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にほんブログ村 高見彰七のコンクリート像について考察する前に、コンクリートに関する私の知識不足が問題です。少しコンクリートの基本を整理しましょう。まずは基本用語から。セメント,モルタル,コンクリートの違いは何でしょうか。〇セメント: 硬化前の粉体。主成分は石灰石〇セメントペースト: セメント+水〇モルタル: セメント+水+砂〇コンクリート: セメント+水+砂+砂利建築では、砂利とは約20mm以上の大きさの石を指すようです。高見彰七作品には大きな砂利は使われていない様に思います。高見彰七作品はコンクリート像かモルタル像と呼ぶのが正しいでしょうか。また、コンクリートは次の2つに分類されます。〇生コン: 工場で混ぜ合わされ運搬される硬化前のコンクリート〇現場練りコンクリート: 現場で混ぜ合わされるコンクリート私は硬化前のコンクリートは全て生コンと思っていました。工場で砂や砂利と混ぜたものだけが生コンでした。これらの用語を確認しつつ、次は高見彰七作品の製法を考察します。【 ソフビコレクション 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.25
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にほんブログ村 シランは、そのやんちゃな表情が良い。庭、公園、花壇など、赤紫の花が良く目立つ。シランは元気一杯、今まさに春を謳歌している。これほど身近なランも他にはないだろう。どこにでも咲いているように思えるシランだが、実は野生のシランは絶滅危惧種だという。私達が見るシランは園芸種か、そのこぼれ種らしい。やんちゃそうに見えて、実ははかない。やはりシランはラン、紫蘭なのだ。 シランの魅力が、またひとつ増えた。【 ブルーシラン / 白花シラン 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.23
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にほんブログ村 人気衰えぬ「ガチャ」市場。いまやガチャは日本文化の一部になりました。(画像出典: Wikipedia)楽天市場のリンクを利用して、ガチャの世界をのぞいてみましょう。●大ヒット商品「コップのフチ子」 シリーズ販売総数、累計2000万個!●赤べこがガチャに「神獣ベコたち」 シリーズ販売総数、累計250万個●参拝のお供に「合掌」●猫に負けられない、「招福犬」●ガチャの沼にはまる人もいるらしいガチャの購買層は、意外と成人女性が多いとのこと。私も面白グッズがないか、探してみたくなりました。< ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.21
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にほんブログ村 今日はお菓子作りを化学的に考えたいと思います。ハピハピハートさんは、ベーキングパウダーの代わりに重曹でお菓子作りをされています。ベーキングパウダーに含まれるリン系の添加剤を避けての健康への配慮からです。【ハピハピハートさん】 「重曹でスコーン作り」ベーキングパウダーの発泡作用は、重曹の作用です。重曹を加熱するとCO2が発生して生地が膨らみます。重曹 2NaHCO3 → 炭酸ソーダ Na2CO3 + CO2 + H2Oこの反応は65℃以上に生地が加熱されると進みます。問題はこの時できる炭酸ソーダがアルカリ性ということです。このアルカリ成分により、重曹だけでお菓子を作ると「苦味」が残ります。このアルカリ成分は中和しなくてはなりません。つまり「酸性」の成分を加える必要があります。ベーキングパウダーでも酸性剤が配合されています。身近で無害な食用添加剤では「クエン酸」が良いと思います。クエン酸はレモンなどの柑橘類にも含まれます。原理的には、クエン酸か柑橘類を生地に加えると苦味が抑えられます。(重曹やクエン酸は食用のもの)ただしこの方法には欠点があります。実は、重曹とクエン酸を混ぜる方法は、ラムネ作りの方法です。私も以前に重曹とクエン酸,砂糖,塩などを混ぜてラムネを作りました。重曹とクエン酸の粉末を混ぜ、水を加えると急激にCO2が発生します。その勢いはラムネ瓶の口にビー玉を押し込み、栓をしてしまうほどの激しさです。重曹とクエン酸の粉末を混ぜただけではCO2は出ません。しかし生地作りで牛乳や水分を混ぜると、加熱前に発泡します。ベーキングパウダでは、この現象がゆっくり進む工夫がされています。重曹とクエン酸を混ぜる時も、工夫しないと発泡が早すぎます。重曹の分子量は84、クエン酸(C6H8O7)の分子量は192(無水)。3:1の比で中和しますので、重量で重曹1:クエン酸0.8で中和します。ただ実際はクエン酸をやや少なめにした方が生地作りは楽そうです。つまり下記の工夫が必要かと思います。1)クエン酸の生地への添加をなるべく生地作りの後半にする2)多量の水分や牛乳の添加も後にする3)クエン酸の代わりに、レモンなどの柑橘類で中和するそうでなければ、大急ぎでお菓子作りをしなくてはなりません。すでにお菓子作りではトライ済みかもしれません。あまり有用な話ではありませんでしたが、とりあえずお菓子作りを化学してみました。【 ラムネ 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.19
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にほんブログ村 古代には存在したが、失われた技術。そして今なお再現できない技術。そのひとつに「ダマスカス鋼(ダマスカスナイフ)」があります。古代インドで作られていたダマスカス鋼。刀剣などに使われたこの鋼には、表面に木目調あるいは水滴状の美しい模様が表れます。「ダマスカス鋼(ダマスカスナイフ): 古代インド王朝」(画像出典: Wikipedia)しかしその製法は18世紀には失われてしまいました。ダマスカス鋼の模様は、融点や結晶化の温度が異なる成分により作られると推定されます。しかし今なお、その完全な再現には成功していません。今日でも「ダマスカスナイフ」は作られています。しかしこれは、古代インドのダマスカスナイフとは違います。「現代のダマスカスナイフ」(画像出典: Wikipedia)現代のダマスカス鋼は、異なる金属を積層し鍛造して作られます。バウムクーヘンの様な構造で、表面には古代のダマスカス鋼に似た模様が表れます。しかし現代のダマスカス鋼には古代と大きな違いがあります。古代のダマスカス鋼は、再度溶かして固めると、再び模様が出ます。一方、現代のダマスカス鋼は、溶かすと二度と模様は出ません。失われた古代の技術。古代インドの人々は、私達が知らない何を知っていたのでしょうか。【 ダマスカスナイフ 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.17
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にほんブログ村 驚きの高見彰七作品(高見観音)が発見されました。発見者は今回も「FDG公式さん」です。【FDG公式さん】 「FDG公式さんのH.P.」場所は愛知県豊田市の恩真寺(鈴木正三遺跡)です。住所は愛知県豊田市山中町曝田100。豊田市東部の山間部にあるため、私は自身の体調を考慮して現地確認を自粛しました。写真はFDG公式さんから、許可を得てお借りしました。お顔がやや他の高見観音とは異なる印象を受けます。しかしこの観音像は高見彰七の在銘です。銘は観音像の背面に直接刻まれています。昭和40年10月18日寄附者 〇〇〇〇高見彰七作吉浜善光寺本坊柳池院(リンク集2 No.6)も観音像に直接銘板が取り付けられています。ただし銘板に作家銘はありません。今回の高見観音は、像自体に作家銘が刻まれた初の発見例となります。FDG公式さん、ありがとうございます。高見彰七作品リンク集2に、No.17として登録させて頂く予定です。(リンク集) 「リンク集」年表にも追記しました。FDG公式さん、いつもありがとうございます。私もかなり知名度が低い神社仏閣にまで訪問していますが、その比ではない日頃の探索ぶりです。さすが地域で埋もれつつある文化財や歴史を探索する、FDG(フィールドディスカバリーゲーム)の活動だと思います。お陰様で様々な情報整理も進みました。近くご紹介致します。【 ジェラート 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.15
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にほんブログ村 ニュートンが没頭した錬金術。彼が追い求めたのは「賢者の石」の製法でした。賢者の石には「不老不死」と「万物を金に変える」力があります。ニュートンは万物の根源は「水銀」と「硫黄」と考えました。そして賢者の石は「賢者の水銀」から作られるとしました。そして彼が得た答えは、賢者の水銀は「アンチモン」であること。なぜかというと、アンチモンが「星状レグルス」とわかったから。しし座の最も明るい星「レグルス」。この星は天体の「王」とされます。一方、ワインには「酒石酸アンチモン」の結晶ができます。この結晶は「星状レグルス」と呼ばれていました。ニュートンは「星状レグルス」から「賢者の石」のヒントを得ようと、ワイン造りの研究に専念します。(画像出典: Wikipedia)なにか、わけがわからなくなってきました。つまり、万物を金に変える「賢者の石」は「賢者の水銀」、すなわち「アンチモン」から得えられます。アンチモンは王の星「レグルス」の名を冠した「星状レグルス」に含まれるから、ワインの研究が重要だったのです。整理してもよく理解できませんが、今日、美味しくワインが飲めるのは、錬金術師ニュートンのおかげかもしれません。とはいえ、錬金術は失敗。無理は無理。力押しでは駄目ですね。【 ワイン 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.13
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にほんブログ村 ニュートンの万有引力やプリズムの発見。これらの業績の大部分は、当時のペストの流行を避けての疎開中になされました。では、彼が残りの時間を何に使ったかというと、それは「錬金術」や「オカルト」の研究でした。後年、人々はニュートンの前近代的・神秘的な研究者の側面を隠そうとし、彼の科学業績を称えた都市伝説を創作しました。猫専用の扉に付けた出入口「キャットドア」の逸話も都市伝説のひとつです。ニュートンは2匹の猫を飼っていました。猫の出入りのため、大きな猫用に大きな穴、小さな猫用に小さな穴の、2個の穴を扉に開けました。すると、大きな猫も小さな猫も大きな穴を通り、小さな穴を通る猫はいませんでした。偉人も思い込みから失敗することがある逸話として伝わりますが、ニュートンが猫を飼っていた記録はない、キャットドアは彼以前に発明されていたなど、この話は眉唾とする見解が多くあります。そもそもニュートンがこの様な失敗をするとは思えませんが、信じるか信じないかは、あなた次第です!【 キャットドア 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.11
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にほんブログ村 あれは青く晴れた空に、春風に吹かれて桜の花びらが舞う、まさにあなたのための日だったかつて、まだ幼い僕の手を引いての散歩道、あなたは僕に花の名前を教えてくれた本当に、あなたは花が好きな人だったあの春の日、僕は一輪の桜の花を手に、静かに眠るあなたに別れを告げた思うより大きく、思うより白い木箱の中に眠るあなた僕はあなたに、ともに消える桜の花を手渡したきっと届かない声で、僕はつぶやく「最期に見る花は桜だったね」あれから何度目の春だろう桜の花が咲くたびに、僕はあの日のことを思い出す【 桜 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.08
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にほんブログ村 岡山県玉野市 三宝院近くの化粧地蔵、続きです。本来、六地蔵は各々の地蔵が巡る六道によって、並び順や持物が決っているはずです。しかし持物は地方で様々。並び順もまちまちで、調べ出すと混乱します。化粧地蔵近くのストリートビューです。前の道を歩いていくと化粧地蔵があります。もちろん車は通れません。岡山県玉野市胸上1289祠は正面の白く見える細い道を入って数十メートル先です。手前にはおとなしそうな犬がお昼寝しているかと思いますが、近くを通るのでほえられます。あまりに細い道で分かり難いと思います。なぜこの化粧地蔵の場所がわかりやすいとされているのか、私には不思議に思えました。【前の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その26)」【次の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その28)」【 岡山デニム ウォレット 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.06
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にほんブログ村 岡山県玉野市 三宝院近くの化粧地蔵、続きです。祠の中には大小2体の座像もあります。大きな座像は真面目な表情。まっすぐこちらをご覧になっておられます。小さな座像は、少々お疲れなご様子。座禅ばかりでお辛いのでしょう。こちらは六地蔵。様々な持物を持ちです。次回は化粧地蔵近くの様子を、ストリートビューでご紹介します。【前の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その25)」【次の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その27)」【 児島デニム 帽子 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.04
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にほんブログ村 岡山県 児島半島の化粧地蔵探索。玉野市胸上の三宝院近くの化粧地蔵を紹介します。三宝院近くの化粧地蔵は「わかりやすい場所」と紹介されています。しかし私は見つけられず、三宝院のご住職に教えて頂きました。実はこの化粧地蔵、自動車では通れない道沿いにあります。Google mapのストリートビューもありません。後ほど近くのストリートビューでご紹介しますが、三宝院南西のため池の近くに化粧地蔵はあります。そこでは立像1体、六地蔵、座像2体の化粧地蔵が、しっかりとした祠の内部に祀られています。まずは立像のご紹介から。綺麗なお地蔵様ですが、なにかおかしい。よく見ると、視線があらぬ方向に向けられています。この視線の先には提灯がありました。綺麗な提灯に見とれておられるのでしょうか。視線をそらされると、願いごとを聴いてくださっているか不安です。願掛け中は、こちらをご覧頂けますように。次回は座像や六地蔵をご紹介します。【前の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その24)」【次の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その26)」【 一輪挿し 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.04.02
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