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いつもの某大手酒メーカー系ワインショップにぶらぶら。そこに最近引いたらしいぶるが数本。なかでも久しぶりの「ジャケ買い」よろしく、シンプルなエチケットの1本に興味をそそられる。店長にデータを聞くも、「謎です(笑)」とのこと。むむー。ぢゃあ、わたくしめがいっちょ試してみましょう(笑)。ヴォーヌ・ロマネ’99 セリエ・デュ・シャトー・ド・ラ・ショームボーヌのネゴシアン。できるだけカリテプリでエンドユーザーにお届けしたい?との信念から、古くから付き合いのある複数の某有名ドメーヌを「ワイン買い」し、複数の畑のテロワールをアッサンブラージュ。そして、出来るだけ内容のいいものと、今回の日本向けロットは96、99、02の3VTのみ。あとは村名シャンボールとクロヴジョをリリースしている。つ~んとエステル、セメダイン香の後、愛らしいベリーが顔をだす。スパイシーな風味、グリップの強い酒質、つるんとクリアーな旨みがいかにもVR的。しかし、混ぜもんだけに、99の割には色目的にもかなり若く、02~04ぐらいの風合いで、タンニンや酸のざらつきが少し気になるところ。そこで、もうしばらく放置すると、柔らかく綺麗な果実味が顕著になり、残りのヴォーヌロマネの息吹をたっぷり堪能。さて、これはどこの畑だろうか。この軽い土臭さとスパイスの香りは、エシェゾーの上あたり、レ・ルジェやボーモンのテロワールだと思った。ぶる高で、最近、昔ほど得体の知れないネゴシアンは見かけなくなったが、もともとネゴスもの大好きまんぷく君は、久しぶりにドキドキしたのでありました。今年はネゴスもののネタも復活するといいな~。あにょー。おいしく焼けてまーす(笑)
2009.01.30
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今日は平日休。明石の昼網のぴちぴちメイタガレイをいつものカルパッチョに。こういうのを食べてると、養殖物の魚に触手がのびませんね。天然物の魚は街で買うと肉より高いけどしょうがありません。そんな風に考えれば、ワインもビオとそうでないのと・・なんてことなんでしょうか(笑)。さて今宵は、近頃話題?のプチハウス。ローズ・ド・ジャンヌ レ・ズルシュルNV ブラン・ド・ノワールシャンパーニュの南端、セル・シュール・ウルス村。0.9haの借受畑などから、5000本にも満たない生産量。葡萄はビオロジックで栽培され、通常の収量の3分の1という低収量。ステン醗酵24ヶ月熟成。炭酸ガスで風味がマスクされるのを嫌い、4気圧半というガス圧でリリース。基本単一年でノンドゼだそう。今日はサンジョベグラスで。かるくピンクの入った色調。ほんのりアップルフレーバーに、綺麗に熟成した軽く甘い果実の旨み、余韻も丸くふんわり。うう・・うまい・・。これは熟れた果実をうまく使った、まさに収量のたまものですかね・・・普段私生活で、感心させられることはあまりありませんが(笑)、ビオ、低い収量とガス圧、ノンドゼ、大きめのグラスと、全部そろえてみて(笑)、初めて良さが実感できたのでしょうか。シャンパーニュで近年にない感動かも。「純粋無垢」と表現できそうな、まさに天然物w!でも、まっすぐ過ぎて「面白みに欠ける」と言ってしまえばそれまでですが、後者の天邪鬼たるわたくしめからしても、満足の1本。あとはコストと入手難ですかね(笑)
2009.01.29
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たまにはイタリアをば。持論のサンジョベ、ピノテー説、トスカーナぶる勢力相関関係などに誰ものっからないため(爆)、すこし拗ねていたところもありますが(笑)、たまにはバールなんかで、誰かと?ああだこうだ言いながら、たっぷりサンジョベを堪能してみたいのでありまする。しかし今宵は、お家で普段ワインに合わせない卵たっぷりのパスタ。赤ワインに卵料理は私的に硫黄っ気を感じることが多いので、白がオーディナリー。テスタロッサ(笑)いや、テスタマッタを造る蔵の「シチリアからの贈り物」を今宵の一献に。ブージア’04 ビービー・グラーツグラーツ氏が、幼少時によく家族とバカンスに行った思い出のジリオ島の畑から。継ぎ木のない樹齢80年のシチリア土着品種、アンソニカジリエーゼ(インツォリア)100%を新バリックにて熟成。 畑は70%は南向き、残り30%が北向きで、南向きの畑から収獲されるブドウはボリューム感を、北向きの畑から収獲される ブドウはスパイシーな特徴があることから、この2つをブレンド。初VTは02。(なんと08VTからはインポロ、プロカニコ、マルヴァジアなど地品種を混醸だそう。単一品種に価値があると思いますけどね)たっぷり黄金色。色から見ると、04にして過熟成を危惧しますが、全くその気配はなしでした。しかし、やはりバリックからくるローストハニーは思い通り(笑)、バニラ、少しシナモンなどのスパイスも。塩気の強いチーズなどにあわせていただくと、盛り上がる果実味をさらに強く感じます。アプリコットやマンゴー、パイン。酸はあまりなくとも、なぜかしら余韻はすっきり。みつみつやムルソーのような酸のアフターとはまた違う、高級コーヒーの酸味とコーヒーリキュールのフレーバーもほんのり感じます。狙い通り、今日の食事にベストマッチ。やっぱりイタリアもいいなぁ・・。カルボナーラ。あなたのお家では生クリームを入れる派?私は入れません(笑)。たっぷりの黒胡椒がカルボ(カーボン、墨)のように見えるから?それとも墨のようにカリカリに焼くパンチェッタから?さて、どっち派?(笑)
2009.01.24
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今年も上等なブツですぜ・・・しかし反応する方は極めて一部の方だけですぜ・・(笑)とかなんとか別に裏ではありませんが(爆)えぬう氏より今年の初荷情報です(笑)現在カリヨンのリリースするワインは、サントーバン1erレ・ピタンジュレ・ルージュ、シャサーニュモンラッシェ・ルージュ、ピュリニーMブラン、ピュリニーM1erレ・シャンガン、ペリエール、コンベット、ルフェール、BBMと8種類のはず・・・いつからシャサーニュ白が・・・どこの畑だ?・・そして06からエチケットも少し雰囲気変ったのかしら・・・んー早く試したい・・・
2009.01.17
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・・・と言っても、畑の格上げの話ではなくてw、わたくしめの話(笑)で、会社の2年ぶりの人事異動の内示でした。あと1階級ぐらい上がれば、前の会社にいたころと同じポストになるのかなぁ。あともう少しやってみるか。そこで、勝手に前祝い酒(笑)。ヴィルマール・プルミエ・クリュNV グラン・セリエセパージュはCH70%PN30%。ご存知樽使いRM族のなかでも伝統派。モンターニュドランスの1級リリーモンターニュ村に11haの自社畑。まだRMやらなんやらと、括られる前から味わっておりましたが、生産量のわりに近場で仕入れがないのもあって、超久しぶりです。デゴルジュマンは表エチケットに12/07とあり。シャルドネ主体の割にはかなり厚みを感じるのはローストからでしょう。樽+シャルドネで、バナナやマンゴーっぽくなるってのは、ずっと飲んでても不思議な世界。でもきりりとした酸とバブルが、余韻をさくさくと五臓六腑へ送り込みます(笑)。やはりエクセレント。さてお次はブイヤベースにあわせて・・張り込みました(笑)。コルトン・シャルルマーニュ’01 ドメーヌ・ドニ・ペール・エ・フィスご存知?知る人ぞ知る、ペルナンヴェルジュレスの名ドメーヌ。2本買っていたので、1本は、2年前に飲んでました。理想的な熟成観測ですが、あともう1本あれば、もう数年後に飲む感じで完璧ですね。2年前は少しかための印象。2年なのでそれほど熟成感が進んでいるわけでもないですが、前には感じ得なかった素晴らしいポテンシャルです。CCらしく、あまり果実をイメージさせず、極端に言うと乳製品(笑)。一見かたく閉じこもっている粘土のような分厚いミネラルですが、時間をおくと、控えめの酸の奥からクレームブリュレ、プリン、少し青いさも感じる黒砂糖の精製所みたいなブロードでミルキーなイメージ。開いてるのかそうでないのか、ある意味大手のCCより今時期は複雑かも。でもこれは特に好みのCCの形。エクセレント。しかしブルゴーニュは奥深い。私もそうなりたいものです(爆)。
2009.01.16
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ダイエット中の身に、ちょいと控え気味でつらいのは、甘いデコレーションや揚げてあるパン類。パンって、素のやつでもかなりカロリーが高い。それに甘いもんのトッピング、バターたっぷりなやつ、そしてなおかつ揚げてあるやつ・・・少量でもカロリーオーバーぢゃ。しかし菓子パン大好物でして・・そんな中、会社の御用帰りに御用達(笑)のお店の前をたまたま通りかかり、せっかく来たんだからと言い聞かせ、ついでにいつも通り売り切れの一品があるもんだから!食べないわけにはいきませぬ~~今日はごめんね、明日カリを返すから・・・いやいや、無理をしないダイエットが基本ぢゃないか!って・・これどう思います?(マ、カッテニシロw)その名もキュリー(CURRY?仏ヨミダカラ?)と申す、いわゆるカレーパンどす。揚げてませんのでおいしいパン生地とのマッチングをより楽しめます。ああうま。ところでキュリーさん、あなたはサンドイッチのような調理パンですか?、ミルクフランス(笑)のような菓子パンの中の菓子パンだと思うのですが?んーどうでしょおぉ?MR風w
2009.01.14
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このところこちらも厳寒の様相となってまいりました。しかしながら、暑かろうが寒かろうが、我がワイン飲み行動にいささかの影響もありません(笑)。そして今宵は、歴史的テロワールから歴史の浅いドメーヌが醸した1本をば抜栓。ピノ・ノワール・テール・ド・ファミーユ’02 ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレ1999創業の若いドメーヌで、ネゴシアンボワセ社が設立。29のアペアラシオンのワインをリリース、すでに中堅の余裕も。ヴージョのシャルドネ、クロブランドヴージョは有名。なかでも、700年以上にもさかのぼっている、シトー派修道会起源のコートドールの土地から産出される、ピノ100%の畑のアッサンブラージュは、CDBが3分の1、CDNが3分の2で(より詳細は不明ですがw)このドメーヌ曰く、いわゆるこれが「神の比率」だそうです(笑)。いつも思いますが、各蔵がリリースしている、BRのアッサンの塩梅を知りたいものです。そんなガイドが出てたら、ブラインドしてみるのがより面白くなるのに。ここが出す裾物には、あとGCと1erの格落ち?ル・グラン・ファミーユと、ガメイの混醸?PTGかな?テール・ダン・ファセと、フェテドファミーユというクレマンを造っているようで、いづれも試す価値のある面白そうなワインです。とても綺麗な酒質。酸も伸びやかで、可憐な野苺やフランボワーズの風味がとてもキュート。BRレベルでは仕方がないが、あまりニュイのグリップは感じられず、まんまCDBのワインみたい。もし、仮に私が資金豊富なドメーヌだったら(マタデタヨ~w)、CDN6割、CDB4割の上級畑で、こちらは黄金比率(深紅比率ですかw)にてBRを造っちゃうかな~(笑)それにしても、かなり出来のいい美味しい1本でした。なかなかやるな。閑話休題(笑)、ちょこちょこおじゃましていたChobiさんのHPが昨年12月で終わっちゃっいました。寂しいかぎりです・・・でも何故?それと・・・「神の雫」がドラマ化?マンガも読んだことないですけど(爆)。オイシンボナラアルヨw
2009.01.12
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暮れと正月のゆったり感から一転、繁忙期の前に予期せぬ助走がかかり始め、忙しい日々が戻ってきました。ああ、でもこんな忙しさが体に合っている気がします。やっと眠りから覚めたといったところですか(笑)。そして仕事終わりの軽い疲れからか、お家の一杯がより旨い気がします。明日は休めるので、じっくり悠久の逸品を楽しむとしますか。サヴィニ・レ・ボーヌ1erCruレ・ナルバンドン’01 モーリス・エカール昨年モーリスエカールの代がわりについて散々触れました(笑)。それは、好きなドメーヌがなくなってしまう驚きと、どのドメーヌも迎えるであろう世代交代を、昔から親しんでいたドメーヌで、より身近に感じたのでありました。ニーズがないのか(笑)ほとんどバックVTが出てこないことと、残り少ないストックを、これから開けていくのは、私的にますますもったいないんですが、後継ミシェルエカールもいい感じなので、今後も同じように楽しめることを期待して、残らず開けてみようと思うのでした(笑)。1級畑ナルバンドンは、昨年秋のワイン会でDルロワを飲っていますが、Dルロワではテロワールの参考にはなりません(笑)。エカールのナルバンドンはラインナップのなかで、一番パワーがあって、長熟タイプと記憶しています。もうそろそろ実力を発揮しているかと思いきや、完全に閉じています。しばらく放置、グラスの中のものはスワッテみました。膨大な酸と果実の厚み。タンニンは程よくこなれていますが、熟成中真っ只に間違いありません。「起こしちゃってゴメンネ」状態。でも残りのストックに期待が持てます。ある意味今日の一献は価値あるもので、Mエカールには珍しい飲み時期をはずれていた、かなりドライな酒躯を楽しみながら完飲。予測はしていたものの、全て思い通りにはいかないのがブルゴーニュの面白さですね。さて、ぼんぼんさんのリクエストをまに受けて(爆)今年度も自演料理をば。今日は珍しい?お芋さんがあったので、ポテサに。最近巷のビストロの定番?食材になりつつある、「インカの目覚め」です。黄色いジャガイモ。少し甘みがあります。焼豚ではないです(笑)。ちょっと火が入りすぎた鴨のロースト赤ワインソース。我が家秘伝の赤ワインソーステイストのソースです(爆)。今年度にぶるネタ切れで、「まんぷくきゅいじーぬ」に改名しないよう頑張ります(笑)。
2009.01.10
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さーて、新年1発目の赤はやはりこのテロワール!ニュイ・サン・ジョルジュ1erCruレ・カイユ’00 ブシャール・ペール・エ・フィスブシャールの自社畑。年産5700本。レ・サンジョルジュとヴォークランに接しているキャラクターから何か好き物には容易に想像のつく感じ(笑)。若いNSGは少々きついものがありますが、案の定、まだまだ鋼のように固いです。抜栓後、時間を2時間ほど置いていましたが、中々開きません。暖かい部屋で鍋をしながら放置していたところ急にほぐれてきました。ほわ~んとアニマル。少し経ってカシス、マラスキーノ、ラズベリー。腐葉土に鉄、少々ブラッディ。焦げた肉の風味も。NSGは野暮ったいのではないのです。大地の香り満点ですが、酸が効いていて、スパイシーでミネラリーでシャープ。飲み進めると、ますますジビエを感じます。典型的に「ぽい」なぁ~。畑の名前、カイユは「ウズラ」。因みにペルドリは「山うずら」。どうりでジビエですな~(笑)。これぞ私的王道に思えてきました(爆)。
2009.01.05
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さてさて、まだまだお屠蘇気分ですが、大晦日に「紅白見ながらソーテルヌ」は残念ながら叶わなかったので、本日お昼から、久しぶりにロックフォールやブリドモーなどの香り系フロマージュ盛りとフォワグラで楽しむ事に。シャトー・ディケム’91今さらなんの説明もいりません・・・キングオブ貴腐。パインやアプリコットの羊羹(笑)。酸がやはり綺麗。この酸のおかげでいろいろ溶け込んでいる貴腐ワインの複雑さが分かります。基本甘いのが苦手なわたくしにも理解できる美味しさ。「そらーあたりまえやろーいけむなんやしー」って声もちらほら聞こえそうです(笑)。まぁ飲み頃なんてはるか先なんでしょうが、17年経ってますから・・・イケムの飲み時期がわからない~♪あると思います!チーズやらなんやらでデザートワインが高級アペリティフになってしまい、逆にお腹がすいていろいろ料理を作るはめに・・・ついでに2000ミレジムは、かなり?おいしいと評判のドンちゃんを抜栓!お正月だもの!ハハハ(汗)ドン・ペリニヨン’00 モエ・エ・シャンドン美しいです。GF、果梨、砂糖漬けレモン、ミッドの抜けと軽いオークの風味が絶妙です。ジャストな酸と長く切ない余韻がさすがに素晴らしい・・言う事ありません。ガブ飲みしてしまいそう(笑)。もうウン十年(コレバッカシw)もワインを飲んでますが、例外なく私にとっても未だにドンペリは「特別な存在」です。次回はまともにいつ飲めるのかなぁ・・・勢いでドンペリ~♪あると思います!余談ですが、素晴らしいシャンパーニュを揶揄するつもりはみんなないのですネ・・・ほんと祝い酒にふさわしい高い気品と優雅さ。それがドン!ペリニオーン!wまぁこんなベタな正月も・・・あると思います!(笑)
2009.01.02
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お酒を飲みだして早ウン十年になりますが、今年初めて気づいたことがあります。それは「大晦日に飲み過ぎないこと」(笑)。例年前日調子に乗りすぎるため、元旦は大抵二日酔いで調子が悪く、お酒があまり進みませんでしたが、今年は絶好調!おせちにぽん酒、やっぱり最高です。壱の重 今年の数の子は粕漬けにしてみました。弐の重 鰤は氷見産。正月価格は鮪の大トロよりエクスペンシヴ。参の重 「鮎屋」琵琶湖の鮎。「美濃吉」の鯛の子。やはりプロの技はすばらしい(笑)。さてグレートなお屠蘇は・・黒龍 八十八号 大吟醸 黒龍酒蔵 「二左ヱ門」「石田屋」と並ぶ幻系限定酒。東条産山田錦100%、精米歩合35%。甘くフルーツな吟醸香がふわ~っと。かなり日本酒度が低く感じる甘さとコクが、おせちにはよく合います。黒龍の「命のアル添」を基本とする吟醸香は、かなり好き嫌い分かれるところ。シャンパンのドザージュにも相通じるところがあって興味深いですね。やべー酒うまーっw。停戦中のダイエットと、もうすぐ人間ドッグが気になるところですが(笑)。
2009.01.01
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