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October 29, 2007
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先週金曜日から大脱線していたのですが、”投資”に対する考え方に戻します。

金曜日に書いたように投資家として生きていくために”稼ぐ力”が大切だということですが、

投資先についても同じことが言えて、

投資先の企業にしても不動産にしても、、

資金を投じる先に最も求めるのは”稼ぐ力”

ですね。


これは「投資」においては、まさに真髄というか、真理だと思うのですが、
「コロンブスの卵」級についつい忘れがちでもあります。

ともすれば「投資」のつもりが「相場をやる」に落ち込んでしまいますが、我々が
やろうとするのは「投資」すなわち、勝手に増えていくもの(資産)に資金を投じる行為

感心事になるはずです。

僕は、株式投資はバリュー投資から始まったわけですが、今はもうバリュー投資では
なくて完全に成長株投資に切り替えているのは、こういう理由があるのです。

バリュー投資というのは、非常に単純化していうと、今100円の資産価値のあるものを
80円で買い、100円に戻ったら売る、に発想が近い。つまりこれはアービトラージ(鞘取り)
であって、そこに、投資先が「どれだけ儲ける力があるか?」という発想は極端にいうと
ない世界です。

昨年くらいから、バリュー投資を軸にすえてやっている日本の投資家は、リターンが
出ていないあるいは日本株はマイナスだ、という方が多いと思います。
おそらくこの部分を履き違えている(あるいは明確に意識してない)からだと思います。

とにかく安いものを買えば、いつか価値が上がってくるだろう・・というのはどうなのか?と思います。


04,05年に花開いたパターンですが、当時とは状況が違います。

02、03年当時は、バブル崩壊後の最終局面で、銀行のバランスシートの健全化や
持ち合い解消売りによって相場が下がっていた側面が強く、”稼ぐ力”がある企業も、
不当に売り込まれていました(トヨタなんかも2500円近くまで下がった)。
ですからこのような企業を安く買った投資家は大きく儲けることができた。

だからそこに”鞘”があった。)

しかし今は、日本株の下がっているものはそのような理由で下がっているのではありません。
今は、大変厳しい峻別の時代になっていて、”稼ぐ力”のないもの、ないであろうと投資家に
見放された銘柄が下がっているのです。それが証拠に、日本株でも国際競争力があり特に
新興国向けの輸出をやっている企業(いくらでもありますね、コマツなどの建機とか、
工作機械のメーカとか、鉄鋼とか、造船とか)というのは大変な利益や成長性を持ち、
それら企業の株価は順調に上がっているのを見れば分かります。
(ですから、今日本株のバリュー投資家が安い安いと言って下がっていく株を無限ナンピンして
いってるのを見ると、「大丈夫か?」と声をかけたくなりますが、それはいいすぎなので
ぐっとこらえています(笑)彼らは一度立ち止まってじっくり考えてみる必要があると思う)

つまり、、現在・将来の ”稼ぐ力”が投資先の”価値”を守る のであって、
投資先が今いくら持っているか?はあまり関係がない、ということです。

これは、先日の記事「投資家としてやっていくために必要な資金量」で述べたこととまったく同じです。
今いくら持っていても、その企業なり土地が、将来”稼ぐ力”が無ければ、いつかは溶けてなくなる
のですから、”価値”は低いのです。

たとえていうと、不動産なんかとてもいい例だと思いますが、今満室で、利回り15%出ている
学生アパートの資産価値が、3年後に近くの大学が移転してどこかへ行ってしまうことが
決まった瞬間にそのアパートの価値は一気に下がって(乱暴にいうと)半分くらいになってしまう、
ということです。
(実際には3年間のCF見合い+アルファ分くらいの価値はあると思いますが)

僕も、この本質に気がつくのに、かなりの時間を要してしまいました(^^;。
かなり遠回りしたなあ・・と思っていますが、とにかくこういう考え方を身につけないと
投資で利益を上げ続けることは難しいと思います。

そういう目線で、今の投資先企業(株)や、不動産を見直してみる必要がありますし
買うときもその目線が常に必要だと思います。

株式投資においては、日々の株価の動きには敏感でなくていいですが、投資先企業の
業績や、”稼ぐ力”への変化に対しては敏感でなくてはならないのです。
(それもあまり敏感すぎてもいかんけど・・(^^;)





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Last updated  October 29, 2007 09:41:55 AM
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