目の変化びと

目の変化びと

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2006年12月28日
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(自己の変容:p151/p152:クリシュナムルティ:松本恵一(訳):めるくまーる)より引用

『自己憐憫が悲しみの要因のひとつです。もうひとつの要因は、あなたが誰かに執着して、相手の自分への執着を煽りたてたり、育んだりすることです。
 悲しみは執着している人から背かれるときにだけ存在するのではなく、執着がはじまるまさにそのときに、すでに種子として存在しているのです。
 問題は、このすべてにおいて、自分を知ることがまったく欠如していることです。自分を知ることが悲しみの終わりです。
 自分を知ることを恐れるのは、私たちが自分自身を善い部分と悪い部分、邪悪な部分と崇高な部分、純粋な部分と不純な部分に分離させてしまったからです。善い部分はつねに悪い部分を審判し、これらの断片は互いに争っています。この争いが悲しみなのです。
 悲しみを終わらせるためには事実を見、そして対立物をつくり出さないことです。対立物は互いに他を包含しあっているからです。この対立物の回廊を歩くことが悲しみなのです。
 高いものと低いもの、高貴なものと卑しいもの、神と悪魔といったこの生の断片が、葛藤と苦痛を生み出すのです。
 悲しみがあるとき愛はありません。愛と悲しみは共存できません。』





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Last updated  2006年12月28日 09時02分34秒
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[クリシュナムルティ(引用)] カテゴリの最新記事


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Comments

ミズナ@ Re:ミズナさんへ(12/10) gaMeさんへ お返事をありがとうございます…
gaMe @ ミズナさんへ 「悟りについて」をおもしろいと言っても…
ミズナ@ Re:悟りについて(その33)(12/10) こんにちは。 「悟りについて」 なんか、…
gaMe @ まちがい けっきょくのところ、この頃(2006年)や…
gaMe @ もがいていた時期 この頃(2006年)書いてた、【私=瞬間ご…
無空無限@ Re:川を渡る(01/06) 幾月か幾年かは存在にまかせて、喜び祝い…
gaMe @ これ書いて、4〜5年経って、思うこと。 こんな文章を自分が書いただなんて、ほん…
gaMe @ 結末を知って見ると… この前(2018年8月19日)見ておもしろかっ…
gaMe @ 約 数 「同じ個数に分けられない(1個ずつは除く…

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