きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

全て | カテゴリ未分類 | 生活をよくする | 本の紹介 | 共に生き、共に育つ | たのしいべんきょう | 個人的な日記 | 体育 | 音楽♪ | 道徳 等 | 問題解決 | 考え方 | 話し合い・話す・聞く | 特別支援教育 | 小学校 | 阪神間 地域情報 | PC・デジタル関係 | 教材・教具 | 食育(自立生活・家庭科)・園芸 | 仕事術 | 旅行(温泉含む) | 英語学習 | 環境保護・エコ | 作文・書くこと・漢字 | よのなか(社会) | いのち | 人間関係・コミュニケーション | 子育て | 地震・防災 | 算数 | 心理・カウンセリング・セラピー | 読む・音読・朗読 | エクセルでのプログラミング | 北播丹波 地域情報 | 教員免許 | 教育改革 | 休校期間お役立ち情報 | 映画 等 | 創造性をはぐくむ | プレゼン | 通級 | 健康 | ゲーム
2022.09.21
XML
宝塚歌劇を観に行った帰りに宝塚駅近くの書店で買って帰った本を、読み終わりました。
(宝塚歌劇観劇の日の日記は、​ こちら ​。)


『東海高校・中学校 カヅラカタ歌劇団の奇跡』


かなり刺激的な本でした!

なにしろ、宝塚歌劇の、まんま、男の子版!

すべての役を、男子中学生や男子高校生が演じているのです。

しかも、それが本家の宝塚歌劇を彷彿とさせる再現度らしいのです。


そして、その甲斐あって、やっぱりすごく、面白かったです。

劇の解説などは、劇自体を知らないとよく分からないところはありましたが、こういった「部活」が成立していて、その中で生徒さんが成長していることが、本書を通して、かなり伝わってきました。

それを成り立たせているこの学校自体も、素晴らしいと思いました。

↓カヅラカタ歌劇団の本気の舞台は、こんなのです!!!

(※注:ブログ内再生は禁止されています。リンクを開いてご覧ください。)

本を読んでいたのではんぱないステージを作っているのは知っていましたが、まさに圧巻。
東海高校・中学校の生徒さんだけでなく、保護者や地域の他の学校の方の協力もあって、非常に質の高いステージを実現できているそうです。生徒さんがイキイキと演じられるのも、そういった周りの応援があってこそなのでしょうね。

印象的な記述がいくつかあったので、本書の読書メモ、残しておきたいと思います。


鈴木隆祐『東海高校・中学校 カヅラカタ歌劇団の奇跡』

読書メモ ロゴ
(・ 太字 部分は、本の引用。
  顔マークのあとの 緑文字 は僕の個人的コメントです。)

(山本五十六の) ​​ ​「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」​ が、東海の教育方針と重なる
​・まずは 自分を生かす 。​
​ そして、 ​​自身につながる すべてを生かす生き方 をする​​ 。​ ​​

(p67)

びっくり ​山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」は知っていましたが、その続きがあるとは、知りませんでした。
続きがまた、名言ですね。
なぜこちらはあまり広まっていないんだろう。
僕が知らなかっただけかな?

カヅラカタの生徒さんがカッコイイのは、こういったカッコイイ教育方針があるからこそなのでしょうね。


カヅラカタ歌劇団の方針もカッコイイですが、学校全体の教育方針や学校全体の雰囲気も、またカッコイイです。↓↓

​​ ​・「同調圧力がいい意味で全くない。」
・「各々が個性を当然として受け入れている。」
・仏の教えが底辺に流れるからこそ、とても寛容な学び舎なのだ。​​

 (p238より。「」内は、卒業生の言葉。)

スマイル ​私立の仏教系の学校なので、そこのところがベースにあるようです。
  仏教には、僕もたしかに寛容な精神を感じています。
  公教育では特定の宗教に肩入れするようなことは御法度ですが、こういった雰囲気はぜひ真似したいと思いました。




​​ ​・中高生時代に育むべきは、”良質な自己肯定感”だ
​ (p242)
・社会的に作られる自己否定感は社会的活動を通してしか回復し得ない
・社会的な活動を通じて、他者と共同してなにかを作りあげることが自己肯定感を育む
・それによって他者と共生する良質な自己肯定感は育まれる

 (p243)

びっくり ​久田教諭が、ご自身の体験から体得された原理。
  演劇活動と大舞台を作りあげるために周囲と協力しながら本気で活動することが、生徒たちの「良質な自己肯定感」を育んでいることは間違いないと思います。  



宝塚っぽいユニークな歌劇団の本を買って読んだと思ったら、教育書として思いがけず刺激を受ける1冊ともなりました。

東海高校や中学校は「 共生 ともいき 」が学校のポリシーで、子どもたちはいろんな活動を通して自己実現をはかっているそうです。
本で読んだだけですが、個性を伸ばす素晴らしい教育をされているように感じました。

読書メモに書いたことは、忘れずに覚えておきたいです。
そして、自分の教育実践にも、ぜひ生かしていきたいです!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.09.21 21:00:20
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

にかとま

にかとま

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Archives

2025.11

Comments


© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: