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2015/12/21
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カテゴリ: 切手蒐集
あの 生糸印紙
前回のブログに興味を持っていただきとても嬉しいのですが、振り
返ってみればもう1ヶ月も経ってしまいました。すみません。
もちろんすぐ続編を考えていたのですが、弔事や雑用が重なって
ついつい日が過ぎてしまいました。

では、その印紙についての続編を...

収入印紙ストック帳-w400明
<父の印紙ストック帳>

「お前この世に何しにきたか~、税や利息を払うため」
添田唖蝉坊 の「あきらめ節」の一節ですが、
日本国憲法には勤労や教育と並んで、納税の義務が定められている
ので、こりゃあ仕方ないですなあ。

昨今の消費税増税も必要だと言われれば逆らえませんが、2%増税の
目くらましに軽減税率など持ち出すなんて勘弁して欲しいものです。
商取引がややこしくしなって大迷惑。低所得者への援助のほうが
明快でいいのに。

なので、税に関する印紙なんぞは見たくもないモノですが、これは
これで改めて眺めれば、切手と同じくそれなりに風格あるものです。

印紙税は15世紀のオランダの役人が思いついたそうです。重税感を
感じさせないで徴収しやすいというので各国に広がったとのこと。

登記、そして収入印紙など、様々な分野で適用されています。

証券印紙一円-w400
<明治6年発行の証券印紙/幅32ミリ>

これらに使われた印紙、当初は手彫りの版。その細かさと言ったら
虫眼鏡を使わないとわからない程。たとえば米粒に3文字を彫り込ん
だり竜の頭を彫り込んだりするようなものです。そんな超絶技術の


そしてその銅版エッチングの凹版で何万部も印刷するのも大変な作業
だったようです。だから切手にしろ印紙にしろ、手彫りのものは美術
工芸品級の価値があると私は思っています。


ところが切手蒐集家はいても印紙収集家はほとんどおられません。
印紙を扱う市場がないので、業者も相手にしない。

その理由としては、印紙の新品は買えても使用済の印紙が一般に出回
らない。蒐集・交換の場がない。それに高額印紙は10万円もするので、
おいそれと手が出ない。そんな事情だからでしょう。

なので、 切手蒐集していた私の父 が印紙なんぞをどうやって集めたの
か不思議ですが、とにかく切手にまじって何冊かの印紙蒐集帳が出て
来たのです。

だから私の出来ることは、それらを整理するだけ。印紙を研究して
いる方々はわずかながらおられるようで「日本印紙カタログ」なる
本も出版されてます。それを取り寄せ、勉強しながら分類し始めて
いる今日この頃です。

印紙なんぞ集めたところでなんぼになるワケでもありませんが、儲か
るから集めるなんていうのはコレクターじゃないですしね。


<追伸>
ついでですので、父のささやかなコレクションの一部を紹介させて
いただきます。

明治政府は蚕や生糸印紙に続き、繭、真綿などの印紙も発行しました
が、これらは徴税というより証明証票の意味が強かったようです。
本格的な徴税は証券印紙、煙草印紙、売薬印紙とか骨牌印紙(花札
やトランプ)、収入印紙などが定められてからで、我々の生活の隅々
から搾り取られる、いや、収めるようになってきました。

明治の証券印紙-w400明
<明治の頃の証券印紙/1銭、5銭、10銭、50銭、1円、5厘など>

煙草印紙-w400明
<煙草印紙/2厘、3厘、4厘、6厘、1銭、1銭2厘、1銭6厘、2銭、3銭>

起訴印紙-w400明
<起訴印紙/3銭、5銭、10銭、50銭、1円、5円>




<おまけ>
お前この世に何しにきたか~、

高田渡「あきらめ節」(作詞:添田唖蝉坊)






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最終更新日  2015/12/22 09:44:59 PM コメント(2) | コメントを書く


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