四葉になりたいクローバー

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krow-ber

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2005年09月16日
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カテゴリ: 子育て






そのことに、当たり前という意識が
私の中に芽生えていたのかもしれない。

夏休みを通して、精神的にも大きく成長したであろう我が子の
小さな反抗に、うまく答えられなかった・・・。

普段、娘は髪を縛ってもらうために
ブラシとヘアーゴムを食卓の上に用意して朝食をとる。

朝食をとりながら髪を縛ってもらうためだ。

そのとき決まってこう言うんだ
「ママ!用意してあるから今やっている御用が終わったら
すぐ髪の毛縛ってね!!!
それが終わったらすぐやらないと間に合わないよ!わかった~?」と・・・

しかし

今朝は違った。

お弁当の支度も、髪の毛を縛る支度も、朝食もとらずに
ぼ~っとしている。

時間がなくなるのはわかっているのに、一向に動こうとしない。

私に訴えるかのように
9ヶ月になる弟が気になって何もできないというのだ。

歩き始めた次男は、
ヨチヨチとおぼつかない足取りで
あちらこちらと歩き回るので、
小さなものを食べてしまわないか…?
転んでしまわないか…?
いたずらをしてしまわないだろうかと気になって仕方がない。

だから、幼稚園の支度ができない。

そう私に訴えた。

でも間に合わない。

私は、焦らせはしなかった。

普段は弟の世話と自分の支度とを
いとも簡単にやって見せていたから
きっと、今朝は機嫌が悪いのだろう・・・、
何か私に訴えているのではないかとそっと観察していたんだ。

そして

「ママが幼稚園に行くのではないのだから
ママがやるべきことはママに任せて、自分のことを先にやりなさい」と

指摘した。

時間がくると、悔しさでいっぱいの顔をして
髪の毛を縛ってくれと、じだんだを踏み始めた。

私の時計と娘の時計は何分か違う
娘の時計の方が早く、私の時計の方が正確にセットされているんだ。

私はギリギリまで待つ。

髪の毛をセットする時間も
図っていた私は今日の娘の行動に不信感を抱いたので
黙って待った・・・。

それでも、せわしなくしている私に
叱ってほしいのかと言うような態度、

ブラシやヘアーゴムを持ってくるわけでもなく
ただ、泣くだけだった。

他の事と同時進行でその様子を見ていた私は
思わずこう言ってしまったんだ・・・。

「やってやってではなく、やってほしかったら
ブラシやヘアーゴムくらい持ってきなさい!!!」

「できないことをやれといっているわけではないんだから!!!」と・・・。

そう言うと

「ない!ない!ブラシがないんだよ!!」と
大きな声で泣きながら言った。

探しなさいと言えども、全く動かない。
いつもは、頑張るのに、今日は違う。

そのとき

もう、バスがお迎えに来る時間だった。

娘をもう少し知りたかったので、あと少し
時間がほしかった私はバスの来るぎりぎりの時間に髪を縛り終え

行くのか行かないのかをたずねた。

悔しさでいっぱいの大粒の涙を浮かべ
肩を揺らしながら「もう!!行かない!!!」と
大きな声で泣き叫びながら言ったんだ。


近頃、お友達のこと、幼稚園のこと、
寂しいことが近頃、沢山あって、

思い切り甘えたかったのでしょう・・・。

ママは弟の世話で忙しい、
だから私が手伝って、一刻も早く私の思いをママに伝えたい

私だってママに甘えたい・・・。

そんな心の悲鳴が伝わってきました。

弟が気になるのではなく、
ママに気にかけてほしいかったのでしょう・・・。

ママは

幼稚園は行きたくなかったら
行かなくてもいいといった。

遅れても行きたくなったらママはいつでも
送っていくよ・・・。

そう言うと

みんなについてゆけないから
今日は行かない!といって

部屋の隅に三角すわりをし
しくしくと泣いていた。

その姿を見て
私も姿勢を低くして言った。

ママは待ってるよ・・・。
ママに今の気持ちを話してくれるのを
ずっと待ってるよ・・・。

すると

「まま・・・、私が見ていないと弟はあぶないの。」
「ままは、私が弟を見ていないとお弁当が作れないでしょう?」
「ままの大切な私の弟、私が見ててあげたら、ままは安心して何でもできるでしょう?」


ママはこう答えました。
「ママはいつだってみんなのことをちゃんと見ているの。」
「ママは弟のお世話を一生懸命にやってくれるあなたの一生懸命さもいつも見ているのよ・・・」

何かをやりながらでも、どんなに急がしくても
自分で何かをやっているみんなの姿をちゃんと見ているの。

今日も、ずっと見ていたよ・・・。
幼稚園の時間に間に合わないかもしれないとママが思ったとき
あなたは、このままママが何も言わなかったらどうするんだろう?

って、思ってた。
ママのせいで、遅れちゃったね?

そういうと
「違う、ママのせいじゃない・・・お支度、しなかったから遅れちゃった」
「みんな今頃何してるかな?幼稚園、行きたかったな・・・」

「いつもみたいに、お支度すればよかったなあ(ノヘ;)」と言った。

ママは
「なぜ今日はできなかったの?」と聞くと

「ママは何でも知ってるんでしょう( -∇-)?

幼稚園行く!つれてって!」と

突然、笑顔で立ち上がった。

園につき、園庭では運動会に向けての体育が始まろうとしていたが
体育が始まる前に間に合ったことを確認すると「ママ行こう!」と言った。

ママは、
本当の笑顔を振りまいて
楽しそうに体育をしている姿を確認してから
「行こう!」と言ってうちへ帰った。

甘えたいときは甘える場所を作ってやりたいと私は思う。
甘えたくても甘えることのできないお姉ちゃんだからこそ
心をそっと開放してやりたいと思ったんだ・・・。

行きたくなかったらいかなくてもいいと言ったのには
そんな思いがあったからなのです。

行かなくていいと言われても
行くであろうということがわかっているから
そう言って見せたのです。

それでも行きたくないと言い張ったならば
一日遊ばせるのではなく、一日かけて考えさせようと思いました。

ママと一緒に沢山のお話をして、笑顔を取り戻そうと思いました。

笑顔の裏に悲しみの沢山詰まった作り笑いは
ママへのサイン。

そんなときくらい、ゆっくりゆっくり
新鮮な笑顔に戻してあげるのが‘ママ’なんだ。

~わたし論~



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Last updated  2005年09月18日 01時08分48秒
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