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Hiro Maryam

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2020年07月15日
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カテゴリ: 螺旋 こたふこだま
クランチマガジンに Homa というペンネームで投稿していた文章です。



螺旋(一) ~概念から意識へ~

奇人変人のワタシの、人様が思いもよらない、奇天烈な世界の扉。その先は螺旋....
どうぞ乗り物酔いなさいませんように。





出逢い
出逢いに なぜ? はない
偶然を装った必然だから


あなたとは?わたしとは?
今 手にしていると思っているもの
所有しているものと思っているもの
自己を証明するものと思っているもの

それらすべては 全く重要ではない



それでも あなたは わたしは 失われない

消滅しない



脳は秘めている
産まれた時に秘めているものは遺伝的要素だけではない
転生を繰り返し映してきた心象も
まだ自意識の発芽してない脳は秘めている



誤った認識
わたしも あなたも 事実や事象、経験 日常のうちに居るのではなく
(我々は日常、現実という現象の中に存在し、 また経験や思い出を含めた過去の中に存在していたと、 当然のように認識しているけれど)

事実や事象、経験、日常に対する心象が構築した 自意識というものによる 認識のうちに在るだけ


あなたは知っているはず
たとえば わたしが今所有している有形無形の わたし と認識されるすべてを あなたが有したとしても あなたは わたしではなく あなた でしかないことを

他の誰が理解しなくても あなたは 知っているはず



所持品
全く同じ立場で 同じ経験をしても あなたとわたしでは その経験の所感は全く同じではないはず



出来事や経験の失敗、成功 そこから得たもの、失ったものを含めた 成果や結果も目眩し

経験や出来事を通じて何を感じたか?
感じて心と脳に何が刻まれたか?
心や脳は 良きも悪きもどんな刺激を受けたか? 受けているか?

ただそれだけを残しておける





満ちひき
時の川に流れる私....
流されるままに 時の流れを眺めていると
不思議と 時は、流れは、私を流しているのではなく
刻(とき)は満ちひきし 私を導いているのだと思われてくる



光陰
空は元々 何も無い 色もなく 形もなく 果てもない
光と闇があって 浮かび上ぐ
色現れ 形現れ 森羅万象を映し顕す
無が全と等しくなる
光はあなた 光はわたし
闇はあなた 闇はわたし

光陰は即ち意識也


ヒトのサダメ
人として生まれたサダメとは
ひとりひとり個別に与えられた用紙に
生に関する問題作成を続け
自作の問題を解き続け
また その解答用紙に自己採点し続けることであろう


旅立つ者は
何気なくすごす一秒のうちに 数多の生 数多の死 遺された者の悲しむは仕方無くとも
死して旅立つ者は 死を恐れてはいけない
悲しんでもいけない


変わり種
知っているべきことを知らない
知り得るはずもないことを知っている



有り得ないこと
ゼロからのスタート ということなどありえない 生まれたとき既に どれほど多くのものを 我々は背負っていたであろうか?


紅(あか)という色
紅(あか)といっている色も 実は人それぞれ 微妙な色の相違があるのだろう
全ての言葉も現象も 同じ物を見ていても
あなたとわたしは違ったようにみている



私とワタシとわたし
殊更に 私らしさ など求めずとも いつでもどこでも ※1私は私でしか有り得ない

そして私は 世界という※2ワタシに裏切られ続ける

あなたも私も世界も 映された象(しょう)でしかなく

それを映しているのは あなたの 私の 彼の 彼女の 己が意識の域を出ることはない

夢を見ている時も 眠っている時も 死の後でさえも!

私は私でしか有り得ない

私が ※3わたし に気づくまで 私は マヤカシのワタシ を捉え続ける

私は わたし を覆い続ける



※1 私 :自我
※2 ワタシ:自意識が映している私の心象 マヤカシ
※3 わたし: 相対性のない空間



落とし穴
五感の世界は 身体を通しての世界が故に
手足、身体は、言動は、己の意志によるものと当然思う

全ては身体操る己の心、意思次第 っと ーーーーー

ーーーーー そこが 落とし穴なんだ



眺れば
現象と 自他の言動を 己が心抜きにし 意識に眺めさせると 思考は 実に面白いことをみつけてくる


眺れば 其の二
現象のうちの吾が在り方の針が示す揺らぎ
喜怒哀楽する吾が心象の針が示す揺らぎ

この二つの針の揺らぎの軌跡をじっと眺める


眺れば 其の三
現象と 自他の言動を 己が心抜きにし 意識に眺めさせると 思考は 実に面白いことをみつけてくる

ここでいう意識とは 自他という括りをできるだけとっぱらった 常識やら思い込み 善悪、既成概念などのフィルターを出来るだけ薄くした 曇り、歪みのない鏡のようなものか....



危うきもの
自分を自分たらしめている 自分の立場の 自分の足場の なんと脆いことか…
外国にいってしまえばパスポートだけが頼りとなり 外国に長年いて 住所なく 身分証明もなければ 故国で 私 は己を証明することさえ難事となる
それは 私を知る人が極少ないからにほかならない


危うきもの 其の二
私を知る人が極少ない っということは 私が知る人も極少ない ことでもある
あなたあっての私
私あってのあなた

他の者、他の物によらなければ 存在を認められないものとは なんと危うく脆いものか!



眺めているだけだって
眺めているだけだって 時に流されている 時に歩かされている
時の魔法は 良きも悪きもじっとしていない

留めては置かないということ 流されていることが為していること であったりする

無為は無意味だとみなされても 無為は必然で
眠っていたって 休んでいたって 役割の一部

流れ眺めているだけのようで場所と存在の在り方に 時が組み合わさった瞬間 奇跡を生む 惨事を生む

時は流れ眺めているだけのようで 得体が知れぬ 魔法や魔物のようだ


サイコロの目
現象は 複数のサイコロの目の組み合わせ
確率というものは確かにあるが 博打のツキのように 確率はあってないようなもの
時の流れは風のように気まぐれに 背中を押したり 向かい風となって押し戻したりする

サイコロの目は気まぐれ装い転がって
過去と未来を 今 で繋ぐ


曇天の理由
曇り空は 一瞬先の世界のように 私の上に広がる

そしてそれが 人が生きることに 怯え また 怯えないでいられる 理由(わけ)


閃光を伝う
閃光のように 己の力を他へと 突き通すように伝えるには

隠(こ)めた力を 篭めた力を 伝える流れや動きの他には 身体のどの部分にも力を加えてはならず

極限までこの身を弛緩させなければならない

弛緩した身に 伝えるエネルギーそのものが 筋金が如く貫くのを感じられるほどに....


安穏
思考や心に尋ね訴えるように 私は 身体に尋ね訴える

安く穏やかな道 を知っているのは 感情も思考も抜きにした

己が身体であることに 私は気づいたから


姿見の存在
いつの時代であっても どこででも 何をしてても 変わらない わたし
わたしとは 私の姿を映す鏡
名が 性別が 年齢が 身分が その都度変わっても
それらは 着せ替えられる 衣服やアクセサリーでしかない
身分や職業を重要視する人ほど その人が身につけている 衣服や高価なアクセサリーしか目に入らない
そして 衣服やアクセサリーを 自分自身や 身につけている人と混同する

混同という錯覚に陥っていることにさえ 気付くことはないのだから
自分自身の映し鏡の存在に気付くことなど あろうはずもない....


私を失った時にみえるわたし
一寸先のことなんてわからないけれど どう転んでも どう起き上がっても 絶望してても 希望を持ってても 私はわたし

わたし風に 絶望するしかなく 希望するしかなく わたし風に転び わたし風に起き上がる

あらゆる私を失った時にみえるわたしは わたしでしかなく

わたしはいつだって それだけで全てだ


信念
信念とは 己が描いた理想や夢が 現実になっていくかどうか や 現実にさせることを 重視するのではなく

己が描いた理想や夢を いかに己の裡に描き続け 保っていられるかどうかという点により重きを置くこと


信じるを貫くに
他人の中だけでなく 自分の中にも 醜悪な部分を見ない
信じる を貫くに、 私の裡だけに於いて 絶対に 私自身にも 他人にも 裏切られたり 傷つけられたり 騙されたり してはならない

最初から出来るだけ 最低最悪の場面を思い描き それでも信じているのだと 私は自分に言い聞かせてきたのかもしれない


サダメだけ
相変わらず 見たくない真実は 敢えて 見ざる聞かざる言わざる を私は貫いている
見たくも知りたくもない真実なんかは 目の前に瞼をこじ開けられて 突きつけられるまで 知らん顔をしている

私にそれを突きつけられるのは サダメだけ

60階建のビルの屋上まで昇らされ 揺すぶられ 突き落として 目を見開かされる サダメは
いつどこで誰を使って 私に突きつけるかということを 神業行使し舞台設定してる

もちろん 目も覚めるような 驚きの真実 素晴らしく大きな飴玉
初日の出が如く崇高な真実を 煌めき降らせる時もある



トロッコ
私に出来ることがある限り などと 十七の歳に思い留まったけれど
今思うと そんな幻想は 私の独りよがりに過ぎず 独りよがりに思うことさえ 意味などなくて
手足動かし吾が人生歩み続けている っと思い込んでる私とは
サダメというレールの上を滑走するトロッコに乗り トロッコの中で 狂喜し 落胆し はたまた 憤りながら 地団駄を踏む子のようなもの


行わずして行うコツ
きっと君も頑張ってるね 本当は.... 頑張らなくてもいいんだよ
きっと頑張るようになっているから(笑)
足が向くまま 手が動くままに 心身ともに 余分な力を入れない方が
自他、諸々による摩擦が少なく 円滑に進むんだ


世界の側面
君が手を離さなければ この手は離れない
君が手を離したその時 この手は離れていく
わたしが手を離さなければ その手は離れない
わたしが手を離したその時 その手は離れていく



御破算
情けないことに 私のことでも 私にもよくわからない
決して 知ろうとしなかった訳ではないけれど それでもわからない

っということで これからも 私は 私の理解者でなければいけなくて 、そういう意味で 私は プラスの意味でも マイナスの意味でも 自も他も特別視していない


実は
堂々巡りには驚かないよ 世界の正体は堂々巡りだから
堂々巡りをどういう風に眺めるか

実はただ それだけなんだ
ただ そのようでしか....ないんだ



嘘と真の不可思議

真ばかりの中の嘘
嘘まみれの真

ってものに これまでどれぐらい 私は驚かされて来ただろうか


言葉はフィクション
言葉はフィクションなんて過激にも思っている。 歴史すら 歴の史(ふみ)となった時点で、それは誰かの、何かからの視点を交えたものであり、その視点の死角の部分は記されてはいないと....
言葉に載せられた想いが一過性のもの故に、言葉と想いにズレが生じてくる。 そもそも言葉で表せる想いに限界がある。 しかも受け取った相手の主観が交じる....

それでも言葉に、文学でも歴史でも、そのほかの分野でも、真実を命懸けで追い求め記し伝えようとする人に私は焦がれる。

真実は真実ではないかもしれない。 それでもその人の真実を明かそうとする意思に触れると、抑えようのない心の震えを感じる。



7つの境 7つの界
あの世とこの世、 過去と未来を含めた世界は、 パラレル。 世界は虹のようなもので、 虹の七つの色はそれぞれが異なる次元なのさ。
背中合わせなのに色は決して混じり合わない。 色の相違が見える人には虹に見えるけど、 相違が見えない人には、 色と色の隔たりも、 虹という全体像も見えない。 でも、 君にも見えるんだよ。 身体の認識がなくなれば。
身体を感じない丸裸の意識のときに、 そこに見える世界をこだわりなく眺められれば....

否、 実は身体を意識しているときだって、 ふと意識が我を離れて わたし に還った時に、 おのずから見えてきてしまうものなんだよ....


万物は、人は、心は流転するが
万物は流転する 人もまた移ろう 心もその例外ではないね 言葉にこめられた想いも… でもそれは 絶望でもあり希望でもある

ねえ君、 私はね 絶望も希望も 片方だけでは もう見ないことにしたよ


予見
心を弛緩させている時、無意識に思い浮かぶことがある。 景色だったり、状況だったり、過去の一場面だったり、人の顔だったり… その理由は、しばらくしてわかることがある。

自意識をできるだけ薄くすると、 過去が、 今という石に触れることなく、 未来へ飛び移っていく様が 透けて見えてくることがある。


多次元なのは世界ではなく
今、此処を意識している 自意識と言われるものとは別の意識の存在を 私は感じている
次元があるのは世界というのは 思い込みじゃないだろうか?
私達の意識 私達の本質そのものが 多次元だからこそ 世界は多次元なのではないか?


言葉の国
私の言葉に於いて 常に私は その言葉の王国の支配者であるけれど 支配者に成り下がってはならない 私は常に 思考者であり 施行者でなければならない 書きたいこと 言いたいこと を発するのではなく その発したい欲求とは 我を超えた欲求であるべきである


集中力とは
敢えて過去を振り返るまい 敢えて未来を思い描くまい 現在という 今 に 過去も未来も集約されてるからこそ


誕生は
サヨナラだけが人生だ と言えるのならば 出逢いだけが人生だ とも言え 別れの数だけ出逢いがあるはずで 出逢いがなければ別れはない
誕生は別れの始めとも言え そして 我々は死とともに誕生している 死は彼岸ではなく 生とともに常に潜在している


意志選択
大切な想いも 大切な存在も 大切にしないと零れていく 我々は時に 大切なものの中から より大切なものを選択しなければならず その選択こそが その人を如実に示している


彼我 かわ
時は流れをとめぬ それは救いであり 煩悩でもある 喜び 悲しみ 幸せ 不幸せ 笑み 涙 癒し 痛み 春夏秋冬とゝもに 織り交ぜ流るゝ


時代も人も心も変われども…
猜疑心は認識を大きく誤らせる。 一度、心のあれこれを一掃してしまおう。 ただし、変わらないものは変わらない、変えられない。 強固な意志もその不変の前では暖簾に腕押し。


すくひ
掬おうとしなければ 掬い続けなければ 存在は零れ落ちていく 人波を流れ逝く 通りすがりの人々が如く


感動
感動は対象と感性の共鳴。 共鳴の質と量の度合いを定めるのは、 対象よりも感性に、より一層比重が置かれる。


天邪鬼は殊更に
天邪鬼は 感じたままに 感じていられる一瞬を よく知っている




螺旋 第一集 〜完〜





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Last updated  2020年07月15日 09時40分11秒
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