間半、休憩なしで一気に突き進むドラマは、圧倒的な台詞量で観客に、現在、世界でおきている戦争・復讐の連鎖のむなしさを突きつけるのである。人は、無力なのか・・・エピローグ、観客に降り注ぐ各国の旗と国家を印刷したビラが空を舞う。客席を待ったビラ(再生紙利用)。おそらく初舞台から観ていたけれど、苦手意識があった藤原君。ひげは似合っていなかったけれどさすがの存在感に圧倒されました。彼の人気・実力、納得である。今回のツボは、トロイア戦争のきっかけになった絶世の美女・ヘレネを演じた元宝塚男役トップスターの香寿たつき。いや、金髪に白のスリット入りシューミーズドレスを着こなし、見事なおみ足を太ももまであらわに披露して、なかなか魅せる。ちょっと驚き♪本日のキモノ:薄鼠色の麻の葉織模様の塩沢の単衣。帯はギリシアの海を思わせる貝の模様の紬名古屋帯(黒に見えるが深い青である。ちなみにギリシアの海(エーゲ海)は、あまり塩辛くなかったのを思い出す。)帯締は白の三部紐に銀に珊瑚の月をデザインしたブローチを帯留めに、帯揚げは秋色の柿色。足袋は鼠色の麻の葉模様。履物は赤のツボに消し炭きり草履。半襟は9月の季語である朝顔刺繍の半襟(清楚で豪華である)
September 30, 2006
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いやぁ~すばらしかったぁ~装置が・・・・なかなか凝った装置で、それが一番記憶に残っている新橋演舞場「魔界転生」。詳細は、こちら舞台自体は、役者の力不足と演出がいまひとつでインパクトにかけるのが残念である。というかちらしの舞い上がる天草四郎が、いつかいつかと楽しみにしていたら、何もなく終了。えぇ~~~終わりという感じであった。でも、柳生7人衆は、なかなかとっび(幽霊たちの解説など)でおもしろかったですよ♪。原作:山田風太郎演出・脚本 G2柳生十兵衛(中村橋之助) 天草四郎時貞(成宮寛貴) 宮本武蔵(西岡徳馬) 宝蔵院胤瞬(田尻茂一) 荒木又右衛門(山本亨) 柳生但馬守(六平直政) 徳川頼宣(升毅) 由比正雪(笠原浩夫) 牧野兵庫頭(千葉哲也) 松平伊豆守(螢雪次朗) お縫(藤谷美紀) お品(馬渕英俚可) お銭(遠藤久美子) ということで、お口直しに、誘われたので本日も「ファントム」観劇。新橋から日比谷へ移動である。久しぶりにお顔拝見な友人にも会え、4人揃っての楽しい観劇であった。しかし、「ファントム」は、銀橋の親子デュエットに、ますますみがきがかかり、涙&涙。いいもの聴かせてもらいましたぁな気分になった♪ただ、プロローグのクリスティーヌの「メロディ♪メロディ♪」はヒヤヒヤ。動きがいっぱい(振り付け)あるとそちらに気をとられて音程が不安定になるのか?本日のキモノ:久しぶりにちりめん更紗模様小紋単衣。紋お越しが上品な一品である。帯は黒地に乱菊が舞う。帯揚げは緑色。帯締めは藤色に琥珀帯留付。足袋は鼠桜色の無地。履物は藤色のエナメル。
September 24, 2006
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大好きなレトロな建物。明治のおもかげを残す東京国立近代美術館・工芸館に鬼萩を観に行く。萩焼の人間国宝・三輪壽雪の若き日の作品から、鬼萩にいたるまでの作品 およそ200点近くが展示されていた。彼の代表作・鬼萩の茶碗たちは、ある意味獰猛な存在感を発揮しながらユーモアをたたえみるものにせまる。高台の大きく十字に切られた造詣にはまいった!いや~おもしろかったぁ。工芸館の建物は、旧近衛師団司令部庁舎を保存活用したもの。明治43(1910)年3月、陸軍技師田村鎮(やすし)の設計により、近衛師団司令部庁舎として建築されましたそうである。2階建煉瓦造で、正面中央の玄関部に小さな八角形の塔屋をのせ、両翼部に張り出しがある簡素なゴシック様式の建物は、緑の公演に赤いレンガが映えて、何とも美しい。花組「ファントム」観劇後の散歩もかね、公園の緑もあざやかな初秋の一時♪本日のキモノ:某美術織物のモノトーン紬訪問着・前身ごろにびっしりと刺繍された梟は、模様が夫々異なり、このメーカーのデザイン性の豊かさよ。ちなみに梟の刺繍には月の照りかえりのように密かに金糸も使われている。月の美しさをめでて月にウサギの名古屋帯。このキモノにこの帯を締めるかと言う遊び心である。帯揚は塩瀬の渋い臙脂。帯締は臙脂と生成りの市松に月をイメージした銀と珊瑚の帯留。半襟は藤鼠色に乱菊刺繍。足袋は生成りと黒のストライプ。履物はモノトーンに赤のツボの鼻緒に消し墨の桐草履
September 23, 2006
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抽象的な舞台装置の中、背負わせられた十字架を背景に、宗教・政治・親子の対立、禁断の愛と嫉妬、友情が展開する中世・スペイン王家の人間ドラマ。ヴェルディ円熟期の傑作である。夏休みをとって14時より新国立劇場で観劇・・されど、終演後、仕事の関係でカーテンコールを待たずに仕事場に戻ったため洋服。まぁ、仕事を持っていると多々あることである。観劇できただけまだましという感じかも・・・。【作曲】ジュゼッペ・ヴェルディ【原作】フリードリヒ・フォン・シラー【指揮】ミゲル・ゴメス=マルティネス【演出・美術】 マルコ・アルトゥーロ・マレッリ【衣裳】ダグマー・ニーファイント=マレッリ【照明】八木 麻紀【合唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団キャスト 【フィリッポ二世】ヴィタリ・コワリョフ【ドン・カルロ】ミロスラフ・ドヴォルスキー【ロドリーゴ】マーティン・ガントナー*【エリザベッタ】大村 博美【エボリ公女】マルゴルツァータ・ヴァレヴスカ【宗教裁判長】妻屋 秀和【修道士】長谷川 顯【テバルド】背戸 裕子【レルマ伯爵/王室の布告者】樋口 達哉【天よりの声】幸田 浩子*ロドリーゴ役に出演のルドルフ・ローゼンの代役は、マーティン・ガントナーとなる。十字架を抽象的に用いた舞台装置は、縦横にスピーディに展開する。その装置と重厚なヴェルディの音楽に違和感がないのは、美術&衣装共にモノクロだからであろうか。タイトルロール・ドンカルロの心象と時代の閉塞感が、取り囲まれた壁に象徴されるようである。だかしかし、新国立の奥行きを使い過ぎたためか群集場面では、人数的に迫力にかけるのが惜しい。本物の火が使われるあたりは、さすが新国立と思わせる場ではあるのだが。出演者は、フィリッポ二世のヴィタリ・コワリョフが、妃と息子への愛と嫉妬、王としての悩みをあらわして聴き応えがありすばらしい。ドン・カルロのミロスラフ・ドヴォルスキーは、美声を第一幕から聴かせるが、最終幕当たりになると、お疲れ目だったかも。期待のエリザベス・大村 博美は、雰囲気も声も禁断の愛に苦悩する艶めかしさにかける。絶世の美女として歴史に名を残すエボリ公女役マルゴルツァータ・ヴァレヴスカは、迫力ある美女であるが、声が不安定なのがおしいかも。合唱とオケは、トゥーランドット観劇の後だったためであろうか私的には未消化であった。
September 21, 2006
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すっかり忘れていた・・思い出したのが、午後5時過ぎ~ということで、6時に仕事を終え、銀座ヤマハホールの宝ジェンヌのトークショーへ。本日のトークは、現在、東京宝塚劇場で上演中の「ファントム」に出演中の花組・未涼亜希と望海風斗の男役二人。二人とも細い、きれい、色が白~い♪特に未涼亜希は、本当にきゃしゃで娘役かと思えるほどである。本日の服装は、二人ともカジュアルな生成りっぽいパンツスーツであったが品良くよく似合ってましたね。トークは、ファントムの裏話など少しばかり。クリスティーヌが、パブに着ていく、あの黄色のドレスは、ファントムの従者が、ちくちくと針仕事をしながら作っているのだそうで、デザインはファントム、生地は、キャリエールが調達という設定なのだそう。舞台のビデオを観ながらのトークもあり、舞台を真摯に努める彼女達の若さがまぶしい。トークの最後は、二人の宝ジェンヌから、メッセージ入り写真を手渡され(なんと入れ物が甘いピンク色。宝塚って感じである)、こういうおみやげは、うれしいかも。思い出してよかった連休明けの一夜でありましたとさ・・・(^^;;
September 19, 2006
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音の波に浚われ深海に漂う・・圧倒的なプッチーニの魔力に酔う(*^^*)思えば、わたしがオペラ好きになったのはプッチーニの「トゥーランドット」とヴェルディの「イルトロヴァトーレ」に出会ったからだったのを思い出した。この二作品を生で観・聴かなかったら今のようにオペラを観劇することは、なかったかも知れない。そして、今回、横浜で「トゥーランドット」を観、再度、オペラ大好きの思いを強くした。演出のチャン・イモウは、京劇風味を濃厚に押し出しながら、オペラは、エンタティメントを実践し、八百屋舞台上での視覚的効果を最大限に使う。照明のコントラストの美しさは、幻想的で、この古代の物語に観客を誘うに充分である。プッチーニは、病気のため、心優しく可憐なリューの死で筆を置く。彼の遺作となった「トゥーランドット」は、わたしの心の中でもリューの死で終わる。私的には、その後のエピローグは、宝塚的な豪華なフィナーレに過ぎないのである。プッチーニの死後、初演された「トゥーランドット」の初日、彼の盟友・トスカニーニは、リューの死で指揮棒を置く。プッチーニは、療養のため旅に出るときに、トスカニーニにこう語ったといわれる、「わたしのオペラは未完のまま上演されることになるだろう、そして、ここのところで作者は死にましたと告げてくれるだろう」と(翌日からは、フィナーレまで上演されている)。メーター指揮するオーケストラとコーラス、歌手陣は、圧倒的な迫力で客席を包み込む。最後の一音の休止の後、津波のように客席から歓声が沸き起り、カーテンコールでの舞台と客席の一体感に身を置く幸せ♪今回、タイトルロール・トゥーランドット役だったアレッサンドラ・マークが、足の手術のため椅子に座ったままだったのは、残念であったが、コーラスをも圧倒する声量は、民衆に君臨する恐怖の皇女そのままという感じでさすが。今回のツボは、やはりピン(首相)・ポン(料理長)・パン(式部長官)。ゲネプロの時にも書いたが、役に、”お金至上主義”、”アル中”、”オカマさん”などの味付けがされ、それぞれ豪華な被り物(銅銭マーク、ひょうたんどっくり、蝶々)や衣装(被り物と同じ模様の豪華な刺繍がある、幕ごとに変わるのも目の保養)であらわされる。三人のコメディアンぶりも交え、美しい三重唱も耳の保養。カーテンコールでもそれぞれの個性を見せて笑わせてくれたのが何とも楽しい♪そして、今回の演出では、カラフへの愛に殉じる女奴隷リューは、名曲「氷のような姫君も」の歌唱の後、トゥーランドットの簪を奪い喉をつき自陣するが、彼女の魂は、白い扇となって天に昇るのである。飛翔する白鳥の歌のように。今回、ゲネプロを観ての観劇であったが、やはり、ゲネプロはゲネプロ、本番でのオケ、ソリストの歌唱は、さすがで、劇場を埋めるその声と姿は、圧巻である。出演者については後日追記予定終演後、友人と食事予定(ビールオフの時に港が見える中華レストランを教えてもらったのだが)であったが、台風接近のため断念。本日のキモノ:雨模様なのでしゃれ紬訪問着。横浜なので刺繍魚模様の濃い翠色。帯も魚土器模様の博多名古屋帯、帯揚げは綸子、帯締めはキモノにあわせて練り翡翠の帯留めつき。足袋は淡い緑色のレース、履物は紬翠色鼻緒の桐草履。
September 17, 2006
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眠りの中に夢見る老騎士・ヴェルディ後期のオペラ・ブッファ「ファルスタッフ」を観る。タイトルは、「ファルスタッフ」となっているが、原作は、シャークスピアの喜劇「ウィンザーの陽気な女房たち」である。大食漢で大酒飲み、大嘘つきの詐欺師にして泥棒、女好きで助平爺な老騎士が、陽気な女房達にコテンパンに懲らしめれるまでが、つづられるのだが、女性人が皆チャーミングで男性よりかしこいのが個人的にはツボである♪上野東京文化会館、2006年9月16日(土) フィレンツェ歌劇場「ファルスタッフ」指揮:ズービン・メータ演出:ルカ・コンロー二舞台美術:マルゲリータ・パッリ衣装:カルロ・ディアッピ照明:グィド・レヴィ出演者ファルスタッフ: ジョルジョ・スリアンフォード: マニュエル・ランサ フェントン: ダニール・シュトーダ 医師カイウス: カルロ・ボージ バルドルフォ: ジャンルーカ・フローリス ピストラ: ルイジ・ローニ アリーチェ: バルバラ・フリットリセレーナ・ファルノッキア ナンネッタ: ステファニア・ボンファデッリクイックリー夫人: エレナ・ジーリョ ページ夫人メグ: ラウラ・ポルヴェレッリ出演者は、役にはまり芝居上手。歌役者を揃えたなぁという感じで文句なし。特にアリーチェのフリットリは、チャーミングで旦那のフォードがヤキモキするのも納得の魅力である。また、その娘・ナンネッタのボンファデッリの美しさ愛らしさは、観ているだけで幸せになる。終幕の妖精の女王姿は、薄物の衣装が良く似合い妖精そのもののような雰囲気をたたえていた。しかし、今回、もっとも目を引いたのは演出。終幕の樫の木の場面をファルスタッフが熱に浮かされて見る夢ととらえ、彼が眠るベットのみを残し、巨大な樫の木が舞台に根を張る姿をあらわす舞台転換は、あっと驚くしかけで見事につきる。また、それぞれ衣装が現代的なのも、軽やかな雰囲気をたたえ、オペラに躍動感を与えていた。私的には、一番のツボは、幕開きからづっと舞台床に敷かれた枯葉。これらの枯葉が、終幕では、出演者が妖精に化ける衣装ににも使われていて、喜劇的でほほえましいのである。指揮のメーターは、オケとともにメリハリよく聴かせ、この喜劇を楽しませてくれた。あ~、オペラって素敵♪オペラ観劇後、夜7時過ぎより、某ホテルにて、三年ぶりの友人と宝ジェンヌのお茶会に参加。しかしジェンヌは、なんて細いのだろう。王子さま風ブラウス&スーツ姿のきゃしゃなことにびっくりである。10時近くまで、ゲームに歌にと会場内をくまなく歩き回る姿に、ちょっと感動してしまった私がいる。ちなみに歌は「誰も寝てはならぬ」からメドレーで3曲ほど。いい声だねぇ~。また、このホテルサービスがいい。某歌舞伎役者さん、次回のお茶飲み会は、こちらでやっていただきたいと説に願うほど、ホテルスタッフの気遣いと、前菜、ケーキ、飲み物のお変わりなどのサービスと共に文句がないほであった。本日のキモノ:金ラメ藤色地のお召しの単衣付け下げ。おめでたい刺繍柄が飛び柄になっているお気に入り。帯は浅葱色に菊模様の本爪綴れ名古屋帯。帯揚は青緑色の綸子(模様入り)。帯締は藤色三部紐に妖精の手描き模様の水牛帯留(妖精をフォルスタッフにあわせる)。半襟は、浅葱色のビーズ。足袋は浅葱色に白のレースを重ねたもの。履物はゴールドのエナメル。
September 16, 2006
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青いハンカチならぬピンクのハンカチを握り締める大臣・ポンがツボ♪夏休みをとり、現在、来日中のフィレンツェ歌劇場・「トゥーランドット」のゲネプロを観に横浜まで遠出。いや~おもしろい。舞台稽古の最後の総ざらいのため、すべて本番通り。「氷のような姫君が、出した3つの謎を、放浪の王子カラフは解くことができるのか、彼を慕うリュウの運命は、命をかけて愛を求めて挑む王子が最後に得るのは、愛か死か♪」幕が開く前にでてしまう歌い手、指揮者・ズービン・メータの駄目だしなどもあり、舞台装置の移動ゆえに歌手の歌い出しと共に凄い音響がなどなど・・舞台稽古ならではのハプニングが、なかなか楽しい♪第一幕では、拍手をするとおじゃまかもと思い拍手をしなかったら、よいと思われたところでは、拍手お願いしま~すの声とともに、二幕はノリノリ。「誰も寝てはならぬ」では、ブラボウも飛んで、テノール「カール・タナー」の愛嬌ある客席への挨拶は、心地よい笑いを誘っていた。ただし、今回、やはり一番のツボは、ping pong pang(ピン、ポン、パン)。オペラ的には、ピン、パン、ポン。今回の演出では、それぞれ、お金(ピン)、アル中(パン)、オカマさん(ポン)という性格付けの個性派ぞろいで大いに沸かせる。特にポンは、常にピンクの大きめのハンカチを手に持ち、青いハンカチならもっと受けたかも知れないと不遜なことを考えたりする私・・・(^^;;98年に北京の紫禁城での「トゥーランドット」バージョンで、演出は、中国映画界の巨匠:チャン・イモウ(紅夢、紅いコーリャンなどで有名)。指揮はメータ、フィレンツェ国立歌劇場管弦楽団。日本では、2001年に上演されたものの再演。何度観てもそのスペクタルと音楽に酔う名作である。本公演も観るので、舞台稽古と見比べるのが楽しみである。ちなみにカーテコールの稽古もあって、へぇという感じであった♪本日のキモノ(舞台稽古なので普段着で):夏キモノから単衣・縦縞の紬(藍・朱・黄土・藤・青・緑など色々な色で織られた昔の紬が普段着感覚である)帯は手描きの栗と茸模様の薄紫名古屋(秋の気配を漂わせる)。帯揚は青緑色の綸子。帯締めは海老茶の三部紐に銀台に真珠・アメジストの銀杏帯留(ブローチと兼用ができるように細工されている)。半襟は青緑の塩瀬(襦袢はまだまだ夏物)。足袋は麻の葉模様薄紫色地。履物は桜張りの桐草履・鼻緒は縦縞紬。
September 15, 2006
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紗袷って、昔は、9月には、着用しなかったような気がするが、最近は、OKなのだそうである。ということで、早速、季節に間に合わなかった紗袷を着て、某歌舞伎役者さんのお茶飲み会へと向かう。なぜ、これを着て行ったかというと、オモダカの洒落紋を入れてみたから、もちろんその役者さんが使っている紋そのままでは、ないのがミソである。今まで、洒落紋は「模様にちなんで」とか、「ちょっと物語して」とかで入れていたが、こんな楽しみもなるなぁと・・・♪オモダカに流水の紋(少し大きめに入れる):話は盛り沢山で大いに彼の話を楽しむ。今回は、出席をどうしようかと思っていたのだが、出席できて心からよかったと思うわたしがいるから現金なものである。日本橋へのお茶飲み会、終了後、日比谷へ。この日は、32度の晴天で日差し強くあり、その中での移動は、暑かったぁ~。ということで、友人二人のチケットも無事届き、それに付き合って「ファントム」観劇。クリス役にぴったりではあるが、決して歌が得意とは、言えない 娘役・桜乃彩音の成長振りがなかなか楽しい観劇であった。二幕、エリック(春野)とキャリエール(彩吹)の男役同士のデュエットは、二人の声質がぴたりと会い、やはりすばらしい。拍手なりやまず!彩吹の雪組移動によりこのデュエットが聴けなくなるのは、何とも残念。本日のキモノ:変りモノトーン市松の紗袷、オモダカ洒落紋(普通より少し大きめ。帯は暑いので団扇模様の白名古屋。帯揚げはブラウンのスカーフ。帯締めは銀と黒の市松三部紐に銀の葡萄透かし帯留。半襟は白に黒の♪模様。足袋は白のレース。履物はモノトーンに赤のツボが映える消し炭桐草履。
September 10, 2006
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10月から始まる、国立劇場開場四十周年記念・「元禄忠臣蔵」(作・真山青果)にあわせるように上演されている文楽「仮名手本忠臣蔵」の第一部を観る。二世竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作通し狂言「仮名手本忠臣蔵」〈第一部〉10時30分開演大 序 鶴が岡兜改めの段/恋歌の段二段目 桃井館本蔵松切の段三段目 下馬先進物の段/殿中刃傷の段/裏門の段四段目 花籠の段/塩谷判官切腹の段/城明渡しの段歌舞伎では、観たことがない「桃井館本蔵松切の段」では、後の本蔵の苦悩と、「花籠の段」では、顔世の悲しみが伝わり、文楽は話を語るが、歌舞伎は役者で魅せるということが納得できた。しかし、四段目の「塩谷判官切腹の段/城明渡しの段」は圧巻。確かに、切腹しているのは、人形なのだが、それを一時忘れて物語に引き込まれ、語り(豊竹十九太夫)と人形(吉田和生)、使い手の呼吸がぴたりとあい我を忘れて見入ってしまった。「城明渡しの段」の大石(吉田蓑助)の覚悟に、蓑助自身も大石となって存在するように見えたのは私の目の錯覚だろうか?また、演出としては、「城明渡しの段」の屋敷門の遠見の演出が、文楽ならではでおもしろい。時間があれば通しで二部・三部と見たかったかも。本日のキモノ:香色の琉球夏紬(蒸し暑い9月はじめ)、流水に緋鯉の織模様の夏名古屋帯、帯揚げは濃い臙脂の絽、帯締めは香色の三部紐に亀の帯留(貴石彫りで何とも愛らしい)、履物は香色鼻緒の茶の桐草履。
September 9, 2006
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午後から、仕事を休み、「乳がん」の再・再検査。今年二回目である。結構、大きなしこりが広がっており、さて良性が悪性か?ということで、「マーモ → 触診 → 超音波 → 問診」。で、結果は、大丈夫♪となった。ちょっと一安心である。ただ、年一回、必ず、「マーモ → 触診 → 超音波 → 問診」を受けることとあいなった。まぁ色々あります。ということで、終わった時間が3時過ぎだったので、皇居に向かう。目当ては、「花鳥-愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>」の第五期。円山応挙の孔雀図も展示されていて、のんびり見学。若冲のユーモア感覚は、第四期のほうが、あったが、親蛸の足の上に乗っている子蛸を見ると思わず頬がゆるむ。やはり若冲は大好き(*^^*) 今回は、「動植綵絵」の葉書、30枚が1200円で販売されていたので喜んで購入。どれもなかなか美しい印刷で、満足♪この展示も9月10日(日)まで。寂しいかも。そういえば、6日は、親王が、ご誕生されていたのを帰宅後気づく。何事も遅めな私・・・(^^;;フォトは、江戸城の面影を残す!
September 6, 2006
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宝塚の「ファントム」を観たら、劇団四季で上演中の「オペラ座の怪人」を観たくなり、急遽観劇。本日の主な出演者オペラ座の怪人 佐野正幸 クリスティーヌ・ダーエ 沼尾みゆき ラウル・シャニュイ子爵 北澤裕輔 オペラ座の怪人は、四季で初演したときの市村正親のイメージが強い私であるが、今回の佐野正幸も、歌声に豊かな情感を乗せ、愛を求めてやまない孤独な思いと切なさが溢れる。ラウルの北澤裕輔は、いかにもお坊ちゃんという雰囲気が、よいかな。クリスティーヌの沼尾みゆきは、いかにも劇団四季・・・(^^;;アンドリュー・ロイド=ウェバーのメロディラインは、美しく名曲揃い。何度聴いても心地よいのが何よりである。そして、宝塚では、不満を感じたシャンデリアが、これでなくてはと思える落ち方で大満足であった。舞台装置(マリア・ビョルンソン)も、重厚・華麗で、目の保養。やはり「オペラ座の怪人」はおもしろい♪本日のキモノ:長板染めの藍染め絽浴衣を着物風に着る。帯は彩の姉様人形が並ぶ白と空色の夏名古屋帯。帯締めは空色の絽に所々色絞り。帯締めは藍色の三部紐にガラスの帯富(いただきもので世界にひとつのデザインである)。襟は涼しく香色のビーズに麻綿の楊流。足袋は生成りに空色の水玉。履物は藍色系鼻緒に桜張り桐草履。
September 3, 2006
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宝塚「ファントム」を再度観劇♪ 阪急の貸切公演へ行く。3日、四季の「オペラ座の怪人」を観るためその前に再度というわけである。この前の感想は、こちら先日は、一階前方席での観劇だったので今回は、二階席にて舞台全体を見る。宝塚は、出演者が多いのでダンス場面などは、色々な個性が際立って非常に楽しい。また、フィナーレ10分ばかり、オペラの名曲を使ってのショー場面は、これぞ宝塚ならでは。悲劇の終幕もショーを追加することによって幸せな幕切れとなる。昔の映画「日曜日は駄目よ」(Pote tin kyriaki 1960 / ギリシャ )の娼婦・イリヤ(メリナ・メルクーリ、もとギリシアの文化大臣)が語るギリシア悲劇が、カーテンコールでは、”皆幸せ”とは、このことかもしれない。特に宝塚名物・大階段を使っての、男役ばかりの燕尾でのダンス場面は、これぞ宝塚。男役の美学が目の保養♪ 素直に美しいと感動!本日のキモノ:9月に入っての初着物。秋を意識してトンボ柄が絽になっている鳥の子色の無地風味。帯は夏紬に手描き友禅の稲穂。たわわに実った黄金の稲が秋を呼ぶ。帯締めは四部紐に漆の秋草帯留。足袋は生成りの麻。履物は生成りのエナメル草履。フォトでポツポツに見える柄をアップにするととんぽが変り絽目に!ちなみにこの日、劇場に向かう地下鉄のなかで、見知らぬ方から夏のキモノについて色々質問を受けた。夏のキモノの規則がわからなかくてお悩みのようであった。わたしは、個人的には、街着の場合は、お好きなものを着てOKと思うのだが、気にする方は、いらっしゃるので、どうなんでしょうか?でも、衣替えは、そもそも明治になって軍隊の服のために決めたようなものだそうですから・・。昔は、もっと許容範囲が広かったのでは、なかろうか(^^;;
September 2, 2006
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夏場は、汗が嫌である。わたしは、数年前までは、ほとんど汗をかくことがなかったのであるが年のせいか、ここ数年、あれぇという感じで顔に汗をかくようになった。そして、今年、絽のちりめん小紋を着て、脱いだとき、あれっ胴回りの手触りがなんか弱冠湿っぽいかも?と思えた。まぁ、わたしは、補正をしない(一応、薄手のタオル1枚、胴回りには巻く)のでそのせいかもと思えたが、やはり、汗とりがあったほうがよいかも知れないということで、ついに「あしべ織汗取」を購入することに!「あしべ織汗取」とは、半襦袢の胴回りに 「燈芯」という天然素材が使われていて、これが汗をすばやく吸収し、べたつかないということらしい。だか、わたしは、胴回り、ほとんど汗をかかないので、さらりとしているかどうか着用していても、まったくわからないのである。ただ、脱いだときに、あれ?しめっぽいかもって思えることが、なくなったのは確か。また、燈芯部分が、バストのうえまであるので、和装ブラなどで補正をしている方には、簡単補正代わりになり便利ものかも。わたしが、購入したのは、こちら「いちげんや」さん。7000円はお安いのでは?私的には、あしべ織汗取り以上に便利なのは、”紗の博多織の伊達締め”もちろんシルク。これは、わたしにとっては、ここ数年、手放せない一品である。追加>楽天でみつけた紗の伊達締めたち♪締りがよく身体に馴染むので、実は、一年中利用している私。
September 1, 2006
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