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シアボジが亡くなって5日目に埋葬したお墓の前で祭祀をしてこれで一連のお葬式が終わった。 その次の日、少しほっとした気分で家路に着く途中ヨイドを通り抜けるあたりでなぜかすがすがしい感じがした。 非日常の世界から日常世界に戻ってきて吸い慣れた空気を吸い込んだら今日からまた新しい日々のはじまり。。 西日を鈍く反射して光る高層ビルはあたかも『こちらの世界』のエントランス。 自転車に乗ってるひとサッカーボールを蹴ってるひと凧揚げしてるひとみんなでゲームしてるどっかの団体 シアボジがこの世からいなくなるという我が家は最大級の非常事態だったのに 漢江のほとりはいつも変わらず今日ものんびり ひたすら平和だ。 ああ、こうして地球は回ってる。。。。
2010年10月31日

税務署の玄関でこじんまりとした鉢植えの菊を眺めていたときはまさかその数時間後に自分が溢れかえる菊の花々の中にいるだなんて夢にも思わなかった。 葬儀会場に次々と到着する花輪菊をふんだんにあしらった祭壇の飾りつけ葬儀会場が菊の花だらけになっていくのを見ていたら税務署での不思議な菊の香りのことを思い出した。 ああ、あれはこれのことだったのか。。。と。 おまけに6階建てで各階ひと会場づつの造りになっている葬儀会館で我々の借りた3F会場は偶然《菊の間》であった。他の会場は《ムグンファの間》だの《椿の間》だのごく一般的な花の名前。 ここでもやっぱり菊の花と縁があった。 そんなわけでこれからこの季節に菊の花を見たら私はいつもこの日のことを思い出すんだろうなぁ、と今からすでにしんみり感を先取っている。 まあともかく、シアボジはいい季節に旅立っていかれたなあ。。 これはみんなが口にしてた感想だ。 私もほんと、そう思う。
2010年10月31日

シアボジが亡くなる19日の夕方ごろ私は税務署に用事があって出かけていたのだ。 建物の正面にある駐車場で車から降りた瞬間どこからともなく清らかで上品ないい香りがただよってきた。見ると白や黄色の鉢植えの菊がずっと先の建物のエントランスに並んでいたが鉢の数はほんの数えるほどで、しかもそこは香りを嗅いだ駐車位置からはかなり遠かった。 「あんなところからあれっぽっちの菊の香りがここまで届くの?」 それはほんの一瞬のことでその後はもう香りが飛んでくることはなかった。 私は鼻がかなりいいほうなんだけどいくらなんでも菊の香りを嗅ぐには 不自然に遠い位置だったのでちょっと変な気がしたものだ。 菊の香りかぁ、そういう季節なんだなぁでも菊ってお墓の花だしお葬式の花でもあるし縁起いいんだか、悪いんだか。。。まあ、静粛な気分になる花だよなぁ。。。なんてことも 何の気なしに思ったりした。 それはシアボジが亡くなるほんの一時間ほどまえの出来事だった。
2010年10月27日
やっと今日から生活がいつもどおりに戻りつつある。先週、突然シアボジが亡くなりそれから一週間、お葬式や埋葬でばたばたしていたのが今日やっと一区切り。 ずっと家を空けていたのでまだまだやることもいっぱいだけど考えなくてはならないこともいっぱい。 とりあえず心を落ち着けて家事の合間のコーヒーでも飲もう * * * 今朝、夜明けごろ横で寝ていたアッパが寝言を言っていた。最初私も寝ぼけて聞いていたがどうやらそれは寝言ではなくて例えばイタコの口寄せみたいな、霊現象だった模様。 明らかにアッパでない別の年配男性の声でまるではめていた入れ歯をとってしゃべってるようなふにゃふにゃした不明瞭なしゃべり。「田舎にある△△を持って行け、××も持って行け」と盛んにモノをやるやる、と言ってる様子。 私も夢うつつでなぜかその田舎に居てその△△や××を目の前にしてハナシを聞いてる状況らしくしゃべってる男性が誰かはわからず男性の声だけが聞こえている。 やがて完全に目が覚めて意識が明瞭になった。「む、アッパがしゃべってるのにアッパの声じゃない」と感づき誰がなんと言ってるのか聞き耳を立てようとしたその瞬間その喋りがぱたっと止んだ。 しばらくその続きをじっと待っていたけれど私もまた眠くなって気づいたらそのまま寝てしまったらしい。 朝起きて、アッパにそのことを教えたら「ふうん、寝言言ったなんて記憶にない」と言う。だろうね、、、、あなたはいつもそうよねぇ(笑) 私が思うに、そのふにゃふにゃしゃべる男性は一週間前に亡くなったシアボジ。 シアボジは入れ歯をはめていたのだが入院中に痩せて顔がげっそりとなり入れ歯が合わなくなったのでまたそれを後日直してはめ直した。 しかし入れ歯がない間のおもゆだけの食事からその後入れ歯をはめておかゆから普通の食事へと本来の食生活が可能になった後でももう積極的に食事を摂ることはなくなって結局そのことがのちの回復に大きく影響したといえるかもしれない。 入れ歯をずっとはめ続けていたら。。 食べることの大切さを考えたら入れ歯のなかった期間のことが悔やまれるけどこれも後の祭りか。。 そして入れ歯といえばお葬式の当日にもエピソードがある。 弔いのお客がやってくる前までは葬儀場内の借りた一室のなか家族だけでしばらくくつろいでいたのだがシアボジの入院中に使用したいろんな荷物がボストンバックやら紙袋やらに入れられて部屋の隅っこに置かれていた。 その脇にあった何も置いてない棚のうえにシアボジの入れ歯だけがビニールに包まれてちょこんと置いてあったのだ。 病院からそのままばたばたと葬儀場にやってきてこの入れ歯の扱いだけは戸惑ったのだろう。バックなどの中に他のものと一緒に入れる代物でもないので持ってきた家族の誰かがそのまま入れ歯だけをとりあえず目に付くところに置いといたのだ。 これを私は何かにつけて目にしながらそのお葬式当日の大半を過ごしていたもんだからよけいに『入れ歯』イコール『シアボジ』である。 こんなわけだからその声の主を私が識別するには入れ歯なしのふにゃふにゃ声だったらたとえ声質がシアボジにそれほど似てなくても大丈夫。 すごいなぁ。。。と納得。 * * * でも田舎に行けば何でもあげるよ、ということらしいけどシアボジには財産なんて一切ないんだよね。 いったい何をくれるのかなぁ。。。 またそのうちお参りもあることだし田舎にいってみようっと。
2010年10月27日
ひぇ~ん自分ではけっこう気に入ってたんだけど「やっぱりか~」って感じ。。。 * * * 髪をショートカットにして初めて外出した今朝のこと。 気分爽快で街を歩いてたんだけどふとショーウィンドゥに映る自分の姿を見て愕然。それは紛れもないありふれたタダの40代のおばさん! 家の鏡で見る自分はもっと若々しくってキュートに思えたのに外で客観的に見るとやっぱり《ザ・アジュマ》だわ。この外に出て確認する自分自身がすなわち他人の目に映ってる私の姿。。ってことね。 * * * 病院に向かっているお昼過ぎのこと。 地下鉄の改札口を出て地上へと上がる階段である30代か40代くらいの男性が大小4個のトランクを抱えて登ろうとしていたのだが、ひとりではどうにもならなくてああでもないこうでもないと持ち手を変えたりトランクを上下に積んでみたりと悪戦苦闘していた。 そこで「お手伝いしましょうか」と声を掛けて荷物をひとつ引き受けることにした。 地上まで無事にトランク全てを運んで二人でほっとして顔を見合わせ次にその男性が言ったコトバ。 「どうもありがとうございます アジュマ」 げっ『アジュマ』が余分だよ~~ * * * そしてシアボジの入院する病院で。 午後も3時を回ったので休憩しに病院の屋上野外休憩場へ行って見た。 ズボンの前ポケットにケータイを入れていたのでそれを出そうと一度ベンチに座っていたのを再度立って右手でポケットをまさぐっていると。。。 目の前に通路をはさんでちょうど向かい合うようにして座っていた50代くらいの男性の患者さんが「アジュマ、アジュマ、ズボンのファスナー!」と自分の股間に手を当てながら身振りつきで私に何か教えようとしてる。 「え?」と思って私のズボンを確認してみるとみごとぱっくりファスナーが開いていた。。。幸い見えたのはパンツの生地ではなくやや丈の長い薄手の長袖下着。(それはうす紫色だった、肌色でなくてほんと、よかった) 苦笑しながら片手を挙げて「ああ、あはは、ありがとう」と言うと「もう~ こっちのほうが恥ずかしいからさぁ」と返されてしまった。 。。。ショック 今までこんな対応されたことなかった。「こっちが恥ずかしいよ」ってそれって「おばはんの見せられても困るんだけど」って意味でしょ。しかも、この人も私をアジュマ呼ばわりした。 自慢じゃないけど私アジュマって言われる頻度がものすごく低かったの。童顔で服もカジュアルなもの多いし。いつも30代に見られてたし歳をばらすと「若い~」って驚かれたし(お世辞?) でも髪を切ったとたんなに、この反応は???急に世の中の私に対する視線が変わってしまったとしか言いようがない。 髪型ひとつでとたんにアジュマかいな。。現実にびっくり。。 * * * 午後5時をまわり病院を出てからビジネスマンたちの帰宅ラッシュが始まるソウルの街中勤務時間もそろそろ終わるころのアッパをちょっと会社の前まで呼び出してそこでいつもシアボジの様子の報告会。 いつものように会社の脇のベンチで座って待っていると道を挟んだ向こうから手を振ってアッパがこちらにやってきた。 私のそばに来るなり開口一番 「やぁ、遠くからこうして見ると 完全にアジュマだ」 。。。もういいよ、今日はそれ 聞き飽きた。 アッパいわく、やっと歳相応に見られるようになったってことらしい。 それ喜んでいいのか??(笑) 『素』は若い、、、、てことで?(笑・笑) ただ髪をショートにしただけだというのにとたんにそれが本格的な『アジュマデビュー』となったのであった。 さて、これからどうやって世間と自己認識との間のズレを修正していったらいいのだろうか。。。
2010年10月15日
長かったウェーブの髪をついにばっさり切りました。アジュマのよくやるあのショートヘア。 ちょっとそういう気分なもんで。。。 美容院の先生も「ほんとに切っちゃっていいの?」でも私はこれがしたかったんです♪ いやなことがあったとかそんなんじゃないの。 だからみなさん、私を見て心配したり、びっくりしたりしないでね(笑)
2010年10月14日
明日はフリータイムぅ~~実に10日ぶりの 病院に行かない日。 溜まっていた家の仕事を片付けてそれから少しゆっくりしようと思う。 日に日に良くなっているシアボジだけどだんだん気難しい部分も復活。。。 リハビリも始まっていよいよこれからが正念場。医者の話だと今月いっぱいで退院していいそうだけど どうなるでしょうか。。。?
2010年10月08日
急に寒くなりましたね。 今日なんか、出掛けにカーディガン忘れて薄着のまま家を出たら帰り道寒くて頭痛くなってきた。。 私、寒いとすぐ頭痛くなって調子崩す人。。 今夜は疲れもあるのかなんだか風邪の前兆みたいな嫌な感じなので早く寝ることにしよう。 なあんて言いながら読みかけの ある本が気になって布団に入っても寝なかったりして。 最近、一息つくたびコーヒーばかり飲むので消化器系がなんとなく不調。 おまけに野菜の価格が高騰して野菜を買い控えてしまうせいか家での食物繊維の摂取、足りてないかも~~ どう考えても体調を崩しやすい要素 満載。 気をつけないとね。。。
2010年10月04日
先週から一般病室に無事移ったシアボジはこれから最低1ヶ月以上は入院生活。 なので家族みんなも付き添いを交代でしながら忙しいスケジュールの中病院通いすることになった。 私は先週からもうすでに毎日通いの態勢に入っており片道2時間ほどをがんばって通ってます。 思いもかけなかった介護な日々。しかし病院を出てもこれは続くわけで今後どうなるのか今は予測もつかない。 とりあえず時間との戦いみたいな毎日になってきて家で家事をこなすスピードが恐ろしくアップした。 やればできるじゃん~
2010年10月03日
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