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録画しておいた、新妻聖子ちゃんご出演の「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦」を観ました。地上波で聖子ちゃんの歌が3曲も聴けて、おまけにジョン・健・ヌッツォさんの『魂のルフラン』などというレアなものまで聴けて(ガッツさんこと中沢ノブヨシさんの『プレイバックPart2』もカッコよかった!)、非常に楽しかったです。聖子ちゃんの『I dream a dream』、歌ウマさんにありがちな歌い上げ歌唱ではなく、ちゃんとファンティーヌとしての表現になっていて、やはり本役経験者は違うなぁ、と嬉しくなりました。2曲目の『I LOVE YOU』では、あの尾崎豊の世界が見事に聖子ワールドに再構築されていました。本家とはまた全然違う『I LOVE YOU』で非常に良かったです。コメンテーターの岡本知高さんもおっしゃっていましたが、やっぱり女優だな~、と感心してしまいました。3曲目の『未来予想図II』は、ご本人も歌い終わった後におっしゃっていましたが「あれ?聖子ちゃんこういう曲苦手?」という感じで、正直、まだ楽曲の世界観を咀嚼しきれていない印象でした。歌い切るだけでいっぱいいっぱい?コンサートにせよ舞台にせよ、この段階での歌を私たち観客(視聴者)が聴く機会はあまりないので、ちょっと珍しいことだったかも。きっと通常は、稽古を重ねてブラッシュアップをし続けて、完成したものを披露、という手順ですものね。ミュージカルファンとしては、叶うなら、十八番の『ラ・マンチャの男』(←聖子ちゃん出演していないのにどうしてあそこまで上手いの?笑)や『命をあげよう』@ミス・サイゴン、『100万のキャンドル』@MAなども皆さんに聴いてもらいたいなぁ。。。ともあれ、テレビで、しかも地上波で聖子ちゃんの歌が広く聴かれたことは嬉しい限り。彼女の歌は、生で聴くとさらに凄いですよ~。ご興味を持たれた方はぜひ一度、彼女が出演するミュージカルもご覧になってみて下さい。アマゾン★タイトル未定(新妻聖子)★★LIVE MOMENTS★★ON THE STAGE★
2015年09月27日
感想つれづれ。例によって私の勝手な解釈で思いつくままに書いていますので、全くまとまりありませんがご容赦を。。。★昨夜『NINAGAWAマクベス』を観ていて、終盤、市村さん演じるマクベスの眼が赤いことに気づきました。充血?いや、カラーコンタクトか?いずれにしても人の道を踏み外し鬼と化したマクベスを表しているようで、ぞくっとしました。★橋本さとしさん演じるバンクォー、かっこいい。渋い。笑い要素は一切なし。出番少なめなのが残念。★国王の位を奪取してからはマクベスも夫人とお揃いっぽい打掛のような着物を着ています。柄は桜の花びらかな?この時の二人のツーショットが、着物含めて本当に綺麗でした。★国王になってからのマクベスと夫人の髪型が独特で印象的。そう、チラシにもなっているあのカツラです。おすべらかしのような、てっぺん分部に棒みたいなものが入っている不思議な髪型。これ、引きで観ているとまるで鬼の角のようにも見えて、好き。人徳のある君主を殺した夫婦ですから、鬼とされるのも無理からぬかと。で、後半、疑心暗鬼になったマクベスの周囲から人々が去っていくと、いつの間にかこの棒がなくなります。普通の人間の頭の形になる。角を失った鬼。いや、もうこの段階でマクベスは滅亡に向かって一直線なので(本人にその自覚はありませんが)角がないのはもっともなんです。★前半でマクベス夫人が弾いたチェロしかり、ラストでは厳かな讃美歌のコーラスと梵鐘の音が重なるなるなど、和と洋が見事に混和した世界でした。★これまであまり意識したことありませんでしたが、『マクベス』って主要男性キャスト5人のうち3人が「マ」で始まる名前なんですね。マクベス、マルカム、マクダフ。チラシの配役表をみて初めて気づきました。違う音で始まる方が識別しやすいだろうに(もっと言えば音節数も違う方がさらに良いだろうに)、なぜなんだろう?わざと寄せてるの???★本作くらい演出をアレンジしてくれると、シェイクスピア作品もかなりなじみやすくなりますね。思い切ったアレンジという意味では新感線の『メタルマクベス』も良かったし。こういう自由な発想のシェイクスピア、もっと観てみたいなぁ。
2015年09月20日
9/19夜、シアターコクーンにて舞台『NINAGAWAマクベス』を観て参りました。実に17年ぶりの再演ということで、私も実際に観るのは今回が初めて。ただもうひたすら舞台美術の素晴らしさと演出の凄さに心奪われまくりの2時間45分でした。もちろん役者さんたちの演技も素晴らしいのですが、ここまで美術(衣装なども含めて)と演出の力を見せつけられた作品はこれまでなかった気がします。蜷川さんも妹尾さんも凄すぎる!事前知識として、仏壇をモチーフにしているという程度のことは知っていました。よくもまぁ『マクベス』を上演するのに仏壇の中なんて発想が出てくるものだと思っていましたが、実際に観たら、そんな生易しいものじゃなかった。客席に入ると、舞台全体を覆う仏壇セットが眼に飛び込んできます。豪華な金の装飾。ド迫力。なにコレ!スケールでかっ!!オープニング。客席がまだ明るいうちに、いつのまにか腰の曲がった小柄な老婆ふたりが客席通路から舞台へ向かって登場。何の音もなくスタートするので、ふいに横を老婆が通り過ぎてギョッとする通路際のお客さんもチラホラ(←ムリもない)。その老婆たちが舞台上の仏壇の扉をよっこらしょとばかりに開けると、物語が始まります。マクベスやバンクォーはじめ、多くの出演者は総髪姿で腰には刀をさし、イメージとしては戦国時代の武将のよう。女性も着物姿です。三人の魔女は歌舞伎の姫様スタイル。暗殺者は忍者です。そんな純和風な格好でありながら、固有名詞では「マクベス」「ダンカン」「コーダーの領主」などの横文字言葉がポンポン飛び出す違和感。極め付けは、マクベス夫人が椅子に座り、着物の足元をがばっと広げてチェロを引く場面。ここまでくると、ミスマッチ感もクライマックス。が、不思議と、眼も耳も舞台に釘づけなんです。美しく妖しく哀愁をおびたチェロの音と、背景としての仏壇と、つかみどころのない不思議な存在感を醸し出しているマクベス夫人@田中裕子さん、そのどれもが魅力的で。夫人がチェロを弾くことで、この物語が、日本でもヨーロッパでもない、異次元の世界の出来事だということ、完全にフィクション・ファンタジーの世界のお話だということがすとんと腑に落ちる、そんな造りになっていたように思います。それから、印象的だったのが、大量に舞い散る桜。桜を散らすのは日本の舞台では決して珍しい演出ではありませんが、出演者が武士姿なだけに、散る桜は美しさと同時に「死」をイメージさせるものでもあって、栄枯盛衰というか、盛者必衰というか、一瞬の輝きの後に儚く散り去るマクベスにぴったりだと感じました。蜷川さん、本当に上手いなぁ。。。上手いといえば、蜷川さんほど老婆を使うのが上手い演出家もいますまい。冒頭に登場する老婆二人は、ずっと舞台の上手&下手の端にいて、お弁当を食べたり物語に涙したりしているのですが、暗転になるとついこの二人に目が行ってしまって、暗転の長さが全く気にならないという観客にとってもありがたい効果も生んでいます。また、それぞれ居るのとは反対側からスポットライトが当たるので、暗転している舞台正面でその光がクロスする形になって、それもまた綺麗だったりして。この老婆スポットライトもですが、そもそも舞台セットが巨大な仏壇なので、観劇の際は、前過ぎる席よりも、少し引きで観られるお席の方が観やすいかもしれません。今回私は中央通路のやや前方のセンターブロックでしたので、位置的にはベストだったと思います。(もちろん座席の好みは人それぞれですが)蜷川作品らしく両サイドの通路も頻繁に使われますので、通路際の方は役者さんを間近で観られる楽しみも。蜷川さんの代表作であることに納得。本当に素晴らしい舞台でした。観劇できて本当によかったです。アマゾン★マクベス (新潮文庫)★★シェイクスピア全集 (〔29〕) (白水Uブックス (29))★
2015年09月20日
さっき書ききれなかった感想をつらつらと。(思いつくままに書いているので、感想と実際の場面の順番とは無関係です)前半で印象的だったのが、ロスコとケンがテイクアウトのカップラーメン(?)を食べながら話すシーン。食べながらもロスコはいつもの調子でエネルギッシュにしゃべり続けるものだから、口から麺が飛び出したり床に落ちたり。行儀悪いの通り越して、見ようによっては見苦しい(^^;)役者さんも大変なはず。口にものが入った状態でセリフを言うって、映像ならともかく、地声で客席の後ろの方まで声を届けなければいけない舞台ではとくに難しいはずです。客席から笑いも起きていたので、好みが分かれる場面なのかもしれません。多分あれは、たとえ食べている時でもすぐに絵のことにスイッチが切りあわってしまって、溢れ出る言葉を吐き出さずにはいられないロスコを象徴する場面だったんだろうなぁ。。。むしろ私が面白いと感じたのは、ケンまでが同じように食べながらセリフをまくし立て始めたこと。麺をたらし、麺を飛ばしながら、ケンも喋る喋る。ちょうどふたりが出会ってからしばらく時間が経った場面だったので、ケンがあまりに分かり易くロスコの影響を受けていて可笑しかったのです。ふたりが絵の下塗りをする場面も印象的でした。ただもう、ふたりが凄い勢いで赤い絵具を巨大なキャンバスに塗りたくっていくのですが、得体のしれない迫力に飲み込まれて、舞台の上のキャンバスに目が釘付け。芝居なのか本当に体力勝負なのかわかりませんが、塗り終わった後、肩で息をしているふたり。思わず「渾身」という二文字が頭に浮かびました。息をつめて観ていたようで、この場面、私もどっと疲れました・・・(^^;)舞台美術や転換も、独特でした。まず客席に入って一番最初に感じたのが、いつもの小劇場よりも横幅が広い!ということ。両脇の壁をとりはらっているので、舞台が横に広いんです。(そのせいか、普段は販売していない舞台の真横の方まで、両サイドの座席にお客さんが入っていました)完全なふたり芝居で、驚いたことに、暗転中の舞台転換も全て田中哲司さんと小栗旬くんが行います。演技するだけでも大変な作品なのに、椅子を動かしたり、巨大な絵をかけたりひっこめたりひっくり返したり、本当にお疲れ様です。ちなみに、上記の下塗りで汚れた床を綺麗に掃除するのは(もちろん芝居としてですが)ケンを演じる小栗旬くんの担当。私はこの作品を観るまでマーク・ロスコという画家を知らなかったので、あの美術がどこまで本物に近いものなのかわかりません。が、いずれにしても、抽象画というのは馴染みのない人間にはえてして理解不能でストレスフルなもの。実は私自身、抽象画は苦手(写実的な絵画が好きです)。だものですから、赤や黒、白というセリフのキーワードから思い浮かべるイメージを、舞台上の絵の向こうに投影しながら観ていました。その辺りは、私の得意な、勝手な想像の世界(妄想でもいい)です。もちろん舞台上の絵をそのまま受け止めるもよし、だと思います。もうひとつ、強く印象に残ったのが、後半の後半、ロスコがケンをクビにする場面。ケンのことなど全然興味ないかのようにふるまっていたロスコが、はじめてケンに愛情のようなものを示します。そしてケンも敏感にそれを感じ取り、ロスコの側から離れることを受け入れます。この瞬間、二人の精神的な距離が一気に近づいたようにみえました。観ながら、私はお腹のあたりから大きな塊がぐぐ~っとせりあがってくる感じがあって、涙がこぼれそうになりました。自分でも自分が感じている感情が何なのか分からず、ただ心が揺さぶられて、泣きそうになっていました。冷静になった今でも、あのとき自分が何を感じてあれほど動揺したのか、正直よくわかりません。単純に「感動」というのともちょっと違う気がしています。うまくあてはまる言葉がみつからない。。。うまく表現できなくて、なんだか、小さな子どもに戻った気分です。小さい頃って、ボキャブラリーも経験も少ないから、自分の気持ちや考えを上手に表現することができないでしょう?今まさにあんな感じ。思いつくままに書いたので、全くまとまりがない文章でスミマセン。観劇の機会がある方には、ぜひご自身の目であの作品のもつパワーと魅力を確かめていただきたい。もう少し落ち着いたら、他の人の感想なども読んでみたいなぁ。。。(観劇された方はぜひブログやツイッターで感想UPして下さいね!)
2015年09月06日
9/5夜、新国立劇場小劇場にて、舞台『RED』を観て参りました。先日「今月の観たい舞台」として挙げたばかりで、こんなに早く観劇できるとは思ってもいませんでした。チケットの神様が微笑んで下さったことに感謝です。さっそく感想。演劇の面白さがギュギュッと詰まった、非常に濃密で贅沢な作品でした。まさに傑作!この作品は、田中哲司さんと小栗旬くんのふたり芝居なのですが、ふたりの放つすさまじい集中力とエネルギーに圧倒されっぱなしの100分間!田中さん演じるのは画家のマーク・ロスコ。彼が描くのはどうやら抽象画のようです。そして、巨匠とまではいわないまでも、画家としてそれなりの知名度や地位もすでに得ている。一方の小栗くんは、ロスコのアシスタントとして働く青年ケン。物語は、ケンが初めてロスコのアトリエを訪れる場面から始まります。ロスコの、ある意味いかにも芸術家らしい、一見理解しがたい強烈な個性と考え方、反応の仕方に、最初とまどいを隠せないケン。しかしアシスタントとして働くうち、ケンとロスコの距離感が変化していきます。絵について、色彩について、互いの思いと考えを激しくぶつからせながら、ケンは少しずつロスコという人間を理解していきます。もちろん時に激しく嫌悪したり憤りを感じたりしながらですが。私たち観客は、多分、どちらかといえばケンに近い立場で物語を眺めています。なぜなら、ロスコの言動は芸術と無縁な一般人にはついていくことすら難しい部分が多いから。しかし、そこはさすが田中哲司さん。エキセントリックで破天荒で偏屈なロスコを、みごとな説得力で演じています。溢れ出る言葉の数々、情熱、エネルギー。常識的な大人であればそっと触れずにおくであろう事柄についても、真正面から追及してごまかしを許さないロスコ。ロスコは決して意味不明な破綻者ではなく、彼なりの理論と理想、彼なりの真摯さで絵とむきあい、人とも向き合っているのでしょう。ケンが画家志望と知っているロスコは、ケンに対して「俺はお前の先生じゃない、父親でもない」と突き放します。しかし、ケンにとって、ロスコはやはり師であり父親のような存在だったのではないかしら。アシスタントになって2年。ケンはいつまでたっても自分に興味をもってくれない、自分の絵を見ようともしないロスコに怒りをぶつけます。ロスコに対するぞんざいな態度、言葉づかい。無礼な物言い。その姿に、あたかも息子が自分を理解してくれない父親に反抗するような、父親に対する甘えの裏返しのようなものを感じました。小栗くん演じるケンは、直接的な言葉というよりは、態度や言葉のトーン、表情などで、彼の内面を表現していきます。ロスコへの反発と尊敬、傾倒、もしかしたら愛情も。とにかくロスコのセリフ量が膨大なので、自然とケンは受けの芝居が多くなります。しかしケンがロスコと対等に対峙できる役者でないと作品として成立しないわけで、そういう意味でも、田中さんと小栗くんは最高の組み合わせだったと思います。観る人によっては、難解に感じるかもしれない本作品。でもね、難しく考える必要はないと思います。舞台なんて、自分が好きなように感じて楽しめばいい。正解なんてないんです。ちょっと理解できない演出や演技、台詞があったとしたら、自分で好きなように想像の羽を広げて勝手に補ってしまえばいいんです。その「想像」こそが舞台の面白さでもあるのですから。上に書いた感想やストーリーも、あくまでも私の勝手な解釈で勝手な感想です。(例によって公演プログラムは購入していないので間違っている部分もあるかもしれません)ハイレベルな役者の演技と、緊張感に満ちた濃密な劇場空間。それを存分に楽しめばいい。観終わってもなかなか興奮がさめず、胸がドキドキして大変でした。こんな感覚ひさしぶりです。観ることができて本当に良かった。素晴らしい舞台でした。アマゾン★Red (Oberon Modern Plays)★
2015年09月06日
昨夜、神楽坂のアコースティックライヴホールTheGleeで行われた、unerscoreの1stライヴに行って参りました。underscoreって何?というそこのアタナのために少しだけご説明。underscoreは、ミュージカル『スリル・ミー』の音楽監督(ピアニストとして出演されたことも)の落合崇史さんとピアニスト朴勝哲さんが結成されたピアノデュオです。スリルミーの100回記念スペシャルカーテンコールでのお二人の競演をご覧になった方も多いのでは。そのSPカーテンコールが大変好評だったらしく、今回のデュオ結成のきっかけになったようです。さて。今回のライヴは、落合さんと朴さんによるオール連弾でした。(勝手に2台ピアノだと思い込んでいたので、会場にピアノが1台しかなくてちょっとびっくり)すでに記憶がおぼろげになりつつありますが、弾かれた曲は、確かこんな感じ↓ (順不同)■オリジナル曲が5曲:『スリル・ミスティック』『遊撃のランデブー』と、朴さんが若い頃に作った曲(結局女優さんとデュエットは出来たのかしら?笑)、バラードっぽい曲、あと何だっけ?曲名が思い出せない~。■洋楽カバー曲が3曲:ビリージョエルの『Uptown Girl』、シカゴの『素直になれなくて』、マイケルジャクソンの『Bad』■ミュージカルから数曲:『オペラ座の怪人』メドレー、エリザベートから『闇が広がる』、スリルミーから『僕はわかってる』『戻れない道』『スリル・ミー』ちなみに、タイトルは耳で聞いたものなので、表記などが正しいかはわかりません。違っていたらスミマセン。もしかしたら抜けなどもあるかも。こじんまりした会場で、リラックスした雰囲気の中で楽しむライヴでした。どの曲も素敵でしたが、私が特に惹かれたのはジャズワルツの『遊撃のランデブー』。ライヴ終盤、お二人の息もノリもいい具合に温まった頃の演奏だったこともあって、大人っぽく非常にかっこいい曲でした。そして、ミュージカルファンとしては、やはりミュージカルナンバーが楽しかったです。オペラの怪人では、ファントムやクリスティーヌの姿が見えるようでした。(朴さん的にはクリスティーヌって誰?状態でしたが。あれだけ舞台で演奏している方なのに、朴さんがあまりミュージカルにご興味がない様子なのが新鮮で面白かったです)『闇が広がる』は、アレンジが秀逸。本編での雰囲気は大事にしながらも、連弾バージョンならではのアレンジがめっちゃカッコイイ!次回はぜひ2台ピアノでのアレンジが聴いてみたいです。スリルミーの3曲については、もう胸がいっぱいで言葉が出てきません・・・。だって、本公演のピアニストふたりが連弾するスリルミーですよ。なんと贅沢な。次回は『やさしい炎』や『スポーツカー』『九十九年』なども演奏してほしいなぁ。。。MCは主に落合さんがご担当。私はスリルミー関連のイベント等に参加したことがないので、彼があそこまでしゃべる人だとは知りませんでした。なんというか、ソフトな語り口のマシンガントーク?(笑)そこにボソッボソッと乗っかっていく朴さんもツボでした(笑)トークでは終始会場が笑いにつつまれていましたね。デュオ名のunderscoreを略して「アンスコ」という朴さん。その後小さな声でぼそっと「テニスのアンダースコートみたいだね」とつぶやく朴さん。思わず笑ってしまった観客に、何が可笑しいのかわからない、と、きょとんとしている落合さん。こ、この二人、絶妙のコンビネーション!また、練習では(連弾なので身体が)ぶつからないよう結構譲り合っていたのに、本番ではすごくぶつかるというお二人。なぜぶつかるのかについて「2人とも主張の強いタイプのピアニストなので」という落合さんと「(1stライヴなので?)本番まだあまり余裕がなくて」と朴さん。お二人のコメントの違いが面白い。演奏もキャラも全然違うタイプのお二人なので、デュオになった時にどんな方向に行くのか予想がつかずそれが逆に魅力。2ndライブは同会場で10/31(土)昼だとか。今回のライヴはツイッターでお知らせを出してすぐに予約がいっぱいになってしまったらしいので、次回も激戦かもしれません。詳細が決まったらまたツイッター等で発表されると思うので、それを待ちたいと思います。次も行きたいなぁ、というのが本音ですが、今回参加できなかった方々にこそ聴いていただきたいという気持ちも。キャパが少ない会場なのでそのあたり難しいですね。アマゾン★ミュージカル『スリル・ミー』ライヴ録音盤CD・松下洸平×小西遼生★★ミュージカル『スリル・ミー』ライヴ録音盤CD・田代万里生×伊礼彼方★★ミュージカル『スリル・ミー』ライヴ録音盤CD・尾上松也(松竹)×柿澤勇人★★Thrill Me: Leopold & Loeb Story★
2015年09月05日
8月は観たかった舞台の多くが観られず、残念でした。今月こそは1本でも多く観たい作品が観られますように。ということで、今月の観たい作品がこちら↓『RED』@新国立劇場小劇場 8/21~10/4『海辺のカフカ』@彩の国さいたま芸術劇場 9/17~10/4『NINAGAWAマクベス』@シアターコクーン 9/7~10/3『CHESS』@東京芸術劇場プレイハウス 9/27~10/12『RED』は小栗旬くんと田中哲司さんの二人芝居。人気のお二人だし、おまけにハコが小劇場なので、全然チケットGETできる気がしませんが(^^;)幸い公演期間が長いので、あきらめずにチケット探そうと思っています。『海辺の~』は念願の凱旋公演。またあの舞台が観られると思うとワクワク。『~マクベス』は蜷川さんらしい豪華なキャスト陣が魅力。個人的には、橋本さとしさんがどう蜷川さんに料理されるのかが楽しみです。ミュージカル『CHESS』二度のコンサート版を経て、ついにミュージカル版が登場!メインキャストはコンサートver.から引き続き、安蘭けいさん・石井一孝さん・あっきーこと中川晃教くん。そして後出し衝撃キャストで、アービター役に田代万里生くん!初演の浦井くんのイメージが強烈だったので万里生くんがアービターと知った時は本当に驚きましたが、公開稽古の映像を観る限り、万里生アービター、なんだか普通にかっこいい気が。。。異次元感満載で低音が素敵だった浦井アービター。万里生アービターはどんな感じになるのかな。期待しているよ~。他にも気になっている作品がいくつか↓『赤坂大歌舞伎』@赤坂ACTシアター 9/7~9/25『RENT』@シアタークリエ 9/8~10/9観たいことない私には、赤坂ACTで歌舞伎というのがどうにもイメージしにくくて。どんな感じなのかこの目で確認したいのと、単純に中村勘九郎さんと七之助さんが観たいのです。『RENT』はぶっちゃけ作品自体はあまり好きではありません。が、ソニンちゃんのモーリーンは観てみたい!かつての藤岡ロジャーとか米倉コリンズ、ソニンミミのように、ぴったりくる役者さんがいると嬉しいし。とはいえ、どんな舞台も、観劇できるかどうかは自分の休みとチケット運との合わせ技で決まります。どうかチケットの神様が微笑んで下さいますように。。。
2015年09月04日
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