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アマゾンで、一足先に浦井くんバージョンの扱いが始まっていた『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤CDですが、このほどかっきーバージョンも取扱いが開始されました。アマゾンだと送料無料なのがありがたいですね(^^)アマゾン★『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤CD 柿澤勇人バージョン★★『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤 CD浦井健治バージョン★
2015年07月31日
先週新橋演舞場で舞台『阿弖流為(アテルイ)』を観て以来ずっと、頭の中でひとつの願望がぐるぐる回り続けております。それは。中村七之助さんの阿古夜(あこや)で、『紅天女』を観てみたい!ということ。相手役の仏師一真(いっしん)はもちろん勘九郎さんで。阿古夜の本当の姿は、齢千年を超える梅の木の精。だから、一見普通の人間の女性のように見えるけれど、実は動物や自然と話ができる。『ガラスの仮面』該当巻を読んだのがかなり昔なのでうろ覚えですが、確か時代背景は戦乱の世で、本編のクライマックスではその梅の樹を切って仏像を彫ろうとする一真と、梅の樹を守ろうとする阿古夜の対峙シーンもあったと記憶しています。(梅の谷では、月影先生はそこまでは演じていなかったと思うけど)ストーリー的にも設定的にも完全にファンタジーの世界なので、ストレートプレイよりむしろ歌舞伎や舞踊的なものの方がしっくりくるような気がします。実際、新作能として上演されたこともありますし。ガチの歌舞伎ではいろいろ難しい面もあるでしょうから、是非ともいのうえ歌舞伎でやって欲しい。美内すずえ先生、中島かずきさん、いのうえひでのりさん、どうかお願い致します。アマゾン★ガラスの仮面 (第40巻) (花とゆめCOMICS)★
2015年07月30日
ようやくAmazonでも『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤CDの取り扱いが始まりましたね。現時点ではなぜか浦井くんバージョンのみですが。。。(きっとしばらくすればかっきーバージョンも扱うようになるでしょう)もちろんホリプロオンラインでも購入可能です(^^)アマゾン★『デスノートTHE MUSICAL』ライブ録音盤 CD浦井健治バージョン★
2015年07月29日
7/25夜、新橋演舞場にて舞台『阿弖流為(アテルイ)』を観て参りました。中島かずきさん作・いのうえひでのりさん演出、おまけに素材がアテルイで主演が市川染五郎さんとくれば、2002年に劇団☆新感線で上演された『アテルイ』とどこかどう違うのかが気になるところ。・・・ではありましたが。実際に観てみたら、思っていた以上に自分は2002年の『アテルイ』を忘れていて(オイ!)、全く比較が出来ず(^^;)ほとんど新作気分での観劇となりました。非常に興味深かったのは、劇団☆新感線テイストと歌舞伎のコラボ効果。もともと新感線では、役者が見得を切るという、歌舞伎からヒントを得たのであろう手法がふんだんに使われていますが、それを正真正銘の歌舞伎役者が行うとどういうことになるのか。結果。見得の効果、絶大。なんだこのカッコよさ。動きがパキっと決まった時の、絵になることといったらない。さすが!!!!作品的には、幕開きこそ少しのったりした印象でしたが、話が進むにつれ作品に惹き込まれ、最終的には大盛り上がり。面白かったー!今回、私の中でのMVPは、立烏帽子(たてえぼし)&鈴鹿(すずか)を演じた中村七之助さん。美しかったり可憐だったりという女形の得意分野での素晴らしさは言うに及ばず、今回なにより心を奪われたのは、後半クライマックスで立烏帽子の正体が明らかになる部分。本当の鈴鹿が殺され、ではお前(=立烏帽子)は誰なんだ?と阿弖流為や田村麻呂たちから追及を受ける場面。七之助さんの演技が大きく変化します。普通の人間だった立烏帽子が、正体を現し、人ならぬ存在へ。凄い威圧感でした。空気が違う。姿かたちは少しも変わっていないのに、その周囲だけ一気に密度が増したような、地に根を張ったような巨大な存在が出現。立烏帽子こそ、蝦夷たちの信ずる荒覇吐(あらはばき)の神だったのだ。このシーン、演技で「神」を表現できないと、そもそも成立しないんです。ものすごく難しい役だと思いました。そしてそれを見事に表現している七之助さんに脱帽です。他にも、特に素晴らしかったのが、帝の巫女であり、田村麻呂の姉でもある御霊御前(みたまごぜん)@市村萬次郎さん。とにかく妖気がすごいんです。魔術でいえば、絶対に黒魔術。白さはカケラも無い。でも、一国を導く、政治という面においては、それもまた必要なわけで。絶対的なヒール(悪役)にも関わらず、不思議な説得力もある、見事な巫女っぷりでした。そのせいなのかなんなのか、帝の正体が分かった時も「うん、知ってた!」と思う自分がいて、全く衝撃がなかったのが面白かったです(笑)楽しい演出といえば、入場時に、お願いのチラシと共に「光るリストパンド」を渡されました。エンディングで自動的に光るので、腕に巻いておいてね、と。なので、幕間終わりに腕に装着。2幕、物語に夢中になってそんなことすっかり忘れていたら、突然、腕が光り始めました!客席全体にそんな光が無数に瞬いていて、わぁ、綺麗~!光自体も点滅するのですが、お客さんみんな、拍手をしたり舞台に向かって手を振ったりするので余計に光が動いて、綺麗なのです。あれは蝦夷の星空の演出なのだとか。自分もちょっとだけ作品に参加できた気がして、嬉しかったです。アマゾン★アテルイ (K.Nakashima Selection)★★アテルイ [DVD]★私にとってアテルイ原体験といえば、やはりこちら↓★火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)★火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫)★
2015年07月26日
7/23昼、小西遼生くんのライヴ@原宿ラドンナに行って参りました。私にとっては、記念すべき初・小西くんライヴ♪とーっても楽しかったです!(^^)小西くん、かっこよかった~!(そして時々可愛かった!)会場は100席あるかないかという規模の、こじんまりしたLIVEレストラン。ステージが少し高くなっていて(と言っても数10cm程度)中央にマイクスタンド、その奥にエレキギターやパーカッション的なもの諸々、下手にグランドピアノ、上手にヴァイオリンという配置でした。もちろんセンターのマイクで小西くんが歌います。この日の小西くんは、Tシャツにラフな印象のハーフパンツ&ジャケット。丸いジョンレノンみたいなサングラス。で、お髭が少々。衣装は、照明の関係で本当の色は分からないけれど、ステージ上では全体的にグリーンがかったグレーぽい色に見えました。小西くんによく似合ってる。アコースティックギターをかき鳴らしながら、歌い、時に足をドドンっ!と踏み鳴らしてまるでドラムかベースのようにアクセントをつける小西くん。歌だけじゃなく、ギターだけでもなく、なんだか体中で音楽を表現しているみたい。今回のライブは、数曲のカバー曲を除き、すべて彼のオリジナル曲だったそうで。。。その曲調の幅広さに、ちょっと驚き。ひょえ~、小西くん、こんなにいろいろな曲が創れるのか。これまで役者としての小西くんしか知らなかったので、オリジナル曲を歌い演奏する小西くんが新鮮でした。アーティスト小西遼生の才能を垣間見た思いです。小西くん、本当に音楽が好きなんだね。狭い会場だからか、確信犯的に、ピンポイントで特定のお客さんを見つめながら歌ったりする小西くん。サービス精神なのか、はたまた小悪魔なのか。(←多分後者)最前に座ってらしたあるお嬢さんは、近すぎてまともに小西くんの方を観られずにいたところを捕獲され。小西くん、しばらくの間、しゃがんで彼女の顔を覗き込むようにして(その距離わずか数10cm!)歌ってました(笑)。恥ずかしがる彼女がまた可愛いらしくてねー。見ていてこっちまでほっこり(^^)ライヴ終了後は、出口で小西くんが一人ずつお見送りしてくれました。握手した手が大きかった。そして目力が半端じゃなかった。今回のライヴで、舞台とは全然違う魅力の小西くんにすっかりやられました。撃沈。一人での参加でしたが、席が近くになった同じく一人参加の方々と話がはずみ、楽しい時間を過ごせました。なかなかチケットがとれない小西くんのライヴですが(どうやらご本人がこのサイズの会場にこだわりがあるようなので)、次回もどうか参加できますように。。。アマゾン★牙狼 [GARO]~RED REQUIEM~ コンプリートBOX [Blu-ray]★★心理スリラーミュージカル ブラックメリーポピンズ [DVD]★★ミュージカル『スリル・ミー』ライヴ録音盤CD・松下洸平×小西遼生★
2015年07月24日
今回、予想以上にイイ味だしていたのが、執事マックス役の鈴木綜馬さん。最近ミュージカルをご覧になるようになった方はご存じないかもしれませんが、東宝エリザの初代フランツでいらっしゃいます。そのもっと前、劇団四季時代にも様々な役をなさっていました。『CATS』の鉄道ネコ@スキンブルシャンクスや『美女の野獣』のビースト役などが特に有名でしょうか。さて、そのマックス@綜馬さん。ノーブルな美声の素晴らしさは言うまでもなりませんが、今回特筆すべきはその抑えた演技。ノーマの忠実な執事として感情をほとんど表に出さないマックス。が、そんな風にポーカーフェイスを貫きながらも、態度の端々にノーマへの愛やジョーへの複雑な想いがあふれてしまう綜馬マックス。ラスト近くでは、ただの執事ではなく実は・・・、というどんでん返しも。(この事実を知った時の、かっきージョーの驚きの反応がとても印象的でした)綜馬マックス、瞳に、ノーマを守り抜こうとする強い意志がらんらんとみなぎっていました。この役に綜馬さんをキャスティングしたのは大正解でしたね。そして、無声映画時代の大スター、しかし今はすっかり人々から忘れさられた女優ノーマに濱田めぐみさん。相当難しいであろうアンドリュー・ロイド・ウェバーのナンバーを、いとも易々と(としか見えない)歌いこなしてしまうめぐさん。さすがです。今でも自分は大スターだと信じつつ、どこか孤独と不安の影を感じさせる濱田ノーマ。プライドの高さや心の弱さまでもが、何だか愛おしい。。。で、物語が始まってから、ずっと気になって仕方なかったのがノーマの年齢設定。おそらくは敢えてそう創っているのでしょう。ノーマが年齢不詳なのです。でもノーマがウン十年ぶりに撮影所に乗り込んだ際、アンサンブルさんのセリフに「何千年も生きてるって、感じよね!」みたいなのがあったし、とにかく往年の大スターということが強調されているので、これは70歳を超えたくらいの女性なのかな?という結論を自分なりに出しつつあたったところに、終盤のジョーのセリフで、なんと50歳であることが判明。50歳! まだまだ若いじゃん!!!50なら50なりにまだまだ女優として(女性としても)輝けるのに、おそらくは二十歳前後で自分の時計を止めてしまったノーマが切ない。。。ノーマは出番も歌も多いので、それこそ見せ場だらけですが、私が特に好きなのは、ノーマが久々に撮影所に乗り込んだシーン。最初はあのノーマが気おくれをしていて(!)、やがてやはり自分の居場所はここなのだと再確信する、その心情の変化がとても印象的でした。余談ですが。濱田ノーマが言う「キャメラ」(←カメラのこと)の響きが、なんとも言えず往年の大スターっぽくて、大好きでした。とにかくジョーとノーマは出ずっぱり、マックスも台詞や歌はなくても舞台上でちょろちょろしていることが多く、何より無言の演技で魅せなきゃいけないので、演じる役者さんは大変だったのでは。御三方とも素晴らしい歌&演技で堪能させていただきました。ありがとうございました。最後にあえて注文をつけるとすれば。▲戸井さんの使い方がもったいなさすぎ。綜馬さんとWキャストにして、戸井マックスにしてくれればよかったのに。▲脚本的に1幕が長く感じてツライ。思い切って本筋とは関係性のひくいダンスシーンとかは削って、もっとコンパクトにまとめてほしい。2幕は怒涛の展開であっという間なので、余計に1幕が残念。私は濱田ノーマ・柿澤ジョーのペアのみの観劇となりましたが、もうひとつの安蘭・平方ペアも観るとさらに楽しさ倍増かもしれまんせんね。脚本を練り直しての再演を希望します。アマゾン(鈴木綜馬さん)★宮廷詩人 [DVD]★★幸福の王子★★若者は待っている★★クッキー★(←試聴もできます)アマゾン(濱田めぐみさん)★ミュージカル「ウィキッド」劇団四季版★★ミュージカル「アリス・イン・ワンダーランド」ハイライト録音盤★★濱田めぐみ Attitude★
2015年07月18日
本日、衝撃の情報解禁がありました。なんと、あの『王家の紋章』がミュージカル化!ミュージカル『王家の紋章』 2016年8月 帝国劇場作曲・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ脚本・作詞・演出:荻田浩一メンフィス:浦井健治キャロル:宮沢佐江・新妻聖子(Wキャスト)イズミル:宮野真守・平方元基(Wキャスト)ライアン:伊礼彼方アイシス:濱田めぐみイムホテップ:山口祐一郎浦井くんが主演ということは、ミュージカル版はキャロルではなくメンフィスが主役なのね!(驚)ご存じない方のために少しだけ。・浦井くん演じるメンフィスは若きエジプト王。原作では「女と見まがうばかりの美青年」です(笑)出会った当時はキャロルから恐ろしい暴君のように思われていましたが(実際残虐な面もあった)、キャロルの影響で徐々に変化。当初若くして亡くなった設定だったのですが(おそらく連載開始当時のツタンカーメン王のイメージ)未だ物語が完結していないところをみると、その設定はどこかへ行ってしまったのかも?(^^;)・キャロル:アメリカ人で、大富豪リード家の長女(上に兄が二人います)。エジプト考古学専攻。エジプト滞在中、現代によみがえったアイシスの呪い(?)で、古代エジプトにタイムスリップ。最初は奴隷扱いでしたが、やがてメンフィスから愛されるようになります。・イズミル:古代エジプトの隣国ヒッタイトの王子。頭の切れる美貌の知性派。冷静沈着。キャロルのことが好き。イメージ的にはメンフィスより少し年上?・ライアン兄さん:キャロルの一番上の兄。クール。パパがアイシスによって殺されてしまったため、実質的なリード財閥のトップ。キャロルを溺愛。イメージ的にはイズミル王子とメンフィスを足して2で割った感じ(←個人的なイメージです)・アイシス:メンフィスの姉。妖艶な絶世の美女。メンフィスを愛していて、妃になることを切望(古代では近親での婚姻も多かった)。弟メンフィスの墓があばかれたことから、3000年の眠りから覚め現代に甦ります。が、現代で、アイシスを呪縛する古代の粘土板の復元が完成しそうになり(アイシス的には大ピンチ!)キャロルを連れて古代へ戻ります(現代人のキャロルが古代で生き残れるはずがないと見越して、です)。メンフィスがキャロルを愛するようになると、なんとかキャロルを亡きものにしようと画策。・宰相イムホテップ:メンフィスに仕える老宰相。ちなみに私が読んでいたのは、たしか30数巻あたりまで。すでに細かなエピソードは記憶の彼方ですが、チラシと登場人物を見る限り、最初のヒッタイト戦あたりまでを描くのかなー。原作のイメージとリーヴァイさん・荻田さんのイメージがどうしても重ならず、不安と期待がせめぎ合っているのが偽らざる今の心境ですが、いい作品になるといいなぁ。。。それにしても、伊礼くんがライアンだなんて、イメージぴったりすぎて怖い(笑)アマゾン★王家の紋章 第1巻 (プリンセスコミックス)★(←これが初期のキャロル)★王家の紋章 第4巻 (プリンセスコミックス)★(←黒髪がアイシス、金髪がキャロル)★王家の紋章 第5巻 (プリンセスコミックス)★(←キャロルとメンフィス。キャロルが別人のように美しくなってます。笑)
2015年07月14日
本日、赤坂ACTシアターにてミュージカル『サンセット大通り』を観て参りました。この回のキャストは、ノーマ@濱田めぐみさん、ジョー@柿澤勇人さん。以下、思いっきりネタバレしていますので、未見の方は読まないで下さいね~。かっきーのジョー、すごくイイ♪ジョーは、仕事もなく、ハリウッドからはじき出されかかっている崖っぷちの無名脚本家。借金取りから逃げる際中、偶然、往年の大女優ノーマの屋敷に飛び込んだことから、思わぬ方向に運命が転がっていき・・・というストーリー。かっきージョー、髭をはやして、チラシ写真よりヤサグレ感UP。時に愛嬌があって可愛く、でも基本は男っぽくて、色気のあるジョーでした! こんなジョーなら、そりゃあノーマも「あなたに夢中」となりますわねー(^^)私が一番ぐっときたのは、2幕後半のジョーのセリフ。「ノーマ、50歳は悲劇じゃないんだよ。25のフリをしなければ」(←細かい言葉とかは違うかも。とにかくこういう意味のセリフ)これ、言い方次第でニュアンスが激しく変わると思うのですが、かっきージョーはすごく優しく言うんですよ。表面上はともかく、根底の部分でかっきージョーはノーマにすごく優しい。もちろんお金のためだったりもするのだけど、そうビジネスライクになりきれないのがジョーの人の良さ。明らかに狂言だと分かるノーマの自殺騒ぎにも動揺するジョー。その甘さ、情のもろさが魅力。多分、ジョーのノーマに対する感情の大部分は「憐み」。それに映画人として、往年の大スターに対するリスペクトも少々。でも、彼がノーマに対して紳士的にふるまったり恋人のようにふるまったりすのは、そこにある種の情があるからのような気がしました。それはノーマが望むような男女の愛情とは違うけれど、少なくとも、仕事もなく誰にも見向きもされず孤独感を抱えヤケになりかけていたジョーに、唯一、関心を示してくれたのがノーマだったから。独りよがりなノーマの愛情でも、ともかくもジョーはそのおかげで少し息を吹き返すことが出来た。息を吹き返したお蔭で、ベティと共同で脚本を完成させることも出来たし、意見やアイディアを出し合う、クリエイティブな作業は、脚本家としてのジョーの自信回復にも一役買ったはず。でも、ジョーを奪われまいとするノーマの執着は、ついにジョーを追い詰める。狂気をはらんだノーマからベティを守るために、ジョーはああするしかなかったのだろうし、ベティもきっとそんなジョーの本当の気持ちを理解したからこそ「そんなあなたを見ていられない」と言ったのでは。。。ラストのノーマの見せ場で、じっと無言のジョーが舞台上にいるの、余韻があって良かったなぁ。とにかく、かっきーが役にぴったりで、魅力全開。観ることが出来て良かった!(^^)最後に、無理とは思いつつ希望を一言。歌舞伎みたいに幕見があればいいのに。←2幕だけ何度でも観たい。他の感想はまた後で~。アマゾン★Sunset Boulevard [World Premiere Recording]★★Andrew Lloyd Webber's Sunset Boulevard [Deluxe Edition]★★サンセット大通り スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]★
2015年07月12日
感想ラストは、正真正銘初見な京本大我くん@ルドルフ。少々辛口なので、ファンの方はお読みにならない方がいいかも。(決して悪意はありません。あくまでも一個人の感想ということでご容赦下さいませ)ジャニーズに詳しい職場の同僚から、歌が上手い子だという話は聴いていました。確かに、難しいルドのナンバーをちゃんと歌えています。が。それだけ、なんですよね~・・・(^^;)大我ルドの感想を一言で言うと「無味無臭」。音は取れているし声もそれなりに出ているけど、残念ながら彼の歌・演技から私は何も感じることが出来ませんでした。何でもいいから感じさせてほしかった(泣)役としてが無理なら、せめて体当たりで役に取り組むその気迫だけでも。。。昔は、ルドルフは正味20分くらいしか舞台上にいないのに強烈なインパクトを残す、役者にとってイイとこどりの役だと思っていましたが、代々のルドを観るうちにそうではないことに気づきました。強烈なインパクトを残せるかどうかは役者次第。まぁ、私の場合、どうしても基準が井上ルドになってしまうので求めるレベルが高すぎるのかもしれませんが。。。(と言っても、当時の井上くんはファンの目から見ても決して高い演技力があったわけではありませんが。ただ舞台上での吸引力は半端じゃなかった)願わくば、千秋楽までに大我ルドが大進化して、ぞくぞくするような『闇が広がる』が聴けますように。
2015年07月10日
お次は松也ルキーニの感想。育ルキーニが思いのほか高嶋兄の影響を受けていたので、果たして松也ルキーニは?と注目しながらの観劇でした。で、結果。松也氏は松也氏らしい、オリジナルなルキーニでした(^^)実際のところ、容姿や雰囲気からしたら育ちゃんよりむしろ松也氏の方が高嶋兄に近いです。でも不思議と兄と似ているという印象は受けません。やや薄味な役作りながら、薄汚くてアナーキーでイッちゃってるテロリストでした。(←誉めてます!)。ただ。個人的な好みを言わせてもらえば、ルキーニはもう少しアクが強い方が「らしい」かな、と。舞台上にいる時間も長いし歌も結構ある上に、登場人物の中では比較的自由度の高いオイシイ役だと思うので、役者個人の個性を強く打ち出さないのはなんとももったいない。もっとガンガン攻めてほしい。歌に関しては、高音(というかファルセット?)がんばれ、という感じ。周囲が歌ウマなので比べるのは酷(井上トートに佐藤フランツだし!)と思いつつも、『ミルク』など見せ場のナンバーで声が出ないのはちょっと残念。松也よ、Let'sボイトレ。努力すればきっと報われる。内野トートがいい見本。ミュージカル続ける気があるのであれば、今回のことで何を言われてもぜひ頑張り続けて欲しい。そして、帰りの道々思ったこと。やっぱり私は浦井ルキーニが観てみたい。ずっと言い続けてることですが、改めてそう思いました。東宝さん、次回上演するときはぜひお願いします!
2015年07月10日
続きまして、井上トート。今までも井上くん個人やStarSのコンサートでは観て&聴いてきた井上トートですが、ついに本舞台で観る日がこようとは。ルドルフ時代から応援し続けてきた者としては、感無量です。声は、予想以上に太めの発声。低音が深くよく響いていて、同じ作品でもルドの頃とは隔世の感。ああ、これが井上くんのトートなのね。ロック色が強い城田トートに対し、井上トートは敢えて言うならミュージカル的。どちらがいいかは好みの問題でしょう。私は両方とも好きです(^^)印象的だったのは、手・・・というか指の使い方。一本一本の指先まで意識が行き届いていて、今までの井上くんでは観たことのない身体の使い方でした。で、ふと、かつての内野トートを思い出しました。内野さんのトートはとにかく指の使い方が美しかった。近くで内野トートを見ていた井上くんだからこそ、自然とああいう表現に行きついたんだろうなぁ。。。そうそう。城田ドクトルゼーブルガーはかなりの爺さんですが、井上ドクトルは爺さん度ゼロ。トートの声のままシシィのブラウスのタイをほどいたりコルセットを外したりするので、ちょっとエロく感じます。好き(笑)『闇が広がる』での京本ルドルフへの迫り方も、明らかにグイグイ系。城田トートとは対照的。他にも、『愛と死のロンド』がトートの決意表明に見えたり、ルドの霊廟で「まだ私を 愛してはいない~」の後、悔しそうに廟にバンッと手を叩きつけたりと、井上トートならでは面白さも。全体的に、完全に人間とは異質の存在な城田トートに対して、井上トートは少し人間くささを感じさせるんですよ。トートに「感情」があるんだよね。大雑把にくくると「歌の井上、ビジュアルの城田」ということになるのでしょうが、井上トートも視覚的にもとても楽しませてくれるし、城田トートの歌もいい。今回のトートWキャストはそれぞれ違った個性で歌も芝居もバランスが取れていて、大成功なキャスティングだと思います。叶うなら、井上トートと城田トートを交互に何度でも観たいです。
2015年07月08日
本日7/8マチネ、念願かなって今期2度目のミュージカル『エリザベート』を観て参りました(^^)今回のキャストは次の通り。(敬称略)エリザベート:蘭乃はなトート:井上芳雄フランツ:佐藤隆紀ルドルフ:京本大我ゾフィー:香寿たつきルキーニ:尾上松也少年ルドルフ:池田優斗これにて井上トート・京本ルド・松也ルキーニ捕獲成功!・・・が、まずはこちらの感想から。もはや私にとって蘭乃シシィと佐藤フランツの皇帝夫妻はゴールデンコンビ。大好きなシシィとフランツです。本日の蘭乃さん、音程のふらつく場面がいくつかありましたが、前回も書いた通り、そんなことは大した問題ではないのです。蘭乃シシィの肝は、エリザベートという人格が歳を重ねるごとにどう変化していくか、にあります。そのダイナミックな変貌ぶりが観ていて非常に面白いのです。とりわけ、1幕前半の見せ場『私だけに』は、歌い始めとラストで全然別の人物と言ってもいいほど劇的に変化していて、見応え(&聴きごたえ)満点。2幕前半の『私が踊るとき』は、ある意味シシィの絶頂期。わが世の春。トートをもてあそぶような態度をとったりもするし、シシィのしたたかさやエゴイスティックな一面が垣間見れるナンバーです。そんな自信満々なシシィに「もうすぐに 憎み始める 人生を」と歌うトートが暗示的。佐藤フランツは、早くもベテランのような安定感。歌ウマな役者さんにありがちな「歌に寄りかかる」ということが一切なくて、演技においても深く真摯にフランツを表現していらっしゃる。フランツはどちらかと言うとプツプツ断片的に舞台に登場するので、舞台上にいなかった時間に彼がどういう経験をしてきたか、ぼんやりとでも観客に伝わらなければならないわけで。。。そこにいかに説得力を持たせられるかがフランツを演じる役者さんの腕の見せどころ。佐藤フランツは見事にそれを表現していると思います。それからこれは邪念ですが。コルフ島のシシィと亡霊パパの不協和音デュエット、一度佐藤マックスで聴いてみたい。(すみません、ありえないのは重々承知で。希望的妄想です^^;)
2015年07月08日
続きまして、香寿ゾフィー。今まで観てきたゾフィー様の中で、一番好きでした。さすがの存在感と歌の確かさ。気品。鉄の意志。まさに帝国の大黒柱、皇太后です。亡くなる際のソロナンバー『ベラリア』の歌詞通り、帝国のために心を殺してフランツを育て、国を守ってきたゾフィー様。『ベラリア』が切なくて、帝国の崩壊を見ずに逝けたのはむしろ良かったのかも・・・と思いたくなりました。そして、観終わってある意味一番意外だったのが、育三郎ルキーニ。ついに高嶋兄が卒業し、さあ、育ちゃんはどんなルキーニを見せてくれるのかな、と思っていたら。・・・あれ?あれれ???そこにいたのは、まさかの、高嶋ルキーニにそっくりな育三郎ルキーニでした。台詞まわしや役作りのみならず、しまいには育ちゃんの声まで兄の声に聴こえてくる始末。なんだこれは。いや、あるいは、ここまで似ているということは、もはやこれは演出家のオーダーなのか。その答えを確かめるためにも、なんとしてもWキャストの松也ルキーニを観なくては!(それがなくても、純粋に松也ルキーニも観たいです)アマゾン★『エリザベート』花組宝塚大劇場公演ライブCD★
2015年07月04日
続きまして、城田トート。トートとして完璧なビジュアル!前回のトートから5年経っているのでどうかな~と少しだけ心配していたのですが、人間ばなれした美しさは健在でした。眼福眼福。何より今回驚いたのが歌。城田トート、めっちゃ歌上手くなっている!私は城田ロミオを観ていないので、実は城田くんを観るのは前回のトート以来。高音も低音も自由に操って、メロディも若干アレンジしちゃったりして、生き生き歌ってました。いっぱいいっぱいだった5年前とは雲泥の差。特に印象的だったのは『闇が広がる』のラスト。ルドルフとのデュエットを放棄して雄叫び(?)をあげる城田トート。ロックだ!かっこいい~!演技でツボだったのは、チビルドを見つけた時の、身体を斜めにして物陰から覗くようにしていた姿。観客からは完全に後姿なのでトートがどんな表情をしているかは見えないのですが、無表情なまま、おもちゃを見つけたネコのようにじっとチビルドを狙っている様子が想像されて。城田トートはこういう、ちょっとした仕草や身体の動かし方がいいんですよねー。こちらの予想から少し外れた動きをしてくるというか。その意外性が面白いんです。(ちなみに、2010年の城田トート感想はこちら)お次はルドルフ@古川雄大くん。確か古川くんは前回もルドルフを演じていましたが、私はその時平方ルドしか観ていないので今回が初見でした。古川ルドは、ひ弱なチビルドがそのまま青年になったよう。甘っちょろい雰囲気と、いろいろな意味で中途半端な感じ(誉めてます!)がいかにもルドルフらしい。こんな頼りない皇太子じゃ、さぞかしゾフィお婆様とフランツパパは帝国の行く末が心配だっただろうなぁ(^^;) (←これまで観てきた中で、頼りなさではNo.1なルドかと)「ハンガリー国王!」とか言われても、100年早いわ!(怒)と一喝したくなる(ごめん)。そうそう、ルドの自殺シーン、結構演出が変わりましたね。ルドの方からトートにキスする。しかも唐突に。・・・う~ん(^^;) ここは以前の演出の方が緊迫感があって好きかなー。歌が弱くてあまり闇が広がらないのは残念ですが、美しいビジュアルと役作りはGOODな古川ルドでした(^^)アマゾン★Elisabeth -16tr-★★Ocr: Elisabeth-Das Musical★
2015年07月04日
7/2ソワレ、帝国劇場でミュージカル『エリザベート』を観て参りました。キャストも演出も一新という期待感で、早々に前売チケットが完売してしまった『エリザベート』。なかなかチケットを手にすることが出来ませんでしたが、今回ご縁があってようやく観劇することが出来ました。さて。この回のキャストは次の方々。(敬称略)エリザベート:蘭乃はなトート:城田優フランツ:佐藤隆紀ルドルフ:古川雄大ゾフィー:香寿たつきルキーニ:山崎育三郎少年ルドルフ:池田優斗復活トートの城田くん以外は全員、私がエリザで観るのは初の方々ばかり。特にシシィの蘭乃さんとフランツの佐藤さんは拝見すること自体が初めてでした。で。結論。佐藤フランツ、最高!冒頭のゾンビ登場場面から、響き渡るノーブルな美声に衝撃を受けました。LE VELVETSのメンバーで歌が上手いという認識はありましたが、正直ここまでフランツ役にハマるとは思っていなかったので嬉しい驚きでした。よくぞ彼をフランツにキャスティングしてくれた!決めた人グッジョブ!!!皇帝らしい気品と、真面目な性格、生涯を通してどこまでも一途にシシィを愛し続ける佐藤フランツがなんだか妙に愛おしくて、終わってみれば、エリザ観劇史上初めてフランツに感情移入して観ていたかもしれません。とにかく歌の上手さも声の良さもたたずまいの端正さも、フランツとして魅力全開。けっして大きな声を出しているわけではないのに、声が誰よりも前に出ているし、おまけに言葉が明瞭。多重唱の時でも佐藤フランツは抜群に歌詞が聞き取りやすいです。いや~本当に良かった、佐藤フランツ! 惚れました(笑)こうなると、もう一人のフランツ、万里生くんもぜひとも観たいなぁ。。。声質も全然違うし、万里生フランツはどんななんだろう? 観たい~。そしてもう一人、とっても良かったのが、タイトルロールのエリザベートを演じた蘭乃はなさん。ぶっちゃけ歌が不安定だとかメイクが花總さんに似ているとかツッコミどころもありますが、そんなことはどうでもよろしい。無邪気でお転婆だった少女時代から、自我に目覚めて周囲とぶつかり続け、やがて孤独な皇后へと変貌していくさまが見事でした。歌の上手さとは別な次元で魅せる、渾身の『私だけに』。初めての体験でした。芝居が上手い、というのともまた違うので、もしかしたらシシィと蘭乃さん自身の置かれている立場がうまい具合にシンクロしているのかも、とも感じました。正直、一路さんが卒業して以来どのシシィを観てもいまひとつピンとこず、「一路さんって凄かったんだなぁ・・」と思うことばかりだったのですが、蘭乃さんを観て、久しぶりに「これこそシシィだ!」と思えました。もちろん一路さんとは全然路線は違います。でも、この、役が腑に落ちる感覚は観客として嬉しい限り。個人的な印象ですが、蘭乃さんのシシィはこれからますます進化していきそう。かなうなら、中盤、後半戦でぜひその変化をこの目で確認してみたいものです。アマゾン★エリザベート ― オリジナル・ウィーン・キャスト★★Elisabeth: Das Musical von Michael Kunze & Sylvester Levay★★Elisabeth 10th Anniversary Concert★★ミュージカル エリザベート 2012 ライブ録音 韓国キャスト (2CD+DVD+写真集) (スペシャル・エディション) (限定版) (韓国盤)★★ミュージカル エリザベート 2012ライブレコーディング 韓国キャストOST★
2015年07月04日
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