24階のミミック

24階のミミック

2014.01.19
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 恒例、親族2家によるスキーツアーの2日目。

 このツアーは今年で3年目。今までシーズンに2回は来ていたし、気の利く兄嫁が必ず宿のご主人に手土産を持っていくので、ご主人のお母さんであるおかみさんがいつもとてもよくしてくれて、一品夕飯を多くつけてくれたり、朝食のとき、ほかのテーブルで大量にあまったご飯をもってきておにぎりを作らせてくれたりしたものだ。親切も親切すぎて、年々規模がでかくなっていき、去年なんか30センチのおひつ2つ分おにぎりを作る羽目になり、 合計40個のおにぎりができあがってしまい 、それを子供達含む総勢8人で一日かけて根性で食べました。
 当然、大人はリュックをしょって、その中に子供達含めた食料をつめ、持ち歩きます。小腹がすいたらちょこちょこ食べながらお昼をロッジで食べる時間とお金を節約。でもこれ、結構有効です。おにぎりが冷たくなってしまうというマイナスを除けば…。

 しかし。今年はなにやらいつもと違いました。
 まず、朝ご飯のとき、おかみさんがいなくて、 例のおにぎり大作戦ができなかった のでした。あまったおひつを持ってきてもらえず、おにぎりを作るほどご飯がなかったのです。
 でも、去年あまりに多いおにぎりを食べ尽くすのに苦労した兄が、「今年はいいんじゃない?」とスルー。
 兄嫁も、うーんといった顔だったけど、私も、おにぎり作ってると時間がいつもないので今年はいいよ、とすましてしまった。まあ、これが 後で大変な後悔につながるとは誰も思わなかった

 で、部屋に戻って支度。ここで、二つ目の「いつもと違う」
 昨日、夕方ころんで負傷したパパの右肩が思ったより悪く、 パパがすべれなくなってしまったこと 。
 全然右手が上がらず、服も一人で脱ぎ着しづらい状態なので、とてもこれは無理だねということになり、パパは残念ながら宿で待機。ここは、常宿の強みで「あすは平日だしお客さんも入ってないので、お部屋使ってください」と言ってもらえて、休めることに。パパ、滑れないのは残念だけど、いるところだけでもできてよかったね。

 で、お留守番を残して子供二人と、ママは着替えて出動。
 この日はとなりの大きなスキー場に行くので、スキーをかついて、歩いて出動です。
 普通に歩けば徒歩6~7分の距離ですが、雪の中、スキー靴を履いた状態でスキーをしょって、階段を上り下りして駅のホームをぬけ、スキー場まで到達するのは大人でもなかなかの難儀。ましてや、子供で小さい颯ちゃんにはかなりの苦行です。
 いつもはパパがいて、せめてストックなど細かくて面倒くさいものを持ってくれたりサポートしてくれるのですが、今年はママだけだから自分のものはすべて自分で持たねばなりません。だいぶ力もついてきたとはいえ、去年よりもまた板が長くなった颯ちゃんは、 四苦八苦 して駅を超えました。

 まあなんとか到着して、先に行っていた兄たちと合流しましたが、この日は前日と違って朝から前もよく見えないほどの吹雪。どこまでできるかわからないけどまあ頑張ろうということで、リーダーの兄についてリフトへ。

 一本目のリフトは初心者リフトかと思っていたら、兄はすいすいとなりの中・上級者コースのクワッドへ。あれ?と思ったけど乗ってしまった。ついてみたら、やっぱりここは去年非常に怖い思いをしたゲレンデだー。とりあえず、1~2度は滑ったけど、後半自由タイムには好んでこなかった場所。でも、ママがビビっているのもおかまいなく、子供達は昨日とった杵柄と、どんどんすべっていってしまった。


 でも、昨日かなり練習できたし、少しは上達したかも、と私も勘違いしてさっそく突っ込んでみたところ、うへっ

 昨日とはわけが違う。まず 天気が悪すぎて、何も前が見えん 。
 斜面は結構、コブだらけなのに見えずにつっこむから、かなり板が乱されて、おまけに一本目で体もよくなれていないためか、すごいスピードが出るし、曲がらずにジャンプしちゃったり非常にこわかった。とりあえず、あちこちでゴロゴロ転がっている初心者にぶつからないですべれはしたものの、あまりここは来たくないなぁと思う。


 視界が悪い上に、雪がものすごい勢いで積もっているのでコースの分かれ目がよく見えなくて、道を間違えそうになり曲がったつもりが新雪の山につっこんじまって、まったく動けなくなった。
 当然私が最後に滑っていたから、誰も助けにはこず、頑張って一人で脱出したけどまあ、その時間のかかったこと。
 雪がこんなに重いものだとは…、のんびりしていたらますます体に積もって動けなくなるから、必死でもがいて、なんとか片足を山から引き抜くことができ、根性でスキー板ごと脱出成功。

 ようやく皆を追いかけたけど、昨日の筋肉痛に加え、転倒と初回のコブ滑りでかなり体力を奪われたまま、午前中は過ぎていった。その後、スクール終わりのお迎えまでに最後の滑り、ということで、また初回のコブゲレンデへ。
 いやだなあとは思ったけど、子供達は平気みたいなのでしぶしぶついていく。

 うう、しかしまた視界がゼロ。なるべくコブに身を投げ出すように回るんだ、と言い聞かせながらすべっていると、前方のコブの影から、突如転んだ小学生が出現。
 やばい、ぶつかるーと右にさけたはいいが、右にまがったら今度は その先にも別の転倒子供が !!

 斜面はきつく、かなりスピードも出ているのでこの勢いで大人がぶつかったらやばいと思って、もう一回、実力を上回るターンを強行。当然、あっという間もなく ドカーンと転倒 。
 しかもこの転倒は無理なターンの途中だから、覚悟もなく、後ろ側に激しくぶつかって頭をごいーんと打った。
 転んだ瞬間、ゴーグルと帽子が飛んでいくのが見え、しばらく動けず。

 でも転んでるとまた突っ込まれて危ないので、なんとか上半身起き上がって、上方をきっと睨む。すると、みんな避けてくれる。とりあえず、帽子とゴーグルを回収して立ち上がったが、どうも フラフラ する。
 なんとか皆がまってるところまで到着したが、私の顔を見た瞬間、兄が「 お前顔色悪いぞ、大丈夫か? 」と聞いてきた。姉も、「どうしたの?転んだとこみてなかったけど大丈夫?」という。
 実はそのときは、立っているのもやっとで、吐き気がひどかった。とても滑れないと思っていたので、「休んでいくから先にいってて」と言ったら、兄と子供達はお迎えもあるので、「わかったゆっくりこいよ」と降りていった。
 義姉は本当に優しくて、先にいっていいよと言ったけど付き添っててくれた。吐きそうだと言ったら、「やっぱり頭をうったんだね」と言った。
 最近、娘のももちゃんのミニバスで、練習中に転倒して頭をうった子が、急に顔が真っ青になって吐いたことがあるといって、 脳震盪をおこしたのだろうからゆっくり休もう 、と言ってくれた。とにかく一歩も動けないほど胸が気持ち悪かったので、なんとか這うように端っこへよけて、お言葉に甘えて10分ほど休憩。

 おそるべし、頭。
 もともと、そんなに転ぶほうではないし、転ぶときは一応わかるのであまり被害のでないように上手に転んでいたつもりなのだが、今回みたいに突然構えもなく転んで頭を打ったのは初めて。
 やっぱりスキー、危ないね。
 あまりの気持ちの悪さに、どうみても無謀な滑りを繰り返している子供達にはヘルメットがいるな、と思いました。


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 後編へ続く。





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Last updated  2014.02.27 12:53:24


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