今回は、 とってもおすすめの教材・教具 です。
もともとは教育用に開発されたものではないんですが、教育上の用途に大変幅広く柔軟に使え、しかも使いやすい。
実際に1年ほど使っていますが、子どもたちから大変評判がいいのです。
ちょっと前に、なぜかなくなってしまったので、このほどネットで注文し、もう一度手に入れました。(^^)
新品の使い初めをした今日、さっそく4年生の子が、新品に書く爽快感を味わっていました。
その名も、 携帯筆談器、コミュニケーションボード CoBo(コボ) です。
とにかくコレ!コレを見てください!
特に、同室複数支援で、支援を要する子の横についてちょっとした援助をしている先生は「お?コレは使えるかも!?」と思っていただけることと思います。
ほんとに、使い勝手がいいんです。
軽くて薄くて持ち運びやすく、必要な時だけサッと出して、
子どもに書かせたり、
先生が書いて見せたり、することができます。
個別の指導でも使えますが、僕はもっぱら通級の子の同室複数支援(集団授業内への入り込み支援)で使っています。
不思議なことに、ノートにモノサシでまっすぐな線が引けない子が
このCoBoの上では、なぜかモノサシを上に当てて、
スーッと、まっすぐに引いたんです。
また、漢字を書くときに途中まで合ってるのに途中から似ている字に
変わってしまう子。「あれ~?あれ~?」と何度も書き直すのにもうなんだか混乱してしまって、正しい字が何度やっても書けずにいる子。
このCoBoの上に書かせたら、なんとすっと正しい字が書けたんです。
うまいこと言い表せませんが、紙に鉛筆で書くのとは違う筆記具なので、「書く」という行為を一度リセットする働きがあるようです。
ノートに全然書きたがらない子にも効果的です。
今まで何人もの「クラスでノートを取らない子」に、「ちょっとこっちに書いてみて。○○って、書ける?」
と書かせてきました。
珍しさも手伝って、コレには書く、という場合がほとんど。
書いてしまえばこっちのもの、書いた字をほめたり、コミュニケーションをとっていって、
乗り気でなかった学習に乗せていくこともできました。
算数では、計算ができずに手つかずで固まってしまっている子のところに行って、
さっと筆算を書いてやって渡すと、十人中九人は、続きを書きだします。
問題を大きく書いて見せる、というのがいいみたいです。
子どもに書かせるだけでなく、先生が書いて見せるのにも効果的です。
子どもに渡すと返してくれないことや、
周りの子がうらやましがることも多いので、
基本的には「先生が書いて見せる」というほうが、
主流の使い方でしょうか。
(あくまで僕流ですが。)
クラスの中で、困っている子のそばにそっと行って、
「これをするんだよ」と、やることをシンプルに書いて示したり、「こう書くんだよ」と、漢字などを大きく書いて見せたり、
「これがヒントだよ」と、ちょっとしたヒントを書いて見せたりしています。
通級指導は、最終的にはクラスの中で自立して学習や生活ができることを
目指していますので、僕の場合別室指導よりも、できれば同室複数指導で集団の中でやっていけるようにちょっとしたサポートをする、ということを
重視しています。
その前にも新学習システムの算数担当、というのをやっていまして、算数科の少人数指導や同室複数指導を担当していました。
教室の中に複数の教師が入って、
同室複数指導で個に応じたきめこまかい指導を行うニーズは、
年々高まっていると感じます。
CoBoは、いろんな子がいる教室内を教師が巡回して
困っている子のそばでサッと使えるアイテムとして大変使い勝手がいい。
また、個別支援だけでなく、全員分を買いそろえれば、
個人が考えをまとめて発表に使うという使い方もできると思います。
2人に1人もたせて、書きながら相談させる、という使い方もいいですね。
そんなわけで自分で使ってみて大変おすすめでしたので、このブログ記事を契機に、全国の学校で広まればいいな、と願っています。(^^)
ネット注文は以下のリンクから可能です。
特定非営利活動法人 阿波グローカルネット
1個注文なら送料も格安で、手軽に買いやすいです。
単価:1575円 で、
送料: 160円。
代金後払い。(着後に10日以内に振り込み)決して高い買い物ではないので、一度試しに手に取ってみてはいかがでしょうか?
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