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舞い降りた天使は闇夜を照らす１２

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2008年08月13日

就寝？
起床7時ころ

カマグ飲み過ぎた。
そらくんならこの痛みわかってくれるはず。

てか意志ダンスさんには「さんなのに」そらくんには「さん」じゃない。
そらくんの方が意志ダンスさんより年上なのに…
でもマイメンだから大丈夫か？
ダメか？　嫌われるか？　オーバーされるか？！

今日は15時から仕事です。
頑張ります。

病弱。

現在8時7分

つづく

～～～～～

つづき

躁になってしまい、家のインテリアを汗だくになりながら変更しました。
後になって後悔。

死にたい。

「ろっくんろーるすうぃんどる　１」通夜にも葬儀にも親族は殆ど来なかった。
穂波には両親がいない、祖父母もいない。
穂波が6歳の時に家が火事で焼けた、全焼だった。
焼け跡からは灯油タンクと父方の祖父母と母、そして…背中に包丁がつき刺さった父親が発見された。
警察は放火と殺人の両面から事件捜査を開始した。
連日あらゆる報道機関を賑わしたこの事件は結局迷宮入りという形になってしまった。
捜査本部は解散したそうだが捜査自体は続いていると誰かから聞いたのはいつだったか。

穂波は親戚にたらい回しにされた揚句、養護施設に入った。
親戚は穂波の持つ灰汁の強さを知らなかった。
穂波は傍にいる人間をすべからく不幸にする、不幸の根源のような女だった。

最初に行った親戚の家では車で通勤をしていた叔父が交通事故で死んだ。
その死に耐えきれなくなった妻は自分の子供を殺し無理心中を図ろうとしたが死んだのは子供だけで自身は生き残ってしまった。
今もその女性は刑務所の特別病棟に入っている。
次に行った親戚では妻が狂乱し夫を殺してしまった。
未だにその動機は不明だ、何故ならば妻も夫を殺した後に自殺をしたからだ。
その次に行った先の親戚は子供のいない老夫婦だった、曰くつきの穂波を喜んで受け入れた。
穂波を我が子のように可愛がり何でも買い与え何一つ不自由のない生活を送れるよう配慮した。
しかし穂波が老夫婦の元に来てから少しずつ何かが変わり始めた。
老夫婦は穂波を迎えるはるか以前から子供のいない寂しさを紛らわせるために犬を飼っていた。
その犬の首だけが見つからなくなったのは穂波が来てから3か月が過ぎたころだった。
毎朝庭を駆け回る犬の姿が見えないのを心配した老婆が犬小屋を覗くとそこには血の海と解体された肉塊があった。
穂波が直接の原因では無いと老婆は思わなかったそうだ。

しかし犬を殺したのは痴呆症が進行した老父だった、と何処からか噂が流れた。

事実穂波が来て以来の近所では犬以外にも死骸が多く見受けられるようになっていた。
そして老父の痴呆症も進行の速度をはやめていた。

老婆は穂波を手放すことにした。

どの親戚も穂波を受け入れるのを拒んだ。
やむを得ず穂波は養護施設に入ることになった、それは12歳の時だった。

つづく

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