昨日の朝は5:45頃に起きて、ブログでも書こうと思っていたら、携帯の着信ランプの点滅に気付きました。着信履歴を見ると、4:00に0564580110からです。0110は警察の番号、蒲郡は市外局番0533ですから、蒲郡署ではありません。0564はどこだったっけこちらからかけなおしてみると、「岡崎警察署ですが、・・・。」こんな夜中に電話をかけてくる警察は検案の依頼に決まっていますから、「蒲郡の警察医をしている○○ですが、地域課をお願いします。」地域課に回してもらうと、「ご苦労様です。朝早くからすいません。先生、検案をお願いしたいんですが、・・・。」
やはり、思った通りでした。岡崎市の人口は37万6千人、蒲郡市の人口8万1千人の4倍以上ありますので、検案数も4倍以上でしょう。蒲郡で年間80件ほどの検案がありますので、岡崎市では年間300件以上はあるはずです。岡崎市には警察医が1名と県警本部が委嘱する検死立会医が2名いますが、ご高齢で夜の検案は受けてもらえないとか、・・・。蒲郡では私の都合が悪くても、まず市民病院が受けてくれますが、岡崎の市民病院は受けてくれないとか、・・・。まあ、岡崎署に顔を売っておくのもよいかという訳で、蒲郡へ行く前に岡崎署へ寄りました。高速を使えば、知多から45分くらいでした。
検案はどうということはない、首吊りで、遺書もあり、自殺でした。明らかな首吊り自殺でも最近は本部の検視官が五月蠅くて、薬物とアルコールを調べたいので、心臓血と尿を採って下さいと言います。それを済ませて検案書を書き、身寄りのない方でしたが、遺体の引き取り手はいるようでしたので、その方に渡して下さいと検案書と検案料の請求書を警察に託しました。その後、何故私を呼んだんですかと訊いてみたら、やはり先ほどの事情を話し、蒲郡署の刑事課から岡崎署に転勤してきた刑事さんから聞いたとのことでした。
それから蒲郡へ行き、午後乳癌の手術予定ですが、午前中は暇でしたので、西浦半島まで行ってきました。
DSC_7653.NEF
posted by
(C)ドクターT
途中ハマダイコンの花がたくさん咲いているところがあり、多分これを食草としているのだと思いますが、昨年ツマキチョウを蒲郡で初めて見ましたので、飛んでいないかと探したのですが、いませんでした。
ルリシジミ
posted by
(C)ドクターT
ヒメアカタテハ
posted by
(C)ドクターT
飛んでいたのは、ルリシジミと今年初見のヒメアカタテハでした。
監察医ドクターTの事件簿─『俺のとは違う… 2020年08月23日
監察医ドクターTの事件簿19ひどい福祉相… 2020年02月05日 コメント(2)
監察医ドクターTの事件簿18─布団の上で… 2019年09月24日
PR
フリーページ
コメント新着
キーワードサーチ
カテゴリ
カレンダー