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連日、台風の影響でぐずついた肌寒い天気に体調を崩しがちです。皆さんもご自愛下さいね。さて、昨日の続き…。レッスン前に、他の生徒にSちゃんのお兄ちゃんであるH君が今日は、参加するので、席をいつもと変えると告げ兄H君と妹Sちゃんの席を離し、レギュラー組が、家庭学習で暗誦してきた内容をホワイトボードに書かれた文を参考に英語で書き出している作業をしている間にH君をロビーのカウンターに呼び出し、話しをした。「このクラスは、今いるクラスと違って 宿題も多いし、やっていることも難しいけど、大丈夫?」「う~ん。やってみて難しかったら、元のクラスに戻る。」と、くねくねしながら答える。「やる前から、難しかったら元のクラスに戻る、って決めているなら このクラスでやっていくことを理解するのは難しいし 途中から入ってくるあなたを教える為に使う時間は 他の人が学ぶ時間でもあるの。 最初からできなかったら、と考えている人に 他の人が学ぶ大切な時間を使うわけにはいかないから 今のクラスのままでいいと思う。」「えっ?」「あなたに、もっと英語がわかるようになりたい、 上手になりたい、という気持ちがないのであれば このクラスにいても、わかるようにはなれないから。 教えてくれれば、できるようになるんじゃない。 できるようになりたいから、できるようになる。 先生は、できるようになる方法を教えるだけで できるようになるかどうかは、あなた次第だから」しばらく俯いて考えていたH君だが、顔をあげて「わかるまで、やってみる。」と、小さい声ながらが、しっかりと答えた。昨日、指導してみてわかったことだが、お母さんが英検に合格させたいと英検対策の問題集を使って中学生が学ぶように文法事項を中途半端に入れてしまった為に文法理解を言語産出能力を促すレベルで使うことが難しくなってしまったなどの問題が判明。指導する側としてのクリアしなければならない課題は多い。しかし、本人が妹に負けたくない、という理由だったにせよわかるまで、やってみる、という気持ちが出てきたことは、彼にとっては伸びるチャンスでもある。このクラスでチャレンジさせることに。ただ、外国人講師の時間は、フィリピン人のお母さんを持つ生徒やらおしゃべりな女の子がいるので、なかなか自分から話すことができない彼には、厳しい時間だったようだ。外国人講師の時間だけ、元のクラスで受ける、という選択肢も用意しておくことに。迎えにいらしたお母さんと話しをしていたら、レッスンを終えたH君が近寄ってきて「本当に大丈夫なの?」とお母さんに尋ねられると、幼児や低学年の子どものようにお母さんの背後にくっつき、隠れながら甘える仕草を見せた。お母さんが、慌てて手をひっぱって、前に向けて「大丈夫なの?」と再び問い正すと「うん」と下を向いて答える。「弟」と見られても仕方のない彼の仕草にまた新たな不安を感じた。
2008年09月30日
今回は、兄H君5年生、妹Sちゃん4年生という年子の兄妹のケース。この二人が私の教室に来たのは、2年程前。幼児から大手の英語教室に通っていたのだが、一緒に習っていたH君の同級生が私の教室に編入したのをきっかけに、私の教室に移ってきた。大手では、クラス編成が学年別ではなかったのか二人とも同じクラスで学んでいたそうだが、私の教室は、学年別クラス編成なので、それぞれの学年のレベルが合うクラスに編入した。ところが、家庭学習など、きちんと言われた事はやるもののそれ以上のことは、やらないという、あまり欲のない兄のH君に対して表には出さないが、負けず嫌いの頑張りやである妹のSちゃんは、意欲的に難しい問題にもチャレンジし、めきめきと力をつけ、今年の春すぎからは、4年生のクラスでは一番レベルの高いクラスへで学んでいる。H君がいる5年生の2番目のレベルよりは、カリキュラムの難易度も高く進み方も速い。お兄ちゃんのクラスより進んでると満足気の様子にこれは、まずいと思っていると、お母さんから、ここへ来て身体も大きくなってきた妹のことを「お姉さん?」と呼ぶ人まであらわれ、お兄ちゃんとしては面白くないH君は、ストレスを妹に向け、兄妹喧嘩が絶えないと聞く。しかし、一方で妹に負けずと英語も頑張りだしたのか、今いるクラスで、トップとなった。H君のクラスとSちゃんのクラスでは、カリキュラムの難易度が異なり指導内容が異なり、到達度も異なる。やる気が出てきた今、難易度の高いカリキュラムのクラスへと移るチャンスをH君にあげたいが、同学年のクラスは、進み過ぎていて編入することは難しい。次ぎのステップとして考えられるのは、妹がいるクラスだが、妹は、お兄ちゃんは、喧嘩をふっかけてくるから同じクラスは、嫌だと言う。そんなSちゃんの気持ちも納得できるしH君の力も伸ばしてあげたいと悩んでいたら、お父さんが、同じクラスになってもSちゃんに、絶対にちょっかいをかけて他の生徒さんに迷惑をかけるようなことがあってはいけない、と、何度もH君に念を押し、ようやくSちゃんはしぶしぶながら「お兄ちゃんがちゃんとできるなら」とお兄ちゃんが自分のクラスに参加することを容認。今日、Sちゃんのクラスに入り様子をみることになった。お母さんからは、もし、兄妹喧嘩が始まったら、兄を教室の外に出してもいい、という許可を頂いているもののどのように対応するのか、座る位置ひとつにも頭を悩ませる。さてH君のお兄ちゃんとしての意地とプライドをどのようにSちゃんも納得する形で、受け止めて育ててあげればいいのか、H君の様子を見て、慎重に判断したい。
2008年09月29日
このブログやmixiの夢玉教室で紹介している夢玉流親子英語の指導を茨城県守谷市の親子英語サークルで行います。この親子英語サークルは、DWEユーザーでもある主催者が、家庭での取り組みに行き詰まった時にたまたまこの私のブログに出会い、同じくDWEユーザーでこのブログの読者である友人と開催したのが8月下旬に茨城で行われた親子英語勉強会。そしてその際のアンケートにあった継続して学ぶ機会を作って欲しいというリクエストに応える形で生まれたもの。実教室で来年開講する親子英語クラスのレッスンをサークルの形態にした内容で、もちろん暗誦ベースの家庭学習もあるし家庭での語りかけ、絵本の読み聞かせの為の発音トレーニングなどお母さんの勉強パートもある。対象は、来年3年保育で幼稚園、保育園に入園予定の3歳児とその一つ下の幼児とそのお母さん。(ただし、両クラスとも体験を含め8名定員)いろいろな縁が重なり合って、このブログから生まれたサークル10月は、すでに勉強会の参加者とそのお知り合いで定員となってしまいましたが夢玉流親子英語に興味のある方はもちろん、もっと親子英語を楽しみたい方、悩んでいらっしゃる方、是非、トップページからメッセージを使ってお問い合せいただければと思います。後日、主催者より詳細をご連絡させていただきます。
2008年09月26日
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今夜は、自宅で食事会があるので、朝からTVをつけて部屋の掃除をしていたのだが、お昼の情報番組で脳科学者の茂木 健一郎氏が取り上げられているを見つけおもわず、掃除の手を止めて、TVの前に移動してしまった。実はこの茂木 健一郎氏、右脳系の早期教育について疑問を投げかけている脳科学者の一人としても有名だ。*勉強は、よりよい方向に向かうための旅*少し高めの目標を設定し それをクリアした時に褒めると、ドーパミンがでて 同じ行動を取りたくなる。*脳が一人づつ違うように、 個性は自分の大切な宝物。など、私の指導に対する考え方と共通点が多い。そして、今、ブログ、勉強会、サークルと決して仕事とは言えないものに多くの時間を費やしながらも、それらを行うことの喜びを感じている私にとって、人生は、自分の脳のなかにある宝探しの旅という茂木氏の言葉は、とても共感を持った。瞬間集中法 - 思い立ったらすぐ行動どこでも仕事ができるように思い立ったら大量の仕事道具をいつも持っている。あら、これって私と同じ。茂木氏と同じように、ノートも常に持ち歩いている。脳の出来はだいぶ違うが、行動パターンに共通項がある。これも脳の不思議の一つだろうか(爆)このブログを読んで、茂木氏の提案に興味をお持ちの方は、是非、脳の中に眠っている埋蔵金(茂木氏の言葉)を探してみては、いかがだろうか?脳の働きが活発なのは、幼児だけではないそうだ。年をとってから、文字が出にくくなるが、絵が上手になる人が多いのは、右脳の働きが活発になるからだという。脳を活かす勉強法
2008年09月24日

ハロウィーンの飾り付けが教室でも始まった。もうハロウィーンがやってきた、という感じだ。例年、未就園、年少、年中は、仮装をしてきて教室内でハロウィーンにちなんだアクティビティを講師たちと楽しみお菓子を食べるパーティーを行い、年長から小学4年生までは、仮装をして集まりグループに分かれ町内に住む生徒の家を地図を頼りにお菓子を貰いに回る。最近は物騒なので、近くの派出所のお回りさんにも協力いただき、見回りをお願いしている。ちなみに日本だとハロウィーンにちなんだ食物は南瓜だがアメリカではリンゴ。A Big Year on Sesame Streetという本では、ハロウィーンの日の飲み物としてWitch's Brewが紹介されている。Here is something you can make to drink on Halloween.You will need:2 cups of apple juice1 cinnamon stick4 cloves2 teaspoons of brown sugarPut the apple juice in a small pot.Then add the cinnamon stick, cloves and brown sugar.Stir. Heat the brew until it is warm.Pour it into cups.お試しあれ。と、この日記を書いていたら、先週の金曜日に登場したY君が明るい顔で英検の申し込みにやってきた。こちらの気持ちが通じたようで、とても嬉しい
2008年09月22日
台風が東京に近づき、夕方から大雨になるという予報下校時の生徒達に影響がないといいのだが…。もちろん教室にも影響がある。最悪の場合は、休校だ。今日は、天気予報と窓から目が離せない一日になりそうだ今週は、お兄ちゃんである生徒たちと話しをする機会が多かった。昨夜も、高校2年生のY生徒と話しをした。彼の中2の妹Sは、以前このブログでも紹介した小1から私の教室に通いすでに英検2級を取得し小学校から高校まである私立中学でトップクラスの成績という理解力と努力を兼ね備えたがんばりやさんタイプ。4年生の弟Tも、小1から私の教室に通い始め「最後まで人の話をききなさい!」と常に注意されている落ち着きはないが理解力のあるタイプそしてYは長男らしくのんびり、おっとりとした癒し系。そして彼は常に妹、弟のプレッシャーですっかり自分に自信が持てなくなっていた。その原因が英語とは、ほっとけない!(どこかで聞いたような…)彼が私の教室に来たのは中3になる少し前。お母さんからは、Yもお世話になりたいと思い本人に行くように言っても、苦手意識があって妹や弟と比較されるのが嫌なのかなかなかその気になってくれない、と数年前に聞いていた。本人の気持ちがなければ、どうにもならないのが中学生だ。私も特にYに対してアプローチはしなかった。ところがある日Sが私にお兄ちゃん、英検4級に落ちたんだよと少し小馬鹿にして言った彼女に、お兄ちゃんが英語コンプレックスを持っている危険性を感じいい気にならない!と彼女を叱りつけ、迎えにいらしたお母さんにお兄さんを一度連れてきて欲しいとお願いをした。それから暫くしてYがやってきたがその表情はとても硬く、嫌だ嫌だオーラが全開。まず、高校に入る前に中学範囲の復習をした方がいいこと、自分のライバルは自分であり他人と自分を比べる意味はまったくないこと、兄弟であっても別の人格を持った一人の人間であり違って当然、比べる必要はない。という話しをし、彼も英語から逃げるのではなく向き合ってみると話した。Sにもお兄ちゃんは、あなたより早く生まれてあなたより広い視野を持っているし勉強だけで人の優劣は計ろうとしお兄ちゃんのいいところを吸収しようとしないのはあなたにとって大きなマイナス。とYが日本で講習を受けている時に海外研修に参加したので、話しをした。それがきっかなのか、二人は仲良くなりよく話しをするようになったとお母さんから報告があった。そしてY君も少しづつだが成績もあがり英語に対しても意欲的とは言えないが、ずいぶん前向きになった。ところが、昨夜、英検を受けないの?と尋ねると苦笑いをしながら、いやぁ~、前回全然ダメだったし。と、かなり弱気な発言。去年3級受かったのだから、トライしてみればいいじゃない?と言うも、なかなか、はい、とは言わない。ひょっとしてリスニングが難しかったの?1回しか言わないしねぇ。と、振ると、リスニングと長文が、全然でわからなかった。とやっと口を開いた。彼は、小1から外国人がコミュニカティブアプローチで指導している自宅近所の教室に通っていたのだが、宿題もなくそこも中学受験準備の為に5年生になると同時に辞めてしまった。私の教室でも小学校からの持ち上がりの生徒がほとんどであるグループレッスンに一番下のレベルでも入ることが難しく個別指導を週1回1時間受けていて、会話やリスニングは学校の授業でやっているだけリスニングの宿題が出るわけではないという。聞く力をつけるには不十分な学習環境だ。しかし、今まで、それとなくリスニングクラスの受講を勧めても彼が参加したいと言い出すことはなかった。それと、高校受験をしていないので、語彙力が圧倒的に不足していることも長文問題ができない原因だが、1時間の枠では、今まで取りこぼしている文法事項の復習と予習で手一杯で長文読解の指導はできない。しかしそんな理由を彼に考えつくはずがなく彼には、妹がいとも簡単にクリアした準2の壁は、とてつもなく高いものに思え、落胆してしまった。「だったら、英検合宿に参加してみない? 自分が何を勉強すればいいかわかるし」彼の顔に驚きの表情が浮かび、関心があるような顔つきになった。この合宿に参加することで、英検という壁をどのように攻略すればいいのかを掴みぼくはこのくらい、というラインを自分で引かず、自分で計画を立てて、意欲的にチャレンジし達成する楽しさを感じさせる。そう、苦手だった英語だからこそ、自信をつけられると考えたのだ。彼の返事は、来週の月曜日にもらうことになっている。がんばれ!お兄ちゃん。限界は自分が作りその限界を破るのも自分だよ。
2008年09月19日
私と同じように週刊文春のこの記事を読んでブログを書いた方がいらっしゃらないかと検索したら大学教授の方が書いてらした。(後半部分にこの記事についての記載があります)こちら入試問題早く解けるようになるかもしれないけれど決して好奇心旺盛で創造力豊かで粘り強く根性のある人間に育たないと思う。まさに、私が感じていること!と思わずPCの前で独り言を言ってしまった。それでは、昨日の続き…私はかねてから、大量のカードをフラッシュして乳幼児に見せることは、脳にとって悪いのではなかろうかと疑問を持っていた。週に1回なら影響はないと思うが、毎日、自宅でこれをやったら…右脳が活性化する前に脳がおかしくなってしまわないのかと思っていたのだ。この記事は、もちろんその部分にも触れていた。乳幼児の場合はモニターの映像など、刺激が強いものをすべて目や耳から取り込んでしまい、脳を占拠されてしまう。これでは断片的な情報として脳に記録されるだけで肝心な五感を養うことにはならないもしこれが本当だとするならば、感性を育てる上では大きなマイナスだ。お隣韓国にも七田は進出しているが児童に問題が多発していることが韓国の小児科医や精神科医の間で指摘され一部の教室を閉鎖したとも書かれていた。今や早期教育は、裕福で高学歴な親の子だけのものではなくなりつつありいろいろな種類のものがある。子どもの心や脳にどのような影響を与えるかなど、大きくなってみなければわからないことも多く効果が目に見えない商品なのである。答えのない問題と同じだ。唯一の選択の基準は、親がどのような子どもにしたいのか、という思いだ。せきたてられる子ども、について書かれた本にはこのように書かれていた。われわれは、未成熟な子どもに成熟した大人の理解力と知識を求めている。こうした野望は、自分が子供の頃にはそんな才能を持っていなかったくせに我が子には持たせたいと思うわれわれ自身の望みから出てくることが多い。しかし、子どもの才能を育てるには、時間をかけなければならない。わが子には持たせたい、という親の気持ちを金儲けの道具として利用されるばかりか、子どもに精神的な傷を負わせられるのではたまらない。私は多くの子どもたちの成長過程を見てきて、子どもには、必ず自分で発達する力が備わっていると感じている。早くできるようになって欲しいという親の期待でその力を摘んでしまうことのないようにしていただきたい。子どもが自ら発達する力を阻害する教育ではなくサポートする環境を与えることが大切だと思う。
2008年09月18日
鹿児島で手にした週刊文春(9月18日号)を読んでいたら、お受験ママに警告早期教育が子供の脳を破壊する四文字熟語でひとり言、奇声を発しつづける幼児たちというショッキングなタイトルの記事が掲載されていた。ひたすら一喜一憂、吉田松陰、などとつぶやき名前を呼びかけてもやめようとしない3歳の男の子幼児教室に通うようになって夜中にぎゃーと奇声をあげて泣き、何ごとにも攻撃的になってきた2歳の女の子。「教室では、絵や漢字が書かれているフラッシュカードを 0.5秒に一枚の速さで次々とめくって見せる。 子どもたちはそれに合わせてカードに描かれているものを 早口で読み上げていく。 大量のカードをフラッシュして見せることで、 右脳が活性化するという説明でした」私の生徒も多く通っている七田式ではないか?今、小児科医やカウンセラーのもとに相談に来る親子が後を絶たたず、早期教育で体調を崩したり、心身症に陥った幼児が頻繁に訪れているという。そんな子どもたちに多く接している慶応大医学部小児科講師は、フラッシュカードのようなものを毎日、機械的に押しつけられている子どもが食欲をなくしたり、眼がうつろになったり、奇声をあげたり、激しく暴れるケースが目立ち、子どもにとって早期教育は大変なストレスになっていると思われると言う。症状がひどくなると、壁に頭を打ち付けるなどの自傷行為を繰り返す笑顔も笑い声も消えるサイレントベビーになることもある。また、ちょっとした刺激に、わ~っと怒る、キレやすい子どもになりがちです。これは、子どものもう嫌だというサインを送っているだけ、とも指摘する。特に問題視されているのが、0歳から3歳児を対象とした超早期教育である。こうした早期教育を受ける幼児の中には、頭脳の発達がめざましく二歳くらいから本を読み始め、三歳で四文字熟語や地名など難しい漢字を理解する子も確かにいる。しかしその一方で、心や脳に障害を持つ子供が増えていることを多くの小児科医や精神科医が懸念しているという事実は表に出てきていない。早期教育に警鐘を鳴らし続けている東京大名誉教授の潮見氏によれば、早期教育の中で七田だけに問題があるわけではないが、昔から七田に関しては、メンタルな問題を抱えてしまう子が多いと言われているという。そしてこの記事の中で私が注目したのは、以前は、七田式の「しちだチャイルドアカデミー」と同じように一日何時間もテープやCDを赤ちゃんに聞かせるという早期教育を行っていた公文式の「日本公文教育研究会」が子どもたちの追跡調査を行い早期教育を受けていた子どものほうが伸び悩む傾向が強くメンタル面にも問題を抱えることが明らかになり、大幅に内容を変えたという。この調査に係わった佐野勝徳教授が著書(早期教育の見直し)で書いてる。「早期教育を受けた子どもは、小学校3年生~4年生くらいまでは、 確かに成績はよいようですが、この頃から少し様子がかわってきます。 それまで早期教育など受けずに、子どもの発達に応じられた育てられ方をし たっぷり遊びころんでいた子どもがぐんぐん伸び始めます。 一方、早期教育を受けた子供達は、かなり無理をしていることもあって 伸び悩んだり息切れする子が、ぼつぼつ出てきます。」私が、七田式に通っていた生徒たちが5、6年生になった時に感じていたことだった。そしてmixiの夢玉で書こうとしていたことだったので、驚いた。フラッシュカードを用いた指導は、早期英語教育でも行われている。ただひたすら、見たこともない物の絵を見せられ英語で言う子供達。背筋が寒くなった…続きは次回に
2008年09月17日
昨日は、年少さんと1年生姉妹のお母さんがお姉さんのレッスンを待っている時に急に具合が悪くなり、動けなくなってしまった。少しロビーのソファに座って様子を見ていたのだが、だんだん悪くなってきたので、病院に行った方がいいと判断し、救急車を呼んだ。救急車を待っている間、やはりお母さんの様子がいつもと違うことに気を取られていた妹がトイレに駆け込むが、間に合わず、おもらし。私は、小3のレッスンがあるので、教室に入り、姉妹の面倒を外国人講師に頼む。こんな時、講師が複数いることは幸せだと思う。救急車が到着、救急隊が教室の中に入ってくる。小3の生徒達が外に停まった救急車に気がつきざわつく生徒に事情を話し、教室を出て、救急隊のところへ行く。「お子さんが、いるのですね、連れていきますか?」「いえ、不安がるし、お母さんも心配されますから、 私たちでお父さんがお迎えにいらっしゃるまで預かります。」心配で顔がこわばっている子どもたちに「お父さんが来るまで、先生たちとここで待ってようね。」と言うとお姉さんも妹も、ほっとした顔で頷く。お母さんは、救急隊に抱えられてストレッチャーに乗せられ救急車の中に。救急隊から搬送先の病院を告げられ、緊急連絡先として登録されているお父さんの携帯に連絡を入れる。お腹がすいた、というお姉ちゃんの為にスーパーにおにぎりを買いに走り、パンツを濡らした妹の為にドラッグストアで紙おむつを買いとバタバタしている間に、次ぎのクラスの中学生たちが来て、いつもはいない年齢の子どもたちがいることに気がつき、さっと近づき、いっしょに遊んでくれた。このあたりの空気の読み方、即した行動を取れるところがとてもありがたかった。8時頃にお父さんが迎えに来て「先生、お姉さん、ありがとうございました」と頭を下げて帰っていった。自分も不安でいっぱいだろうに懸命に妹の世話をやいたり、常に声をかけてあげているちいさいお姉さんの気遣いに感動した。どんなに普段、喧嘩をしていてもピンチの時は、さっと協力する。そんな兄弟の関係は、このような経験の積み重ねで作られていくのだろう。10時すぎに、お母さんの自転車を自宅マンションに届けに行った際にお母さんの様子を尋ねると、過労とのこと。ほっとする。夏の疲れが出やすい今、急にまた暑くなったことが原因なのだろうか。皆さんも、くれぐれもご自愛下さい。今日、夕刻の便で鹿児島に向かいます。白熊ちゃんとご対面です。
2008年09月13日
20年前、修業時代に読み聞かせを習った時に読んだ本を今、再び読み返している。驚くことに24年前に出版されていた本にアメリカの小児科医であるブレイズルトン氏の言葉として「私の医院に来る子供たちの中に、3歳半か4歳で、 すでに辞書を読み、4歳までにはみごとに読んだり、 タイプを打ったりする能力を身につけている子どもたちがいました。 しかし、その子どもたちは、その後たいへん辛い経験をすることになりました。 小学校も1年生のときは成績もよく問題はなかったのですが 2年生になって大きくつまずいたのです。 私は、これらの子供たちは早く字が読めるようにと 外からむやみにせきたてられたため、 そのつけがあとになってあらわれたのではないか と感じています。」と書かれていた。このブレイズルトン医師の言葉をどう受け取るかは、人それぞれだろう。でも私は、20年以上、多くの子どもたちの成長に係わってきた小児科医としての彼の言葉に、私が子どもたちと係わってきたなかで感じているひっかかりが杞憂ではないと感じた。これは、長期間子どもたちの成長に係わっていなかった経験の乏しい修業時代に、初めてこの本を読んだ時には感じなかったことだ。そして読み進めていくとはっきりツケについて記述されていた。それはまさに私が漠然と感じていたことだった。このブレイズルトン医師の言葉を読んで、早く英語が話せるようにと外からせきたてられる子どもたち聞き流し、掛け流しと英語漬けにされている子どもたちが頭に浮かんだ。これらの「せきたてられる子どもたち」は成績至上主義症候群の親=教育に知育ばかり求めがちな親と教育者が作り出している。とも書かれている。形成期の子どもたちの学習が強制的であってはならないのは、教育学、心理学の分野の研究によって明らかにされている。講師が、たとえ遊びという手法を使っても早く○○ができるように、と考え、子どもの発育を無視して誘導することも子どもをせきたてていることに違いない。せきたてられた子どもたちが負わされるツケ杞憂が杞憂ではない、ということがわかった今、今まで以上に気をつけなければならないと思った。これを機会に、昔読んだ教育関連の本をもう一度読み返してみようと思った。今なら読み取れる作者の意図があるかもしれない。
2008年09月12日
9月2日の日記に書いた、ひきしまった顔つきになったE君に夏休みについて尋ねてみた。「特に変わったことはなかったけど、 塾で同じクラスだった子に勝ち続けたことかな。」E君は、都内でも有名な大手進学塾に通っている。「クラス分けテストで、その子は、一番下のクラスに行った。」彼の顔がひきしまったのは、ながらく机を並べていた同じクラスの子に勝った(比べるとテストの点数がいい)ことで自信を持ち自分の目標である志望校と向かい合うようになった、そう自分の事として受験を受け入れ、前向きに取り組む気持ちになったという彼の受験に対する気持ちの変化からだろう。もちろんその後には、E君に、目標ラインを設定させ一つのチャレンジとして受験を考えるようにE君に具体的に納得させながら、サポートしている親御さんの力がある。親の受験と言われる中学受験だけに実質的には、親と塾主導で進められ、子どもは結果に向かって引っ張られているだけというケースが多い中、E君は、志望校に合格できようが、できまいが具体的な目標に向かって、長い時間かけてチャレンジする、という前向きな気持ちを持ちで努力するという経験を、中学受験の過程を通してできたことは彼にとってまちがいなくプラスと言えるだろう。受験していれば、受験していなければ、など決して答えが出ないことを悩まないためにも受験をするかどうかはもちろん、合格させることが我が子の幸せと、突き進む子ども不在の親の受験にならないように受験までの過程を慎重に我が子の成長を見ながら進めて欲しい。引き際が肝心- これは中学受験にも言え、親にしかできない決断だ。これが受験を挟んで子どもたちと係わってきた私の受験慎重論だ。
2008年09月10日
生徒達の研修で南房総に来ています。朝、出発時の東京の空は、どんよりとした曇りで、小雨がぱらついていたのに、南房総は青空です。。昨日のレッスンで、大失敗をやらかしてしまった。90分レッスンを受けている3年生たちは、前半45分の外国人講師のレッスンが終わると、私のレッスンを受ける為に教室を移動してくるのだが、ちょうど昨日は、前の1年生のクラスが終わって、3年生のクラスを教え始める15分の空き時間に、教材会社から電話があり、少しムッとしながら、内容や納期について話しをしていた。ドアのガラス越しに見えたので、慌てて電話を切り、教室に入ると、Tちゃんの姿がない。「Tちゃんは、どうしたの?」と問いかける私に「She is absent. She has a headache.」と、生徒達が答えたのを聞いて、自分が日本語で問いかけたことに気がついて青くなった「What's wrong with her?」と慌てて言い直したが、外国人講師のレッスンで英語モードになっている生徒たちを不用意に日本語モードに引き戻してしまいそうになった事、大いに反省した。しかし、この年齢のせいなのか、日本語、英語と意識せずに都合のいいように使い分けているのは、面白い。金曜日クラスの小学生にとっては、9月の最初のレッスン日の昨日は、夏休みの宿題、物語の暗誦の発表日で、このクラスの3年生も「オオカミと七匹の子ヤギ」を一人づつ暗誦した。これは、他の3年生クラスも同じものを使用していることもあり、日本人講師が市販の教材を私のクラスの分も用意してくれ、そのまま配布したので、私は、私が知っているオオカミと七匹の子ヤギだとばかり思って生徒たちの暗誦を聞いていたのだが、その想像もしない結末にびっくり!6匹の子ヤギを食べ、満腹になって寝ているオオカミのお腹を切って、お母さんが自分の子どもたちを助け出し、(ここまでは、同じ)それからオオカミは、菜食主義になり、子ヤギを食べなくなりました????何????いくらお母さんに石を入れられて、水を飲もうとして井戸に落ちる結末が可哀想だからと、ここまで変えてしまっては、間違いになってしまう、と、考えるのは私だけだろうか?悪いことをしたら、必ずその報いを受ける、そんな話しだと私は子どもの頃、この物語のオリジナルを読んで理解していたのだが。創作されたこのバージョンを読んだ子どもたちは、この物語から何を感じ、学ぶのだろうか?数年前に読んだ読み聞かせの効果についての本をワークショップの為に読みかえしている最中の私は、とても気になった。
2008年09月06日
以前、このブログで紹介した名古屋からの編入生。夏期講習から精力的に学習した中2のお姉ちゃんはまだ学習の成果は出ていないが、教室に通うことで新しい環境にも慣れ転校先の学校でも、仲良くできそうな友達も見つかり、一生懸命とけ込もうとがんばっているという。問題なのは、5年生の弟君。先週、体験に来たのだが、全くやる気を感じず、担当講師は、受け入れるのを躊躇っていた。お姉ちゃんと同じ英検対策塾に入っていたのですでに4級を取得しているのだが、お姉ちゃんと同様、ただパターンを詰め込まれていただけなので外国人講師も通常の5年生のクラスではなく4年生の一番下のクラスで暫く様子を見る必要がある、と言う。しかし、そのクラスでさえ、量的には少ないが暗誦の宿題があり、その僅かな宿題も嫌がったのである。聞けば、転入先の学校で苦戦しているという。英語どころではない、が彼の本音だろう。二つの新しい環境に慣れるには、かなりのパワーが必要で、学校で四苦八苦している彼には、今、英語を始めることはマイナスだ。学校が落ち着いたら、また考えましょうという提案をお母さんに伝え、了承を得た。もちろん二人の性格的な問題も大きいが、学校が始まる前に私の教室に通い始めたお姉さんは二つの新しい環境に慣れなければならないという状況にはならずに済み、教室を通して、新しい生活環境を受け入れることができたとも言える。そして残念なのは、お母さんが決めた二人の転校先がこのエリアでは、あまり評判のよくない小学校、中学校だったこと。私の教室の生徒達も、最寄りであっても、他の公立小中を選択し通っている。急な辞令で、お父さんが慌てて住むエリアを決め自宅から最も近い学校に転校することを決めたと言う。もし、転校先を決める前に私の教室に通うことになっていれば、お母さん方からこの地域の情報を得られたし教室の生徒たちが通うもう少し評判の良い学校を勧められ、その生徒達を媒介として新しい環境に馴染むことができたのにと残念でならない。見知らぬ土地で、有益で質の高い情報収集はなかなか難しい。しかし、共通の話題を持てる習い事の場を利用すれば、先生やお母さん方から有効な情報が得られ易い。学校という閉鎖的な環境で孤独な戦いを強いられる転校生。そのストレスを軽減する為にも学校に慣れてから、習い事の教室を決めるのではなく可能であれば、是非、習い事の場を先に決めて、地元の情報を得たり、新しい環境に慣れる媒体として活用するということをお考えいただきたいと思う。
2008年09月05日
私は、中学受験をした生徒達の受験前、受験後の様子を見て中学受験慎重論者になった。4月7日の日記で書いた不登校を続けるS君のお母さんが教室にいらしたという話しを担当講師から聞いた。S君は、まだ学校には行っていないが、家庭教師との学習で、思ったほど学力が落ちておらず学校の勉強には十分ついていけると知ったS君は、何もやりたくない、というトンネルを抜けつつあるらしい。それだけ塾で先の勉強をさせられて、大変な思いをしていたと理解したとおっしゃり、中学受験をしなくていい(できない?)状況になったことで固まっていた心とからだが動き出したので、学校へも戻れる日は近いとお考えのようだ、という。と、この話しを昨日、同じ小学校のE君にしたら、「今日、一緒に遊んだよ。」との返事。「Sのクラスでは、Sが学校に行きたくない理由の どうして学校に来なかったの?ときかないふうになっているから 学校に来られるようになるかも。 でも、朝、電話したら、まだ寝てたよ。」なんでも、S君が通うべきクラスでは、他にも中学受験準備から不登校になっている子が出始めてどうして学校に来なかったの?と訊かないことになったと言う。これは、これで大丈夫なのか?と私は思う。学校の先生が、「もうS君にどうして学校に来なかったの?と訊く生徒はいないから安心して学校に来なさい」と言っても生徒が絶対に訊かないという保証などないしこれから先、自分の痛いことを突かれる経験をしないですむわけがない。自分に不利益なことが起こりそうになると逃避し続ける、ということになりはしないのだろうか?6年生と言っても身体のサイズが、一人一人異なるように心のサイズも強さも違う。中学受験の重圧にどこまで耐えられるかも一人一人違うのだ。みんながするから、そんな安易な選択でするべきものでは決してない。そして、他の子が伸びた方法が、我が子を伸ばすとは限らない。他の子の成功例を我が子に押しつけどうしてあなたは、できないの?などと考えるのは我が子に失礼だ。一方、受験準備の為に塾の夏期講習を夏休みの間に受講していたので受講クラスを他曜日のクラスに変更していたE君。久しぶりに見たE君の顔は、とてもひきしまった顔になったように見えた。来週、彼の夏休みの話しを、ゆっくりと聞いてみたいと思う。
2008年09月02日
昨日、久しぶりに著名な先生による英語関連のワークショップに参加した。実は、この先生は、早期英語反対論者としても名高い。言葉(英語)よりも考えることが先その理由は、考えることができない(自分の意見が言えない)のに言葉である英語を勉強する必要はない、国語がちゃんとできて、考えることができれば、英語なんぞ覚えれば、あっという間に話せるようになる、自分も中学の時は、英語は落ちこぼれだったけれど、自分の意見が英語で言いたい、と思って勉強したら、話せるようになった。テストの為に覚えた英語は忘れるけど、使う為に覚えた英語は忘れないんだ、と。英語なんかできたって、伝えるものがなければ、何にもならない、と常日頃、私も生徒に言っているので、一緒に参加した生徒は、にやにやして聞いていたが(^^;;確かに、日本で通常の暮らしをしているのであれば、幼児に英語など必要のないものだ。必要のない英語という言葉の習得に時間をかけるより考える力を育てる方が先だ、という早期英語に代表されるような英語漬けに反対という先生の考えには大いに共感する。しかし、早くから始めた方が、絶対簡単に覚えられて得!ということを身をもって知っている私は、感性が育っていなければ、考えることもできないので、感性を育てながら早期英語をやればいい、と考えるのである。このように講師の習得経験は、指導方法に大きな影響を与えがちだ。しかし、教えることで生徒達が見せる習得の経緯が講師の考えを大きく変えることも、また事実なのだ。今回このワークショップに参加することで、新しい英語習得の道筋とアプローチ方法を考えついた私。反対意見から学ぶことは、とても多く、有効だということを別の角度から学んだ私である。いくつになっても新しい学びに出会うことは楽しい。
2008年09月01日
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