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奈良に旨い物無しという格言があるらしいが、それに反して奈良名物の柿の葉寿司は実に旨い。 俺も大好物なのだが、如何せん買えば高い。 しかし、食いたい。 ならば自分で作るしかない。 というわけで、3年か4年前にたまたま干し柿作成中に落っこちた実の中の種から芽を出した渋柿の苗を、これはラッキーと大事に育て、今年ようやくまとまった数の柿の葉を採集できたので、柿の葉寿司を作ってみた。 柿の葉は渋柿の葉っぱ。40枚。 鯖はスーパーで買った塩鯖まるまる1本を三枚におろし、ちょっと塩を振って水分を抜き、軽く水洗いしてから三杯酢に10分。 ご飯は5合炊いて普段より甘めの寿司酢で寿司飯に。 思ったより柿の葉っぱが小さくて、売ってあるようには寿司全体を包めなかったが、なんとか形にして、ケースで圧迫。 ほんとは一晩ならしてからの方が味がなじむらしいが、我慢できずに即日夕げの食卓へ。 驚いたのが家内と息子。 素人の初挑戦にもかかわらず、お店で買ったのと変わらぬくらい旨いのだそうだ。 作った俺も試食してみてオッタマゲーション。こいつはマジで旨い。 いつもは家族で、「父さんと母さんは二つずつもらうから、K助は三つ食べてええよ」などと言って、買った柿の葉寿司を質素に仲良く分けて食べていたのだが、今日は遠慮はいらぬ。 まだ30個以上あるぞ。 K助、好きなだけ食えよ。俺もわしわし食ってやる。いや、こんなに食い切れぬ。 夢のような柿の葉寿司食い放題が三日も続いた幸福の週末なのであった。
2011年10月15日
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たまに旨い刺身が食いたくなるのだが、海の無い奈良県で、なかなか旨い刺身になる魚が手に入らない。 いや、決して近所のスーパーのモノが悪いわけでは無く、俺が食い慣れたふるさとの魚を扱っていないだけかもしれない。 となると、我がふるさとの鳥取県から通販で魚を取り寄せることとなるのだが、俺がゆっくり酒が飲める時間と、食べたい魚が入荷する時期と相場のタイミングが合う時ってのが、なかなか無い。ま、年に1回か2回かな、迷わずクリックできるのは。 今回取り寄せたのが、白イカ、モサエビ、トビウオの三種類。 これをさばいて刺身にするのは、家内では無く、常に俺の仕事。 家内が出来ないのではなく、俺が自分の食いたいようにさばいて切って盛りつけるのが楽しいからなので念のため。 これは白イカ(剣先イカ)とアゴ(トビウオ)。 中学校の時の美術の点数が最悪だった頃から、盛りつけの美学などの美的センスには見切りを付けているので、見た目は最悪だと自負している。 というか、全然盛りつけには気にしていない。 こちらはモサエビ(クロザコエビ)。 生きているうちは綺麗で旨そうだが、いざ死んでしまうと色変わりが早くて、そのうち黒くなってしまうので、地元以外ではなかなか流通していないエビである。 ただ、食感、甘さは他のエビ類を寄せ付けないくらいすばらしいので、俺のお気に入りの一つなのである。 色変わりの早さから都会に流通しないので、逆に地元でも旨いくせに安く買えちゃって実にありがたいエビである。 これを食うと、正直甘エビを買って食うのがアホらしくなるくらいである。 でも、今以上に冷凍技術とか鮮度保持のテクニックが進化していくと、このモサエビは確実に値段が上がる食材だと思うので、今のうちにきっちりしっかり食っておくべきだと思っている。 白イカ4杯、モサエビ30尾、トビウオ2本で送料含めて3,000円強。 へたに居酒屋に行くよりよほど家族全員幸せになれてしまうのである。 イナカもんに生まれてよかったなあ、と、鳥取のある北西の空を眺めながら、清く正しく鳥取産の純米酒をぐびぐびあおる秋の1日なのであった。 ああ、酒が止まらない。
2011年10月01日
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