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2009.01.17
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タオルミーナでの3泊目は、ギリシア劇場(古代ギリシア時代の野外劇場の遺跡)のすぐ下にある「 ホテル・ティメオ 」。

距離的にはサン・ドメニコと目と鼻の先なのだが、荷物もあるので、またタクシーで移動。フィックス料金で、カーポタオルミーナ→サン・ドメニコのときと同じ20,000リラ(つまり1200円ほど)。

カーポタオルミーナではチェックアウトするために荷物の運搬を手伝ってくれるようポーターを呼んだのだが、案の定20分待っても来ず、呆れて自分で荷物をひっぱってフロントまで行った。イタリアではだいたいこんなものなのだが、サン・ドメニコではポーターを呼んでものの10分もしないうちに、若い男性とやや年取った男性の2人が部屋に来てくれた。

「さすがサン・ドメニコじゃん」
と感動したのだが、よく考えたら、「呼んでもポーターが20分以上来ない」ほうが変なんだよね。でも、イタリアに行くと、来ないほうが当たり前。だんだんそんなものかと慣れてくる自分がコワイ(苦笑)。

さて、ホテル・ティメオでは、「Enzo」と名札をつけたイケメン君がうやうやしく部屋まで案内してくれた。エンツォかぁ、映画『グランブルー』でジャン・レノがやった役ね……などと思いつつ部屋について、荷物をほどく前に、窓を見たら、

あれっ…

このホテルでも「海の見える部屋」を予約したのだが、見るといえば見えるが、視界の半分ぐらいを巨大な糸杉の木がふさいでいる。



と感心する一方で、ハッキリ言って、邪魔。そこで、フロントに電話する。

「海の見える部屋を指定したのだけど、これじゃ、木の見える部屋。別の部屋を見せてもらえますか?」
すると、さきほどのエンツォ君がすぐにやってきて、下の階の部屋に連れて行ってくれた。
まだメイドが掃除をしてる途中だった。

こちらの部屋は木は見えないが、1階低くなるので、海の眺めはそれほどでもない。どうもサン・ドメニコやカーポタオルミーナと比べると、部屋からの海の眺めは落ちるロケーションのよう。こういうことも行ってみないとわからない。

部屋の内装も若干違うので、
「この部屋とさっきの部屋とどっちが広いの?」
とエンツォ君に聞いたら、
「えっと……」
と口ごもり、メイドの女性を振り返って、
「どっち?」

「上のが少し広いと思う」
うん、Mizumizuもそう思う。

結局、最初の部屋のほうがいいと判断して、手を後ろに組んで直立不動で立ってるエンツォ君に、そう告げる。

こういう面倒くさいリクエストにもイヤな顔をせずに付き合ってくれるところが、一流ホテル。

簡単にまとめると…

部屋の内装は

サン・ドメニコ:重厚で歴史を感じさせる内装だが、部屋自体はやや狭く、ベッドも広くはない。
ティメオ:豪華で装飾的なつくりになっているが、サン・ドメニコのようなアンティーク感はない。

海の眺めは
カーポタオルミーナ:目の前がど~んと海で、まさしくオーシャンビュー。
サン・ドメニコ:天空から俯瞰するような、広~い海の景色が圧巻。
ティメオ:せいせいと海は見えない(ホームページでも部屋からの海の眺めの写真はイマイチ・苦笑)。

あくまでMizumizuが泊まった部屋。ティメオももっと条件のいい部屋があるのかもしれないし、カーポタオルミーナやサン・ドメニコももっと条件の落ちる部屋があるかもしれない。

だが、ティメオの テラスからの眺めは圧巻 だった。

TIEMO3
エトナ山がもっとも美しく見えたのが、このホテル・ティメオのテラス。こちらも山の中腹にあるから、ナクソス湾を見下ろしつつ裾野の広いエトナ山の全貌が一望のもとに見わたせる。

エトナ山もとうとう雲のマフラーを取ってくれた。
ティメオ1
ブーゲンビリアとエトナ山。姿の美しさでは富士山の勝ちかな(ガッッツ~!)。

TIMEO2
ヤシの木の姿の美しさでは、サン・ドメニコの中庭に軍配。このヤシの木も相当手入れが行き届いているが、ちょっとずんぐりした姿。

「つ」の字にくれたナクソス湾とその向こうのエトナ山を眺めながら、ブーゲンビリアに囲まれたテラスで飲んだスプマンテ(イタリアのシャンパン)は最高だった。

TIMEO6
こちらは夜のサロン。それなりに豪華な内装なのだが、サン・ドメニコに比べると、やはり新しいし、イタリアにある「本物の上質」とはちょっと違う気がする。アンティークな建物より、綺麗で整った雰囲気を求める人にはいいかもしれない。

timeo5
窓辺におかれた椅子もどこかよそよそしげ。サン・ドメニコと何か違うのかと聞かれると、案外うまく答えられない。「格が違う」「由緒が違う」という抽象的な言い方になってしまう。

TIMEO4
ただ、華やかではないが、夜景がきれいに見えた。これはほかの2つのホテルにはなかった眺め。

ティメオ
夜、門の外に出て撮ってみた。左側の門がタオルミーナ最大の見所、ギリシア劇場への入り口で、夜は門が閉ざされる。右がティメオの入り口。昼間はここに門番が立っていて、入りにくい雰囲気。

ただ、何か飲むぐらいなら、宿泊客でなくてもOKではないかと思う。レストランはランチタイムとディナータイムが短いので、ちょっと気軽に立ち寄って食べるのは、時間的に難しいかもしれないが、スプマンテ(シャンパン)やスプレムータ(生ジュース。「アランチャ」つまりオレンジがオススメ)をバールで飲むのはいつでも大丈夫かと。

たとえ泊まらなくても、ギリシア劇場を見たあと、門番のお兄さんに聞いてみて、天国のテラスからの眺めを味わってみることを心からお奨めする。

素通りするのはもったいない!


100万リラというと、すごい値段のようだが、実際には6万程度。カードで決済したら、もっと安くなって正確には、57,398円(100万リラ+ディナーの飲み物代6,000リラで1,006,000リラ)だった。1人28,699円だから、今から考えると信じられないぐらい安い。
いい時代だったなぁ。ユーロ導入直前のイタリア。










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最終更新日  2009.01.17 04:27:59


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