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2009.01.27
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部屋のヒドさを思うと、とても美味しいものを出すとは思えず、ちょっと町をぶらついてみたのだが、歩いてるだけで気がめいりそうなくらいドヨヨ~ンとした町。ギリシア遺跡アリーノ、ローマ遺跡アリーノ、バロックの小道アリーノ、ヨーロッパ屈指の考古学博物館アリーノの重層的文化都市シラクーサから来ると、ほとんど何の刺激も感じられない。

仕方なくホテルに戻って、スパゲッティを食べた。このホテル、フロントやレストランといった共同スペースはわりかしきれいにしている。スパゲッティも味はふつうだった。もちろん代金は部屋付けにしてもらう。

部屋に戻ってシャワーを浴びようとして、またこの町の貧しさを実感することに。ノズルなんてない、かぶるだけのドロップ式シャワーなのだが、お湯がとってもぬるい。そしてものすごく水量が弱い。

水がじゃんじゃん出る、なんてのは日本では当たり前だが、ヨーロッパの安宿では、決して当たり前ではない。水の乏しい地域のホテルでトイレやシャワーを使うと、日本ってなんて水の豊かなありがたい国なんだろうかとわかる。

あ~、なんて最悪のホテル。町も死んでるし。

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレという世界的に有名な観光名所がありながら、まったくそれを町おこしに活用できていないのだ。みんな観光バスでヴィッラだけ見て行ってしまう。町はつまらないから、誰も寄らない。誰も寄らないからますますさびれる。典型的な悪循環。

ホテルも、これで安いならともかく、シラクーサより高いときてる。ここも長くないかもな。町のバス停におりて最初に見た、朽ちかけたホテルの看板を思い出した。

1晩だけだと言い聞かせて、じっと我慢の夜が明けた。

ピアッツァ・アルメリーナから次の目的地パレルモまでのバスの便は、

7:40→9:45
8:40→10:45
13:25→15:50
17:25→19:15
の1日5便。所要時間の短い7:40のバスで行くことにして、朝早くチェックアウトした。

早く出ることは前の晩に言っておいたのだが、翌朝フロントに行くと、昨晩「ここで食え」と言った兄ちゃん、しごく不機嫌で、なんとパジャマのまま(!)出てきた。顔も洗っていないらしく、目ヤニがついている。オイオイ。

迷惑そうに、チェックアウトの手続きをする兄ちゃん。そんなに仕事が嫌ですか?

バス停が少し遠いから、ポーターがいたら、荷物を運ぶのを手伝ってもらえないか聞いてみたら、にべもなく、
「ノー! 誰もいないから手伝えない」
むしろ憎々しげに答えるではないか。

な、なんなんだ、この態度は。断わるにしても、言い方ってもんがあるだろう。



すっかり気分を害して、請求書を見ると…

アレッ!

きのうの夕食の代金が入ってない。

まだ回ってきてないのか、レストランの担当者が忘れたのか、はたまたこのフロントの兄ちゃんがうっかりしてるのか…

もちろん、こんな可愛げのない兄ちゃんに、わざわざ間違いを指摘してあげる気にはならない。

部屋代だけの請求書にサインし、荷物を引きずりながらフロントから出ようとしたら、ゆうべレストランでサーブしてくれたウエイターが(正面玄関から入って!)出勤してきた。こいつも、こっちに気づいているはずなのに、目をそらして、なぜか挨拶もしない。イタリア人にはめずらしい閉鎖的な性格だわ。



たとえ今からレストランの伝票まわしても、お客は去ったあと。

これって、またも…

天罰ですね。

坂になった道を5分ほど歩いてバス停に。今度のパレルモ行きのプルマン(長距離バス)は、ちゃんと来た。

後日、日本で、ヴィッラ・ロマーナで最終バスが来なかった話をイタリア通の友人にしたところ…

「最終バスって来ないって聞いたことあるよ」

最終バスは来ない?

じゃ、なんで時刻表に書いてあるわけよ?

そういえば、バーリの友人イタラは、街なかのポストに郵便物を出さない。

「街なかのポストは集めに来ないから」

と言って、駅や郵便局のポストにわざわざ入れていた。

街なかのポストは集めに来ない?

じゃ、なんで街角にポストがあるわけよ?

もちろん、「未来永劫決して集めに来ない」わけではなく、「なかなか集めに来ない」「いつ集めに来るかわらかない」ぐらいの意味だとは思うけれど。

まったく信じられないイタリアの公共サービス。

それでもなんとかなってしまうのが、またイタリアなんだけど。

ちなみにカード会社からのホテル代の請求には、やはり夕食代は含まれていなかったし、別に請求されることもなかった。カード決済にしたのでレートはよくなって、15万リラ=8,584円だった。

アメリカのホテルなんて、すでに払ったミニバーの料金を別に再度請求してきたり(ニューヨークのルネッサンスホテル)、実際に泊まった日のきっかり1ヶ月後に、アメリカになんて行ってもいない、したがって泊まってもいないのに、また同じ金額を請求してきたり(ラスベガスのフラミンゴ・ヒルトン)したことがあるというのに。もちろんカード会社を通じて、間違いだと指摘し、取り消させたことは言うまでもない。





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最終更新日  2009.01.27 01:54:05


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