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2009.02.10
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カテゴリ: Figure Skating(2008-2009)
<おとといのエントリーから続く>

キム選手が中国大会で1度ロングエッジを取られたとき、韓国のジャッジ資格をもつ人物が、「今回は調子が悪くて曖昧なエッジを使ったようだ」と発言した。その後韓国メディアでは「理解できないロングエッジ判定」「誤審」などという論評が幅をきかせていくが、この「調子が悪いと曖昧なエッジに」というのは1つのヒントになる。つまりキム選手の3F+3Tの3Tは、わりあいちょくちょく回転不足になる。なぜか認定されているのだが、ネットなどで「あれは回転が足りていない」と言われているのを、恐らく本人は知っている。初戦のアメリカ大会ではショートもフリーも回転不足だったのを認定してもらって加点までもらっている。

だから、回転不足にならずに完璧に降りたい。キム選手は安藤選手と同じくアウトエッジ踏み切りのほうが得意だ。セカンドが回転不足になるのを避けようとすると、エッジが元来跳びやすいアウトに入ってしまいがちになるのかもしれない。逆にファーストの3Fのエッジに気をつけるとセカンドへの勢いが足りなくなり回転不足になりやすいのではないかと思う。今回の四大陸、ショートでは3F+3Tを回りきっていたが、フリーでは3Tが回転不足だった(認定されてはいるが)。それも、ショートで「!」を取られたので、フリーでエッジに気をつけたら多少勢いがなくなり、セカンドがやや回転不足になってしまったと考えると辻褄が合う。だが、フリーでもやはり「!」はついてしまった。

ちょうど、村主選手が、モロにエッジ違反をした全日本のフリーでは後半のルッツも決めることができたのに、エッジに注意した今回の四大陸のフリー後半でルッツの勢いがやや足らずに着氷で乱れたのも同じことだ。

村主選手は、ショートの「E」判定を見て、あの跳び方が通用しないことに気づいたはずだ。フリーでも「E」がついてしまうと、2回のルッツで3点ぐらい減点になり、基礎点の高いルッツを跳ぶアドバンテージがなくなってしまう。村主選手も一応矯正はできている。全日本以前の国際大会では正しいエッジで跳んでいる。跳んではいるが、跳びきることができずにいただけだ。今回もちゃんと気をつけてフリーにのぞんだ。だが、そうするとやはり2つ入るルッツを両方きれいに着氷させることができないのだ。これは全日本以前の国際大会でもルッツもしくはフリップに出ていた現象で、実のところこれが村主選手の実力なのだ。ついでに言ってしまうと、フリーの単独フリップも回転ギリギリだった。ルッツに気をつけるとフリップも乱れるという定石どおり。

村主選手もむしろ、サルコウを入れるのをやめて、ジャンプ構成を下げ、ダブルアクセル3つで点数稼ぎをしたほうが強いのではないか。とにかく、ミス(つまり減点)を減らすことだけ考えるのだ。そうすると演技・構成点が心配なのだが、結局、ここまで「真っ黒」な採点手法では、まともな評価は望めない。「ルールがおかしいのであって、ジャッジは基準にそって点を出している」とある段階まではジャッジの肩をもってきたMizumizuだが、今回の四大陸のハチャメチャな認定と演技・構成点の操作を見ると、もはやジャッジをかばいようもない。プレ五輪の今シーズンになって、採点はどうにもならないぐらい異常になってきた。

男子フリーでは、4回転など問題外でトリプルアクセル2つも入れられないチャン選手の演技・構成点が80点超えなどと、あり得ない爆アゲをやっている。いや、元来ジャンプと演技・構成点は連動していないというタテマエなのだが、去年までは明らかに連動していたのだ。誰もが認める不世出の名プログラムで勝負したランビエール選手の演技・構成点が、ジャンプが決まらないと、75点ぐらいに下がってしまったのを見れば明らかだ。それにチャン選手はジャンプが不調だったグランプリ・ファイナルのフリーの演技・構成点は73.3点だった。それが、ホップステップ… なしでジャ~ンプしてしまい、いきなり80点の壁を突破。まるで国内大会みたい(苦笑)。

ジャンプ構成を下げてジャンプミスを少なくし、振付に気をつかって丁寧に滑ったほうが、逆に点が出るかもしれない。とりあえず、点を「サゲ」る理由を与えないことが肝要かもしれないということだ。

全日本での村主選手への大甘ジャッジには怒りを感じたが、今回の村主選手への評価は思った以上に厳しく、逆の意味で落胆した。演技・構成点が54.64点と55点以上にならなかった。演技・構成点が課題といわれるジャン選手の53.04点と大差がない。浅田選手以外の日本選手は演技・構成点でもっている実力以上に「サゲ」られる傾向がある。中野選手も安藤選手も同じだ。



村主選手は、ルッツはフリーでもエッジ違反と着氷乱れの減点をされたので、これでは点がのびるところがない。ただ、スピンはオールレベル4でキム選手や浅田選手の評価を上回っている。トリノ当時の村主選手はスピンでのレベルが取れなかった。努力で底上げしてきたが、全盛期のようなジャンプは、もう決まらない。全日本では決まってないフリップを決まったことしてもらって点が出たが、国際大会では、決めたジャンプにさえあまり加点がつかない。

鈴木選手も期待したほどの点が出なかった。理由は明らか。フリップのエッジに気をつけたのだ。そうしたら、得意のルッツのほうのエッジが曖昧になり、かつ乱れてしまった。フリーでは、苦手のフリップに「E」はないが、ルッツ2つに「!」がついてしまった。ルッツを2つ回りきることができるのが鈴木選手の最大の武器だったのに、これではアドバンテージを生かせない。むしろ1つしかないフリップは「E」のままでもよかったのだが、マジメにフリップのエッジ矯正に取り組んだのだろう。これまでいつも乱れて、課題だったフリップでは違反がなく、加点ももらって着氷を決めたのに、元来得意のルッツで2つ「!」を取られ、2つとも減点されてしまって点が伸びなかった。ルッツの「!」判定は予想外だったと思う。

このようにルッツとフリップはペアで乱れる。どちらかを直すと元来問題なかったほうにも影響が出てしまうのだ。中野選手もこのパターン。思わぬところで「!」判定が出て、減点されている。ジャン選手もそう。フリップにアテンションをつけられ、次注意したかと思えば、今度はルッツ。例外はルッツを矯正してもフリップがまったく乱れていない浅田選手だけだ(乱れないのにはワケがあると思う。これについてはまた別の機会に)。

こうなると、やはり安藤選手のフリップも気をつけないと「!」マークがつく可能性がある。安藤選手はフリップを矯正してから、エッジ違反こそないものの、ジャンプの高さがなくなり、回転不足判定を取られたり、着氷乱れでGOEで減点されたりする。回転不足判定になると、3フリップを降りても2フリップの失敗と同じことになってしまうので、それならば違反を承知でロングエッジで跳び、着氷をピタリと決めて、エッジ違反のGOE減点だけに留めたほうがよくなってしまうのだ。

鈴木選手は、回転不足を取られやすい2A+3Tジャンプは回避策。これ自体はいい判断だったと思うのだが、点になりやすいダブルアクセル2つのシーケンスを入れて、これがうまくタイミングが合わなかった。直前にあれこれジャンプ構成をいじると、普通に考えればできることもうまく行かなくなってしまうということだろう。全日本で見逃してもらった回転不足の3ループは不安があったためか、1ループになってしまった(これは浅田選手やキム選手と同じパターンだ)。このように、さまざまな減点ポイントに対処しようとした結果、別の問題が起こってしまったということだ。全日本から四大陸まで時間がなかった。この結果はある程度仕方がない。

これまでの鈴木選手もダウングレード判定に苦しめられた。今回はダウングレードこそなかったが、別の問題が生じて結局あまり点が伸びなかった。鈴木選手の大人の表現力は素晴らしいものがあると思うが、これもまったく評価されず、フリーの演技・構成点は51.2点。これまでの実績がないと、やはり演技・構成点は出にくいし、今回の浅田選手以外の日本選手に対する演技・構成点「サゲ」は露骨すぎる。特に男子のフリーの演技・構成点は、絵に描いたような「操作点」だった。あそこまできれいにトップから5点ずつサゲては、返って、「得点操作は、やはり明らかに行われている」ということを印象づけてしまう、むしろ下手くそなやり方だ。韓国のジャッジがインタビューでバラしていたが、こういう意識合わせはどの試合でもあるのだ。ただ、今回はあまりに「真っ黒」すぎて、ますますファンを白けさせただろう。

だが、結果は結果。世界選手権のある村主選手と違って、鈴木選手にとっては今回が今季最後の、いや唯一といえる、大きな大会でのチャンスだったが、結果は思った以上に悪かった。技術面の減点ポイントに対処しようと神経がそっちにいったこと、それに会場が「し~ん」としていたこともあってか(苦笑)、見せ場のステップの盛り上がりも感覚的にもう1つ(得点自体はちゃんとレベル3に加点が1から2と、出てはいるのだが)。これまでの試合ほどの「世界に入り込んでの」感情表現ができなかった。今回の51.2点という低い演技・構成点を見て、日本の連盟関係者が「大きな国際大会に鈴木を出しても点が出ない」と判断してしまうと、国内大会でも点を出してもらえなくなる。とても、残念。

<明日は男子です>





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最終更新日  2009.02.10 00:22:16
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