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秋雨前線は停滞している。秋雨は今日も続いている。朝早く陽射しが刺して今日は晴れかと思ったが、空は雲に覆われ、陽射しは何時しか消えた。灰ざしは消えて空は組に満ちていても雨の気配のない明る空だが、秋の天気ほど当てにできないものはないと、心の中で呟き、強大な雲の微妙な変化に目を窄める9月30日の朝です。 突然防災無線で、津波注意報だ。津波の発生源の地震は、遥か南太平洋のサモア諸島だ。30日午前3時前、南太平洋のサモア諸島付近で地震が発生した。マグニチュード8.3と推定される大きな地震で、日本への津波が心配されたが、9時過ぎに紀南地方に津波注意報が発令されたと有線放送は注意を呼びかける。東京発のテレビでは津波警報の字幕です。 日本列島の太平洋沿岸の津波の高さは0.5mが予想されるという。50センチである。波の高さに明らかな変化が顕れるかどうかは、微妙な高さである。気象庁発表の津波が到達時刻予想で、紀伊半島は12時30分頃だ。現在流れている有線放送は、海岸に近づかないよう呼びかけている。災害対策本部発の有線放送は、海岸近くにいる方は直ちに海岸から離れ、海岸には近づかないようにと呼びかける。津波の長時間にわたる可能性もあると呼びかけます。 心なしか空は明るさを増しているようだ。やがて雲が切れて青空が顔を出し、陽射しも雲の間から差してくるだろう。殆ど無風状態であるが、雲は変化し、雲は流れている。空模様は慌ただしく変化するような感じである。津波到着までまだ時間はあるが、遠い南太平洋から距離を考えると、その速さに驚くばかりです。 雲は流れ、雲は形を変え、雲は空模様を変え、雲が様々な形態を見せる秋の空の眺め、遠い南太平洋の小さな島々を思う。インドネシアでは日本人女性の殺害事件があった。美しい南太平洋の島々で、人災天災が起きて、津波のような日本に寄せてくる。境界のない世界は、人災も天災も共有するしかないようです。 サモア島は現在アメリカ領だという。その島々にもヨーロッパ列強の覇権主義に翻弄された歴史があり、西はドイツで東はアメリカ領の時代もあった。現在西はニュージーランドの委託統治領とかで複雑だ。淡路島と同じくらいの島だという観光パンフレットを見たことがある。首都はアピアで、主食はタロ芋だという。通貨はサモアンタラーである。アメリカ領だから、当然、英語が通じるだろうと、サモアに思いをめぐらす9月30日の朝です。
2009.09.30
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今日は9月29日の空は、昨日一日中降り続いた雨の余韻の残る鬱陶しいまでの雨空だ。現在は雨は降ってないが、昨日は時には暴風の如くに荒れ狂い、大雨が一日中続いた。大雨警報が発令され、国道42号線の通行止めだ。夜になり、大雨警報から、注意報と変わっても雨は降り続け、鉄道も影響を受けて、最終便で帰る予定の人が、松坂で足止めとなりまだ帰らない。時に暴風の如くであったが、秋の長雨とはこのことかと納得する雨だった。幹線道路国道42号線が通行止めになっては、この地方は片足もぎ取られるようなものである。鉄道も止まっては陸の孤島を今更ながら実感して、工事も進まない高速道路に夢を掛ける。特に高速道路が必要とは思わないが、特に今年は高雨量で通行止めが多く、高速道路しかないような気がする。雨はまだ小ぶりながら続いている。川の葦や柳はなぎ倒され、大荒れの流れの模様を描いている。衰えぬ川の轟音獣の叫びにも似て、何時も煩いカラスも声を聴こえない。聴こえるのは耳鳴りかとも思える秋虫のさえずりで、雨の満ちる空は重く垂れ込め山は霧に塗りこめられている。今日は振りそうで降らない事件がそのまま流れていきそうだ。昨日は、秋の長雨を証明するかのように一日中雨は降り続けていた。秋の天気と女心は変わるものといわれたが、変わるがゆえに情緒も生まれ豊かな言葉も生まれる。9月中旬から10月上旬に降る長雨のことを秋雨と言い、秋の長雨と言う。秋霖とか、すすき梅雨とも言う。天気予報士は日本の情緒豊かな言葉を並べて悦に入り、更に雨が続くと予報する。秋雨は、秋の長雨は、秋雨前線は 梅雨前線と同じメカニズムと言う。メカニズム通りと説明されても、長雨を納得しないが、更に聞いてみると、前線を挟んで夏の空気と秋の空気とが押し合い、上空を南へ北上へと移動し秋の長雨が続くと言う。南に北に移動するから天気が変わるなら、女心はどんな移動をするだろうなどと考えても見る。成る程、成る程、分かっていると言いたいが、言ったところで雨は続いている。成る程、成る程、分かっていると言いたいが、言ったところで女心は分からない。霖雨ではあっても、秋雨は続き、川の轟音衰えはしない。奥の山でも秋雨が続いている。山を塗りこめた霧は次第に迫ってくる感じで秋雨は続きそうだ。
2009.09.29
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紀南地方の10月24日は、天気予報通りの夏日だ。朝から陽射しが溢れ、午前10時ごろには厳しい暑さであった。爽やかな風が吹いているから、気温もさほど上がらず、汗も噴出すことはないが、陽射しは厳しい夏日だ。 10月24日は国連デーだと言う。日本人にはと敢えて言うと、日本人には馴染みのない国連でーである。1945年、ソ連が国際連合憲章を認め参加し、国際連合が発足した。日本の参加は、サンフランシスコ講和条約の翌年1956年だ。 今年の国連総会は日本人にとって特別ののものになるかもしれない。多くの国々の首脳から称えられた鳩山新首相の国連演説があったからだ。そしてもう一つは、その国連憲章の冊子をガダフィー大佐が投げ捨てたからだ。 そんな事は兎も角として、爽やかと言うに暑さが厳しい夏日の10月24日、紀南の過疎地で国連を中心に展開される日本外交、鳩山外交を考える。紀南の過疎の地で、遠いニューヨークで展開する別世界の外交を考えるのである。 考えたからどうにかなるものでもないが、考える自由はあると居直り気味に考えて、鳩山首相の外交の行へも占ってみたいが、インターネットの魅力は、ニューヨークで起きる出来事が紀南の過疎地でも、リアルタイムに評論できることである。 鳩山首相の国際デビューは国連の舞台がだった。スッポトライトを一身に浴びる華々しさであった。鳩山首相の、外交も順調な滑り出しだ。日本では極めて批判的な、対等な日米関係の提言も、アメリカでは当然と受け止められた。 日米安保条約の数々の問題、日米地位協定や在日米軍再編問題への日本側の意見が聞き入れらそうだ。沖縄の基地問題と同じように戦争の残した大きな問題である、北方領土問題解決に向けても動き出した。 ソ連との国交回復を成し遂げた、鳩山一郎首相は、ロシアでは最も有名で親しみのある日本の首相であり、鳩山一郎元首相の孫へは、特別の親しみも感じるようだ。そんなロシアとの北方領土返還交渉は動きそうだ。 多くの日本国民は北方領土の返還が実現するかもしれないと期待する。そのきっかけとなる、日露首脳会談も国連総会のニューヨークであった。鳩山首相は23日午後、ロシアのメドべージェフ大統領と会談した。 北方領土問題について首相は「われわれの世代で最終的に解決し、平和条約を締結できるよう大統領のリーダーシップに期待する」と言った。ロシア大統領は「交渉を一層精力的に行いたい。独創的アプローチを発揮する用意がある」と答えたという。 「独創的なアプローチ」である。 そして、対話を活発化するため、 定期的に外相協議を行う。 首相は、祖父は、1956年の日ソ共同宣言で明記された歯舞、色丹の2島引き渡しでは、領土問題は解決しないとの認識を持っていたと言い、「50年たっても平和条約が締結できないのは両国にとってマイナスだ」と続けたと言う。 メドベージェフ大統領も「両国が極端な考えから離れるべきだ」と応えた。そして、鳩山首相は「独創的なアプローチ」を、示してほしいと言った。そして、「ロシアの皆さんが鳩山という姓に対して大変高い関心を持って頂いてることに感謝します」と言った。 報道でみる断片的な文言からも、北方領土問題の進展が期待できる雰囲気だ。ムネオハウスの鈴木宗男が衆議院外務員長は関係ないと思うが、鈴木宗雄には、北方4島の現ロシア住民との親しい関係もある。 それが、領土問題解決の力になるかどうかは別にして、返還狭小の機運を高める役目は十分に果たすだろう。長いこと住んで生活基盤のあるロシア住民との相互理解が不可欠で、鈴木宗男の出番のような気もする。 鳩山首相は恵まれた国際デビューと同時に効果的な外交を展開したようだ。沖縄の基地問題で、日米政府間の合意事項でも、アメリカは最初から否定はしない。日本側の言い分を十分踏まえて判断すると言う。 如何なる問題でも話し合う用意はあると、新政権への餞とも思える言葉である。そして、ロシアも北方領土問題で、一方的に撥ね付けはしない。話し合いと歓迎している。北方領土返還交渉は直ぐにでも動き出すのではと期待が持てる。 何がなんだか分からないが、 何かが変わっていくような気がする。 そんな、思いがする、10月24日の紀南は夏日だ。
2009.09.24
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曇りのち晴れ、晴れたり曇ったり、明るい雲もあり暗く重々しげな雲もある空は、複雑に変化していく。そんな9月22日は国民の休日だ。国民の祝日ではない。祝日と祝日に挟まれた、特別の休日で毎年決まってはいないと言う。 シルバーウィークの為に特別に国民の休日となった。「敬老の日」と「秋分の日」日に挟まれたから、休日になったのだ。テレビのニュースでは、高速道路が上下線が混雑する特別な光景を見せていた。 秋の風情を満喫する紅葉の早すぎる。残暑のぶり返しで海岸に出かけるでもない今年は、季節感のない、シルバーウィークだが、各地の行楽地は大型連休の賑わいを見せ、山の事故も続いている。熊がドライブインに繰り出し、人を襲ったニュースには驚いた。 紀伊山地と巡礼道の世界遺産登録5周年のこの地方は、熊野古道関係のイベントで賑わっているようだ。ようだと言うのは、海岸線の幹線道路を走ってないし、街の風景も見てないから、予想的見解である。 中山間の川べりの家から山間部へ向かう。そして、逆を帰ってくる。次の日は同じように、山間部へ向かって川を遡る。そんな日が続き、海岸線には行ってない。山間部はまだ秋には早過ぎる。紅葉狩りや、きのこ狩りで山に行くのではない。 山中に残る古い道、熊野古道とつながる昔の生活道を歩くのが、最近の趣味となった。山肌を回りこんで、消えた道を探しながらの山歩きだ。山上のネットワークは山と山を繋ぐ道だ。 時には途切れ、時には巨岩に阻まれ、時には道路建設のために消え、時には沢に飲み込まれ、時にはがけ崩れで消えて、現在に残る古い道は変化に富んでいる。山中を彷徨い苦労して道を見つけて安堵して座り込む先には、熊野古道がある。 何時かは辿りつくと思われる熊野古道を目指し、何日も同じ場所から山に入る。熊野灘を見下ろす山々は紀伊山地へ連なる。深山幽谷を分け進む道は、熊野三山へ、大峰山から吉野山へ、高野山へと山のネットワークとして繋がっている。 現在では殆ど人の通らなくなった、過っての生活道や、尾根伝いの馬の背の道や、山肌を回り込む長い道のりを経て、山と山を結ぶ道の先には熊野古道がある。古道祭りには参加しないが、熊野古道と連なる山道を歩き、熊野古道との繋がりを感じている。 熊野古道への関心が高まるにつれ、周辺の山道や古道へも注目が集まりそうだと喜びもあるが、山も山道も古道も、多くの人が入れば荒れる。複雑な思いもある。そんな思いになる9月22日の国民の休日、空の雲は複雑な変化を繰り返している。 明るくふんわりと浮かぶ雲に重量感溢れる暗雲が纏わり付き、やがて崩れて横に長い明白暗黒二層の雲となる。そして、空は雲に満ち、青空は少しだけ見るだけだ。それでも、空は全体に明るく、雨の降る気配はないヶ、陽射しが溢れることもない曇り空の一日だろう。 川縁の彼岸桜は最盛期を過ぎている。咲き誇る彼岸花ほど艶やかで豪華な花はないと思っている。散り際の彼岸花ほど醜いはないはないと思っている。色褪せ始めて彼岸花は見たくない。川縁には彼岸花以外にも、多くの花が咲いている。 川にはカワセミもシジュウガラも鳴いている。堰の下には鷺も鴨も羽を休め、季節はずれの蝉の声も聞こえる。紅葉と見紛う桜の落ち葉も始まっている。デジカメをもって川を遡るところだが、デジカメも故障で、少し寂しい思いで出かける。
2009.09.22
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敬老の日の9月21日、シルバーウィーク真っ只中の9月21日、午前中は雲は多かったが、雲の合間から陽射しの降り注ぎ、爽やかな風もそよぐ、敬老の日に敬意を表したような、心地よい秋の日であった。 そんな陽気に誘われて、川縁の道を彼岸花と、紅葉マークの車との出会いを期待して歩いていた。滅多に車の通らない何時もの散歩道ではなく、通行車両の多いめ満ちに出たが、特に紅葉マークの車は多くない。 敬老の日に出歩くお年寄りは少ない。行政のサービスに参加するぐらいが、お年寄りの行動かもしれない。彼岸のついでの敬老の日などは縁起でもないと、怒り気味のお年よりもいたから、シルバーウィークは、敬老の日の意義を軽減したたような気もする。 元の散歩道に戻る橋の上で、顔見知りの老婆の愛犬の写真を撮った。敬老の日の記念に愛犬と並んだ老婆も撮影許可をえた。喜び勇んでの撮影確認で真っ白だ。デジカメが故障した。そんな馬鹿な。そんな事は天地がひっくり返っても有得ないと思った。 色々やっているうちに、老婆と愛犬は先に行った。橋の上でうろたえていたが、撮影の成功を確かめると、ズームアップだ。ズームアップだと撮影可能という発見で安堵した。それは大発見の気分である。故障の経験ない。前の一眼レフでもカメラの故障の経験もない。 デジカメは故障しないものと思っていたが、しかし、普通の撮影では真っ白だ。ズームアップで撮影可能になる。撮影はかろうじてできるわけである。撮影のたびに、確認して、再度ズームアップ撮影になる。そしてまた発見だ。ズームアップの撮影は難しい。 買ってから4年になる。買った次の日に、大蛇峰と言う山の巨大な岩の上に落として、ズームアップは3倍が最高になった曰くつきのデジカメだ。それでも、4年間殆ど毎日持ち歩いているインターネット用の撮影カメラだ。 一眼レフカメラと違い。デジカメには使い捨て的なイメージがある。だから、乱暴に扱った様な気もする。それでも4年の間、殆ど毎日使っていたから、故障にも文句は言えない。良くがんばったとお礼を言うしかない。 デジカメが故障したが、携帯撮影可能な現在、不自由はしないだろけど、4年間毎日持ち歩いたカメラには愛着がある。ベルトにかけたケースに入れて、毎日何処でも持ち歩いたから、乱暴に扱ったのは否めないが、デジカメが故障するとは思わなかった。 さて、デジカメの故障で、デジカメを買うかどうか迷いながら、デジカメの情報記事を探す。目に付いた最新の記事は、レンズ交換可能な一眼レフデジカメの小型軽量機種だ。300グラムくらいの軽さだという。高級デジカメの売れ行きも好調だと言う。 しかし、価格はレンズ込みで7万~13万円と高価だ。機種はオリンパスイメージングの「ペン E―P1」が好調で、発売されたばかりのパナソニック「ルミックス」シリーズも人気だと言う。
2009.09.21
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紀伊半島の南東部過疎化の進む紀南地方でも、政権交代の歯車の軋みが聴こえるようだ。過疎地は公共工事が主産業で自民党支持が多いが、それでも政権交代への期待感は大きく閣僚が気になる。 さて、政権交代を成し遂げた鳩山由紀夫はどんな人かと、マスコミをその人となりとともに、祖父に首相を持つ政治家一族の紹介をするが、その政治家一族の華麗さは類を見ないほどである。 音羽御殿に鳩山神社である。庶民とは違う雲上人のような新首相の誕生だ。政権交代は実現し、新しい政治はスタートしたが、鳩山神社に音羽御殿。庶民生活と縁遠い、雲上人の首相の誕生である。 兄は北海道が選挙区で、弟は九州が選挙区で、東京に御殿を持つ鳩山家は庶民感覚では理解し難い名門中の名門の政治家一族だ。北海道の鳩山神社が示すように、面々と続く政治家一族である。 首相本人は宇宙人と呼ばれ、夫人は魂が宇宙遊泳し、太陽も食うほどのエキセントリックさと、宝塚出身の特異さで、かび臭い名門の御曹司の庶民性のなさを打ち消し、親しみを感じさせる。 名宰相中曽根康弘をしてトフトクリームと名づけられた首相と、ハリウッドスター、トムクルーズが前世は日本人と言う奇想天外なことを言って、常識的でない女性と紹介される幸夫人は親近感も湧く。 名門中の名門、東京のど真ん中で野菜の栽培を楽しむ貴公子が政権交代を訴え続け遂には天辺の椅子に座り、少女の憧れ宝塚歌劇団出身の異色の経歴を持ち、華の消えないファースト・レデイーの誕生だ。 何かが急激に変わるわけではないが、何かが変わることは確かと期待し、閉塞感に満ちた現在社会を揺り動かす、たった一つの夢が政権交代と思って投じた一票が、確かな歯車の軋みを響かせ始める。
2009.09.17
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9月14日の紀南地方の朝は、 厚い雲のベールの被さった薄暗い朝だ。 昨日までの爽やかな秋の日とは打って変わって、 冷たい風の吹く重々しい雲の垂れ込める薄暗い日が9月14日だが、 日本人の誇りとも夢ともいえるニュースが多い日が9月14日だ。 そんなニュースを見ると、 日本には夢が多いと思う。 日本には夢をつかみとった人が多いと思う。 日本は夢の見れる平和な国であると思う。 平和が夢を産み、平和が夢への扉を開けると思う。 日本の夢はイチローだ。9年連続200本安打の偉業を達成した。大リーグ挑戦から日本の夢であった。「がんばろう神戸」を合言葉に阪神淡路大震災の年の活躍が今でも最も印象に残るが、短期間で多くの大リーグ記録を塗りかえる偉業は、「がんばろう神戸」の延長線上にあるような気がする。 日本の夢はラスカー賞受賞の京都大学中山教授とそのグループだ。iPS細胞をつくった偉業がラスカー賞受賞となり、ノーベル賞候補の筆頭になった。iPS細胞はニュースでよく見よく聞いたが、いまだに何のことやら分からないが、それでも、そのiPS細胞が人類の未来に大きな影響を与える事だけは分かる。 日本には夢が溢れている。 日本は夢の持てる国だ。 夢のもてる国の最大要素は平和である事だ。 日本は戦争放棄の国であり、 日本国憲法で平和を守っている。 日本の夢は宇宙飛行士だ。何人もの宇宙飛行士が宇宙から語りかけ日本の少年少女の夢となった。宇宙の神秘は神秘でなくなる日がきても、少年少女の夢の出発点には、宇宙飛行士の宇宙からの語らいがある。漫画やアニメの世界が現実になるその中間に宇宙飛行士の声がある。 夢のもてる原因の最大の原因は戦争がなかった事だ。平成とも、21世紀とも、昭和とも言わず、戦後の日本と言うが、戦後の日本の繁栄は平和がつくった。その平和は戦争放棄の憲法が保障した。日米安全保障条約でもなく、アメリカの核の傘の下で守られた平和でもなく、日本国憲法が日本の平和を守った。奇跡的な経済成長は日本だけの力ではなく、アメリカの力もあるが、日米安全保障によるに交わりではなく、日本人とアメリカ人の、日本社会とアメリカ社会の、経済的、技術的、科学的、芸術的な人的交流と刺激的交わりが、多くの技術の進歩に繋がり、産業を生み、芸術を生み、そして、スポーツを盛んにした。日本で生まれ、アメリカで認められ、アメリカで生まれ日本で成長する、そんな関係が多くの夢となった。平和が日本の夢を生み出し、平和の根源を支えるのは、戦争放棄の日本国憲法であると、こじ付けでもなく、当然の理屈になる。 日本は夢に満ちている。 政治は変になり、 経済は少し沈滞気味でも、 日本は夢を生み出す要素に溢れている。 普遍の文化と侍的な不動の信念と、 忍者的な変幻自在な変化への対応と、 豊かな想像力と、 そして、平和が夢を産み、夢への可能性を保証する。 夢砕くのは戦争である。 夢を砕くのは軍事力への幻想である。 夢を砕くのは政治的貧困であり、 夢を砕くのは夢の語れない現実主義である。 日本には夢が満ちている。 日本の最大の夢がイチローだ。 日本の夢はイチローだ。 伝説になる日までイチローは日本の夢だ。 若田光一さんのあとに続く宇宙飛行士は多く、 少年少女の宇宙への夢は膨らむばかりだ。 漫画やSF映画の世界が現実に近づきつつある宇宙への夢は広がる。 日本の夢の一つは宇宙へと拡がっていく。 そして、何年か後には、 また、日本人のノーベル賞者が誕生するだろう。 多くのノーベル賞受賞者が夢を語ったが、 また、ノーベル賞受賞者が夢を語る日が近い。
2009.09.15
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熊野のは雨模様の一日だった。雨はほんの一時期降ったには降ったが、殆どの事件曇り空らだった。厚く重々しい空の熊野で、沖縄から「はいさい歌劇団」の公演が行われている。山間部の小中学校の講堂を利用しての公演は、素朴で新鮮で神秘的な魅力を感じると、少々オーバーに称えて、今日は「はいさい歌劇団」の見学に行くつもりである。 熊野文化支援委員会主催の「ふれあいコンサート」が沖縄芸能で「はいさい歌劇団」だ。原色の少ない山間部で、原色の鮮やかな衣装の沖縄芸能が披露される。「熊野で沖縄芸能」の夕べというわけで、小学校の講堂などを利用して沖縄芸能公演だ。 沖縄出身の芸能人は歌手は多い。沖縄出身の芸能人を通して、また、歌手を通して、沖縄文化の根底に流れる、芸能や音楽の魅力は知られるようになったが、「はいさい歌劇団」は、一般的に知られる芸能とは少し違う古典芸能芸能だという。 「はいさい歌劇団」は沖縄の古典的な芸能を紹介する。沖縄の歌劇は、日本の歌舞伎などに影響を受けたが、沖縄が琉球王朝であった時代の、宮廷文化で、中国の明朝や清朝の使者をもてなすための独特の芸能であったという。 日本の支配下、薩摩藩の支配下で、日本文化の影響を受け、独特の発展をしたが、明治維新後の琉球処分といわれる日本への統合で、文化的強要で琉球文化は衰退し、軍国主義時代の皇民化政策で、独特の文化は排斥された。 そんな、軍国主義の日本時代やアメリカ軍支配の歴史的重圧の中で行き続け、そして、蘇った文化の一つが沖縄歌劇であり、その歌劇も紹介するのが「はいさい歌劇団」と、ややこしい説明は、沖縄の友人からのメールだが、そんな事は関係なく、夏川りみのファンは、同じような雰囲気を味わうために、遥か山間部の神上小中学校の講堂に出かける。講演は夕方7時からである。
2009.09.12
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9月季節は秋、 海岸には季節の変化は見られないが、 潮騒の奏でるのは秋のメロデイーのようだ。 足下の細石の軋みギシ、ギシと、 単調で複雑なリズムを刻み、 暮れ行く空に鳥の羽ばたきも聴こえるようだ。 秋の海岸物憂い海岸で、 潮騒の奏でる秋のメロデイーも、 足下の細石の軋みも悲しげだ。見る方向変えて獅子岩見れば、獅子も物憂げ首を曲げ、そっけなくもユーモラスに見える。咆哮轟くような百獣の王のイメージ消え、何時もの獅子岩のイメージ消えて、どこか優しげな獅子がいた。毎日歩く海岸に、新たな足跡残して、秋の夕暮れ時のもの憂げは、波が洗い清めた平面に、新たな歩みを信じている。
2009.09.10
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朝は肌寒いと言うより寒かったよ。日の出も遅くなった、季節は秋だが、残暑の厳しさは続くよ。夜と昼の気温差が何時もの年より大きく感じられる紀南地方は、爽やかな秋晴れだよ。今日は9月10日で、「鳩山政権誕生」は16日で、もう、一週間を切って、マスコミ報道も加熱し、緊迫感も増して、連立の社民、国民新との不協和音などの報道もあったよ。互いに譲れない政策があり、独自色を保ち、身を削り牙を引っ込める為の協議が重ねられ、「法案通すための連立」と、揶揄され、来年の参議院選挙までの命を社民党は脅されたよ。驚かされたからではないが、社民党が外交・安全保障問題で主張を曲げなかった。それでも遂に、「連立政権合意」はなって、民主党は 「政策決定の内閣一元化」も目論んだよ。 「基本政策閣僚委員会設置」で、「権力の二重構造回避」と、一石二鳥の鳩山マジックだ。合意書は調印され、鳩山連立政権は首班指名へ向けて歩幅を大きくして歩き出した感じだよ。 合意書では「日米地位協定の改定」を提起し、「米軍再編や在日米軍基地のあり方」についても見直しの方向で臨む」と社民党の顔を立てたよ。 「日米関係に悪影響」を問われた鳩山代表は、「合意書の文言は民主党のマニフェストで、もともとうたっている。別に支障はない」と言ったよ。 国民新党は郵政民営化見直し一辺倒だ。見直し方針は明記された。兎にも角にも合意文書に三党党首が合意し、民主連立政権は大きく歩み出したようだよ。
2009.09.10
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自殺者の数が3万人を越える日本。自殺者が多い原因は何だろうと、考えるが、分かるはすもなく、自殺者増加の最大の原因はこれだ断定などできない。経済不況が原因と単純に断定できないし、他の要素をあげて、いくつかの原因を挙げることはできるが、これとこれだと断定など出来ないだろう。自殺する人の精神模様は千差万別で複雑である。今年は3万7千人以上にもなる可能性のある。喩えは悪いが、猛威を振るうインフルエンザよりも、脅威を感じる自殺者の数である。 専門機関は自殺者の23%がアルコール依存症であったり、依存症とまではいえなくても、何らかの形でアルコールに依存し、アルコールの問題を抱えている発表したと言う。アルコール依存症ではないが、アルコールと何らかの関わりがあると言う微妙な表現をするが、専門機関の発表どおりではない。私は下戸であるし、下戸の知人の自殺も知っているから、そんな統計など信じないが、何かあったときはアルコールに逃げるのは普通のことで、その延長線上に自殺があるが、下戸もまた自殺はすると、言いたくて、専門機関の発表に抵抗するわけではない。 これまで、「自殺とアルコール」が指摘されたことはないという。しかしと、単純に考えると、何かあった時の最初の逃げ場がアルコールであるから当然ともいえそうだ。精神医学的とか、統計で実証されたとか関係なく、自殺にいたるまでの精神的逃避がアルコールであるから、極端に言うと自然なことである。下戸でもそう思うわけであるが、女性の自殺者や飲酒の経験のない子供の自殺者も多いから、そんな統計などは改まって言うほどのことでもないと、医学的な指摘や統計に異論を唱えるわけである。アルコールが悩みの第一の逃げ場だと、誰でも思うと、抵抗は続く。 酒に溺れて、アルコールに救いを求めて、そんな言葉はよく聞くし、せめて酒でも飲みたいとか、酒でも飲んでいなければやっていられないとかの言葉はよく聞く。そんな人は依存症でないが、アルコール逃避者ということにはなるだろう。何らかの形でアルコールに関係しているといえるが、自殺とは結びつかないと、抵抗は続く。 勿論、個人的な思いであり、独りよがりの抵抗である。繰り返すが、自殺者の多くはアルコールと関わっているが、アルコールは大人なら下戸以外は関わっているから、専門機関の発表した、23%はむしろ少ないような気がする。せめて酒でも飲んでいなければやっていられないが原点にある。せめて酒でも飲んでいなければやっていられないというアルコール逃避が原点にある。 そんな事は兎も角として、3万7千人の自殺者の数は恐怖だ。毎年地方都市のひとつが消えていく。そんな感覚でないと理解できない数である。繰り返すが、私は下戸である。下戸でも何度も死にたいと思い、何度も挑戦もした。しかし、生きている。下戸だからではない。居直って生きている。だから統計など参考にはなっても真実ではないと思って言う。死ぬなよと、生きろよと、死ぬぐらいなら死んだ気で生きろよと。 そんなことぐらいしか言えないが、 やっぱり生きろよと言いたい。 殺人以外ならどんなことをしても、 生きろよと言いたいのである。自然にやさしく おススメのエコ商品わら縄 (荒縄) 1.5分(約4.5mm) 5巻セットコットンを越えたソフトな風合いのエコ商品。春夏作業服 長袖ブルゾン 20203 3色 S~5L アルトコーポレーション本日!当店全商品ポイント5倍!地球とお財布にやさしいエコ商品。 SANYOサンヨー エネループ急速充電器セット 【20%OFF】 【フェスティバルライフ0907×5】地球に優しいエコ商品。ヒンヤリ爽やかユニフォーム。 レディースポロ SP50003 5色 S~5L Jack&Betty.断熱効果で室内温度2~4度アップ!結露も防ぐ!【特許・省エネ・エコ商品!】送料無料・手数料無料♪窓にスプレー わぁ!暖かい 300mL*24本セット
2009.09.09
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民主党の政権発足は刻々と迫っている。鳩山次期首相の顔から緊張感は消えない。マニフェスト実行へ向けて、次々を手が打たれ、民主党全体が緊張感が漲っている。国民は民主党のマニフェストに、それ程期待はしていなかった。それは衆議院選挙大勝利後の世論調査で明確である。しかし、政権発足に向かって動き出した民主党は、マニフェストは国民との約束と頼もしい。政権交代で民主党は一皮向けた。 鳩山次期首相の人事では、小沢一郎幹事長誕生は大方の予想通りであり、大方は失望し、権力の二重構造を心配する声も多かった。予想通りでありながら失望する不思議さもあるのが小沢幹事長であった。個人的には違和感もあったが、何日か過ぎると、最も理想的な形になったように思えてくる。鳩山次期首相は、日米関係の悪化などのアメリカ的は批判を国内世論から受けながらも、スタートラインに向かって勇ましく歩いている感じだ。 北朝鮮の拉致被害者救出問題は政権にとって最大の課題の一つにして欲しいと願うのが、拉致被害者家族の願いだ。拉致被害者家族会は民主党に中山補佐官の続投を要請しているという。中山補佐官は小泉内閣から拉致被害者救出の為に働いてきたし、業績も大きく北朝鮮とのパイプも持っているようで、最も相応しい人事のような気もする。そして、多くの国民も望んでいるような気がする。夫が日教組を宿敵とする文部族というのは、北朝鮮問題には関係ない。しかし、政権交代は、その人事を認めないだろう。 韓国のテレビが北朝鮮が今年3月、麻生太郎首相の訪朝をすすめていたと報じた。報道は9月1日のことだと日経ネットは報じている。反響がないのは、少し変だと思うが、麻生首相は過去の人で、問題になることもないのだと無理に納得する。もし、麻生首相が政治決断とやらで、拉致被害者救出の為に動いたら、小泉さんと同じくらいの成果を上げたかもしれないと考える。麻生政権は長期政権になった可能性もある。 もし、たらは、無意味と承知で、あるいはの思いになるのは、拉致被害者家族会の皆さんも同じだろう。何もしないで、何もしないよりは、何かして欲しいと思う家族である。麻生首相の訪朝は金正日総書記の直接の指示だったというから、何らかの成果は必ずあったと思うが、日本政府は訪朝を拒否したと言う。事実かどうかは分からない。しかし、韓国のテレビも、裏づけのない大きな外交的ニュースを報じることはないだろう。 韓国のテレビは、「中山恭子首相補佐官が訪朝し、拉致問題解決を条件に10億ドル支援で合意した」と、報じているという。しかし、疑問が湧く。中山補佐官にそんな権限があるかの疑問である。その、中山補佐官の続投を拉致被害者家族会は望んでいるという。北朝鮮と中山補佐官との信頼関係は大きいようだし、パイプも持っているようで、拉致被害者家族に信頼も厚い。しかし、政権交代では、中山補佐官の続投は難しいだろう。超党派の問題といっても、難しいだろう。 また、鳩山一族はロシアからの信頼は厚く、ロシアから北朝鮮へのパイプもありそうで、あるいは拉致問題解決の急展開もあるかもしれないと、期待する。それに、民主党の、鳩山次期首相の中山評価はどの程度か、分からない。それにしても、北朝鮮からの招きなら、拉致問題解決の為に、何が何でも行きそうだが、と残念な思いだ。その後の、クリントン元大統領の訪朝が思い出される。
2009.09.08
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衆議院総選挙から一週間が過ぎた。まるで遠い昔の出来事のような気もするが、選挙後の一週間が空白のような気もする。日本の政治が完全に停止しているような空白感がある。首班指名選挙は16日だから、それまでは政治的空白感は当然あるだろうと思うが、それでも、この一週間の空白感は、特別の政治的な意味がありそうだと、勝手に考える。 特別の意味の一つが、麻生首相のぶら下がりといわれる記者会見の模様だ。記者の質問に八つ当たりするのは、総理大臣であって総裁ではないと自ら言う麻生首相だ。気になるとは思えない、当然の質問に、目くじらを立てて怒りの逆質問である。そして、感情的な記者非難を繰り返し、時間半ばで切り上げる、総理大臣ではあるが自民党総裁ではないという麻生総首相の記者会見は空白感を生み出す原因だ。 「官僚達の夏」の総理大臣は国を憂い、自らの健康に自信が持てなくなり退く決心をしたとき、後継者に指名したのは、自分とことごとく対立してきた実力者だ。自分の感情など関係なく、国の行く末を案じ国を政敵の手に託す。体力の続く限り国の為に働くいた総理と、対立してきた実力者たちの政治理念は、国のため、国益の為と共通する。官僚たちもまた同じである。官僚支配の排除を唱える民主党政権は、優秀な官僚を如何に使いこなすかが、最大の問題だと、ありふれた文言を並べても意味が無いが、それが理想である。 三権分立の根幹を否定することになるかもしれない官僚支配排除論は、国益になるわけはない。支配の排除は当然でも、優秀な官僚の力を削ぐのは国益を失うことだ。官僚は日本最高の頭脳集団である。それ程たくましい味方はいないはずだ。頭脳集団は利用する以外にはない。「官僚達の夏」の通産官僚は、水と油の対立を繰り返すが、国益を最優先に考える考えは一致している。 政治的空白を感じる中で、鳩山民主党代表は粛々と動いているようだ。党の幹事長は内外の批判は覚悟の上で小沢一郎を据えた。物理学者の次期首相の数式ではじき出された結果が小沢一郎である。民主党の政策決定の要「国家戦略会議」は官直人で、やはり数式ではじき出された結果だろう。予算の無駄遣いを調べ見直す新組織「行政刷新会議」は、自らが議長で副大臣中心に構成となるようだ。権限の無い名ばかり役所の多い中で、「行政刷新会議」は、強い調査権限を持つことにもなる。そのための法整備で、「政治主導確立法案(仮称)」も考えるという。 外国では鳩山幸夫人への関心が高く、宝塚出身の経歴に注目する国も多いという。中国は、夫人が中国生まれだけに関心が高い。日本の侵略の証でもあるが、自国の生まれは親しみがあるのは当然だ。日本の多くの中国生まれの人にとっては、郷愁にも似た思いになる中国生まれの言葉である。中国生まれの宝塚歌劇団出身で宇宙人との交信さえ可能なスピチュアルな幸夫人への関心は高いという。 そんな幸夫人は韓国では韓流ファンとして有名だという。それは、鳩山民主党代表が韓国の訪問時に、李明博大統領との話の中で語ったからだ。母親も韓流スターの大ファンでは、ぺ・ヨンジュンの大ファンで、部屋には等身大のポスターも貼ってあるという話であった。そんなことが報道されると、特別の親しみも抱くだろう。 ヨーロッパでも、「型破りなファーストレディー」の誕生に祝福の声が多いという。宇宙人宰相の誕生に、夫以上に宇宙人らしいファースト・レデイーの誕生は歓迎されている。日本の首相夫人が、こんなに注目されたことはなかった。フランスのサルコジ大統領やイタリアのベルルスコーニ首相と同じような注目度であるが、鳩山新首相の方が、スケールの大きい爽やかな注目度である。 「宇宙人」の首相に、 「金星帰りのファーストレデイー」だ。
2009.09.07
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日本の首相となる民主党鳩山代表と、オバマ大統領の電話会談があった。夕べのテレビ報道では11過ぎの予定だったが、少し遅れて、0時過ぎに行われた。日米同盟の確認と更なる強化を望む日米トップの電話会談だ。首相就任前の電話会談には、ニューヨーク・タイムズが、意図的に起こしたとしか思えない、鳩山論文への懸念や批判の声の、払拭の意味があるだろう。 何故、アメリカから懸念の声が上がるかは明白である。日米安全保障条約により、アメリカは核で日本を守り、日本はアメリカに従属する。それが、アメリカ的日米関係だ。そして、懸念の声や批判は、これまでは絶対的従属を示してきた日本が否を言い始めることへの腹立たしさだ。日米安保は日本の従属を条件とした同盟だと言うアメリカ的発想が原点にある。それは、人種差別の国アメリカ的と言う発想は間違いだろうか。 日本でも対等な日米関係はない、と言う主張が大半だ。アメリカが核の傘で日本を守るから、日本はアメリカに従うのが当然だという従属の論理だ。それが日本の安全保障の原点だと主張する。首都圏さえ、ぐるっと、アメリカ軍基地が囲み、日本列島の北から南まで、多くの基地を提供し、思いやり予算で米兵の基地生活さえ保障してきた日本である。従属するのが条件の日米安全保障条約だというわけで、対等な関係を主張した鳩山論文への懸念の声が上がった。 ニューヨーク・タイムズ初の鳩山論文への懸念の声は、日本への疑問の声であり、悪い言葉で言えば、イエローモンキーの反乱と言うわけである。しかし、その声は、一部の声であり、ある意味では当然の懸念である。日本の否の声を受け入れることは、アメリカにとっては国益を損なうことになる。そして、面白いのは、日本国内の方が、対等な日米関係の提言を批判するということだ。対等の日米関係は現実的でないという。 人類史上唯一の被爆国でありながら、核廃絶もいえない日本政治の悲劇だと嘆きの声も聴こえてくる。日本の政治家や学者や論客といわれる評論家や外交専門家や政府要人と言った人々より、一般国民の方が、鳩山論文を評価する。鳩山論文は多くの日本人の代弁であると、一般国民は評価する。だから、日本の世論のような気がするのだが、アメリから懸念の声が上がると、日本からも批判が噴出した。 そんな、アメリカ側からの懸念の声や、 日本の国内で起きた批判を払拭し、 新政権の船出の障害を取り除くための、 オバマ大統領との鳩山次期首相の電話会談だ。 対等な日米関係が何故悪いのか、理解し難いが、アメリカ側の懸念は当然である。対等な日米関係を受け入れたら、アメリカの国益には反するだろう。日本の国益は、必ずしもアメリカの国益にはならない。逆も当然ある。「外交交渉は従属や馴れ合いでやるなら交渉ではない。国益と国益のぶつかり合いである」が、一般国民の単純な外交交渉への考えだ。両国に歓迎されるなら、交渉は必要ないのであると、更に付け加えたい。 「海の両側で民主党が勝利をしたという、お祝いをいただきました」と、簡単な鳩山次期首相は発表したが、オバマ大統領との会談で、日米関係悪化への懸念の声に応えたと言う訳の様だ。あくまでも、オバマ大統領からのお祝いの電話の形式で、オバマ大統領から鳩山次期首相に電話をかけたと言う訳である。オバマ大統領は、「日米関係をますます強化したい」と表明し、鳩山代表も「日米同盟は基軸だ。建設的な未来志向の日米関係を築き上げていきたい」と述べたという。 願わくば、対等な日米関係の為に、 鳩山内閣は進んで欲しいと思う。 米軍への思いやり予算も、日米地位協定見直しも、 給油活動の停止も、やってこそ、 国民が望んだ政権交代の意味だと言いたい。
2009.09.03
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どんよりとした、重々しい空だ。雨がぱらぱら落ちてきた。空は重々しく大雨の気配も感じる、紀南地方の空である。 重々しい空の下で、新政権移行前の色々を考える。 アメリカ発の鳩山論文の波紋を考える。 「アメリカ政府は、沖縄・普天間基地の移設や海兵隊のグアム移転について、日本との再協議には応じない」と、アメリカ国務省のケリー報道官。 「新政権が米軍再編計画の見直しを提起した場合、両国間の火種になる」と、 日本のマスコミと多くの専門家と、さらに政府関係者も指摘する。 「2014年までに、辺野古への移設と、海兵隊8千人と家族のグアム移転などの米軍再編計画は決まっているが、民主党は見直しを約束している。 」と、 ケリー報道官は続け、米国の意思を明確にして民主党政権をけん制し、 「海上自衛隊のインド洋での給油活動は決定的に重要な役割を果たしている」と、 給油活動中止への歯止めもかける。 ホワイトハウスのギブズ報道官は31日の会見で、 鳩山政権は、 「中国やロシアと、より近い関係を望んでいるのではないか」と、 記者に聞かれ、 「我々は既に強固な関係を築いており、誰が日本の政権を担当するかにかかわらず、この関係は続く。」と言っているが、 それが真実だ。 細かい詮索をする日米双方の評論的マスコミや、専門家の批判はそれ程意味がない。 それにしても、アメリカにものを言ってはいけない風潮がある日本である。 「ノンといえる日本」こそが、アメリカの望むパートナーと思うが、莫大な日本からの、思いやり予算を失うアメリカ政府関係者以上に、日本から批判があるのが現実だ。 政治的な駆け引きは兎も角として、何かと言うと核の傘のであり、何かと言うと北朝鮮の核の脅威を唱えるのが日本の安全保障問題であった。アメリカの決めたことには従えが日本外交の基本であった。平和で豊かな国でありながら、国民が貧困を実感する不思議な国日本は、悲願の政権交代をはたした後は、何処に向かうだろうか。 兎にも角にも宇宙人と呼ばれる鳩山首相に期待するしかない。 急激な変化はないと誰でもわかっているが、 それでも、変化の予感は感じたい。 兎に角、何かが変わって欲しいのは、 日本国民の共通のねがいだと思う。
2009.09.02
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衆議院選挙が終わって、民主党の圧勝に驚いたが正直なところだ。 マスコミの世論調査や女性分析で民主党優利は分かっていても、 それ程の圧勝とは思わなかった。 この地方は自民党候補が選挙区で当選し、 民主党候補が比例で当選の理想的な形での決着となった。 自民党議員と民主党議員がいる恵まれた地方となった。 さて、その政権交代は、外国からも注目されている。総理大臣がころころ変わり、覚えてもしょうがないとは思わないでも、特に覚えようとも思わなかったのが、これまでの外国の政府要人だったかもしれない。毎年サミット出席者が変わる国はないから、議院内閣制の国であっても、日本の特殊性を感じていただろう。政府要人がそうであれば、一般の国民はなおさらだ。しかし、今回の政権交代は、単にサミット出席の首相が変わるだけではないと関心を示しているようだ。政権交代への期待は日本の国民のみならず、外国の関心でもあった。特に日米安保の同盟国アメリカの反応は大きい。在日米軍への特権を認めた日米地位協定や、至れり尽くせりの思いやり予算を見直すといわれると、焦り、怒り、そうはさせたくないのが、恩恵を受けている側の政府関係者の当然の反応だ。 文芸春秋に掲載され鳩山民主党代表のアメリカと対等の関係を主張した論文をニューヨークタイムズが引用した。ニューヨークタイムズは懸念を示して、日本の関係者がそれに同調した。ニューヨークタイムズが取り上げることが、アメリカの関心の強さであり、インド洋の給油活動の中止の実績のある民主党は、自民党のように絶対服従ではないと警戒する。しかし、歓迎する声も更に多いというから、民主主義の国である。 ロシアは特別の関係がある。祖父が1956年の日ソ共同宣言の鳩山一郎元首相だけに特別の思いもあるだろう。勿論鳩山首相誕生と政権交代は大歓迎だ。 EUの欧州諸国は歓迎だ。 ブラウン英首相は特別に歓迎のコメントで、 フランスのサルコジ大統領も書簡を送って祝福だ。 「先端技術や経済プロジェクト、スポーツ、文化面で交流を広げ、 特に開発援助と気候変動の分野で協力を密にしたい」と期待する。 お隣の国韓国は特別な報道だ。 「愛と美と尊厳訴える政界宇宙人」とか、 家系図まで紹介した新聞もあったという。 そして、韓流ファンの夫人や母親も写真入りで紹介されたという。 中国でも「日本のオバマ」の特集記事まであったという。 「宇宙人鳩山の夢が実現」の記事で、 政界で「宇宙人」と呼ばれていると報じていたという。 台湾の「中国時報」は本人よりも夫人にスポットを当てたようだ。 「鳩山夫人はすべてを仕切る自称生活設計師(ライフコーディネーター)」と紹介した、 そんなことを知っている日本人が少ないだろう。 そして、あの国が実に特別に早い報道だという。 あの国は勿論北朝鮮だ。北朝鮮の朝鮮中央通信は31日に、民主党の大勝を報じたのだ。その速さは異例のことだという。どんな意図があるかは知らないが、韓国との対話も始めた北朝鮮の豹変といえる変わりように、拉致被害者救済への期待も膨らむ。 民主党とのパイプなどあるはずがないと思われるが、しかし、旧社会党と北朝鮮の関係を考えると、急激な進展も期待できるかも知れないと思う。 国際社会からも勧化される政権交代は、 日本の国民のみならず、 日本と関係する世界の国々が期待し望んだことのようだ。 多くの日本人、特に地方の、過疎の地の、 住人も変わったと喜べるような施策を望む。 兎にも角にも、外国も田舎の住人も歓迎だ。
2009.09.01
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衆議院選挙のあった8月30日、静岡県藤枝市で中学校女子生徒二人が、ショッピングセンターの立体駐車場から転落した事故があった。警察は駐車場から飛び降り自殺を図ったとみて調べ、2人が通う学校は、2人の女子生徒はそれぞれ不登校といじめがあったと発表した。 13歳の2人の女子中学生自殺は悲しすぎる。同じクラスではないが、幼馴染の仲良しだった。仲良しの二人が、別々に虐められたとは考えにくいが、あるいは別々に、別種類の虐めを受けていたかもしれない。それにしても残酷だ。学校にも家庭にも知られない巧妙な虐めが繰り返され、続いていたことになる。学校にも家庭にも知られない巧妙な虐めが続いていたことになる。何度でも言いたいが、巧妙で卑劣な虐めが続いていた。 虐められた同士が慰め合っている光景も目に浮かぶ。生きていく選択肢があったはずだと残念な思いだ。最も多感な時期の少女の心はガラス細工の言葉は真実のようだ。美しく煌くガラスは、ダイヤモンドのような硬度も感じるが実にもろい。そんな表現は余りにもありふれた言葉で、何の慰めにもならないし、心中した少女2人の心を説明するきっかけにもならないが、それでも敢えて言うのは、ガラス細工の心である。 立体駐車場の屋上に2人のバッグや携帯電話が残されていた。1人の携帯電話に「いじめられている」と書かれたメールが残されていた。更に家にも、「もう生きていてもつまらない」などの文が残されていたという。一方の女子中学生は、不登校であった。 学校にも過程にも知られない巧妙な虐めは、続いていたことになる。虐めは複数で行われた可能性を考えると、学校にも家庭にも知られない虐めは考えにくいが、それでも、2人は自殺した。 3万4千人を超えるかもしれない今年の自殺者だ。居直ってもいいから、惨めな気持ちでもいいから、生きていなければ、人生ではない。命は個人の自由なるものではない。死にたくなれば生きる、何でも兎に角生きるしかない。自殺にいたる人間の心の変化は分からないが、兎に角生きていて欲しい。
2009.09.01
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