森蔵日記@舞台オタクのシンプルライフ
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ミュージカル『王家の紋章』千秋楽の日から、今日ではや5日。未だに油断すると脳内上演が始まってしまう重症さですが、さすがに細部の記憶は怪しくなってきました。以下、自分用の感想覚え書き。(もしかしたら記憶違い等あるかもしれませんがご容赦を)この作品で一躍、私の中での株が急上昇した役者さん、平方元基くん。よもや自分がここまで平方イズミルに惚れるとは思ってもいませんでした。正直なところ『レディ・ベス』でのフェリベが良かったくらいで、その他の役はあまり印象に残ったことがなく(ごめん)、今回のイズミルもどんな風になるのか全く想像がつきませんでした。が。いざ開幕してみたら、なんと魅惑的なイズミル王子!おまけに回を重ねるごとに、芝居の密度は増していくし歌の迫力もUPしていくし!以前、宮野イズミルとの対比で、「歌」の宮野に「演技」の平方、と書きましたが、またまた前言撤回。平方イズミル、歌も凄くイイ!迫力!! 情熱的!!!とくに、キャロルを惑わすほのかに色っぽい『囁き』から、『略奪』での王者感全開の盛り上がりが素晴らしい!芝居も、千秋楽にしてなお進化し続けていました。平方イズミルは、表情を観ているだけでもキャロルに対する気持ちの変化が良くわかって面白い。最初はエジプト王が気に入って側においている娘、くらいにしか思っていないのが(出会い~略奪まで)、キャロルの英知や不思議な力を知ったことで興味がわき始め(ヒッタイトへ向かう船上、鞭で打った後)、その後徐々に愛しさが増していき(とにかく平方イズミルはキャロルを見つめていることが多い。視線の先にキャロルあり!)、メンフィスとの一騎打ちでキャロルに怪我を負わせたことに動揺している自分に気づきさらに狼狽、みたいな。メンフィスも残忍で傍若無人なファラオから、キャロルと出逢って初めて人を愛することを知るわけですが、イズミルもまた、常に冷静沈着で感情を見せなかったのが、運命の女性キャロルと出逢って嫉妬したり動揺したりと人間的な面をみせるようになるわけで。キャロルを挟んで、絶対的な支配者である二人の王(王子)が、ともに人間的になっていくさまが面白い。平方イズミルは、前半がクールで落ち着いた王子の印象なので、余計に後半の熱くなる感じがダイナミックに感じられるのかもしれません。個人的に初演平方イズミルでツボだったところ。(←バカです。でも来年再演を観た後に見返すかもしれないので書いとく~♪)・テーベの町でキャロルを誘拐する場面の『囁き』。新妻キャロルとの組み合わせだと催眠術感が半端なくてとても魅惑的。・キャロルをヒッタイトに連れて帰る船の上での、頭の布を取った姿。長い髪を片側で束ねている姿がたまらなく色っぽい。(←ルーズに乱れている点がポイント。宮野イズミルだと色気を感じない場面なので不思議)・ヒッタイトでキャロルとメンフィスが出逢った後、舞台上下で、イズミルとキャロルが互いに相手の行動を読む場面。ここも新妻キャロルとの組み合わせだと「相手のこと分かっている感」が強くて萌える。・キャロルがメンフィスを逃がすため再びイズミルに捕まる場面。イズミルの苛立ちとメラっと嫉妬の炎に包まれる感じが最高。・メンフィスをかばったキャロルを切ってしまい、下手で動揺している姿。私、素の元基くんを全く知らなかったもので、宮野さんのラジオにゲスト出演した回を聞いてイズミルのイメージがガラガラと崩れ落ちるのを禁じ得ませんでしたが(^^;)、イズミルの役作りなどについて語る場面はさすがに興味深かったです。オリジナルミュージカルの初演となれば(しかも少女マンガ界のレジェンド作品だし)、スタッフもキャストも、そのご苦労はいかばかりだったかと。。。あんな素敵な舞台を、イズミル王子を見せてくれて、本当に感謝です。イズミルで元基くんに興味がわいたので来月の『スカーレット・ピンパーネル』も俄然観たくなりました。佐藤隆紀さんとWキャストというのも全然カラーが違って見比べが面白そう。Wロベスピエールトークショー観てみたい!と思ったら、大阪だけだった・・・(泣)。来年(王家の再演が終わってからでいいので)元基くんと宮野さんと矢田くん@ルカでトークショーやってほしいな~。アマゾン★気鋭のミュージカル俳優たち: Actor's Mind 上原理生 海宝直人 小西遼生 成河 中川晃教 平方元基 古川雄大 ★楽天ブックス★気鋭のミュージカル俳優たち [ 徳間書店 トリックスター編集部 ]★
2016年09月01日