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こうきぽんちのお城見聞録　彦根城編

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2014.08.03

今日、夜の９時からおやじの背中というドラマを見た。
なんとなく題名にひかれてというのもある。
うちは、もうだいぶ前から親子仲があまりよくない。まあ、父親と息子というのはどこもそんなものではという気がしているから、あまり気にもしていないのだけど。
ドラマでは渡瀬恒彦が父親役で、子供が中村勘九郎。
もうしばらく会っていない親子がいろんな話をしながら四国８８か所を巡る、そんなドラマ。
父親は若いころ、反体制派で、家に血気盛んな若者を集め、家族に対してはただ怒鳴り散らす。
子供はただそんな父親におびえ、反抗し、そんな父親にただ従う母親に納得がいかず・・・
母親はすでに病気で他界しているという設定なのだが、
そんな母親が、息子のお嫁さんに(このドラマでは勘九郎のお嫁さん役としてともさかりえが出ていたのだが)

それを聞いた父親役の渡瀬恒彦は、それから母親が亡くなるまで付き添ったがうまく話せるわけもなく、そのうち母親が他界したと子供役の勘九郎に話す。
うちの親子となんとなく親子の距離感や空気感、若いころの家族関係が妙に重なり合う感じで見入ってしまったが。
ただ、ドラマはしょせん、一時間の単発ドラマ。
最後の５分くらいでまとめあげて、親子の長いわだかまりが解けたような話になっていたが。
その強引な話のもっていきかたに少しがっくり。
父と息子のドラマというのは一時間では無理があるのだなとつくづく思ってしまった。
ただ、なんらかのタイミングやきっかけはあるのだろう。わだかまりが徐々に解けるというのはない。たぶん。
よく、分岐点についてかんがえることがある。あのときああしていればってやつ。
あのときああしていれば、今のマイナス面はなかったかもしれない。
でも、そのかわり今、手にしているものは手にしていないかもしれない。
若い時の父親は何をしたかったのだろう。そして、若い時の自分はどうすべきだったのだろう。

相変わらず、親子仲が悪いということに他ならない。
ドラマのように、5分ではハッピーエンドはむかえられない。

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