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こんにちは、国際課ですチカホでのイベントのご案内です3月8日(月)と9日(火)、北海道と姉妹友好提携を締結している地域等をパネルなどにより紹介する「北海道国際交流フェア」を開催いたします会場では、友好提携地域等のパネル展示のほか、各地域を紹介する動画を放映し、それぞれの地域の魅力や、これまでの各地域との交流を紹介しますので、是非お立ち寄りくださいみなさまのお越しをお待ちしています(会場にお越しの際は、マスクの着用及び手指消毒へのご協力をお願いいたします。) 日時:令和3年(2021年)3月8日(月)13:00~17:00 3月9日(火)10:00~15:00場所:札幌駅前通地下歩行空間 憩いの空間 (赤れんがテラス横) アンケートにご協力ください 道では、今後の北海道の国際交流施策の参考とさせていただくため、3月12日(金)まで「北海道の国際交流に関するアンケート」を実施しています。アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で30名様に、北海道の姉妹友好提携地域などにちなんだプレゼントをお送りいたしますアンケートは、5分程度で終わる簡単なものです下記アドレスからアクセスしてくださいご協力、よろしくお願いいたします。 アンケートURL:https://www.harp.lg.jp/UUPrOjNK
2021.03.01
こんにちは、国際課欧米交流係です2020年に北海道がアメリカ・マサチューセッツ州と姉妹提携を結んで30周年を迎えたことを契機に、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています。今回ご紹介するのは、出産を機に料理の道を志し、現在は、料理研究家として、マサチューセッツ州にあるご自宅での料理教室や、食のコンサルタンタントとしてご活躍されるブライデン陽子さんです。ブライデンさんのお話を伺い、北海道の魅力について、改めて考えるきっかけになりましたまた、ブライデンさんからのメッセージは、きっと海外を目指す方々の背中を押してくれると思います。ぜひ最後までご覧下さい ご出身と現在のお仕事について教えてください。出生地は滝川ですが、育ちは北海道ではありません。でも母が新十津川出身で、小さい頃から毎年夏は北海道で過ごしていたのと、5年ほど札幌に住んだこともあり、北海道は故郷のように思える大好きな地です。デザイン系の仕事と世界中を食べ歩いた経験を生かし、料理研究家としてビジネスを立ち上げたのが2010年。現在は自宅での料理教室のほか、食関係の企業へのレシピ開発や市場調査、視察の手伝いなど食全般のコンサルタントも行なっています。 食文化セミナーを行うブライデンさんボストンに来たきっかけを教えてください主人の転勤で、マンハッタンから引っ越して来ました。元々の留学はやりたいことが分からなかった学生のころ、語学留学先のマンハッタンで、夢を追いかけ輝いている学生たちを見てハッとさせられたことがきっかけでした。その後、マンハッタンの大学に入りアートと人類学を、シカゴでデザインを学びました。現地での生活の様子を教えてください。留学した当初は英語がうまく話せなかったため、日本では強気だった自分がやむを得ず人に頼ることが増え、気づいたら以前よりもずっと素直でオープンになっていました。このように海外生活を始めると、当たり前にしていたことができなくなりチャレンジやフラストレーションが多いですが、その中で成長や発見などがあることがとても多いです。 ボストン名物のシーフード料理(クラムチャウダー、ロブスターロール、フライドクラム)お気に入りの場所はありますか?一番好きな場所はICA(コンテンポラリーミュージアム)のギャラリーとそこから見るボストンハーバーの景色です。また夕暮れ時に、ICA周辺の海沿いの道を歩くのも大好きです。郊外ではボストンから北上したイギリスを思わせるようなクレーンビーチやその周辺の街、西方面では何度行っても飽きることのないウォルデンポンドやデ・コルドバ・ミュージアムが自分にとって居心地よく落ち着く場所です。 夕暮れのボストン外から見た北海道についてどう感じますか?昨夏、数年ぶりに訪れた北海道は、手作りチーズや日本ワインにこだわった小規模ワイナリーなどクラフトフードや地元の食材にこだわっているレストランが増え、より魅力的な地に変わっていました。企業が少なく道外へ流動する若者が多いですが、気候が良く自然に恵まれた北海道は、実はビジネス、特にITや食関係、外資系のスタートアップ企業にとってとても理想な地だと思います。実際に暮らしているとそのよさを軽視しがちですが、実は北海道は生活の質が高く将来への可能性をたくさん秘めた土地だということをみなさんに実感していただきたいです。そして仕事を求めて出て行く代わりに、いつか学んだことを生かし北海道という地で何かを始める道産子が増えたらなと、遠くボストンから密かに願っています。最後に、留学や研究で海外を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。人生には驚くほどたくさんの選択肢がありますが、それは色々な経験を積んで視野を広げていかないと見えてきません。ですから多くの方に、机の上だけでなく実際に行動を起こしていろんな経験をしてほしいと思います。旅行やボランティア、レクチャーに参加するなど小さなことや失敗を含め全てが経験です。そしてチャンスがあれば、ぜひ海外に出て異文化に触れてみて下さい。今まで知らなかった世界で新しい知識をたくさん吸収し、これまでの価値観を覆されるような経験を繰り返すことで、幅広い考え方や新しい価値観が得られます。絵画同様、見方を変えることで見えなかった部分が見え新たな発見ができるのです。楽しいことばかりではないですが、どんな経験や結果もポジティブにとらえる姿勢でいたら、新しい道が自然と広がっていきます。より豊かな未来に向けて、羽ばたいてみてください。 マサチューセッツ典型的な海辺の町ブライデンさん、ありがとうございました。マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を契機に、これからも交流事業やマサチューセッツ州の情報、現地で活躍されている方などを紹介していきます。バックナンバーはこちらからご覧ください。(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年HP)
2021.02.26
こんにちは、国際課欧米交流係です2020年、北海道は、アメリカ・マサチューセッツ州と姉妹提携を結んで30周年を迎えました。このことを記念して、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しており、今回は、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します。今回ご紹介するのは、ジャズのワークショップ「北海道グルーブキャンプ」に参加したことをきっかけに、マサチューセッツ州にあるバークリー音楽大学に入学し、現在は、作曲家、ピアニストとしてご活躍されている秩父 英里さんです。 秩父 英里さん秩父さんのお話を伺い、人生にはいろいろなタイミングがあり、そのタイミングを逃さずに、新しい一歩を踏み出せる柔軟さ、そして強さを感じましたマサチューセッツでのお気に入りの場所や、海外を目指す北海道の学生へのメッセージもいただきました。ぜひ最後までご覧下さい ご出身と現在のお仕事について教えてください。作曲家・ピアニストの秩父英里です。実は北海道出身ではないのですが、北海道もマサチューセッツも私の人生のターニングポイントとなった大切な場所という縁があります。ボストンに来たきっかけを教えてください「北海道グルーブキャンプ」というジャズワークショップがきっかけです。大学院進学を控えた春休み、大学卒業のご褒美にと思って参加したのですが、そこでバークリー賞(バークリー音楽大学の夏期プログラムに全学奨学金出してくれる!)を頂いたんです。これは行きたい!と思って、日本の大学院は入学式の日に休学届を提出・・。それから、紆余曲折を経て正規入学し、昨年末、ジャズ作曲科と映像音楽科を卒業して今に至ります。*北海道グルーブキャンプ:米国バークリー音楽大学の協力のもと、同校から講師を招き、時代を担う若い世代を対象として北海道で開催されるジャズセミナー。キャンプ開催期間を通じて特に優秀と認められた受講者に対し、米国ボストンのバークリー音楽大学で開催される特別セミナーにフルスカラシップの奨学生として参加することができる特別推薦状の授与が行われます。 現地での生活の様子を教えてください。それぞれ自分を必死に生きているというか、周りを気にせず自由にやっているのはアメリカのいいところだなと思います。ただ、食事とお風呂は日本の方がいいかな? お気に入りの場所はありますか?公園や道端にいるリスがお気に入りでした!Fenwayの公園やチャールズ川沿いを友達とのんびり歩いたり、当時キックスクーターで通学していたのでそれに乗って遊びに行ったり・・・。あとは、学校から近いプルデンシャルやカフェもよく行きました。ボストンは空が綺麗なのでそれもお気に入りです。 チャールズ川のながめ ボストンの空の様子 現在の活動について教えてくださいコロナ帰国中の2020年7月、地元仙台で組曲 「Sound Map ←2020→ Sendai」を発表しました。ジャズアンサンブルとフィールドレコーディングを組み合わせた作品で、仙台を小旅行するというコンセプトです。いつか、北海道やボストンを舞台に、また、色々な場所を繋いでSound Journey(?)とかも面白いかも!なんて思っています。北海道出身でこそないですが、強くて不思議な縁があるので、これから音楽家として北海道やマサチューセッツを繋ぐような活動もできたら嬉しいです。 演奏会での秩父さんの様子最後に、海外を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。人生何が起こるかわかりません。私も、北海道からボストンに飛ばなければこの記事は書いていません。留学をきっかけに新しい人や文化に出会って、それがまた繋がって、というのは面白いなと思います。ぜひ、がんばってください! 秩父さん、ありがとうございました。秩父さんの演奏はYouTubeでもチェックできますぜひチェックしてみてくださいね。 https://www.youtube.com/c/erichichibuまた、秩父さんは、河北新報3.11大震災メモリアルイベント「未来へのエール2021」に、「秩父英里and311スペシャルアンサンブル」として出演が予定されています。ライブの様子は、オンライン配信・アーカイブ配信されるそうですこちらも楽しみですマサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきますバックナンバーはこちらからご覧ください(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念HP)
2021.02.22
こんにちは、国際課欧米交流係です2020年、北海道はアメリカマサチューセッツ州と姉妹提携を結んで30周年を迎えました。このことを記念して、マサチューセッツ通信では、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています今日は、姉妹提携30周年を記念して実施した「文化交流派遣授業」についてご紹介します。この授業は、国際課で国際交流員として北海道の国際交流の推進に取り組んでいるアメリカ出身のマレイナ・マコヘニーさんが、道内の小・中学校を訪問し、マサチューセッツ州のことや、北海道とマサチューセッツ州との交流についてお話するとともに、授業の中で、マサチューセッツ州の生徒たちとレター交流を行うことにより、小中学生の子供たちに、北海道とマサチューセッツ州との繋がりについて知ってもらい、他文化への理解や国際交流への関心を培ってもらうため企画したものです新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、途中から、オンラインでの実施となりましたが、道内の小中学校計7校の皆さんが参加してくれました! 子どもたちは、マサチューセッツ州の子どもたちに向けて、「マサチューセッツ州はどんなところ?」「何をするのが好きですか?」など、英文で一生懸命手紙を書いてくれました授業で書いた手紙は、マサチューセッツ北海道協会の森田会長等のご協力により、無事、マサチューセッツ州の子どもたちの元へ届けられましたこれから、お返事が届くのが、楽しみですねこの授業を機に、マサチューセッツ州に興味をもってくれる子どもたちが増えるとともに、手紙を通じた交流が末永く続くことを祈っていますこの「文化交流派遣授業」の様子は、マレイナ交流員が「赤れんが通信」の中でも紹介しています。ぜひこちらもご覧ください!マレイナ交流員執筆の赤れんが通信はこちらから 英語版 日本語版マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報、現地で活躍されている方などを紹介していきますバックナンバーはこちらからご覧ください(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2021.02.15
官民連携で北海道に貢献する意欲ある若者の海外挑戦(留学)を応援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金(みらチャレ)」の応援サポーターである(公社)北海道宅地建物取引業協会様の御協力をいただき、令和3年2月13日(土)・14日(日)の2日間開催される道新資産運用フェア・不動産投資フェアにて、「みらチャレ」のリーフレットも配布いただくこととなりました!基金の制度紹介と募集通知の2種類のリーフレットの他、みらチャレポケットティッシュのセットで配布しております。資産運用フェア・不動産投資フェアにご参加予定の皆様は、ぜひ(公社)北海道宅地建物取引業協会様のブースにお立ち寄り下さい!○開催日時 令和3年2月13日(土)・14(日) 両日とも10:00~17:00 ○開催場所 ロイトン札幌 3階 ロイトンホール (札幌市中央区北1条西11丁目)公益社団法人北海道宅地建物取引業協会http://www.takken.ne.jp/index.html▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2021.02.12
こんにちは、国際課欧米交流係です2020年、北海道はアメリカマサチューセッツ州と姉妹提携を結んで30周年を迎えました。このことを記念して、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しており、今回は、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します。今回ご紹介するのは、2015年から2018年までの間、ボストンのBeth Israel Deaconess Medical Center(BIDMC)・Harvard Medical Schoolで、乳がんの研究を行なっていた齊藤 康弘さんです。齊藤さんのお話を伺い、留学や、海外での生活に限らず、初めての経験をするとき、誰もが感じる不安や、それを乗り越えた先に見える楽しさや感動を、思い出しました海外での生活、という大きな一歩を踏み出した先には、今まで見たことのない景色が広がっているかもしれませんマサチューセッツでの生活や、お気に入りの場所も、教えていただきました。ぜひ最後までご覧下さい ご出身と現在のお仕事について教えてください。北海道札幌市で生まれ育ちました。札幌旭丘高校、北海道大学水産学部を卒業し、北海道大学水産科学研究科にて修士号を取得、北海道大学理学院にて博士号を取得しました。その後、東京大学などで務めた後、研究のためカナダ・トロントに海外留学しました。所属研究室の移動により2015年からボストンのBeth Israel Deaconess Medical Center(BIDMC)・Harvard Medical Schoolにて乳がんの研究をしていました。2018年に日本へ帰国し、現在では山形県鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所にて引き続き乳がん細胞の代謝に関する研究を続けています。ボストンに来たきっかけを教えてください2014年9月よりカナダ・トロントに留学し、1年が経った2015年10月に所属していた研究室がボストンへ移ることが決まったため研究室の移動とともにボストンに移り住みました。また、2016年に妻も日本からボストンでの生活に加わりました。現地での生活の様子を教えてください。現地では言葉の壁から何をやるにも日本で生活している時よりも少し不自由さを感じていました。幸いにもボストンには多くの日本人が生活し、日本人間での情報共有や助け合いが盛んなことから、生活における不自由さを克服できました。お気に入りの場所はありますか?Boston Red Sox本拠地のFenway Parkによく野球を観に行きました。ドームに代表される日本の野球場とは雰囲気が全く異なり、そして、チームの応援にも一体感があり、日本ではあまり味わうことのできない楽しい雰囲気に浸ることができました。 ニューヨークヤンキースの田中投手が登板したときの試合風景。 また、ボストン美術館も家の近くにあり、有名な絵画などがたくさんあったことからよく訪れました。ボストンでは美味しい生のシーフードもレストランで食べられることが驚きでした。 シーフードの豪華盛り合わせ。ボストンでは牡蠣やロブスターなど 美味しいものが食べられるそうです。本当においしそうですね!!最後に、留学や研究で海外を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。留学は自分のキャリアだけではなく自分の考え方も成長できるチャンスだと思います。私もそうでしたがはじめは不安です。海外生活を送る中ではその不安を超えた楽しみや感動もありましたので、少しでも留学など海外に興味があるのでしたら、海外生活を経験してみるのもよいと思います。齊藤さん、ありがとうございました。マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきますバックナンバーはこちらからご覧ください(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念HP)
2021.02.09
「ほっかいどう未来チャレンジ基金」は、企業・団体、個人の皆様からのご寄付やご協力を得て、平成28年12月に設置し、将来の北海道を支える人材を育成するため、官民連携で本道に貢献する意欲のある若者の海外留学を支援しています。本基金の応援パートナーであり、道との包括連携協定締結企業、ほっかいどう応援団会議メンバーでもあるイオン北海道(株)様のご協力をいただき、本基金について周知するとともに、広く道民の皆様からの募金を募るため、道内のイオン系列店舗において「ほっかいどう未来チャレンジ応援募金」を実施しています。○実施期間 令和3年(2021年)1月18日(月)~2月5日(金)本日(2月5日)が最終日です!新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が懸念されますが、今夏以降の留学生派遣に向けて準備を進めておりますので、道内の若者の海外挑戦への皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いします!○実施店舗 道内の「イオン」、「イオンスーパーセンター、「マックスバリュ」、「ザ・ビッグ」、「まいばすけっと」など168カ所▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2021.02.05
こんにちは、国際課欧米交流係です2020年、北海道はアメリカマサチューセッツ州と姉妹提携を結んで30周年を迎えました。このことを記念して、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しており、今回も、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します今回ご紹介するのは、2019年の春に1ヶ月間、ボストンに滞在し、マサチューセッツ通信Vol.3でご紹介した澤目梢さんが主催する日本の女性リーダー育成プログラムに参加された伊藤 枝里子さんです(澤目さんの記事はこちらから)伊藤さんのお話を伺い、北海道の外側の広い世界から、北海道を見てみることの大切さを、改めて感じました。そして、マサチューセッツ州で暮らすたくさんの北海道出身者が「北海道」をキーワードにつながっていることを、とても嬉しく思います伊藤さんは、「すべてのチャレンジは尊い」という考えを大切な指針とされているそうです。みなさんは、何かチャレンジしてみたいことはありますか?チャレンジする気持ちをいつまでも忘れずに、大切にしたいですねボストン滞在時の様子や、北海道の学生の皆さんへのメッセージもいただきました。ぜひ最後までご覧下さい ご出身と現在マサチューセッツ州で何をされていたかを教えてください。私は札幌市出身です。高校まで札幌、大学は小樽で、毎日JRで通っていました。滅多に止まらないJRなのに、休めない授業がある日に限って大雪で止まったりしましたが、今ではそれもよい思い出になっています。現在は、東京のNPO法人で働いています。先日、本ブログに掲載されたボストンで女性リーダー育成支援をしている澤目梢さんの団体が主催するプログラムのフェローに選ばれ、2019年の春に1ヶ月間、ボストンに滞在させていただきました。 日本女性リーダー育成プログラムで一緒にボストンを訪れた仲間たちと、主催団体のオフィスにて。伊藤さんは左から2番目。 現地での生活の様子や、面白かったことについて教えてください。ボストンに滞在した1ヶ月間で、日本から遠く離れているにも関わらず、多くの北海道出身者に出会えたことが驚きでした。「北海道出身」というキーワードでたちまち親近感が湧き、たくさんの人と繋がることができる、そんな道産子の絆の強さを感じた機会でもありました。また、北海道は観光地として海外の人たちに人気があることは知っていましたが、その人気を目の当たりにすることができました。印象的だったのが、ボストン日本祭りの北海道ブースにボランティアスタッフとして参加した時のことです。毎年6-7万人参加するというこのイベントに北海道紹介ブースを出展し、1日で200人以上の人たちに訪問してもらいました。 ボストン日本祭りの北海道ブーススタッフのみなさんと。伊藤さんは左奥。ブースでは、ボストン在住の北海道出身の方々が事前に企画を練り、ゲームや催し物を企画するなど工夫を凝らし、多くの方々が訪れ、北海道の魅力に触れていました。当初、故郷を懐かしむ北海道出身者や日本人、もしくは日系人の訪問が多いのかと思っていましたが、そんなことはなく、むしろ7-8割は日本人以外で、「北海道が好きだから」「旅行に行く予定があるから」という理由で立ち寄ってくれ、コミュニケーションが進んで、道産子ならではのオススメ観光地や食べ物などを紹介することができました。こうした交流の中から、北海道のポテンシャルの高さを改めて感じることができ、大好きな故郷を少しでも海外のみなさんに広める機会となり、大変楽しいイベントとなったのがとてもよい思い出です。 北海道ブースの様子。ブースに来訪した子供たちには北海道のゆるキャラクイズに挑戦してもらい、地域特産品について紹介したそうです。 最後に、留学や研究で海外を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。私が高校生の時は、地元の高校を出て、地元から通える大学に進み、地元か東京で就職するのが一般的でした。海外留学は、金銭的にも、周りに目指す友達もいなかったので心理的にもハードルが高く、選択肢にすらあがりませんでした。北海道が好きだったので、北海道に残り地元へ貢献したいという気持ちが強かったです。しかし、大人になってみると、世界には多様な文化と考え方を持った人たちが存在し、北海道は広い世界の中の一つの地域で、広い世界の中でお互いの文化や考え方を尊重し交流することが重要だと分かりました。現在は、高校生や大学生向けの海外留学のための給付型奨学金が充実しています。若いうちに海外にある程度の期間滞在する経験を積んでみてはいかがでしょうか。私は残念ながらプログラム修了に伴い帰国しておりますが、ボストンにはたくさんの道産子がいること、そして、北海道とマサチューセッツ州の交流が続いていることを大変嬉しく思います。それぞれのよさを生かしながら、北海道とマサチューセッツ州がともに発展していくことを願っています。伊藤さん、ありがとうございました。マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきますバックナンバーはこちらからご覧ください(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2021.02.03
こんにちは、国際課欧米交流係です 北海道はアメリカ・マサチューセッツ州と姉妹提携を結んで今年で30周年を迎えました。このことを記念して、マサチューセッツ通信では、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しており、今回も、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します 今回ご紹介するのは、ラジオ局でパーソナリティを務めており、さらに、ケンブリッジ市にある語学学校でティーチングアシスタントとしてもご活躍される白石 郁江さんです ご主人のボストン赴任に帯同する形で、マサチューセッツ州に移り住んだ白石さんは、新しい環境で得た新しいお仕事を通じ、自分らしい暮らし方を見つけることができたそうです 新しい環境を充実させたい、と積極的に飛び込んでいく白石さんの姿に、自分らしさを失わず、なりたい自分になるために努力する、という強い気持ちを感じました また、白石さんからは、北海道から海外生活を目指す皆さんへのメッセージもいただきました。 ぜひ最後までご覧下さい! ご出身と現在マサチューセッツ州でされているお仕事について教えてください。 帯広市で生まれ、父の仕事の都合で室蘭市、留辺蘂町、札幌市と移り住みました。札幌北高校、早稲田大学法学部を卒業した後は、武田薬品やネスレジャパンで営業職として働いていました。 大学時代にテレビ番組のレギュラー出演やイベントの司会などを経験していたことがきっかけで、現在はニューヨークを拠点とするラジオ局でパーソナリティを務めており、ケンブリッジ市にある語学学校で、ティーチングアシスタントとしても働いています。現在マサチューセッツ州4年目です。マサチューセッツ州に移り住んだきっかけを教えてください。 私は夫のボストン赴任に帯同するかたちでこの地に移り住みました。幸い日本で10回以上引っ越しを経験している引っ越し大好き人間ですのでホームシックにはかかりませんでした。しかし、ボストンで活躍する多くの皆様とは違い、自分の勉強やキャリアアップのための移住ではなく、仕事を完全に手放しその後のアテのない状態での移住でしたので、最初のうちは自分らしさを見失いアイデンティティクライシス悩んでいました。 理由はなんであれせっかく移り住んだ土地ですから充実させたいと思い、語学学校に通ったり習い事をしてみたりしました。ボストンではどこにいっても素敵な出会いがあり、気持ちが豊かになるのを感じました。 しかしやはり仕事をしたいという思いが強く、労働局に労働許可を申請し自分の強みを生かせる仕事を探していると、幸運にもすぐに日本語でできるラジオパーソナリティーの仕事を見つけることができました。ラジオのお仕事ではマサチューセッツ州を含むニューイングランド地方の魅力を伝える番組を担当しており、普段行くことのない場所、お会いすることのない方々との出会いが大きな刺激になっています。一方で、取材では日本人以外への英語取材も多く、自分の英語力のなさに悔しい思いもしました。 そこでもっと英語力を伸ばそうと語学学校のクラス分けテストを受けに行ったところ、生徒ではなく先生になってみないか、とお声がけいただきティーチングアシスタントになることができました。人に教えることは自分の学びにもなり、国際色豊かな生徒さん達から世界中のことを教えてもらいながら充実した日々を送っています。 ラジオと学校でのお仕事のおかげで、私らしいマサチューセッツ州での暮らし方を見つけることができました。 (写真)プロラグビーチームNew England Free Jacks所属選手への取材風景現地での生活の様子・海外生活の差を感じることはありますか? アメリカでは固定観念にとらわれない生活ができると感じています。女性(男性)だから、何歳だから、という考えにとらわれず、自分らしさを追求でき、それを認めて応援しあう風土があるように思います。 また、日本では感じることのなかった多様性を感じています。以前私はアメリカを純粋にひとつの国として捉えていました。しかしその中にはたくさんの州があり、それぞれの州が異なった法律をもっており、州民性がまったく違い、同じアメリカでありながらまるで違う国々のようです。アメリカは一口に語ることができず、同様に世界中の国々や人々は一括りにできないと気づきました。この多様性への理解は、自分とは違う誰かの存在を認め、受け入れる一歩になったと思います。 (写真)担当する英語クラスでの一コマ(白石さんは前列左から2番目)最後に、海外生活を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。 私は大学進学のために北海道を離れてから初めて北海道の魅力に気づき、渡米後にはさらに北海道に魅せられています。 日本で10回以上引っ越しを経験し、世界の都市を数えきれないほど訪問しましたが、私にとって北海道は世界で一番素敵なところです。 自分を形作ったルーツというものは誰にとっても特別で、そこから離れれば離れるほどに強い繋がりを感じます。きっとあなたも北海道を離れた後、自分の中に根付く北海道の大きさを再発見することでしょう。 今のうちに北海道の素晴らしさをたっぷり吸収し、海外で思いっきり伝えてください。そして、もしあなたが海外生活で迷ったときは「自分らしさ」を大切に、「どんな自分でありたいか」も見据えて自信をもってたくさんのことにチャレンジしてくださいね。 マサチューセッツ州から応援しています。 (写真)マサチューセッツ州にあるお気に入りのフラワーガーデンにて 白石さん、ありがとうございました。 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます バックナンバーはこちらからご覧ください。 (HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2021.01.28
こんにちは、国際課欧米交流係です 2020年、北海道とアメリカ・マサチューセッツ州とは姉妹提携を結んで30周年を迎えました。このことを記念して、マサチューセッツ通信では、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しており、今日は、前回に引き続き、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します 今回ご紹介するのは、札幌でベンチャー企業家や、ベンチャーキャピタリストとしてご活躍されている中原 拓さんです。 中原さんは、アメリカで設立されたライフサイエンススタートアップに創業メンバーとして参画されたのち、日本の事業会社で新規事業創出担当者として大企業とスタートアップの連携や、スタートアップへの投資などに携わってきました。 世界中を回ってきた中原さんのお話から、北海道には、まだまだ多くの可能性があるのだな、と感じます ボストンでの暮らしや、海外を目指す北海道の学生へのメッセージなどをインタビューしましたので、ぜひ最後までご覧下さい ご出身と現在ボストンでどのようなお仕事されているか教えてください。 私は北海道江別市出身です。今は札幌在住ですが、ここ数年、半分はボストンにいる生活をしていて、在ボストンの方の一部はボストン在住だと思われていたようです。実際には通勤していました。 現在は札幌でベンチャー起業家やベンチャーキャピタリストとして働いています。山形県鶴岡市のバイオベンチャーの代表をしつつ、東京のベンチャーキャピタル*のベンチャーパートナー、北大発ベンチャーの共同創業者などをしています。札幌市バイオビジネスアドバイザーもしています。*ベンチャーキャピタル:起業して間もないベンチャーに投資し育成することでリターンを得る投資ファンドのこと。トップレベルのベンチャーキャピタルでは博士号取得者や医師が活躍しています。ボストンに来たきっかけを教えてください。 2年前まで東京の企業で新規事業立ち上げを担当していて、世界中を回って新規ビジネスネタを探索していました。その前はアメリカ・ニュージャージーのバイオベンチャー立ち上げをやっていて、アメリカが大好きになって、またアメリカでバイオビジネスを立ち上げたいと思って全米を回っていたところボストンに行き着きました。 ボストンはバイオベンチャーの聖地とも言うべきところで、バイオギークには天国のようなところです。これだけバイオの頭脳と資金がひとつの地域に集まっているのは世界でも一番ですし、歴史上もなかったことだと考えられます。ボストンを語る上でバイオベンチャーは外せません。海外生活を経験し、北海道との差を感じたことはありますか。 ニュージャージーに住んでいたときも、ボストンに長くいたときも感じていましたが、多くの北海道人にとっては、北東アメリカは外国という感じが少ないのではないかと思います。気候や植生が近く、人々もさっぱりしていて北海道のようでした。外国っぽいのは言葉が英語ということくらいです。むしろ東京のほうが異国感が強く、北海道人にとっては津軽海峡の先はすべて外国なんだな・・と思っています。 お気に入りの場所はありますか? バイオベンチャーやベンチャーキャピタル関係者にとってはKendall squareからHarvard squareの3駅の間はアミューズメントパークだと思います。バイオ以外ですと、Central square駅から少し北に行ったInman squareはおしゃれ目なレストランが並んでいて楽しめます。New American styleのレストランは特におすすめです。日本酒を何十種類もおいている居酒屋もあります。 もうひとつ、ボストンにいるときにはいつもCambridge Innovation Center (CIC)のひとたちにお世話になっていました。世界でも最大のスタートアップが集まるCo-working spaceで、一つの「村」と言っていい規模感で起業家が集まっています。他のCo-workingとは違い、バイオやAIなどイノベーション産業のスタートアップがほとんどで、コミュニティ意識も強く、本当に特別な場所だと思います。(Longfellow bridgeからKendall square側を望む)最後に、留学や海外での起業を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。 私は大学まで北海道にいて、アメリカや東京などで10年過ごした後、札幌に帰ってきました。いろいろ巡って感じましたが、どう考えても北海道が一番過ごし易いです。ずば抜けて。こんなに素晴らしい土地ですので学生の皆さんも出たくないと思います。でも一度出てください。そして戻ってきてもらえると、北海道がプロフェッショナルライフとしてももっと充実した場所になると思います。 私は大学院時代に一時期デンマークでバイオの研究をし、アメリカではバイオベンチャーをしながらビジネススクールに通いました。 日本、ヨーロッパ、アメリカと異なる環境のアカデミアを体験して特によかったことが二つあって、ひとつは前よりも高い視座を得られたこと、もうひとつは怖いものがなくなってしまったことです。知識は部屋にこもって勉強していても手に入りますが、視座の高さは移動距離に比例します。どんどん移動しましょう。怖いものがなくなったのは、自分の実力が高まったからというよりは、不確実性や孤独に対して耐性が強くなったということだと思います。 一度外に出ると、二度目以降はだいぶ気が楽ですので、一度目だけ勇気を出して飛び出してみると楽しくなると思います。 中原さん、ありがとうございました。 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます。バックナンバーはこちらからご覧ください(マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2021.01.25
みなさん、こんにちは北海道庁総合政策部国際局国際課欧米交流係です 2020年、北海道とカナダ・アルバータ州は、姉妹提携を締結して40周年を迎えました「北海道ーアルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々な交流などについて定期的にお知らせしています。 今日は、「北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展in北海道博物館」のお知らせです。 道では、アルバータ州と姉妹提携を締結している市町村のご協力のもと、北海道とアルバータ州との交流の歴史や、アルバータ州の魅力を紹介するパネル展を開催しており、これまで、第1回を東川町、第2回を上富良野町、第3回を足寄町、第4回を上川町、第5回を鹿追町で開催してきました 最後を飾るのは、前回のフレンドシップリレーで、ロイヤル・アルバータ博物館との交流についてお伝えした北海道博物館での開催です 前回のフレンドシップリレーはこちらから ご来館の際には、ロイヤル・アルバータ博物館について紹介している「友好館紹介コーナー」(常設)もあわせてぜひご覧くださいね 皆様のお越しをお待ちしております北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展in北海道博物館 日時:2021年1月23日(土)~2月7日(日) 9時30分~16時30分 ※月曜日は休館日です。 場所:北海道博物館2階ロビー(特別展示室前) (札幌市厚別区厚別町小野幌53-2)
2021.01.25
官民連携で北海道に貢献する意欲ある若者の海外挑戦(留学)を応援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金(みらチャレ)」の応援サポーターである(公社)北海道宅地建物取引業協会様の御協力をいただき、令和3年1月18日(月)から1月20日(水)まで、札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)にて不動産に関する冊子・パンフレット無料配布を行っており、「みらチャレ」のリーフレットも配布いただいております! 基金の制度紹介と募集周知の2種類のリーフレットの他、みらチャレポケットティッシュ、トビタテ!留学JAPANピンバッジのセットで配布しております。 ○開催日時 令和3年1月18日(月) 11:00~17:00 19日(火) 10:00~17:00 20日(水) 10:00~16:00 ○開催場所 札幌駅前通 地下歩行空間 北大通交差点広場(東)公益社団法人北海道宅地建物取引業協会http://www.takken.ne.jp/index.html不動産に関する様々な役立つ冊子・パンフレットを配布しておりますので、お近くにお越しの皆様は、ぜひお立ち寄りください!▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2021.01.19
「ほっかいどう未来チャレンジ基金」は、企業・団体、個人の皆様からの御寄附や御協力を得て、平成28年12月に設置され、将来の北海道を支える人材を育成するため、本道に貢献する意欲のある若者の海外留学を支援しています。本基金の応援パートナーであり、道との包括連携協定締結企業、ほっかいどう応援団会議メンバーでもあるイオン北海道(株)様の御協力をいただき、本基金について周知を図るとともに、広く道民の皆様からの募金を募ることを目的として、道内のイオン系列店舗において「ほっかいどう未来チャレンジ応援募金」を1月18日(月)から2月5日(金)まで実施しています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況が懸念されますが、今夏以降の留学生派遣へ向けて準備を進めておりますので、道内の若者の海外挑戦への皆様の温かい支援をどうぞよろしくお願いします実施店舗等:道内の「イオン」、「イオンスーパーセンター」、「マックスバリュ」、「ザ・ビッグ」、「まいばすけっと」など168箇所▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2021.01.18
みなさん、こんにちは総合政策部国際局国際課欧米交流係です 2020年、北海道とカナダ・アルバータ州は姉妹提携を締結して40周年を迎えました 「北海道-アルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々な交流などについて定期的にお知らせしています。 今日は、北海道博物館とロイヤル・アルバータ博物館との交流についてご紹介します 両者の交流は、北海道博物館の前身である「北海道開拓記念館」時代にさかのぼります。 北海道開拓記念館は、北海道と友好関係にあり、なおかつ北海道と歴史的・文化的にも深い関わりをもつ海外諸地域の博物館と研究交流・共同研究を行ってきています ロイヤル・アルバータ博物館の前身であるアルバータ博物館とは、1993年に共同開催した「カナダ・アルバータ州先住民の文化」を契機に友好を深め、2000年からは、10年にわたって学芸員や研究員の派遣・招聘を行ってきました その後も、2013年には、「友好館に関する覚書」、2018年には、「共同研究に関する覚書」を締結し、現在も、隔年で学芸員や研究員の派遣・招聘を行っています。 また、2015年には、北海道とアルバータ州との姉妹提携35周年を記念し、「Across Borders:Naoki Ishikawa In Celebration of Sister Relations between Alberta and Hokkaido」が両博物館で開催されるなど、友好関係を深めています 実は、北海道とアルバータ州が最初に姉妹提携を結んだ際の北海道側の会場も、当時の北海道開拓記念館だったんですよ(1980年10月17日 北海道開拓記念館(現:北海道博物館)での調印の様子) 北海道博物館内には、「友好館紹介コーナー」として、これまでの交流の歩みや、ロイヤル・アルバータ博物館からの記念品等を展示したコーナーもありますので、ご来館の際には、ぜひチェックしてみてくださいね 今回、北海道とアルバータ州との姉妹提携40周年を記念し、北海道博物館の皆様がこれまでの両館の交流の様子をまとめた紹介動画を作成しました。 ぜひこちらからご覧ください! 北海道庁インターネット放送局 Hokkai・Do・画
2021.01.15
こんにちは、国際課欧米交流係です 2020年、北海道とアメリカ・マサチューセッツ州とは姉妹提携を結んで30周年を迎えました。このことを記念して、マサチューセッツ通信では、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しており、今日は、前回に引き続き、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します 今回ご紹介するのは、ハーバード大学経営大学院博士課程研究員として、組織論や企業戦略論を研究されている武田 悠作さんです。 昆虫学者を目指しマサチューセッツ州の隣のコネチカット州にあるウェズリアン大学に進学した武田さんは、進学後、社会科学に興味を持ち、この興味を追求し続けています。 「日本国内のちっぽけな「当たり前」に囚われずに自由に大暴れしてください」という武田さんの言葉に勇気づけられる人も多いのではないでしょうか 渡米のきっかけや海外を目指す北海道の学生へのメッセージなどをインタビューしましたので、ぜひ最後までご覧下さい ご出身と現在マサチューセッツ州でされているお仕事について教えてください。 ハーバード大学の博士課程で、組織論や企業戦略論を社会認知の観点から研究しています。経営学者として、個人の集合体である組織について、社会学など社会科学の理論と研究方法の観点から研究を行っています。 また、ハーバード・ビジネス・スクールでは、MBA教育のお手伝いをしたり、ハーバード大学内にあるハーバード・エクステンション・スクール(夜間部のような学部)では、経営学の修士課程の講義を担当しています。また、地元の柔道クラブで指導者として柔道を教えているほか、時々試合にも出場しています(ニューイングランド大会で優勝と準優勝各1回ずつ)。 私は日高郡新ひだか町で生まれ育ち、中学・高校では札幌市の私立北嶺高校で6年間寮生活をしました。現地の柔道クラブ「東北柔道クラブ」インストラクターの集合写真(武田さんは中央奥) マサチューセッツ州に移り住んだきっかけを教えてください。初めてマサチューセッツ州のニューイングランド地域に来たのは10年前のことでした。 高校卒業後、幸運にも奨学金を得て、マサチューセッツ州の隣のコネチカット州にあるウェズリアン大学に進学しました。元々昆虫学者志望で、生物学、環境科学、農業経済学などの科目を学びたいと思っていました。しかし、私が通っていたウェズリアン大学は、いわゆる「リベラルアーツカレッジ」と呼ばれるもので、専攻を決める前に多様な科目を学ぶことを奨励していました。 高校までは生粋の理系人間でしたが、興味本位で経済学、社会学、政治哲学などの科目を履修し、徐々に社会科学に興味を持つようになりました。私が長年興味を持っていたアリやハチなどの社会的昆虫の社会システムは、人間の社会システムにも精通している部分が多く、私たちが集合体として持っている社会の構造やシステムが、私たちの行動によってどのように形成され、形作られているのかについて、より深く学ぶことにとても興味を持つようになりました。 この興味を追求するために、卒業後、ニューヨーク市で半年の就労経験を経て、一橋大学で野中郁次郎教授のもとで2年間組織研究の経験を積みました。その後、2016年からハーバード大学の現職に就任しました。卒業後は、ビジネススクールの助教授に就任することを目指しています。ノースカロライナ州グリーンズボロ市のホンダジェット社本社にて。竹内弘高ハーバード大学経営大学院教授(左)、藤野道格ホンダジェット社長(中央)、武田さん(右)マサチューセッツ州ゆかりのキャロライン・ケネディ元在日アメリカ合衆国大使との晩餐会の様子お気に入りの場所はありますか? マサチューセッツ州には北海道の皆さんにご紹介したい名所が数えきれないほどあります。 ボストン市内のお気に入りの場所の一つに、ボストン美術館の日本の仏像コーナーがあります。日本のお寺で感じる厳粛な雰囲気を見事に再現しています。私はよくそこに座って人生のことや研究のことについて考えを巡らせています。マサチューセッツ州の中でもピカイチに海が綺麗なケープコッド半島のサンドイッチ市にて。向かって右側が武田さん最後に、留学や研究で海外を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。北海道は良い意味で日本の本流から外れた「亜流」です。 進路・将来の夢・人生設計において、道産子として日本国内のちっぽけな「当たり前」に囚われずに、自由に大暴れしてください。 武田さん、ありがとうございました。 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます。 バックナンバーはこちらからご覧ください(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2021.01.15
みなさん、こんにちは総合政策部国際局国際課欧米交流係です2020年、北海道とカナダ・アルバータ州は姉妹提携を締結して40周年を迎えました「北海道-アルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々な交流について定期的にお知らせしています今日は、「北海道・アルバータ州姉妹提携40周年/鹿追町・ストニィプレイン町姉妹提携35周年 記念パネル展in平成館」のお知らせです道では、アルバータ州と姉妹提携を締結している市町村のご協力のもと、北海道とアルバータ州との交流の歴史や、アルバータ州の魅力を紹介するパネル展を開催しています。これまで、第1回を東川町、第2回を上富良野町、第3回を足寄町、第4回を上川町で開催してきました。第5回は、アルバータ州ストニィプレイン町と姉妹提携35周年を迎えた鹿追町と共催し、1月7日(木)から行います鹿追町では、鹿追高校の1年生全員がストニィプレイン町で2週間のホームステイをする短期留学事業やストニィプレイン町からの短期留学生受入、町民の長期滞在の受入など、様々な交流を行ってきていますまた、会場となる国際交流センター平成館では、ストニィプレイン町からの記念品も展示されていますよ今年度は、新型コロナウイルスの影響により残念ながら相互派遣はできませんでしたが、メッセージ動画を交換するなど、来年度以降の再会に向けて、今できる交流を続けています早く新型コロナウイルスが収束して、また相互訪問が再会できることが望まれます【北海道・アルバータ州姉妹提携40周年/鹿追町・ストニィプレイン町姉妹提携35周年記念パネル展in平成館】 日時:2021年1月7日(木)から1月16日(土) 9時00分~17時00分(金曜日は13時00分~20時30分) ※日・祝日は休業日です。 場所:鹿追町国際交流センター平成館ゲストルーム (河東郡鹿追町新町1丁目21番地1)
2021.01.06
国際交流員のキム・ソヒョンと申します 北海道庁国際課に所属している韓国・中国・アメリカ出身の国際交流員が、それぞれの視点で北海道のトピックを集め、「赤れんが通信」を発行しています。下記のHPにて公開しておりますので、ご興味のある方は、是非ご覧ください ☞日本語版☞韓国語版
2021.01.04
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりハンガリーで世界的に有名なピアニストのレッスンの受講により演奏技術の向上などを図り、演奏活動を通して北海道の音楽環境、音楽レベルの向上に貢献し、音楽にあふれた北海道を創ることを目指している文化芸術コース清水柚衣さんから9月から12月にかけての活動の様子が届きました 9月から正式にリスト音楽院修士課程1年生として、引き続き勉強をしています。 ハンガリーでも新型コロナウイルスの第2波が来て、一時期は新規感染者数が6,000人を超えるなど、医療崩壊の状況が続いていました。ここ数週間は新規感染者よりも死者数が多く、医療体制の限界、ウイルスの進化、重症化する率の高さが感じられます。 新学期開始当初は対面で行われていたレッスンも11月にオンラインになってしまいました。現在も感染拡大防止のため、政府による行動規制がされており、夜8時から翌朝5時までは外出禁止、飲食店でのイートインは全面禁止などの措置がとられています。なお、ワクチンについては12月から1月には医療従事者やお年寄りなど重症化することによる危険性が高い人から優先的に接種が開始されるとのことで、少しずつ感染者が減っていくことが期待されています。 修士課程1年目の今年度はFalvai Katalin先生、Falvai Sandor先生に師事していて、各先生週1回ずつ2回、現代音楽をBorbely Laszlo先生に師事して、週に1回レッスンをしていただいています。 また、ハンガリー語は去年よりも一つ上の中級クラスを日本語で週2回受講しながら、留学生向けのハンガリー語のレクチャーを英語で週2回受講しています。そのほかに楽曲分析と音楽史の授業を受講しながら、室内楽2組を並行して学んでいます。 ソロのレッスンでは、主にバッハ、ベートーヴェン、ラフマニノフ、リストの作品を勉強していて、先生方からは細かな指示をしていただきながら、自分なりに一つ一つの音、ハーモニーがどう弾けば美しく聴こえるかを考えながら練習しています。 現代音楽のレッスンでは主に19世紀から20世紀の作曲家の作品のレクチャーを受けながら、ベルクとブーレーズ、メシアンの作品に取り組んでいます。現代曲は耳に馴染みにくく、他の時代の楽曲を弾く時とは少々違う感覚やセンスを身につける必要があると感じていて、私の中にはまだ確立されていない感覚なので、学期開始から現代音楽に真摯に向き合ってきました。 その甲斐あってか、先生の推薦をいただいて、来年2月末に作曲家Gyorgy Kutag氏のバースデー記念演奏会にて、Kurtag氏の作品を弾かせていただけることになりました。大変貴重なチャンスなので、精一杯準備したいと思います。 室内楽は2組別のパートナーとFulei Balazs氏、Monostori Gabor氏のもと2台ピアノ、1台4手を勉強しています。どちらもピアノデュオですがあまり多くの経験がない私にはバランスを取ったりすることが難しく、苦労することが多かったのですが、お互いに信頼関係を深めながら頑張ってきました。今回はその中から2曲の動画をお送りしたいと思います。尾高尚忠:2台のピアノのためのカプリッチョhttps://youtu.be/OSwZ3FhPWvIローゼンブラット:2つのロシアの主題によるコンチェルティーノhttps://youtu.be/aRe81GHyTlk コロナ禍での学習は、不便を強いられることもありますが、工夫しながら少しずつ、でも妥協せずにできることを前向きに頑張っています。 ▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.12.25
みなさん、こんにちは総合政策部国際局国際課欧米交流係です今年は、北海道とカナダ・アルバータ州が姉妹提携を締結して40周年を迎えます「北海道・アルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々な交流について定期的にお知らせしています今日は、「北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展in上川町」のお知らせです道では、本年、アルバータ州と姉妹提携を締結している市町村のご協力のもと、北海道とアルバータ州との交流の歴史や、アルバータ州の魅力を紹介するパネル展を開催しています。これまで、第1回を東川町、第2回を上富良野町、第3回を足寄町で開催してきましたご来場いただいた皆様、ありがとうございました第4回は、アルバータ州のロッキーマウンテンハウス町と姉妹提携している上川町で本日から行います上川町では、毎年、中学生や高校生をロッキーマウンテンハウス町に派遣し、生徒同士の相互交流を行っています今年は、新型コロナウイルスの影響により、派遣はできませんが、早く新型コロナウイルスが収束して、また交流が再会できるといいですね【北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展in上川町】 日時:2020年12月8日(火)~12月10日(木)9時~21時 場所:かみんぐホール (上川郡上川町北町114-1)
2020.12.08
こんにちは。欧米交流係です今日は、ハワイに関するトピックをお届けしますウクレレ奏者のジェイク・シマブクロさんらが特別出演するハワイの小中高生交響楽団「ハワイ・ユース・シンフォニー」のチャリティコンサートに、北海道をはじめハワイと姉妹友好提携を結ぶ5つの地域などのジュニアオーケストラが参加することになりました!北海道からは「どさんこ青少年オーケストラ協会」がビデオ出演します12月9日(水)午後3時からハワイのテレビ番組と番組公式ホームページでライブ配信されますので是非ご覧ください「ハワイ・ユース・シンフォニー」の様子(写真提供:ハワイ州観光局)どさんこオーケストラ協会のみなさん(写真提供:ハワイ州観光局)番組名: He Makana O Na Mele: The Gift of Music 2020(ヘ・マカナ・オ・ナ・メレ:ザ・ギフト・オブ・ミュージック2020)放送日時: 2020年12月9日(水)午後3時〜4時(日本時間)放送番組: ハワイのテレビ局KHNLの番組「Hawaii News Now」ライブ配信: HawaiiNewsNow.com/hys公式サイト: hiyouthsymphony.givesmart.comハッシュタグ: #MakeMusicARight※12月11日(金)午後2時からKHNLの公式Facebookで再放送されます。再放送: https://www.facebook.com/K5Hawaii/チャリティコンサートの詳細はこちら↓(ハワイ州観光局の公式ポータルサイト)https://www.allhawaii.jp/htjnews/4526/
2020.12.03
こんにちは。国際課欧米交流係ですオンライン講演会のご案内です公社)北海道国際交流・協力総合センター(HIECC)では、「北方圏講座ONLINE」としてオンラインセミナーを開催しています第2回目となる今回は、強硬的な規制措置を講じることなく注目を集めたスウェーデンにおけるコロナ禍の近況について、現地からの報告をはじめ、北海道のコロナ対策に関するお話など、ディスカッションを通じて日常生活に関するヒントを学ぶことができるセミナーですご自宅のパソコン等からお気軽に視聴できます(画面には講師等のみが表示されます)ので、ご興味のある方は、是非、ご参加ください○開 催 日 時 令和2年12月12日(土)17:00~19:00 ○参 加 方 法 オンライン視聴(Zoomウェビナー) ※zoomのダウンロードは不要です。登録後に案内されるアドレスにアクセスし、パスワードを入力することで視聴ができます○参加申込方法 URL(https://forms.gle/9ES7GuwJVXqDsA9n6) または2次元コードより参加登録 申込締切:12月7日(月)○問い合わせ先 北海道国際交流・協力総合センター(HIECC) 情報企画部 角張・森内☎ 011-221-7840 e-mail: rchdiv@hiecc.or.jp
2020.11.27
こんにちは、国際課欧米交流係です 北海道はアメリカマサチューセッツ州と姉妹提携を結んで今年で30周年を迎えましたこのことを記念して、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています前回に引き続き、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します。 今回ご紹介するのは、マサチューセッツ州ボストンで、ナンタケット島の伝統工芸品の職人としてご活躍されている八代 江津子さんです。 日本の開国に繋がる歴史や日本人初めての留学者のお話など、とても興味深いお話をいただきました。 また、留学を目指す学生の皆さんには、失敗を恐れるのではなく、その失敗もこれからに繋がる大事な経験だと考えてどんどん挑戦することが大切というメッセージをいただきました。 また、渡米のきっかけや北海道で留学を考えている方へのメッセージなどをインタビューしました。ぜひ最後までご覧下さい!八代 江津子さんケープコットでの写真(ナンタケットバスケットと。)ご出身と現在マサチューセッツ州でされているお仕事について教えてください。私自身は東京生まれ東京育ちですが、父、弟は北大で学んでいたため、北海道に縁を感じています。ボストンではナンタケットバスケットというナンタケット島の伝統工芸品の職人をしています。米国で消えかけている伝統を継なぐ事から日米の交流、相互関係の確立、日本女性の自立(律)意識改革を目指しています。また日本ボストン商業会を会長として率い、商業に関わる日本人へのサポートをしています。また日本とアメリカの交流を目的としたボストン日本祭りなどを主催しています。マサチューセッツ州に移り住んだきっかけを教えてください。家族の転勤をきっかけに26年前に移住しました。現在は、ソローが書いた「森の生活」の舞台、ウオールデンポンドの森の中に住んでいます。この町、コンコード市は、「若草物語」の舞台でもあり七飯町と姉妹都市でもあります。 ナンタケットバスケット美術館、オープニングパーティー現地での生活の様子・海外生活の違いを感じることはありますか?女性が働く環境が整っているのを感じます。サポート体制と女性が働く事に関しての男性の意識の差を感じます。個人個人が大切にされ、男女差の意識が日本に比べ薄いと感じます。夫婦でのお互いを強く尊重する風潮はとても心地良いものです。日本に居た頃には、このような「個」としての生活環境が待っているとは想像していませんでした。この違いが、女性が女性として生きながらも社会の一人としての責任や思いを全う出来る要素なのかもしれません。 お気に入りの場所はありますか?ケープコッドや、ナンタケット島はボストンの有名な別荘地ですが、静かなビーチなども点在し、ゆったりと夏を過ごすにはすばらしい場所です。ナンタケット島は捕鯨の基地として1800年代は世界を席巻し、世界の3分の2(海)はナンタケットのものと言わしめ、その歴史は日本の開国にも繋がります。日本原産の紫陽花が咲き乱れるナンタケット島は歴史的に非常に興味深い場所です。また日本人初めての留学者、ジョン万次郎が過ごした家がニューベッドフォードに博物館として残っています。難破した当時は14歳。この年齢で自国に戻るよりも新しいものを求めて自ら船長のアメリカの家へ渡ったジョン万次郎。アメリカで航海術を学び帰国します。その何年かを過ごした家で彼の興奮や苦労などを感じるのは私には重要な時間です。挑戦する心を思い出させてくれる場所です。 ナンタケット島入港の目印 ブラントポイント灯台その他、伝えたい事はありますか?毎年7万人を数えるボストン日本祭りですが、今年はCovid19もあり、バーチャルでの開催が決定しました。本年は「北海道・マサチューセッツ州姉妹提携30周年」であることから、テーマに「北海道」を掲げ、北海道をフューチャーしていきます。前夜祭にはボストン日本映画祭が行われ、こちらにも北海道をテーマにした映画を上映していく予定です。北海道の方の協力を得ながら、北海道の素晴らしさをボストンの人々伝えていきたいと思っています。この祭りの実行委員会には多くの留学生が関わり運営しています。 最後に、海外での留学を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。英語には、日本語にない言葉があります。日本語にも英語にない言葉があります。きっと他の言語にもこういうことは多く見られると思います。言語は文化だと、海外に住むようになり感じました。言葉と、環境で新しい世界が開きました。日本にいた時には見られなかったもの、見えなかったものが見え始めました。新しいことに挑戦するという事はこんな事なのだと思います。学生時代は自分のためのインベストメントの時間です。折角のこの時間、多くのことにチャレンジして欲しいと思います。どのようなことも120%を目指すことで見える景色が変わります。100%ではなく、120%以上。つまり自分の限界だと感じる点の向こう側をゴールにすることです。たとえ失敗しようとも、120%の全速力を使った失敗は糧になります。この若い時期を有効に貪欲に使うことが自身の幸せ、そして世界の力になっていくのではないでしょうか。 ナンタケット島八代さん、ありがとうございました。 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます。 バックナンバーはこちらからご覧ください。(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2020.11.26
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりアメリカで最新のスポーツ医学と最先端の治療・リハビリ技術を学ぶとともに、プロ・学生アスリートへの実務経験を積みながら、アスレティックトレーナーとして必要な知識と技術を学んでいるスポーツコース向井原洋平さんから10月の活動の様子が届きました向井原さんは、留学を終え、10月下旬に帰国しています。 みらチャレ基金のバックアップによって活動できた私のアメリカ留学は、10月をもって活動完了となりました。 コロナ禍で当初の計画通りに進まない期間や一時帰国を余儀なくされましたが、こちらのプロスポーツ現場に1シーズンを通して身を置けたことや全米大学体育協会(NCAA)1部校の野球部アスレティックトレーナー(AT)として最大45選手の医療サポートを行えたこと、大学院では投球障害の権威のある教授の下、科学的検証に基づいたスポーツ医学の知識、トレーニングやリハビリ方法の構築に繋げることができました。 断念せざるを得なかったことがある一方で、有事の際のリーダーシップ、多様なバックグラウンドや性格が異なるAT陣をまとめ上げ、組織を円滑に機能させる組織運営をヘッドトレーナーから多く学びました。 スポーツに携わる者として知識や手技が偏重されがちですがコミュニケーションを疎かにすると何事も上手く進まないことを身をもって理解しています。活動期間中に出会った医療従事者やスポーツ現場に身を置いて働いている方々は素晴らしいリーダーシップで組織をまとめており、こちらで体感してきたことを今後の活動に存分に活かしたいと思います。 大学院の担当教授のご尽力で医療ジャーナルへ寄稿する機会がありました。私は、現在発行されている臨床スポーツ医学11月号の「米国NATAにおけるアイシング教育−RICE処置を中心に」という箇所を担当させていただきました。 本号はスポーツ現場におけるアイシングの活用を再考するための特集が組まれており、著名な先生方に交ざって私も担当させていただけたことは大変光栄な機会でした。応急処置の基本となるRICE処置(Rest:安静、Ice:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)に関して論文から科学的に検証するいい機会にもなりましたし、本基金での活動がこのように形となって残せたことが何より嬉しいです。機会があれば是非ご一読ください。 10月は久し振りに対面での活動も可能となりました。多くのプロスポーツチームが導入している「Stick Mobility」という任意団体がちょうどこのタイミングで認定資格講習を解禁したので、2日間の講義と実技講習を受講し、認定資格を授与してもらいました。 この団体は反発力のあるStick(直径5cmほどのプラスティック製の円柱の棒)を支点に姿勢を保持したり、各種の動作を行って、関節可動域の改善や筋力、神経筋の機能を高めるトレーニングシステムを構築しています。 私は、職業柄どうしても障害予防の観点で動作や手技を見てしまうのですが、この団体のトレーニングシステムからも障害予防のための補強運動やウォームアップ、リハビリに活かせるエクササイズ種目を学び、アスレティックトレーナーとしてのツールをまた1つ増やすことができました。向井原洋平さん、留学お疲れ様でした学んだ成果をぜひ北海道で活かしていってくださいね。今後の向井原さんの活動に目が離せませんね▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.11.25
みなさん、こんにちは総合政策部国際局国際課欧米交流係です今年は、北海道とカナダ・アルバータ州が姉妹提携を締結して40周年を迎えます「北海道・アルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々交流について定期的にお知らせしています今日は、「北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展in足寄町/足寄町・ウェタスキウィン市姉妹提携30周年記念 パネル展」のお知らせです道では、本年、アルバータ州と姉妹提携を締結している市町村のご協力のもと、北海道とアルバータ州との交流の歴史や、アルバータ州の魅力を紹介するパネル展を開催しています。これまで、第1回を、10月27日(火)~11月1日(日)まで東川町で、第2回を、11月10日(火)から11月12日(木)まで上富良野町で開催してきましたご来場いただいた皆様、ありがとうございました第3回は、足寄町で行います。足寄町では、足寄高校の1年生全員を姉妹都市であるウェタスキウィン市に派遣し、ホームステイ等を通して姉妹都市交流を行っています今年は、新型コロナウイルスの影響により、残念ながら高校生の派遣はできませんでしたが、姉妹提携30周年を記念し、ウェタスキウィン市との姉妹提携30周年記念パネル展が同時開催されることになりました【北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展 in 足寄町/ 足寄町・ウェタスキウィン市姉妹提携30周年記念パネル展】 日時:2020年11月17日(火)~11月27日(木) 場所:足寄町民センターロビー (足寄町南1条5丁目3)皆様のお越しをお待ちしております
2020.11.16
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」11月1日(日)から、アサヒビール株式会社様の御協力をいただき、北海道限定商品「ブラックニッカ ハイボール香る夜」の販売と連動した、基金への寄附の取組「世界へ翔け!北海道の未来応援キャンペーン」が始まりました! これまでに4回実施した同取組の第5段となり、今回は11月から来年(2021年)1月までの3か月間の売上げ1本につき1円を、「ほっかいどう未来チャレンジ基金」のスポーツコースに御寄附いただきます。 コロナ禍でも、御家庭でお酒を楽しむ際は、 一日の終わりを、ちょっと幸せにしてくれるハイボール。 北海道限定「ブラックニッカ ハイボール香る夜」を飲んでいただき、ぜひ、北海道の若者の留学支援に御協力をよろしくお願いします!アサヒビール(株)「世界へ翔け!北海道の未来応援キャンペーン」ページ https://www.asahibeer.co.jp/area/01/event/mirai_2020 ▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.11.10
みなさん、こんにちは総合政策部国際局国際課欧米交流係です今年は、北海道とカナダ・アルバータ州が姉妹提携を締結して40周年を迎えます「北海道・アルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々な交流について定期的にお知らせしています今日は、「北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展 in 上富良野町」のお知らせです道では、本年、アルバータ州と姉妹提携を締結している市町村のご協力のもと、北海道とアルバータ州との交流の歴史や、アルバータ州の魅力を紹介するパネル展を開催しています。10月27日(火)~11月1日(日)まで東川町で開催した第1回パネル展では、のべ120名の方にご来場いただきましたご来場いただいた皆様、ありがとうございました第2回は、カムローズ市と姉妹提携をしている上富良野町での開催です上富良野町とカムローズ市は、毎年、クリスマスカードを通じた交流などを行っています【北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展 in 上富良野町】 日時:2020年11月10日(火)~11月12日(木) 午前8時30分~午後9時まで 場所:上富良野町社会教育総合センター 1階ラウンジ (上富良野町緑町1丁目9番4号)皆様のお越しをお待ちしています
2020.11.09
みなさん、こんにちは総合政策部国際局国際課欧米交流係です今年は、北海道とカナダ・アルバータ州が姉妹提携を締結して40周年を迎えます「北海道・アルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々な交流について定期的にお知らせしています今日は、「北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展 in 上富良野町」のお知らせです道では、本年、アルバータ州と姉妹提携を締結している市町村のご協力のもと、北海道とアルバータ州との交流の歴史や、アルバータ州の魅力を紹介するパネル展を開催しています。10月27日(火)~11月1日(日)まで東川町で開催した第1回パネル展では、のべ120名の方にご来場いただきましたご来場いただいた皆様、ありがとうございました第2回は、カムローズ市と姉妹提携をしている上富良野町での開催です上富良野町とカムローズ市は、毎年、クリスマスカードを通じた交流などを行っています【北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展 in 上富良野町】 日時:2020年11月10日(火)~11月12日(木) 午前8時30分~午後9時まで 場所:上富良野町社会教育総合センター 1階ラウンジ (上富良野町緑町1丁目9番4号)皆様のお越しをお待ちしています
2020.11.09
みなさん、こんにちは総合政策部国際局国際課欧米交流係です今年は、北海道とカナダ・アルバータ州が姉妹提携を締結して40周年を迎えます「北海道・アルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々な交流について定期的にお知らせしています今日は、北海道とアルバータ州のカーリング交流についてお知らせします2018年の平昌オリンピックで日本女子初のメダルを獲得したカーリング。強さの秘密の1つは、北海道とアルバータ州との交流にあるかもしれません・・・1980年、スポーツ交流の一環としてアルバータ州から講師が来道し、池田町で講習会が開催されました。翌年の1981年には、元世界チャンピオン、ウォーリー・ウースリアック氏による指導者講習会が開催され、その後、地域のカーリング協会が続々と設立されるなど、カーリングは道内で一気に普及していきました2013年には、「北海道女子カーリングアカデミー」にアルバータ州出身のジェームス・リンドコーチを招聘。リンドコーチはその後、日本ナショナルチームのコーチに就任し、ロコ・ソラ-レ(当時:LS北見)を見事、平昌オリンピックでのメダル獲得に導きました北海道とアルバータ州とのカーリング交流については、11月1日発行のHAC機内誌でも紹介されています。ご搭乗の際には、ぜひチェックしてみてくださいねそして、そんなアルバータ州との交流を語る上では欠かせないカーリング日本女子チーム「ロコ・ソラ-レ」の皆様からメッセージをいただきました「ロコ・ソラ-レ」の選手の皆様、そして、ご協力いただいた北海道カーリング協会様、本当にありがとうございましたこちらもぜひご覧ください 北海道庁インターネット放送局 Hokkai・Do・画
2020.11.04
みなさん、こんにちは総合政策部国際局国際課欧米交流係です今年は、北海道とカナダ・アルバータ州が姉妹提携を締結して40周年を迎えます新型コロナウイルスの影響で、なかなか海外との往来ができなかったり、国際交流にも消極的になりがち・・・な昨今ですが、直接的な交流や往来はできなくても、いろいろな機会を通じて、海外を身近に感じていただき、新型コロナウイルス収束後の直接的な交流につなげていこうと考えていますこの「北海道-アルバータ州フレンドシップリレー」では、姉妹提携40周年を記念したイベントや、これまでの様々な交流について定期的にお知らせしていきますお楽しみに今日は、「北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展」についてお知らせします。道では、本年、アルバータ州の都市と姉妹提携を締結している市町村のご協力のもと、北海道とアルバータ州との交流の歴史や、アルバータ州の魅力を紹介するパネル展を開催します記念すべき第1回目は、キャンモア町と姉妹提携している写真の町、東川町での開催です東川町では、高校生をキャンモア町に派遣し、特徴ある文化や習慣等交流を通じて知ることで国際感覚の育成を図っているほか、「高校生国際交流写真フェスティバル」にキャンモア町から高校生を招待するなど、写真の町ならではの交流も行っています北海道・アルバータ州姉妹提携40周年記念 巡回パネル展 in 東川町 日時:2020年10月27日(火)~11月1日(日) 午前9時~午後9時まで 場所:東川町複合交流施設せんとぴゅあⅡ 体験室 (東川町北町1丁目1番2号)多くの皆様のお越しをお待ちしています
2020.10.23
こんにちは、国際課欧米交流係です 北海道はアメリカ マサチューセッツ州と姉妹提携を結んで今年で30周年を迎えました このことを記念して、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています 前回に引き続き、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します。 今回はマサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します。 今回ご紹介するのは、マサチューセッツ州ボストンで、日本語インストラクターとしてご活躍されている芳野 順哉さんです。 現地の生活で驚いたことや、おすすめスポットなどもご紹介いただきました! 落ち着いて旅行できるようになったら、行ってみたいですね。 また、渡米のきっかけや北海道・留学を考えている方へのメッセージなどをインタビューしました。ぜひ最後までご覧下さい! ご出身と現在マサチューセッツ州でされているお仕事について教えてください。出身は北海道斜里郡清里町です。ボストンでは2018年8月から2020年5月まで、ハーバード大学の日本語インストラクターとして、学部生及び大学院生に日本語を教えていました。超上級クラスを担当し、日本の文化・伝統芸能(落語や能、着物など)やビジネス場面における日本語(日本語論文や手紙の書き方など)、敬語などをトピックとして取り上げていました。芳野順哉さんマサチューセッツ州に移り住んだきっかけを教えてください。ハーバード大学で日本語インストラクターとして働くためにボストンに来ました。人生で初めて就職した地がボストンだったので、特別な街になりました。現地での生活の様子・海外生活の差を感じることはありますか? 家賃の高さに驚愕しました。最初に住んだアパートの家賃がスタジオ(ワンルーム)で$1,550。。。大学時代のアパートの約5倍だったため、正直お金の価値観が変わりました。ボストン生活2年目は、家賃$800のシェアハウスに引っ越しました。 お気に入りの場所はありますか? お気に入りの場所は、Newbury Streetです。MUJIやUNIQLOなど日本系のブランドも立ち並んでいますし、ストリートにある建物や雰囲気が最高です。「これがボストンか」と思えるような場所だと思います。また、おすすめのカフェはPeets Coffeeです。深入りのコクがあるコーヒーがお好きな方にはぜひ足を運んでいただきたいです。そして、何といっても欠かせない観光スポットといえば、Fenway Parkです。僕自身小学4年生から野球をしていて、「人生で一度は行ってみたい憧れの野球場」だったので、最初にFenway Parkでメジャーリーグの試合を観戦した時は感動しました。ほかにも素敵な場所がたくさんありますが、ぜひ自分のお気に入りの見つけてみてください。ニューベリー・ストリート その他、伝えたい事はありますか?ボストンの気候は北海道に非常によく似ているので(緯度がほぼ同じだから?)、道民にとっては住みやすい街だと思います。ぜひ体感してみてください! 最後に、芳野さんのように、海外での留学を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。ボストンには世界各地から優秀かつ情熱を持った留学生や研究者の方々が集まっています。つまり、多くのかけがえのない出会いがボストンにはあります。この“人生の財産”をモチベーションとして、留学準備など頑張ってください! 芳野さん、ありがとうございました。 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます。 バックナンバーはこちらからご覧ください。(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2020.10.01
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりハンガリーで世界的に有名なピアニストのレッスンの受講により演奏技術の向上などを図り、演奏活動を通して北海道の音楽環境、音楽レベルの向上に貢献し、音楽にあふれた北海道を創ることを目指している文化芸術コース清水柚衣さんから7~8月の活動の様子が届きました ハンガリーでの新型コロナウイルスの感染者数の伸びは以前ほど大きくなく、1日に20〜50人程度の新規感染者が確認され、現在の感染者は806人、累計感染者は5,098人となりました。 リスト音楽院が夏休みに入り、レッスンも原則休みになったので、9月から始まる新学期の修士課程に備えるため、7月下旬から一時的に日本に帰国していました。 ハンガリーにいる先生方と相談して新しい課題に取り組みながら、新学期に向けて練習をしています。また、自主的に決めた課題で4期※全てを含むプログラムも継続して練習しています。(※バロック、古典、ロマン、近現代) 日本に帰国してからも、後期に他の授業と重複していて受けられなかったハンガリー語の補講をSkypeを使ったオンラインレッスンにて継続して受けました。 先日は母校である岩見沢西高等学校から依頼があり、二年次選択音楽"演奏に親しむ"の授業にて演奏をさせていただきました。 ショパンのエチュードやワルツ、リストのメフィストワルツなど計5曲を演奏しました。 久しぶりの本番でコロナウイルス流行前とはまた違った緊張感があり、改めて自分の演奏と向き合う時間と第三者に聴いてもらう機会、そして指導者によるフィードバックのバランスの大切さを感じました。 一年ぶりの日本での演奏では自分の成長と変革、未熟な点を再確認しました。 また、今回は岩見沢西高等学校で音楽を担当する杉山佳寿子先生と「Francis Kayali氏による2台ピアノのための作品Idyll(2010)」の世界初演を行いました。 作曲家にとってもその作品にとって記念すべき初演を務めさせていただくことができ、大変貴重で光栄な機会でした。 シンプルですが大変美しく、愛をテーマにした優しい曲で、2台のピアノで演奏するとより深みと輝きがプラスされるような魅力的な作品です。 エネルギーに溢れた高校生と交流ができ、私もたくさん元気をもらうことができました。 ハンガリーへの入国は有効期限が残っているVISAとパスポートがあれば可能ですが、入国後は2週間国家警察に厳しく監視されるとのことでスーパーなどへの買い出しも一切が禁止されるとのことです。入国者の滞在先にはそれぞれ赤い紙が貼られ、毎日時間未指定で警察が確認に来るとのことです。 また今学期からはいよいよ修士課程としての勉強がスタートしますので、引き続き気を引き締めて頑張ります。 ▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.09.01
こんにちは、国際課欧米交流係です 北海道はアメリカ マサチューセッツ州と姉妹提携を結んで今年で30周年を迎えました このことを記念して、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています 前回に引き続き、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します。 今回ご紹介するのは、マサチューセッツ州ボストンで日本の女性リーダー育成プログラムの運営を行っている澤目 梢さんです。 みなさんは、叶えたい夢はありますか 小さい頃に思い描いていた将来の夢はなんだったでしょうか 澤目さんの記事をきっかけに、これから挑戦したいことを考える機会を作ってみてもいいかもしれません 渡米のきっかけなどをインタビューしましたので、ぜひ最後までお読みください ボストンで参加した研修の一コマ(澤目さんは前列左から二人目)ご出身と現在マサチューセッツ州でされているお仕事について教えてください。 道東の斜里町で育ちました。網走南ヶ丘高校、法政大学を卒業し、その後は米国の首都ワシントンにあるジョージタウン大学で修士号を取りました。初めは授業についていけず、泣きながら宿題を終わらせたりと散々でしたが、友人や教授に恵まれ無事、卒業しました。その後、就職のためボストンへ引っ越しました。アメリカは今年で16年目です。 マサチューセッツ州に移り住んだきっかけを教えてください。 英語や海外への興味は幼いころからあり、「日本と世界をつなぎたい」と小学校の文集に書いたそうです。しかし、近くに英会話教室もなく、インターネットもない時代だったので、苦労しました。小学校から12年間は、NHKラジオ英会話を毎日聞きました。本格的に英語の勉強を始めたのは大学からでした。 大学院卒業後に、最初に内定をもらったのはボストンのNPOからでした。団体運営の資金調達をするファンドレイザーを務めました。参加者500名、協賛40社、調達資金7500万円という大掛かりなイベントを毎年担当しました。現在は逆に寄付を提供する財団に勤務し、ボストンから日本の女性リーダー育成プログラムを運営しています。まさに小学校の文集に書いた夢をかなえることができました! 現地での生活の様子・海外生活の差を感じることはありますか? アメリカは日本に比べ、女性への社会的な暗黙の了解が少なく、女性が生活しやすい文化です。服装・ふるまい・話し方などの女性への固定観念があまりなく、アメリカの女性はより生き生きしているように見えます。 ボストンのオフィスからの眺め最後に、澤目さんのように、海外での留学を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。 海外への強い興味を持ちながら、情報や機会が無い斜里で育つことはフラストレーションでした。しかし、今こうしてアメリカで生活できているのは、斜里での幼少期がルーツにあるからです。どれだけ長い間離れて暮らしても、斜里は私の誇りです。英語に限らず外国語と異文化を学び、海外で生活してみてください。異なった考え方に触れることは、視野を広げ、思考を豊かにします。様々な人と出会うことで、他者に寛容になり、自己が確立します。小学校の頃に描いた「日本と世界をつなぎたい」という壮大すぎる夢は、本当に叶いました。夢はかないます、絶対に。道産子であることを誇りに、世界へ羽ばたいてください。 ボストン市街で(2019年9月)斜里から訪問中のご両親と 澤目さん、ありがとうございました。 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます マサチューセッツ通信のバックナンバーはこちらからご覧ください。(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2020.08.26
こんにちは、国際課欧米交流係です 北海道はアメリカ マサチューセッツ州と姉妹提携を結んで今年で30周年を迎えましたこのことを記念して、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています今回はマサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します 今回ご紹介するのは、マサチューセッツ州ボストンで ボストンどさんこ会 という北海道人会の代表を務めている 川上 聡経さん です。 川上さんは函館市の出身で、現在はマサチューセッツ総合病院で研究職としてご活躍されています。そんな川上さんに、マサチューセッツ州でどのような活動をされているのか、渡米のきっかけや北海道への思い、留学を考えている方へのメッセージなどをインタビューしました 今回マサチューセッツ通信にご寄稿いただいた川上さん ご出身と現在マサチューセッツ州でされているお仕事について教えてください。 私は、函館で生まれ育ちました。函館ラ・サール高校を卒業後、札幌医科大学へ進学し、卒業後、皮膚科医として研修を受けながら大学院を卒業し、現在、ボストンにあるマサチューセッツ総合病院で、皮膚の基礎研究をしています。私の研究対象は、私たちの皮膚・目・髪の色を決めるメラニンという色素を作るメラノサイト(色素細胞)とメラノサイトががん化してできる皮膚がんの一種のメラノーマ(悪性黒色腫)で、メラノサイトにメラニンを作らせたり、作らないようにさせたり、メラノーマの予防、治療、診断に繋がる研究をしています。研究をする傍ら、日本人コミュニティやイベントの企画・運営もしています。 マサチューセッツ州に移り住んだきっかけを教えてください。 子供の頃から英語が好きで、洋画や洋楽の影響もあり、いつか海外に行ってみたいと夢見ていました。当時の札幌医科大学皮膚科学講座教授神保孝一先生のご紹介で、ボストンへ留学することができました。 現地での生活の様子・海外生活の差を感じることはありますか? 日本にいた時は、テレビやインターネットなどの情報を見聞きして、アメリカ(海外)のことを結構知っていると思っていましたが、実際にアメリカで生活してみると全然違いました。アメリカでは、自分の考えを主張することが大事で、慣れるまで大変でした。アメリカは、日本に比べてよくも悪くも自由で、自己責任の度合いが高いですが、多くのチャンスがあります。アメリカには、年齢や立場の上下関係があまりないので、誰とでも気軽に接しやすいです。日本を離れて、日本の外から客観的に日本を観ることで、日本にいた時には感じなかった日本のよい点と悪い点に気づくことができました。 コモンウェルス通りマサチューセッツ州のお気に入りの場所を紹介してください。 イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館は、今まで訪問した美術館の中で一番印象深かったです。Back BayとBeacon Hillの散策はお勧めで、古いレンガ作りの美しい建物を観ることができます。ボストンとケンブリッジの間を流れるチャールズリバー沿いを歩くのもお勧めです。ケンブリッジ側のチャールズリバー沿いから観るボストンの夜景はとても綺麗です。ボストンにはアメリカ4大スポーツ全ての地元チームがあり、どのチームも強豪です。私は、ずっとバスケをしていたので(今もたまに友人たちとしています)、Boston Celticsの情報をいつもフォローして、たまに試合観戦に行きます。 これから目指したいこと、北海道への思いなどはありますか? 6年前に妹の結婚式に参加するために久々に函館に帰った時に、小学校を卒業してから初めて小学校の担任の先生と会いました。先生は、函館を「斜陽の街」と言い、悲しく思いました。今年の「北海道・マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念」の準備を兼ねて、去年の「ボストン日本祭り」に「北海道ブース」を出展しました。運営に加わってくれたみなさんは、どさんこよりも北海道と所縁のない北海道好きのみなさんのほうが多く、北海道に興味があり、行ってみたいと思っているアメリカ人が多いことに驚きました。みなさんにとって、北海道はとても魅力的なのだと実感しました。 技術が進み、多くの新しいことを早く簡単にできるようになった今、みなさんが興味を持ち、魅力に溢れる、函館や北海道の市町村を活性化させるチャンスは広がったと思います。北海道を旅出たどさんこや北海道好きのみなさんを巻き込み、みなさんで知恵を寄せ合って、北海道を盛り上げてもらいたいです。私も何かできないかといつも考えています。 最後に、川上さんのように、海外での留学や研究で海外を目指す 北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。 私は、友人たちと一緒にボストンを訪問する日本の高校生にキャリアや研究などについて話す講演会を開催してきました。今後は、海外留学経験者がより多くの高校生と大学生に経験を共有する機会を作りたいと考えています。海外留学経験者の話を聴くことで、学生さんたちに日本の教育にないものを学んでもらい、将来の選択肢を広げてもらいたいです。私が運営に関わっている、世界中の日本人研究者コミュニティを繋ぎ、日本人研究者をサポートすることを目的として活動している、海外日本人研究者ネットワーク(UJA)が実施したアンケートによると、留学の目的が達成できたかどうかに関わらず、「留学してよかった」と多くの人が答えました。言葉や文化の違いに困ったり悩んだりすることもありますが、留学することで、日本では会うことのない人たちと交流したり、日本ではできないことをしたり、多くのことを学ぶことができます。機会がありましたら、みなさんも、ぜひ、留学してみてください。 最後に、留学とは関係ないかもしれませんが、みなさんに考えてもらいたいことがあります。人生ですべきこととは何でしょう?多くの人は、真剣に考えたことがないと思います。私は、「好きなこと」且つ「世の中のためになること」をすることができたら、幸せだと思うのですが、みなさんはどう思いますか? ボストンの夜景川上さん、ありがとうございました。 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、30周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます 過去のバックナンバーはこちらからご覧ください。(HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ)
2020.08.03
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」により海外留学を行った若者たちの活躍を紹介します (公財)北海道文化財団が、新型コロナウイルス感染症の影響下で活動を自粛している道内在住及び出身の舞台芸術分野のアーティスト等の活躍の場を提供し、作品等の動画をインターネット上で提供することにより道民の皆さまに身近に芸術文化に触れてもらうことを目的に取り組む「北のアーティスト」スペシャルプログラムにみらチャレ第1期生の西野留以さんのダンス動画が掲載動画として選ばれました 西野留以さんは、「ほっかいどう未来チャレンジ基金」の第1期生として、平成30年1月から3か月間、北海道を代表するダンサーを目指してアメリカに留学し、ダンス技術を学んできました。 留学で学んだダンス技術を活かした躍動感とキレのあるダンスを是非ご覧ください 西野留以さんの動画 「Whereabouts/三岸好太郎美術館公演/北海道胆振東部地震復興支援チャリティコンサート」 「北のアーティスト」スペシャルプログラムの動画掲載ページ ▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.07.31
こんにちは、国際課欧米交流係です 皆さん、ご存じでしたか北海道はアメリカ マサチューセッツ州と姉妹提携を結んで今年で30周年を迎えました マサチューセッツ州と聞いても、なんだか遠い場所に感じてしまうかもしれませんが、マサチューセッツ州の州都ボストンは、メジャーリーグのボストン・レッドソックスの本拠地やアメリカ最古の大学であるハーバード大学など、皆さんも馴染みがあるのではないでしょうかアメリカの中でもヨーロッパ移民による入植の歴史が長く、アメリカ独立戦争の最初の銃声が放たれたレキシントンや19世紀のアメリカ文学を代表する作家たちが暮らしたコンコードなどもマサチューセッツ州にあります。 私たち北海道民にとって馴染みの深い、札幌農学校のクラーク博士も実はマサチューセッツ州出身なのです このマサチューセッツ通信では、マサチューセッツ州を身近に感じていただけるような紹介や、北海道との交流について発信していきたいと思います。 また、北海道に縁のある方で、マサチューセッツ州で活躍している方もこの通信でご紹介し、海外や留学に興味を持つ方へのメッセージもご紹介していきますよ マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信していきますので、注目してくださいね マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ
2020.07.10
国際交流員のキム・ソヒョンと申します 北海道庁国際課に所属している韓国・中国・アメリカ出身の国際交流員が、それぞれの視点で北海道のトピックを集め、「赤れんが通信」を発行しています。下記のHPにて公開しておりますので、ご興味のある方は、是非ご覧ください ☞日本語版☞韓国語版
2020.06.29
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりハンガリーで世界的に有名なピアニストのレッスンの受講により演奏技術の向上などを図り、演奏活動を通して北海道の音楽環境、音楽レベルの向上に貢献し、音楽にあふれた北海道を創ることを目指している文化芸術コース清水柚衣さんから5月の活動の様子が届きました ハンガリーでは新型コロナウイルスの第一波は落ち着きつつあり、現在の感染者数は996名となっております。依然として公共交通機関等でのマスク着用義務や、高齢者の買い物時間の制限などは継続しておりますが、近日中には緊急事態宣言解除の見通しです。 マスクや消毒液なども流通が盛んになってきており、スーパーなどでも手に入りやすい状態になりました。 また、周辺諸国(特にシェンゲン協定※加盟国)の往来に関わる制限も緩和しつつあります。 ※ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定 天候に関しては、梅雨のような日が続き、連日激しい雨と雷、時々雹という天気が続いています。 私もここ数日は中古の楽譜を買いに行ったり、スーパーに消毒液を買いに行ったりと、以前より出かける日が増えました。 先日はアカデミーで知り合った声楽家の方と、自宅の庭でアウトドアコンサートを行いました。 お世話になっている大家さんのために、日本歌曲やイタリア歌曲を演奏し、ピアノソロでもメンデルスゾーンの小品を演奏しました。 緑の中、太陽の下で演奏できて、大変気持ち良かったですし、こうして時々人に聴いていただけるのは本当にありがたいと感じます。 現在アカデミーは夏休みで公式には授業はありませんが、冬のゼメスター(学期)の間、別の授業と時間が被っていて受けられなかったハンガリー語の補講を週に2回オンラインレッスンにて受講しています。 また、ピアノのレッスンに関しては対面レッスンは未だ再開されていないため先生に課題曲と締め切りを指定してもらって期日までに録音を提出するという課題に取り組んでいます。 現在は、毎週月曜日には演奏動画、毎週水曜日には授業動画をYouTubeに投稿しています。 「おうちで音楽の授業」 第一弾 https://youtu.be/XbyfCDrfZyI 第二弾 https://youtu.be/Yi0Uws2pEE0 第三弾 https://youtu.be/pqWUg_jvI0c 演奏動画 ショパン:エチュードOp.25-11 https://youtu.be/Py1K1417z8g ショパン:バラード第一番Op.23 https://youtu.be/8nY8XupDMKQ リスト:リゴレットパラフレーズ https://youtu.be/7ubh10YrH-Y ぜひ見ていただけたら嬉しいですし、励みになります。 ▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.06.24
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」により北海道経済を支えるような新たなゲームコンテンツ産業を創出するため、フィンランドで先進的なゲーム制作を学んでいる学生留学コース有働篤人さんから5月の活動の様子が届きました有働さんは、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、3月下旬に留学を一時中断して、日本に帰国し、5月末で留学を終了しました。私の留学の月次報告書も最後となりました。新型コロナウイルスの影響でフィンランドでの活動はできなくなりましたが、日本から活動場所とオンラインで繋がることにより、今回の留学で行っていたことの完成を目指しました。DEMOLAで行っていたスマートフォン向け学修支援アプリTUUDOの改良プロジェクトは5月も引き続きオンラインで行われました。4月の活動報告書で、「成果物を公開したきりにせず、利用者がどのように成果物を利用しているかを調べるためのデータを収集するのが重要」という話をしました。これは、ゲーム開発においてもしばしば行われ、それを容易に行うツールも数多く提供されています。しかし、このような手法には必ず「ユーザーのプライバシー」という問題が付きまといます。過去には、ソフトウェアが収集していた個人情報の漏洩や、自分がオンラインで起こした行動を、ユーザーの感知しないところで、思わぬ形で利用されるなどの問題が起こりました。そして2016年には、EU圏でGDPR(EU一般データ保護規則)が制定され、すでに存在していたプライバシー保護に関する規定を置き換える形で、これらの問題を反映したより詳細な規定が定められることになりました。その流れの中で、特にスマートフォンの利用者は自分の行動が追跡されることに今まで以上に注意を払うようになりました。そして開発者側も「なぜそのデータを利用者から収集するのか、そのデータがどの程度利用者と結び付けられるのか」をより丁寧に説明することが要求されるようになりました。この問題は今回のDEMOLAプロジェクトも例外ではなく、TUUDOの改良を行うにあたり手当たり次第にデータを集めていたのでは、漏洩などへの対策も大変になりますし、そんなソフトウェアを使うことに利用者も安心できないこととなります。そこで、プロジェクトメンバー全員で収集可能なデータの種類を精査し、TUUDOを改良するために本当に必要なものだけに絞り込んだ上でプロジェクトの提案に盛り込むよう留意しました。Fingersoft社での活動で作っていたプロトタイプも形にすることができましたが、リモートでの活動であったことから、進行上の問題もありました。特に問題となったのが時差です。フィンランドと日本の時差は7時間であり、こちらが何か作業をした後にそのフィードバックが返ってくるまでに相当の時間がかかります。そのため、例えば制作中のプログラムに不具合があった時に報告しても見落としが発生するなど、コミュニケーションをとるのに苦労しました。幸い、近年「関係者に絶対に伝わって欲しいこと」をまとめるためのツールがインターネット上に存在しており、そのツールを利用することにより漏れを防ぐことはできます。ただし、そのようなツールはプログラマにとっては比較的馴染み深いのですが、プログラマでない人の中にはツールにあまり慣れていない人もいました。現地で作業を行っている分には、多少古くから使われてきている手段であってもそれらを駆使して回避することはできるのですが、今回のような状況ではそうもいかないことが多々あります。ツールを使い慣れていない人にツールの使い方を教えることも非常に重要です。ゲームはプログラマのみでできるわけではなく、全てのメンバーができるだけ開発しているゲームに関する多くの知見を共有しなければ、プロジェクトをうまく進めることはできません。リモートワークでの活動となったことで起こった様々な問題を乗り越え完成したプロトタイプですが、プレーテスト用のコードの追加などの修正を経た後、βテストという「制作したいゲームの核心的な要素だけを含んだバージョンをプレーしてもらい、その要素が十分面白いものか」を確かめるフェーズへと移行します。どのような結果となるか、非常に楽しみです。9月から始まったフィンランドへの留学は5月末で終了しました。この9ヶ月間、ゲームを産業として国レベルで推し進めているフィンランドと関わりを持ち、多くのことを学ぶことができました。それはソフトウェア開発だけではなく、その基礎となる技術や、新しい価値を生み出すような事業の作り方など、多岐に渡ります。支援していただいている企業様や、現地でサポートしていただいたオウル大学のスタッフの皆様、DEMOLAプロジェクトで関わった現地企業のPSOASおよびTUUDOの方々、そしてFingersoftの社員の皆様には、9ヶ月間大変お世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。しかし、私の活動はこれで終わりではありません。新型コロナウイルスの影響で多くの価値観が変わった今、クリエイターの活動がどのようなインパクトを与えるべきなのかなど、一クリエイターとして留学したからこそ考えなければならないことは多くあります。フィンランドでの経験を生かし、クリエイターの側面から北海道に貢献していきたいと考えております。また、活動期間終了後に、私の経験を通して高校生や大学生の留学を推進するような活動も考えております。▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.06.19
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりハンガリーで演奏技術の向上などを図り、演奏活動を通して北海道の音楽環境、音楽レベルの向上に貢献し、音楽にあふれた北海道を創ることを目指している文化芸術コース清水柚衣さんからご自身の小学校教員としての経験を活かした「音楽授業動画」の第3弾が届きましたのでご紹介します現地ハンガリーでは、未だ緊急事態宣言中で、活動や外出などが制限されている中、清水さんは、自分にも何か出来ることはないかと思い、音楽授業動画を作成されていますここ数日はハンガリーも新規感染者数が一桁台と落ち着いてきており、今週中には緊急事態宣言が解除される見通しのようです。 今回は、小学校中学年向けの内容となっております音楽など実技科目の動画はなかなか無いと思いますので、学校の授業にプラスして、また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、音楽教室などに通えない子どもたちのお役に立てればと思いますので、ぜひご覧くださいみんなで楽しくスキップしましょう 【みらチャレ第3期生 清水柚衣さんによる音楽授業動画 Vol.3】おうちで音楽の授業 「第三回ちびっこだって”構成”わかるもん」https://youtu.be/pqWUg_jvI0c一人でも多くの子どもたちに届きますように音楽関係者、学校関係者、お子さんのいらっしゃる保護者の方々、拡散をどうぞよろしくお願いいたします○おうちで音楽の授業 バックナンバー ・第二回”身体の音楽”バレエの魅力 ・第一回オペラだって楽しく聴けちゃうもんまた、ショパンのバラード1番の演奏動画も公開していますので、こちらも一緒にどうぞご覧ください!https://youtu.be/8nY8XupDMKQ▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.06.16
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりハンガリーで演奏技術の向上などを図り、演奏活動を通して北海道の音楽環境、音楽レベルの向上に貢献し、音楽にあふれた北海道を創ることを目指している文化芸術コース清水柚衣さんからご自身の小学校教員としての経験を活かした「音楽授業動画」の第2弾が届きましたのでご紹介します 現地ハンガリーでは、未だ緊急事態宣言中で、活動や外出などが制限されている中、清水さんは、自分にも何か出来ることはないかと思い、音楽授業動画を作成されています 今回は、小学校高学年~中学生向けの内容となっております音楽など実技科目の動画はなかなか無いと思いますので、学校の授業にプラスして、また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、音楽教室などに通えない子どもたちのお役に立てればと思いますので、ぜひご覧ください 【みらチャレ第3期生 清水柚衣さんによる音楽授業動画】おうちで音楽の授業 「第二回”身体の音楽”バレエの魅力」https://youtu.be/Yi0Uws2pEE0?fbclid=IwAR3IE1NvDfdMx9LYPWFe8y6sTFW0W_xj9v0m3BqgUdbY7Vddy_yhFX0Qa5E一人でも多くの子どもたちに届きますように音楽関係者、学校関係者、お子さんのいらっしゃる保護者の方々、拡散をどうぞよろしくお願いいたします▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.06.10
国際交流員のキム・ソヒョンと申します 6月7日は、北海道が慶尚南道(キョンサンナムド)という韓国の地域と友好提携を締結した日です。それで、今日は北海道と盛んに交流を行っている慶尚南道について、皆さんに紹介したいと思います 慶尚南道は魅力的な観光地はもちろん、美味しいご当地料理も満喫できる地域です。特に、海と接している一部の地域の中では「宝島」、「東洋のナポリ」と言われるほど美しい場所もあります コロナが収束し、釜山(プサン)への直行便が運航再開になったら、ぜひ足を運んでみてください
2020.06.08
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりハンガリーで世界的に有名なピアニストのレッスンの受講により演奏技術の向上などを図り、演奏活動を通して北海道の音楽環境、音楽レベルの向上に貢献し、音楽にあふれた北海道を創ることを目指している文化芸術コース清水柚衣さんからご自身の小学校教員としての経験を活かした「音楽授業動画」が届きましたのでご紹介します 現地ハンガリーでは、緊急事態宣言中で、活動や外出などが制限されている中、清水さんは、自分にも何か出来ることはないかと思い、音楽授業動画を作成されたそうです 道内では、小中高等学校の授業が6月1日から再開されていますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、音楽教室などに通えない子どもたちのお役に立てればと思いますので、ぜひご覧ください 【みらチャレ第3期生 清水柚衣さんによる音楽授業動画】 おうちで音楽の授業 「第一回オペラだって楽しく聴けちゃうもん」 https://youtu.be/XbyfCDrfZyI 一人でも多くの子どもたちに届きますように、音楽関係者、学校関係者、お子さんのいらっしゃる保護者の方々、拡散をどうぞよろしくお願いいたします▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.06.02
Hello, everyone!国際課国際交流員のマレイナ・マコヘニーと申します。昨年の8月から総合政策部国際課で勤務しています。国際課に勤務する中国・韓国・英語圏からの国際交流員が、それぞれの視点で北海道の観光、暮らし、経済、文化などのトピックを集め、「赤レンガ通信」を発行しています。このたび、第54号が出来上がりましたので、どうぞご覧ください!英語: Red Brick Bulletin 54日本語:赤レンガ通信 54号本号、国際交流IN COVID-19の世界 について特集しております。北海道で暮らしているJETプログラム参加者のインタビューを紹介するコーナー「北海道JETスポットライト」では、稚内市のジェコブ・イグレシアスさんのことを紹介させていただきます。バックナンバーの1号~30号までは英語版しかありませんが、下記HPにて公開しています。http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsk/akarenga
2020.06.02
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりハンガリーで世界的に有名なピアニストのレッスンの受講により演奏技術の向上などを図り、演奏活動を通して北海道の音楽環境、音楽レベルの向上に貢献し、音楽にあふれた北海道を創ることを目指している文化芸術コース清水柚衣さんから4月の活動の様子が届きました ハンガリーは4月中旬から下旬にかけて感染確認数が70〜100人程度でしたが5月に入り少しずつ減り始めています。ここ数日間は20〜50人程度にとどまっています。 国内のマルギット島やオーブダ島も対人距離やマスク着用などのルールを守れば入ることができるようになり、一部の温泉施設なども営業再開しています。 ブダペストとその周辺地域では引き続き制限措置は取られているものの、地方都市においては飲食店などの営業が再開され少しずつですが普段の日常に近づきつつあります。 現在リスト音楽院ではディプロマコンサートが行われていましたが、検温で平熱でなければ院内に入れないなどルールが徹底されており、コンサートは無観客、審査する先生方もストリーミングという状態だったと聞いています。 ディプロマの後は修士課程の入学試験がありますが、ライブでの演奏試験は行われず録音のアップロードとSkypeによる面接のようなかたちで行われると連絡が来ました。 4月は晴天が続いたこともあり、大家さんと相談して自宅で演奏会をさせていただくことができました。 演奏中は部屋の窓を開放し、大家さんたちは庭に椅子を置いて30分ほど演奏を聴いてくださりました。 また、現在は自分が教員としてやってきたことを活かして休校中の子供たちの役に立つことをしたいと思い、自宅でもできる音楽の授業動画を作成中です。 5月からは初見の練習を始め、毎日一曲ベートーヴェンのソナタの初見をしています。 オンラインレッスンではリストの作品に取り組み、修士課程の入試に向けて入試課題曲の録音準備をしています。 まだまだもとの日常に戻るのには時間がかかりそうですが、自分のできることを精一杯やって時間を無駄にしないように頑張ります。▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.05.21
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進課です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」によりアメリカで最新のスポーツ医学と最先端の治療・リハビリ技術を学ぶとともに、プロ・学生アスリートへの実務経験を積みながら、アスレティックトレーナーとして必要な知識と技術を学んでいるスポーツコース向井原洋平さんから4月の活動の様子が届きました サンノゼはカリフォルニアらしい暖かな陽気に包まれた快適な日々が続いています。 外出自粛の要請が1ヶ月ほど延長され、5月末までは引き続きリモートでの活動に制限されています。 先日、昨年8月以来となる大学体育局全体でのミーティングがオンライン会議システムのZoomを介して行われ、150人ほどが参加しました。活動場所となるトレーニング施設の再開とはなりませんでしたが、各々が健康に努め再開を待とうと励まし合いました。 アスレティックトレーナー全員でのミーティングも隔週で行われています。怪我や手術明けの選手のリハビリの進捗状況やその他の共有事項について確認したり、オンラインで受講することが可能となる、資格の更新に必要な継続教育単位(CEU)の情報共有なども行なっています。 オンラインで受講した講義の中で今後の参考にしたい取り組みがあったのでご紹介します。 Virtual MLB Injury Conference という取り組みはメジャーリーグ(MLB)に所属しているアスレティックトレーナー、理学療法士(PT)、ストレングス担当を対象としたオンラインでの勉強会で、私が参加した第3回から、公式にアマチュア野球に携わる医療従事者にまで門戸が開かれました。 これまでに内側側副靱帯の再建術と縫合術、競技復帰を目的としたインターバルスローイングプログラム、重量の異なるボールに関するトレーニング、胸郭出口症候群(腕を上げる動作時に、上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢と鎖骨下動脈が圧迫されることによって生じる上肢のしびれや肩周辺の痛み)を題材にして、それぞれ科学的な検証に基づいたデータをMLBに所属するチームドクターやその他の医療従事者からアメリカプロ野球界の最新の情報として講義を聞くことができます。 選手の対象年齢は異なりますが、プロ野球の障害予防やリハビリに関する取り組みをアマチュア野球に従事する医療関係者が学べる絶好の機会となっています。何度も読み込んだ論文の著者がこの勉強会の講師の1人であったり、題材も旬なものを取り上げているので非常に勉強になっていますし、アメリカ野球界の裾野の広さを感じています。 担当している大学の選手のリハビリは順調に進んでいます。投手の1人は現在75フィート(23m)まで距離を延ばしており、2ヶ月ほどで次の段階となるブルペンからの投球を開始できると思います。提携しているPTの元に週に1度、選手を送っているので、担当のPTとの情報共有も欠かせません。その他、リモートではビデオで関節可動域を確認するなどできる限りのことを継続しています。 ▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.05.19
Hello, everyone!国際課国際交流員のマレイナ・マコヘニーと申します。昨年の8月から総合政策部国際課で勤務しています。国際課に勤務する中国・韓国・英語圏からの国際交流員が、それぞれの視点で北海道の観光、暮らし、経済、文化などのトピックを集め、【赤レンガ通信】を発行しています。このたび、第53号が出来上がりましたので、どうぞご覧ください!英語: Red Brick Bulletin 53日本語:赤レンガ通信 日本語版 53号本号、パンデミックIN歴史について特集しております。北海道で暮らしているJETプログラム参加者のインタビューを紹介するコーナー「北海道JETスポットライト」では、留萌市のカルメン・ロックハートさんのことを紹介させていただきます。バックナンバーの1号~30号までは英語版しかありませんが、下記HPにて公開しています。興味がありましたら、一度ご覧になってください!http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsk/akarenga
2020.04.30
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進室です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」による北海道未来人財事業につきまして、令和2年度(第4期生)の募集を中止することとしました 国においては、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響により「2020年度官民協働海外留学支援制度」の採用手続を中止することを発表しました。 これを受け、道としては、本制度の助成を受けている北海道未来人財応援事業学生留学コースについて、令和2年(2020年)4月1日から募集を開始しておりましたが、「ほっかいどう未来チャレンジ基金」を活用した「北海道未来人財応援事業」の全てのコースの募集を中止することとしました。 既に応募をされた方や応募を検討していた方々のお気持ちを考えると苦渋の決断ではありますが、現在の世界情勢を鑑みますと、留学を希望される方の留学計画が円滑に遂行されることが困難なこと、派遣留学生の派遣先での十分な安全確保が見込めないこと、さらには、4月16日に「緊急事態宣言」の対象地域が北海道にも拡大され、重点的に感染症拡大防止の取り組みを進める「特定警戒都道府県」と位置づけられたことなどから、中止とさせていただきますので、御理解くださいますようお願いします なお、今年度の新たな募集につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況や国(文部科学省)の動向等を踏まえ、対応を検討していきます。 今後とも北海道未来人財応援事業(ほっかいどう未来チャレンジ基金)への御理解と御協力を何卒よろしくお願いします。 ▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.04.17
こんにちは総合政策部政策局総合教育推進室です若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」により本道農業の魅力発信のため、ドイツで有機農家の元で研修生として働き、持続可能な農業のあり方や、農家民宿を経営する農家でグリーンツーリズムについて学ぶ学生留学コース石垣のぞみさんから3月の活動の様子が届きました 3月は、新型コロナウイルス感染症の影響でSchlossberghofのFerienwohnungen(休暇用の家)も集客が難しい状況となりました。バイエルン州で実施している新型コロナウイルス対策として、不要不急の外出の禁止、仕事以外での宿泊施設利用の禁止などが義務付けられたためです。 しかし、そんな中でも農場での仕事は動物の世話や薪の準備、農場の整地など毎日尽きることなくありました。 2月にも報告しましたが、現在ドイツでは30年前に比べて約70%の昆虫が減少しているという研究結果があります。このことが生態系に及ぼす影響は計り知れず、Schlossberghofでは少しでも昆虫の生息地を増やそうと木の枝を使った昆虫の住処を羊の放牧地の中に作りました。とても簡易的なもので、細い木の枝を集め、木の根元に重ねていくというものでした。 農業においては、虫の話は害虫として耳にすることが多いです。虫を減らすための対策は講じられていても、虫の数を増やそうという発想は自分の中に無かったため、このような一連の作業は自分の中に強く印象づけられました。 この農場では、Ferien wohnungenに宿泊したゲストは自分でコンポストのコンテナに生ごみを捨てる仕組みをとっています。今月に入り、満杯になったコンポストのコンテナから、十分にコンポストとして機能するもの、まだ完全に分解されていないもの、ごみ、と手作業で分別する作業を行いました。 コンポストを分別する中で出てきたのは大量のゴミです。主なものは小さなプラスチックの破片や綿棒などです。中には、赤ちゃんの使用済みのおむつまで入っていました。 この小さな農場では、コンポストが熟成したら自家用の畑にそれを用い、そこから野菜を作るという流れになっています。コンポストを畑に用いる前に、このゴミを取り除くという作業が大きな手間となりました。 私はこのことから、多くのゲストがコンポストについて理解していないのだと感じました。 日本でもそうですが、ごみは捨てたら終わりで、後は業者が回収して自分の前からは見えなくなります。ごみを袋に入れて出してしまえば、正しく分別されているか確認する人はほとんどいません。しかし、農場でごみの行く末をコンポストの分別という作業を通じて見届け、一人一人の意識の低さがこのようなことを引き起こしうるのだと実感しました。 そして持続可能な社会、これは誰か一人が頑張って実現するものではなく、社会全体で目指していかなければならないのだと改めて感じました。 3月下旬からは、このschlossberghofを離れて、電車で7時間ほどかけてrotenburg(Wümme)と呼ばれる街に来ました。新しい農場の名前はHof Grafelといい、こちらも有機農場に加え、fehrien wohnungenを経営しております。ここのFerien wohnungenは50年以上続く歴史のあるもので、ドイツの休暇の時期には25~40名ものゲストが集まるそうです。また、農場自体は400年前からあり、現在の農場の娘さんで12代目という話でした。 本来であれば、もうすぐイースター休暇でfehrien wohnungenはゲストで満杯となる時期ですが、新型コロナウイルス対策として客を取ることができない状況です。その一方、春の日差しに包まれた農場は美しく、心満たされながら動物の世話やグリーンハウスの準備などを進めております。 世界中どこも大変な時期ですが、皆様の健康を祈りながら、私はこちらで活動を続けて行こうと思います。▼「ほっかいどう未来チャレンジ基金」についてはこちら ▼「みらチャレ」公式facebookページについてはこちら
2020.04.15
国際交流員のキム・ソヒョンと申します 北海道庁国際課に所属している韓国・中国・アメリカ出身の国際交流員が、それぞれの視点で北海道のトピックを集め、「赤れんが通信」を発行しています。下記のHPにて公開しておりますので、ご興味のある方は、是非ご覧ください ☞日本語版☞韓国語版
2020.03.31
Hello、everyone!国際課国際交流員のマレイナ・マコヘニーと申します。昨年の8月から総合政策部国際課で勤務しています。国際課に勤務する中国・韓国・英語圏からの国際交流員が、それぞれの視点で北海道の観光、暮らし、経済、文化などのトピックを集め、「赤レンガ通信」を発行しています。英語:Red Brick Bulletin 52日本語:赤レンガ通信 英語版 52号本号は、オホーツクについて特集しております。北海道で暮らしているJETプログラム参加者のインタビューを紹介するコーナー「北海道JETスポットライト」では、美幌町のジョシュ・ティラーのことを紹介させていただきます。バックナンバーの1号〜20号までは英語版しかありませんが、下記HPにで公開しています。興味がありましたら、一度ご覧になってください。http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsk/akarenga
2020.03.31
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