全15件 (15件中 1-15件目)
1
ルリタテハ タテハチョウ科中学時代 昆虫に興味を持ったきっかけをくれたチョウである。近くの山に登ったとき偶然に枝に止まって羽をゆっくり開閉していた。瑠璃色が日差しに照らされ美しく、これは新種だと興奮した。網を持っていなかったので急いで家に取りに帰り、慎重に網に入れた。もちろん補虫網などなく、魚とりの網だった。喜んで持ち帰ったところ、昆虫に詳しい大学生がおり、新種でないことが判明したが、展翅のしかたや昆虫の知識を教わり、虜のなった。意識的に自然に興味を持ったきっかけを作ってくれた思い入れの深いチョウである。
2009年03月31日
コメント(0)
テングチョウ春先暖かい日差しで日向ぼっこをするように枯葉などに止まり羽を広げている。テングチョウは成虫で越冬し、一番はやく登場するチョウである。アブのなかまのビロードツリアブとならんで春が来たことを実感させてくれる。幼虫はエノキを食べ,成虫で越冬, 成虫は年1 回,4 ~ 6 月に出現し、交尾を済まし、エノキの新芽に産卵する。テングチョウの名は下くちびるのひげが長く頭の前方に突出すのによる。
2009年03月29日
コメント(0)
イワナシ (ツツジ科)半日陰の苔むしているような崖などに多く、春美しい花を咲かせるが栽培は難しい。種子から植えつけた方が良い。ほんのりと薄ピンクの花はどこか妖艶な感じがする。実の果皮を剥くと種子に包まれた胎座があり甘酸っぱく食べられる。
2009年03月27日
コメント(0)
カテンソウ イラクサ科カテンソウ属 別名:ヒシバカキドオシ(菱葉籬通) 花期:春 山野の林下に群生する多年草です。神社仏閣の庭の隅などにひっそりと咲いています雄花は葉のわきから伸びた花柄の先端に,雌花は葉の付け根にかたまって咲きます。小さい花ですがルーペで拡大するとあでやかな姿を見ることが出来ます。陽射しのなかで白い煙のようなものがあちこちから吹き上がっている。錯覚かと目を凝らしてみたが間違いない。写真を試みたがゲリラ的に出現するので撮影をあきらめた。花粉がやくから飛び出しているのであろう。見つけたらじっくり観察してみよう。太陽が当たっているときに見やすいでしょう。
2009年03月26日
コメント(0)
☆ ウワバミソウ(イラクサ科)学生時代 昆虫採集で野宿した時、朝の味噌汁には必ずウワバミソウが入っていた。清流の滝のそばに青々とした葉と赤紫の茎が印象的で味も癖がなく粘り気があり、味噌汁に非常に良くあった。おひたしに花鰹がおいしいが、そのころは醤油をかけるだけで食べていた。友が釣ってきたヤマメの腹を割き食べている昆虫の残骸からハムシ、時にはルリクワガタの新鮮な個体を拾い出したこともある。もちろん魚は塩焼きにして食べた。一週間の山篭りには蛋白質が不足し、特別上等の食事だった。水の滴り落ちる崖の下や、細い流れに沿って群生する。透き通るような赤みを帯びた茎が地上に直立する。おひたし 花鰹と醤油味がおいしい。あえもの マヨネーズあえ、酢を使った味付けがよく調和する。みずとろろ 根や秋になって倒れた太い茎をたたきとろろにする。 ウワバミソウ
2009年03月25日
コメント(0)
田舎ぐらし大阪に居った頃思いもしなかったことがいろいろあります。野生のシカがこんな近くで見られるとは夢にも思わなかった。最初に訪れてくれたのはタヌキで埋め立てた生ごみを掘り返すのはと疑問に思っていたが、タヌキの姿を確認し驚いた。いまから思えば近所の人に迷惑をかけたが、姿を見たくてパンやちくわなど与えて楽しんだ。この地方特産の黒豆を好物としていたし、イチゴやいろいろな収穫物を荒らした。近所の人からお宅のタヌキ 車で轢きかけたと聞かされ、何かいやな雰囲気を感じてえさを与えるのをやめた。以前我が家の客であったタヌキは美人でそこはかとなく品があり、気に入っていた。
2009年03月23日
コメント(0)
少年探偵団観察はやはり自分が主役でいろいろな生き物と出会い、五感を使いさらに六感を使い、大人になっても少年探偵団のごとく柔らかく新鮮な好奇心を持ち続けて行くことが大切だと思っています。ここにムカシトンボがいるな!と思い探し当てた楽しみは格別です。篠山市今田町の虚空蔵山でモウセンゴケを見つけたときもそうでした。 石英安山岩のやせた土地で地下水が染み出ている切り通し 生えてなければこちらがモウセンゴケに教えてあげたい心境でした。知識と経験と推理力を総合したものが第六感でしょう。自然に接した時、アンテナをフル起動して、的中した時の楽しみを増やしていこう。
2009年03月22日
コメント(0)
以前 自然や環境に関心を持つ人々のお楽しみ会に参加したときのこと、ツクシなどの春の山菜と片栗の花やバイモの花が咲く穏やかな春のひと時 料理の手を休めてふと見るとほほえましい光景が飛び込んできた。今までであったことがなかったはずの子供たちが、いま出来たと思われないようなチームワークで遊んでいる。3歳くらいの女の子が笹の枝でチャンバラごっこのような遊びをしていた。小学校5年生ぐらいのこどもが女の子といい間隔を取りながら遊んでいた。飛んだりはねたりしながらお互いが楽しんでいる。それを目を細めて喜んでいる大人がいる。今こどもだけの集団はほとんどない。現在でもこどもだけの集団になれば昔のようないい関係を作れるものであると実感した。
2009年03月20日
コメント(0)
チャンバラこども時代チャンバラが好きだった。悪がきどもはそれぞれ木刀に関して薀蓄を持っていた。カシ・ビワの木刀が良いとだれかれともなく伝わっていた。今から考えればアカメガシワのまっすぐのところが皮もむきやすく木も柔らかく細工がしやすかった。ヤマウルシの木は太さといいまっすぐなところが良かったがかぶれるので誰も使わなかった。こどもなりにルールもあり大きなけがのする顔への攻撃は禁止されていた。正眼の構え、大上段の構え一人前に構え、かなり真剣に打ち合った。小手を打たれ、痛みでうめいたこともあったが腹立たしさや、恨みはなかった。肥後の守でほとんどの作業は終わったが、最後にガラスの破片できれいに削った。刀身を手でなでてもつるつると滑らかで光ってさえみえた。大小二本ざしで裏山に登り、竹やぶをこぎ、赤土の斜面を滑って遊び場は無限に広がった。防空壕がところどころにあり、おのずと出来た道はそれぞれの防空壕に続いていた。
2009年03月19日
コメント(0)

春の味覚祖母が山家育ちで子供のころから土筆や、ワラビなどの季節の料理は一年に一度は食べるのが当たり前になっていた。篠山市に移って習慣の違いに驚いた。ツクシを採っているとそんなもの何にするの?と聞かれたことである。それもお年寄りからである。山野草の女王と言われるコゴミすら食べる習慣がなかったことである。早春すべての植物が冬の寒さを乗り切り蓄えたエネルギーを新芽に蓄えそのエネルギーを分けて貰うという儀式のようなものと思っています。 食べることは口にするものですからよく観察し、次から間違わないようできるだけ観察して下さい。 花の形、葉の付き方、におい、噛んでみて味を確かめますがなめたら吐き出して下さい。 また折角のんびりと野外に出てきたのですから野鳥や虫の声、などにも耳を傾け自然を満喫して下さい。◎ オオバコ(オオバコ科) 踏み後群落と呼ばれるタンポポなどと同じで茎が短く踏まれても他の植物のように茎が折れないので踏み後に列を作って生えている。☆てんぷら 衣を片側にだけ付けさっとあげる。揚げている途中ぽんと弾けることがあるので包丁でとんとんたたく。全草を揚げてもよい。☆あえもの ゴマ、ゴマ味噌、ピーナッツ、クルミ☆薬草 整腸剤
2009年03月19日
コメント(0)
雑魚取り淀川にはワンドが沢山あり、洪水の後にはワンドと行かなくても小さなたまりがところどころに出来ていた。小学生にも、漁が出来る小さく浅いたまりもあった。粘度が乾き、鮫肌のように干からび、不規則な板がモザイク状に並んでいた。水辺では足がぬかるみ、歩きにくいがただ水の中を歩くだけで豊漁、不漁が決まる。泥水がみんなの協力で渦巻くようになると、フナやナマズ、が浮き上がってくる。アップアップしている魚はこどもでも手つかみできた。少し大きな川になるとどうしても仕切るものが居らなければ魚は取れない。川の構造と魚の習性を熟知し、仲間の一人一人の力量を知って、適材適所の配置をしなければならない。不注意な一人の行動が狙った魚を網に追い込むことが出来ないで、逃がしてしまうからである。ムシをとるのにも魚を取るのにも、こどもなりの哲学が要求される。子供時代に統率力を培ったものは社会にでて、成功している。雑魚取り哲学、虫取り哲学はこどもを鍛え、育てる。
2009年03月17日
コメント(0)

ギフチョウ春の姫君と呼ばれるほど優雅で、子供のころオオムラサキと並んで垂涎の的であった。オオムラサキについては京都八幡の岩清水八幡宮のエノキには幼虫はかなりいたし、成虫もときどき、採集も出来たがギフチョウはこどもの行動力では手の届かない高値の花であった。まだ岩清水から樟葉にかけて雑木林が続いており、あちこちに、クヌギやコナラ、シラカシ、アラカシなどが甘酸っぱく発酵しカナブンに混じってアカマダラなどの今では考えられない貴重種がとれた。ギフチョウを見たのは篠山が最初で、火打ち岩からの登山道に沿った、渓流を飛ぶのを良く見かけた。捕まえたときには指がふるえるくらい感動したが、ミヤコアオイが持ち帰られ、ギフチョウも乱獲のためか今では姿を見せない。篠山ではまだ細々と記録があるが食草が里山の放置で少なくなったためか。ギフチョウはこどもに見せてあげたいトップクラスである。
2009年03月15日
コメント(0)
ハンザキ研究所見学生野の銀山湖のほとりにあり、ちょうど、三椏の花がつぼみを膨らませ、杉林のなかでひっそり咲いていた。あいにくの雨で銀山湖の水面は漣と雨の粒で激しく揺れていた。カワウが一羽水面をたたくように飛び立った。オオサンショウウオの卵からの飼育と、プールでの工事で追われ避難した個体の飼育が行われていた。保護の大変さと、研究所の大変さが伝わり、励みになった。丹波地方のクリンソウの群落、ホトケ、ナガレホトケドジョウを守る会の発表があり、大切な自然の遺産を皆に知らせ、大切に保護したい気持ちと、心無い業者や、マニアによる乱獲が心配で躊躇する気持ちで守る会のメンバーの獲得がうまく行かないことなど保護について回るジレンマである。クリンソウも自然状態で自生しているから危惧種であり、種子の発芽率はよく、環境を保ってやればうまく行けば一年で、2年待てば必ず花を見ることが出来る。
2009年03月14日
コメント(0)
子取り淀川にまだぽんぽん船が行き来し、伝馬船が川魚漁に時々姿を見せていたころ、空にはヒバリ、土手にはオオヨシキリのなくのどかな昼下がり、母の口からよく子取りの話を聞いた。一人で本流に行ったら、摂洲(対岸のこと)から船でこどもを誘拐にくると、恐ろしい顔で聞かされた。本流に近づくと危険であることを教えるための寓話だと思うが、子供の危険についての気遣いはされていたように思う。あの池であの子が死んだとか想像して、恐ろしさが迫ってきた。くどくどと注意はされなかったが、危険から身を守るすべは教えてもらったように思う。野生動物はこどもに危険から身を守ることを一番に教える。こどもは生活の中で身を守るすべを身につけてゆく。危険だからとこどもからナイフを取り上げたことで、木を切り、細工する楽しみを奪い、知識が知恵になるすべを奪ってしまったように思う。
2009年03月12日
コメント(0)

春の遅い藤坂にもつくしが顔をだした。ヒメオドリコソウの花が元気になり、一気に花の面積を広げてゆく。細々と咲いていたオオイヌノフグリも太陽と風を受けながら可愛くゆれている。裏山のダンコウバイも七部咲き、これから楽しい春が来る。篠山のある神社の近くにイチリンソウの小さな群落を見つけた。久しぶりに、オサムシ堀とクワガタの朽木の切り出しに行った。成果はなかったが、新たな発見であった。春植物を発見するのは今である。里山のすそに農業と共存しながら、ひっそりと咲いているのを見つけると、うれしくなる。近いうちに春の探索に行こう。
2009年03月12日
コメント(0)
全15件 (15件中 1-15件目)
1