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2009.08.06
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カテゴリ: Travel(タイ)
ワロロット市場は、旧市街城郭の東、ピン川のすぐ西側にある。
ワロロット市場
この地図でいえば、左端に見えているオレンジ色の部分が城郭に囲まれた旧市街、その東にある紫色の部分がきのうご紹介したナイトバザール。ワロロット市場はナイトバザールの北にある。

ソンテウ(乗り合いタクシー)で最初にこの市場で降りたときの感想は…

「ぐえっ、き、きたない…」

歩道橋の上からみたワロロット
排気ガスが充満する道端に、さまざまな露店が出ている。どこもここも、およそ清潔とは言いがたい。ソーセージを焼くじゅうじゅうとした煙、ジュースを絞る機械のうなり音、大声で何事かやりあっている売り子と客、道の隅では物乞いをしてる身体の不自由な人もいる。

混沌とした生のエネルギーが、とぐろを巻いているようだ。

――こ、こんなところで何を見ればいんだろう?

一瞬途方に暮れかけるが、とりあえず、市場の中心にある建物の周りを歩いてみた。
ワロロットの果物
なんといっても、果物の豊富さと安さに圧倒される。書かれている値段はもちろん、1個ではなくて、キロいくら。日本のスーパーなんてもんじゃない。とにかく積み上げられるだけ積み上げた果物が、いまにも台から落ちそうなほど。それがあっちにもこっちにもある。



マンゴスチン
ワロロット市場で仕入れたマンゴスチン。マンゴスチンは、日本では高級品(というより、そもそもあまり売られていない)だが、これだけ買ってたったの20バーツ(60円)。拍子抜けするほど安い。

タイに「飢饉」って、あるんだろうか? 米は二期作が普通だし、放っておいても果物は食べきれないほど生る。タイで餓死する人って… いるの? 日本では、ときどき聞く。不況のあおりを受けて仕事がなくなり、貯金も底をつき、行政の援助は受けにくく、アパートで1人寂しく餓死したという人の話。ああいった「悲劇」って、タイであるんだろうか。ゼロではないだろうけれど、あまり考えられないことのように思う。

これだけ食料が豊富だったら、なにもガツガツ頑張ることないよね。

ワロロット市場自体は、早朝から深夜まで商いが続くのだが、中心にあるショッピングセンター(と言えるのかどうか? とにかく屋根のある建物・苦笑)は午後6時まで。
ワロロット市場

1階は食料品街になっている。歩いてみるが、最初の印象はやはりよくない。

むき出しの生ものの上に、さかんにハエがたかってるのを見たときは、「なんとかしてよ」と気分が悪くなりそうに。

だが!

このショッピングセンター(?)で、手作りの サクーサイムー とスイーツを売る店を見つけてからは、そんなネガティブな印象はあっという間に霧散し、ここがチェンマイでも最も好きな場所の1つになった(← ゲンキンすぎる …)

サクーサイムー
これがそのお店。娘さん(夏休み?)を連れたお母さんが1人でやっている。


サクーサイムーできあがり
お母さんの店のサクーサイムーは、ちょっとタピオカのつぶつぶ感には乏しいのだが、いくつか試したチェンマイのサクーサイムーの中では、イチバンだった。

パクチーとサニーレタスみたいな野菜をつけてくれるのだが、「少し」と言っているのに、思いっきりたくさん入れてくれるお母さん。

毎日その日の朝に売る分を作るらしく、夕方には売り切れに。お母さんは、サクーサイムーのほかにも、同じ豚肉のあんで、「クレープ式に作る、見かけは餃子みたいな食べ物」をその場で作ってくれる。上の上の写真は、クレープというか餃子の皮というか… を作ってるところ。

アップにすると…
クレープのように作ります
クレープの要領で皮を伸ばし、そのうえにあんを乗せている…

クレープ餃子


でも、味はクレープでも、餃子でもない(爆)。

サクーサイムーと中身は同じで、周りの皮だけが違うのだと、タイのお母さん。ココナッツミルクをかけて食べると、サクーサイムーのぷちぷちした食感とは違う、しっとり滑らかな皮の歯ごたえが新鮮。

で、この「クレープ餃子」、色が怪しげと思いませんか? この青なんて、ゼッタイにインチキ人工着色料だと思った。

でも!

この青は天然の花から、緑は草(日本でいえばヨモギのようなものか?)からつけるのだという。

味は… 正直、青も緑も白も、大差ない気がする(苦笑)。

これだけ入って、1パック20バーツ(60円)と、またまた、「そんなに安いの?」とビックリする。

クレープでも餃子でもない「クレープ餃子」を試したい方は、ワロロット市場の屋根のある建物1階へGO!

1パック20バーツだが、サクーサイムーとクレープ餃子を半々で1パックにしてもらうこともできる。まったく初めて食べる人には、それがお奨めかな。

また、同じく1階のお母さんの店のすぐそばに、また別のお母さんの店がある。ここでは、ココナッツミルクを使ったタイでよく見るスイーツが売られていた。

タピオカココナッツ
よくあるタピオカココナッツ+コーン入り。袋に入れて売ってくれたのをホテルに帰って、コーヒーカップに移してみたもの。

これまた…

うま~い!!

タピオカココナッツは珍しいものではないが、硬くて少し青臭い、日本のもののように甘くないコーンがアクセントになっている。ココナッツミルクに対してタピオカがずいぶんと多いのも、日本と違うところ。これでなんと10バーツ(30円)って…

いいんですか? そんなに安くて。

このワロロット市場のお母さん2人の店には2度、3度と足を運んだ。

別の日の買い物。
ワロロット市場の買い物
左からマンゴー(1個にしてもらって10バーツ払ったら、おまけで小さいのをくれた)、ココナッツと寒天を合わせた、よくあるお菓子10バーツ(これだけはワロロット市場で買ったものではない)、一番右が、タピオカココナッツを売っていたお母さんの店で買った、カオニャオ(もち米)のココナッツミルクがけ(10バーツ)。

全部、うま~い!!

マンゴーは少し黒い点が皮に出てきたころが一番美味しいが、このマンゴーも大当たりだった。

めちゃうま!!

マンダリン・オリエンタルで出されたものよりずっと甘く、濃厚で、よく熟れていた。

中央のお菓子はまったく普通に美味。

右のカオニャオは相当ウマい。甘いココナッツの風味をよく吸収してるのに、もち米がしっかりしていて、べチャとしていない。お値段は、10バーツ。

「カオニャオ、How muchニャオ?」

などと質問して、買った甲斐があったワ。これなら20バーツで倍買うべきだった。

マンゴーとココナッツミルクがけのもち米を一緒に食べようと思って買ったのだが、結局別々に食べてしまった。それで、十分美味しい。

いやあ、すごいゾ。ワロロット市場。こういう庶民の店で売ってるものがこれだけ美味しいというのは、チェンマイはやはり、食のレベルが高いということだ。

食通の街のイメージはいろいろあると思うが、Mizumizuにとって、パリだのニューヨークだのは、およそ食のレベルが高いとは言いがたい街だ。

美味しい店に行けば、めちゃくちゃ美味しいが、まずい店もあまりに多く、そのまずさたるや、捨てたくなるほど… というのがパリでありニューヨークだ。ビートたけしが、「ルーブル美術館で出された料理が、まずくてびっくりした」と言っていたが、さもありなん。こういう街に共通しているのは、貧富の差が激しいということと、観光客が多いということだ。

NY在住の人が、日本とNYで外食の値段はそれほど変わらないと言うのは、別に嘘ではないだろうけれど(地元民は安くて美味しい店を知っていて当たり前だからだ)、観光客が普通に行ける場所で、そこそこの値段のウマいモノがない、やたら高くてマズイものばかり食べさせられるような街は、食のレベルが高いとは言えないと思っている。

それでも、ホノルルみたいに、高いばっかりで、さっぱり美味しいもののない街より、パリやニューヨークのほうがマシ。考えてみればホノルルなんて、大きくもない島の中の観光地。もともと大海原に浮かぶ小さな島なのだから、素材が豊富であるわけがない。

庶民が通う一般的な店で、それなりに美味しいものが平均して食べられる街、それがMizumizuにとって食のレベルの高い街。東京がそうだし、かつての香港がそうだった(最近は行っていないので、どうなったか?)。イタリアだったら、断然パルマ。

チェンマイもまさに、その定義に当てはまる。























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最終更新日  2009.08.06 04:48:12
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