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前段では大変個人的な文章を、お目にかけまして申し訳ございません。お読み下さっても、なんのことやらでございましょう。友人の闘病生活を聞いた時、真っ先に浮かんだ光景でした。まるで映画のように、夢を見ている時のように今の私がこの時の、若くてちょっと残酷な私達を見ている、思い出している・・・。大学を卒業する頃、私はこの友人から「文章はこれからも書きなさいよ」と言われたにも関わらず、読むのは好きでも、書くのは大っ嫌い!だったので、えへえへと無視し忘れ果てて以来、5年・・・・・・・・・・・・・・、コホン、手紙、ビジネス文書の類すら、ろくに書かずに済ませてきました。そんな言葉もこの日の光景もずっと、私の頭からは抜け落ち今にしてまるで、作り話のように蘇えってきました。宙に浮いてしまった言葉を、聞いてくれる人はいません。説明すればこのように大層、センチメンタルで鼻持ちならない話です。ひょんなことからブログを始めてしまい、ほぼ3ヶ月。友人の言葉を思い出すこともあったにせよ、楽しいような、大変なような・・・・。面白いような、おおごとのような・・・・・。頭を素通りしていくことを捉まえ、文章に組み立てなおすのは久しぶりに新鮮なことではありました。昔からその作業が苦手で、書くのが嫌いだったのですが。また、日本は狭いと言っても広くて、色んなところにお住まいの方々と、まるで、お目にかかっておしゃべりしている気分は私には、とても楽しいことでした。けれど、ご覧のように更新も疎らでご訪問もなかなか、出来ない有様となりました。別にこの日、この日記件数と決めていたわけでもなくとても半端な所も私らしく、今までのご友情に感謝し、一旦、幕を引くことに致しました。おそらくは、皆様のところにはちょくちょく寄らしていただくことと思います。その時には、「座敷わらしが来た!」(もしくは、亡霊)程度に思って下さってお菓子の一つも恵んでやって下さいな。では、皆々様、改めて御礼申し上げます。再見!くり乃々は荒野を目指す、ではなく、まっ、南イタリアでもめざそっかなぁ。う~ん、覗くにしてももうちょっと可愛い顔してブログ探訪させていただきます
2007年01月30日
新宿のまさに繁華街の只中にある開発を頑固に跳ね除けて佇む一軒家の焼き鳥屋。蔦にすっぽり覆われた、その二階の小窓のそばに通された私たちはビールばかりすすんで申し訳程度に注文した焼き鳥に手を出していなかった。噂話にも飽きた頃、気配を感じた。小窓の、すぐ手の届く屋根の上に野良猫が2,3匹たむろしている。どうやら、常連さんらしい。私は冷めた焼き鳥を、一つ二つ放り投げ吟味する猫に笑い声をたてていた。何を思ったか、東南アジア系の店員さんがいきなり私の目の前に、宴会用の大皿にまるまる残った焼き鳥を突き出した。食べろというの?思わず見交わす友人と私。身振り手振りで、どうやら、この食べ残しを猫にやれということらしい。もしかしたら2皿程度の焼き鳥と、空のビールジョッキだけが並んだテーブルを心配したのかもしれない。その年、東南アジア方面を旅行しその類のホスピタリティに触れていた私は店員さんに謝礼を述べ、少しずつ、屋根の上の猫たちに放り投げた。彼は、猫好きだろう客の私を喜ばしたかったのだ。友人は、猫も店員も、もちろん私の方も見ず口を少し歪めて、泡の消えたビールジョッキに視線をおよがせていた。私は私で、彼なりのもてなしを無駄にはしたくなかっただけなのだ。けれど、友人は心配したのだろう。店主に叱責されるかもしれないその親切心を。私が断りさえすれば、決して叱責されることのなかろうナイーブさを。その日、なんの話を私はしたのだっけ。そもそも、その友人といつもどんな話をしていたのだろう。お酒を飲みながら、幾晩も幾晩も時を過ごしたこともあったのに。もうずいぶん昔の、ほとんど思い起こすこともなかった記憶。黄色い明かりにフチを滲ませる二階家の小窓。新宿のいつまでも暮れない夜。決して訪れない夜の闇。合掌。
2007年01月30日

「湯水の如く」という言葉があるように、日本は水に恵まれた国です。また、この言葉は贅沢を形容しているのですから、水道、ガスの無い時代、掛け流す様はいかにも畏れ多いことであったのでしょう。栓を捻れば思う存分、水を享受できる今日ですがまた、色々な薬品によって作られた水で生活をし、健康を脅かされてもいるのです。美味しい水、美しい水。専門的なことは何一つ知りませんが、良水が作られるということは水本来の性質も含め浄化作用に優れた土壌、その土壌を養う木々、様々な要因が絡み合い、一朝一夕になされるものでないことは、想像に難くありません。水のほとりに龍神が祀られているのは必ず、目にする光景です。私は、信心深くも、宗教を哲学として勉強した事もない人間です。ただ、この世ならぬもの、人が触れてはならない場所、神境、神域。こういうことは信じています。人智及ばぬ自然の力。圧倒的な自然に囲まれた時、呼吸すら憚られるようなその磁力。自然に対する敬虔な心。感謝する気持ち。これらも良水の条件として、欠かせぬ事だと思っています。熊本で気紛れで、訪れた水源地。拙い言葉で私の受けた感動を精一杯、表現してみました。(水の国 熊本)畏れ多いほどに美しい、こんなにも有難い場所。なのにやはり、ゴミを捨てる大ばか者がいます。間違った信仰心で、なぜか、お金を投げ込む愚か者がいます。遊歩道をはずれ保護区を踏み荒らす、テロリストまがいもいます。各地で、こんな心ない傲慢な知性のカケラもない、猿以下の行為を見かけます。私たちは、今、何代も前の先祖たちが抱いた敬虔な心のお陰で恵みを受け取ることが出来ているのです。それを、そっくり譲る事は、もはや不可能となってしまいました。今一度、私たちの手に残された未来を、その掛替えのない財産を、そっと静かに慈しみたいと、心の底から祈る思いです。清涼飲料水の原料ともなっている池上水源地。山吹水源とともに、惜しみなく溢れ出ています。個人的には、モラルの無い人間を表現するのに「猿以下」とは、いかなる動物に対しても、ものごっつい失礼だと思っています。
2007年01月25日

四国はうどん処香川より、讃岐うどんが届きました。なんと讃岐うどんの雄、というよりは、う~ん、讃岐うどんの珠玉、讃岐うどんの美人さんとでも呼びたい繊細な美味しさをもつ「山越」の生うどんが、明石大橋を渡って、御到来下さったのです。さて本当でしたら、麺の美味しさ美しさを活かすべくここは「醤油うどん」もしくは「ぶっかけ」と行きたいところ。 醤油うどんは、文字通りゆでた麺に、お醤油、大根おろし、酢橘等 かけて、頂きます。 ぶっかけは、おそうめんのつけ出汁類を、ゆでた麺にぶっ掛けて頂戴するもの。折りしもシーズンは、「しっぽくうどん」。香川では冬の限定メニューとして登場する、風物詩たる一品です。せっかくの「山越」ですが、ここは掟破りで「しっぽくうどん」をこさえる事としました。大根、にんじん、牛蒡、などの根菜類で旨みをとり、お揚げ、こんにゃく、きのこ類ととにかく具沢山に、お醤油味のおつゆでこしらえ、おうどんを軽く煮込めば出来上がり。「しっぽく」は元々、長崎名物「卓袱料理」の一品だったとか。その伝でいけばお肉が入るのは当たり前、濃厚さに一役かってもらうべく、鶏肉を入れました。「けんちん汁」をご想像下されば、アタリですが精進料理から発生した「けんちん」とは異なり だから「しっぽく」には、お肉を入れないとの説も。ゴマ油で具材を炒める事はないようです。私は「蕎麦米雑炊」というものを、四国の徳島山間部で初めて食しましたが、 蕎麦の実を「しっぽく」で炊いたもの。それまで、「蕎麦米」自体見たこともありませんでした。最近は、時折、山間部(和歌山や丹波の方)の道の駅で見かけることもあります。どちらが、先だったのでしょう。おうどんで食べる「しっぽく」か蕎麦米で食べる「蕎麦米雑炊」か。なんとなく、わざわざ、手をかけて食べるまでもないおうどんが、やはり、山間地で食べる「蕎麦米雑炊」を真似したような気もします。お料理や言葉の由来を、想像するのが好きなのですが 考察するでは、ありません。そ・う・ぞ・うですま、そんな無粋はさておき、まずは一口召し上がれ。お口も喜ぶ、寒気払いにもってこいの美味しさです。きざみ葱も嫌いなので、この日は貝割れ大根。大抵は三つ葉が青物です。吸い口に柚子てのも美味しい。食べてる時は気がつきませんでしたが、脂っこそうだなぁ・・・。
2007年01月22日

家庭的地位が、居候から出世したわけでも着付け教室内で、大先生に出世したわけでも職場で、役職がついたわけでも全く、ありません。くり乃々には、4歳年上の姉が一人おりまして、24歳を頭に、3人の子宝に恵まれております。その総領息子に、赤ちゃんが!!昨日、無事にこの世にお誕生下さいました。そう、くり乃々は、叔母さんから大叔母に出世したのです。うるうるうるうるうる・・・・。ついこの間まで、ケダモノの域を脱してなかったかのような、甥っ子が一児のパパです。「総領の権六」(世のご長男様、ごめんなさい)という言葉が、服を着てナマイキこいてるような甥っ子が賢くて、可愛い、可愛いお嫁ちゃんと縁あって、有り難くも可愛い家庭を築くこととなりました。この「大叔母」という重々しい、かつまた、年寄りくさい響き!!少々、軽薄なくせに口うるさい「大叔母」は、年寄りくさくてもそれでも、この、小さな幼いといもいえる家庭にたくさんの幸あれと、その無事な航海を心より祈り、願うばかりです。 我が家の赤ちゃんとは言い難い、投降中のくり乃さん。赤ちゃんとお嫁ちゃんのお見舞いに外出しておりましたが、私達が帰宅後すぐ、逃亡を図りました。寒いし、暗いし、即行、帰ってきた所です。
2007年01月20日

歌舞伎に比べて、比較的、地味というか庶民的というか話題に上ることも少ない文楽ですが、恒例1月3日より始まる初春興業は、お正月らしい華やかさに彩どられています。館内ロビーのそちこちには、紅白の餅花が飾られ、舞台上部には、張りぼての大きなにらみ鯛が1対飾られています。「商売繁盛、笹もってこい」の掛け声で有名な、十日戎も間近い頃ですから風物詩「宝恵かご」(ほえかご)も飾られています。 芸者さんが、派手に飾った駕篭に乗って参拝し、景気よさを競ったもの。太夫さんか人形遣いさんが、乗って参拝を飾るのでしょう。初日3日には、鏡開きで枡酒の振る舞いや小正月までは舞台からの「餅まき」もあります。 文楽モチーフの手ぬぐいに、飴がいくつか包んであります。 今年は、ゲットしたら写真に撮ろうと欲を出したせいか、もらい損ないました。また、私が行った日が(4日)まだ、お正月休みだったせいか、観客も普段に比べ着物姿の方が多く、楽しく目の保養をさせて頂きました。日頃から着てらっしゃるとおぼしき、着こなし上手な方。ここぞ、と張り切ってお召しになった方。男性も「お対」を着こなしておられる方が、ちらほらいらっしゃって 着物、羽織のアンサンブル、街着としては紬が多いようです。そのしゃっきりとしたお姿は、なかなか見栄えするものです。20代半ばと見えるカップルは、女の子は小紋男の子は紬のお対と二人で決めて、とても可愛らしい様子でした。きっと女の子が着付けを習いだし、男の子にも着せたのでしょう。文楽その物も、楽しんでいるようでした。さて、私ですが「初春」ということなので、一応、柔らか物紅型風の手引き友禅染めの小紋を着てみました。一目ぼれした反物ですが、手持ちの帯と合わず購入を随分迷いました。まあ結局、B反だからお買い得という売り言葉通りにはならなかった、というよくあるオチです。兎柄の帯が欲しくて欲しくて、衝動買いに近い織の袋帯です。中国製の機械織ですが、いかにも機械でジャガジャガ織りましたというドットの粗い(笑)親子兎です。「月に兎」とくれば、お月見と限られるのですが、満月ではなく三日月なので、良しとして気にしません。帯揚げ、帯締めは山吹色を合わせる積りだったのに気が付いたら紺色を締めていて、着物の色が沈んだようです。淡い桜色なんてのも、如何でしょうか?いいんじゃないというご意見あらば、速攻、買いに行きます。おいおい・・・・・・。
2007年01月18日

同居中の我が老親二人は、お正月飾りもそこそこに11日に宮古島に旅立った。一人でいることが全く苦にならない、しかもやや自堕落な性向を持つくり乃々は自分が旅行に行くのが一番で、両親が二人揃って家を空けるというのが二番目に好きだ。ちなみに最悪パターンは、父と二人きりで残される事・・・・・。自分一人なら、普段は食べてはいけないお惣菜を買ったりサンドイッチやたこ焼きで簡単に、夕飯を済ます事だって出来る。土、日には友人を呼んで夕食会をするのも楽しい。だから、お留守番はとっても嬉しい。留守番中は帰宅時間まで早くなる。家の中に一日、閉じ込められて退屈しきったくり乃さんに、どんな仕返しをされるかわからないから。今回のお留守番、初日に早速、クッションの上に仕返しをされてしまったがその後は、比較的、良い子でいてくれているようだ。さて年明け以来、外出続きでしかも、仕事始めから飛ばしっぱなしのくり乃々は、この週末(13,14日)友人も呼ばず、自堕落に過ごそうと楽しみにしていた。土曜日は結局、約束が入ったので、ノンベンダラリと過ごすのは日曜日しかない。まず爆睡、昼頃まで爆睡。くり乃さんは起こしたかもしれないが、気がつくと食事ももらえず一緒に寝ていた。朝、昼兼用の食事を取りながら、久しぶりに朝刊をスミズミまで読み終え、あちこちのブログをさ迷い歩く。だが、洗濯物が溜まっている。なまけて困るのはくり乃々本人。しかも、昼の光で見ると家中埃っぽい。換気しきれてないお風呂場も、なんだかしけっぽい。観葉植物まで、元気ない。しかも、良い子ぶりっ子のくり乃さんが、いろんな物をいろんな所にばら撒いている。はぁ~あ、とタメイキをつき腰を上げた。乾ききってない洗濯物を、とっかえひっかえ乾燥機に放り込み風呂場のタイル磨きを済ませ、掃除機はもちろん雑巾がけまで始めた。終わる頃には、すっかり日も暮れ、買い物に出るのも億劫。料理するしかない。きのこスパゲティ、お大根のグラッセ、お豆腐のコンソメスープで夕飯を食べながら、ちょっと反省した。いっそ、普段通りに起床して、家事を済ませて昼寝をした方が効率よくノンベンダラリと過ごせたのでは、ないだろうか・・・。読み終える予定の本も、ページが進んでないし、明日からまた仕事で、火曜日には、老親がもう帰ってくる。あ~ぁ、いっそ、仕事さぼっちゃえばよかった・・・・・。名誉の為、申し添えますと、私は、日頃は家事もこなしております。お嫁にいけなくなったら、困るからな・・・。
2007年01月16日

1月3日より大阪の国立文楽劇場において、文楽の初春興行が始まりました。私が観た演目は、「二人かむろ」(小品の舞踊芝居) 、「嫗山姥」そして、歌舞伎においては二代目坂田藤十郎が「封印切」のシーンで得意とする「冥途の飛脚」(近松門左衛門 作)。大店飛脚屋の養子若旦那、忠兵衛が遊女梅川に入れあげ、友人からの預かり金を、身請けの手付けとして使い込みます。養母への思いやりから、友人は、口裏あわせに協力しますが廓にて、諭す気持ちで梅川を身請けする金なぞないことを暴露する友人に逆切れした忠兵衛は、届けなくてはならない公用金にまで手をつけ、見得を切り、梅川を身請けします。(封印切の段)武家の公用金の封印を切ってしまった忠兵衛には、もはや死罪しかなく、梅川と手に手を取り合って、死への旅路に出奔します。バカでしょ?いいメーワクにも程があるでしょ?大体、とっとと、届けなくちゃいけない大金を懐に、花街の青い灯、赤い灯にち迷って梅川に会いに行くのもバカなら、忠心から、また梅川を哀れとも思う友人の忠告に、キレるのが大バカでしょ?上方のお芝居に多い、この手の二枚目「だめんず」。でも、決して作り物じゃない「いるいる、こんな奴!」と私は、思ってしまいます。(しかも、二枚目でもないくせに・・・。)それでも!恋が許されぬ遊女の身で、なおさら忠兵衛に心すがる哀れな梅川。泣き崩れる彼女の体をそっと抱き起こし、髪や着物を整えてやりまた、振り出した雪から守ってやるため、自分の羽織でくるんでやる忠兵衛。その手つき目つきの優しく、甘やかなこと。事ここに至らせた、柔弱であまりにも浅はかな男ならではの、このセンチメンタル。大江戸歌舞伎に多い、主人への忠誠心から我が子を殺したり老母、妻を見捨てて恩に報いる武士たちよりもさすがは、実をとる上方もの、実にリアルに、愚か者のドラマを描いている様な気がします。この日、真ん中にあった演目「嫗山姥」(こもちやまんば)はなぜ、坂田金時は山中、一人で育ち、熊と相撲をとる大力の持ち主となったのかと、いう金太郎さんの前日譚ともいうお話でしたが、これは、夫婦喧嘩に立ち回り、鬼面の早変わりなど見せ場が多く、場内がわっと沸く派手な、とても楽しい出し物でした。この初春興行、1月25日が千穐楽で、二等席ならなんと2,300円。まぁ、騙されたと思って、一度お運び下さい。退屈したなら、独特のリズムが心地よい眠りへと誘ってくれることは間違いなし、・・・・です。館内ロビーに鎮座する弁慶のお人形初春なので、紅白の餅花が飾られてます
2007年01月14日

1月8日は、全国的に成人式。お免状取得以来、私のお師匠が契約している美容院チェーンで、振袖娘製造ロボットと化します。まず、6日が初稽古。生徒と先生の二役だったので一日中でした。7日に、下着から着物一式全てを持参してもらいチェックがてら、手早く着付けが出来るよう縫い止めたりの作業を、これまた一日中しています。当日は、今年は6時から予約が入っていたため4時起きして、お店に向かいました。9時半には終了しますが、その後、ある地方の会場に駆けつけ着崩れなおしのボランティアをします。終了後は逆剥け、切り傷、腰痛、筋肉痛と正直、体力仕事の世界です。それでも、一人でも多くの女の子が、親の心尽くしに感謝し、また着物に袖を通したいと思ってくれるようにと、願いを込めて、拙い技術を駆使します。集客人数にもよるのでしょうが、今年は嬉しい事に、お母さんやおばさんの着物を借りたと、いう女の子が3割ほどいて、なんだか、懐かしいような柄の着物を見ることが出来ました。個性的だからと、喜んで着る女の子。お母さんにむりやり、あてがわれた女の子。あるんだから、これでもいいやと着る女の子。「自分が見立てた着物を、孫娘が着るなんて、おばあちゃん、喜びはったでしょ?」と聞くと、文句を言ってた子も皆、素直にうなずきます。着物は、本来一生もの。私が作ってもらった頃は、一財産だったと思います。ちょうど時世も華美でしたが、晴れ着といえば生地も加工も手が込み、国産品ばかりで高品質なものが当たり前でした。世代にまたがって、充分に着用に耐えうる、また着物とは、そういう風に拵える物だったのだと思います。大事にされ、次の出番を待っていた着物冥利につきる振袖の目にも豪華で、しっとりと手に体にまつわる上等な絹の感触は、着付ける側の私にとっても、快楽的で冥利につきる一時です。新成人のお嬢様の写真でなくて、申し訳ありません。クリスマスの頃、私が京都嵐山「嵐峡館」に泊まったときの着物です。 鏡なしで着たにしても、背中のしわが気になります・・・衣紋の抜き方も足りません・・・・・着物 上代紬(西陣織の紬)蚊絣に牡丹だか椿だか、私の気分と季節によって変わる花模様。学生時分に作ってもらった着物なので、可愛らしくならないよう今では、取り合わせに気を使います・・・。帯は綿の半幅帯。古裂風のパッチワークと縞模様のリバーシブル。羽織は、絞りのお花をちらした模様。流行にあわせて、丈を長く仕立ててます。
2007年01月12日

仕事始めやん、まだお屠蘇気分なん?暦的には「松の内」なのでお許しになって、お付き合いくださいませ。元旦、三日目とお正月日和の間の、選んだかのような雨降りの日に初詣。聖と俗の入り混じる門前町の賑わいに、心浮き立つ私はさしたる信仰心もないくせに京都、奈良に足が向きます。この日はまず阪急河原町に降り立ち、昼前に「六波羅蜜寺」からスタート。弁財天吉祥初稲穂といって、三が日には、稲穂の束に六波羅蜜寺のお札を付けたもの(無償)を頂けます。これに十日戎のように、縁起物を買ってつけていくわけ。境内では、開祖空也上人に由来する皇服茶の振る舞いもあります。(有償)ほうじ茶に小梅と結び昆布が入ったもの。無病息災の小さいお札もついています。小野篁が縁の「六道珍皇寺」の門前を通り過ぎ、「建仁寺」の境内を通って「清水寺」へ。お正月気分にまどろむ街中から、人の渦へと様相が一変します。昼食は目当てのお店が、お正月定食のみになってしまっていたので、やむなく老舗のお蕎麦屋さんの出店へ。大層な人出の産寧坂、二年坂の店を冷やかしたり、買い物したり。京都の町って、どうして、こうも、ついついコマコマと買ってしまうのか。女の財布を知り尽くした、京都一千年来のお商売上手の技なんでしょうか。「清水寺」には参拝せず、二年坂から「高台寺」近辺の石塀小道へ。この間、焼き餅、お茶、甘酒、おからコロッケとつまみ食い(?!)を堪能しました。この界隈は、古い瀟洒な佇まいでお気に入りの場所です。まだ入ったことのなかった、親鸞上人のお墓がある「大谷祖廟」へ。ここは、お墓参りや、信者さんがお参りされる敬虔なところで、観光気分の私たちは、早々に失礼させて頂きました。その後、円山公園から「八坂神社」へと抜け、身も心も美しくなる「美御前神社」に心を込めてお参りしました。ご利益てき面、まぁ、ワタクシをご覧じろ・・・・。皆様とのご縁に感謝しつつ、「八坂さん」で改めて参拝させて頂きました。この頃にはもはや陽も傾き、祇園を抜けて帰ることにいたします。一力茶屋の大戸も、今日は閉じられています。随分、歩いた気がしますが、地図で見るとさほどでもありません。東山一帯をぐるりと一巡りです。でも、この行程、初詣というにはわざわざ、ミステリーゾーンを踏んで回っているような・・・・・・。さて、六波羅蜜寺で頂いた稲穂ですが、友人に押し付け、持って帰ってもらいましたが、これは、来年お寺にお返しし、お炊き上げしてもらわねばなりません。て、ことで、来年はまた六波羅蜜寺から、ヨーイ、ドン?縁起物は、もちろん、何もついていません。
2007年01月05日

椎茸がひっくり返ってます・・・・。母が老いるにつけ、おせち料理も品数が減ってきました。二人でカタログを見ながら、今年こそは買いましょという相談になるのですが、でも、やっぱりねと、ここ数年、同じ会話が繰り返されます。で、30、31日はお台所に立ちっぱなしということになります。車えびのもろみ漬け焼き、たたきごぼう、酢レンコン、田作り(アーモンドをまぶす)、黒豆、糸こんにゃくの明太子まぶし、数の子、大根なますは、最近、胡麻と古老柿(「ころがき」京都山間部で作られる干し柿)で、和えます。今年は、例年していた昆布巻きをやめたので、豚肉ブロックを昆布とお酒(すっぽり漬かるぐらい大量に)と麦味噌で煮込んだものを作りました。私が!福岡系関西人の我が家では、お煮しめを「炊き合わせ」ではなく、「がめ煮」、または「筑前煮」といって(母曰く「いり鳥」とも)蓮根、人参、牛蒡、高野豆腐、干ししいたけ、うずら卵、手綱こんにゃく、鶏肉等をころころの一口サイズに切って、煮物にします。各材料の味がお互いに染込みあって、年齢を重ねるにつけ、美味しいと思うお料理です。でも見渡せば、手間の割には、どれも華やぎのないお料理ばかり。お膳もどうも賑やかには、なりません。そういうものに目や舌がなじみ、おせち料理はおご馳走ではなくなってしまいました。いまや、質素な健康食ともいえそうです。けれど、お料理の一つ一つに謂れがあって、それは、日本人の遊び心であるのかと考えたり家族にだけ分かり合える思い出もあったりで、口にするとしみじみと味わい深く、我が家ならではのおせち料理だと、やっぱり思ってしまいます。
2007年01月02日

新春を寿ぎ、ご挨拶を申し上げます。皆様のご健康とご多幸を、お祈り申し上げますとともに本年も、一層のご交誼賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。新春早々、なんて写真でしょう!!鍋島藩化け猫騒動ではありません。川獺の化け物、黒川主でもありません。去年の大掃除は、くり乃さんの入浴騒動で始まりました。ペットを飼われている方はご納得でしょうが、普通、濡らすとカサが減ります。「あらぁ、こんなにほっそりしていたのね」くり乃さんは、そんなことありません。ますます、ごつい筋肉質の肉体が顕わになります。でも、放流式のお風呂で、見かけよりは、これでもゴキゲンさんでした。さて本日は、天皇杯決勝戦。ガンバ大阪VS浦和レッズ。Jリーグ開始以来、幾年・・・・。ずっと低迷し続けてきた関西勢、J2に落ちなきゃいいやと、開き直って見守り続けてきたガンバ大阪。優勝を狙える位置に、ついただけでもたいしたものだと褒めてきたガンバ大阪(うっそさ♪泣きながらののしったことも多々。)連勝やらカップ収奪が宿命として、課せられる日が来ようとは・・・。宮本恒靖、チームの軸として、顔として、バッシングの的になり、また、しょうもないチョンボもし・・・・・。海外移籍の節目に、今日の大舞台、紛れもないMr.ガンバだ。怪我をしないうちに、帰っておいで・・・・・・。
2007年01月01日
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