24階のミミック

24階のミミック

2002.07.05
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 私は世に言う頭痛持ち。高校2年のとき、初めて記憶に残るひどい頭痛を体験してから、以降年をとるにつれだんだんと頭痛が頻繁に起こるようになり、ひどい時は毎月2回以上、頭痛に悩まされてきた。しかも、一回の頭痛が3~4日は続く。寝ても覚めても、頭痛。寝ていて、痛みで目が覚めるほど痛くなることもある。

 頭痛といえばバファリン、というくらい昔からメジャーなバファリンも、最初はよく効いた。ところが、薬というやつは常用するとだんだん効かなくなる。頭痛を頻繁に起こす人ならよく知っていることだが、ピリン系、などと成分が同じ系列だとその系列ごとまとめて効かなくなってしまうことがある。
 22歳の頃には、大人1回2錠のバファリンを6錠まとめて飲んでも効かないようになっていた。それで、次はセデス。生理痛でよく効く薬だ。だがそれもピリン系、あっという間に効かなくなり、ルル、ノーシン、サリドン、ナロンエース……etc. 片っ端から試していったが、最後はとうとう父親の作る特効頭痛薬に落ち着いた。

 私の父は医者だ。父の作る頭痛薬は大変によく効く。割れるような頭痛と共に起こる吐気、悪寒などもまとめて30分くらいできれいさっぱりなくなってしまう。
 もう、頼りまくった。毎月、必ず常備していて、痛くなったら御世話になった。市販の薬で治らないときも、これさえあれば大丈夫……。
 どんな頭痛も、治らないことはないスーパー頭痛薬であった故、父のもとに遠くからその薬を求めてくる患者さんまでいたという。しかし、その後! 材料となる成分の薬剤の一つを製薬会社が販売をやめてしまったため、そのスーパー薬が二度と作れなくなってしまった。
 がーーーーーーん!! その薬に今まで頼ってきた私は、これからどうすりゃいいんだ! 叫んだ私に、父が「そうなると思って、一瓶だけ多めに買っておいた。家族用に処方しておいた、最後の薬だ」といって渡してくれたのが、手元にある残りたった70包の薬だった。
 70包もありゃ十分じゃん! そう思うのは甘い。私は毎月2回も頭痛を起こしているのだ! 一年12ヶ月×2=24。

 うぎゃぁ~! これからの人生、あの薬なしで割れるような頭痛の痛みに耐えてゆかねばならないのか……。

 それから、薬の節約が始まった。あまり痛くならないうちに、市販の薬をローテーションで使い、なんとか早めに治す。
 頭痛に効くとかいうテレビを見まくって、あっためたり冷やしたり、色々試す。
 マッサージはまるでだめらしい。一時的にはよくなるけど、あとで痛みが3倍になって帰ってくる。私の頭痛は、偏頭痛だからはっきりした原因はない(脳外科で調べた)が、どちらかというと筋収縮性頭痛が多く、あたためると効果がある……等々、色々とわかってきた。
 長時間のパソコンの使用による肩の凝り、目の酷使、および体質のアレルギー性鼻炎による鼻づまりも原因らしい。げ、原因がありすぎる~(^^;

 そうして薬を節約してはきたが、それでもあまり痛くなるとどうしても我慢できず、使ってしまい、今はもう本当に数少ない。

 ところが、妊娠してみると………………!!!
 頭痛薬が使えない!!! たとえ父の処方した薬であろうと、やはり胎児に薬の影響を与えるのがコワイ。そう思うと、本当にこれからは薬なしで過ごさねばならない。

 入院中に飲んでいた薬は、すべて漢方薬だった。漢方薬は身体にやさしい分、効き目が遅い。今痛い、この痛みをなんとかしてくれーーーという要望に応えられるはずもなく、痛くなったらやだなーという不安の日々。
 珍しく頭痛のない月を過ごし、あれ、妊娠すると頭痛ってなくなるのかなーなんてのんきに思っていたある日。それはやってきた。





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Last updated  2002.07.10 13:16:01


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