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それこそ大昔からこの畑はよく飲んでいるつもり。多くの造り手で中身が違うのは周知の事実。一喜一憂したもんです。マゾワイエールの最下部はRN74沿いで両脇はヴィラージュ。それも仕方ないか。反面多くの選択肢があるのでブル好きにはありがたいのかも。でもここも最近ずいぶん高くなりました。シャルム・シャンベルタン’96 ジャン・フィリップ・マレシャン結構たくさん畑を持っている比較的新しいドメーヌ。実は・・かのPパカレさんもここの醸造所を間借りしてワインを造っていて、ここの一部のワインも手がけてるって話。(だから・・?って言わないでね。笑)黒系果実のリキュール、ドライフルーツ、程よい酸味と渋み。柔らかくつづく余韻がいい。雑多な言葉で言うとグリヨットについでフルーティ感がある。シャルムには不思議とスーボワも感じられないのは私的感覚だけだろうか。シャンベルタンのような洗練されたチャーミーなクリアさはないがなにか野性的な旨みがここにはある。とても魅力的。(お値段も当時はとても魅力的でした・・。)
2007.01.29
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先日書きましたが実際に蔵へお邪魔した際、あまりにも濃縮したお味にグロでもそこまでいじらんやろと思っていました。最近はグロFSのワインはあまり買いませんが05もちらほらリリースされBigVTの模様なのでホントにどんな感じか興味があってつい・・・う~ん。相当冷やして飲ってますがやっぱり異常に甘かです。03のバランスの悪さはないのでどうかと思いますがなんなんだろう?やっぱりこの蔵で05VTを占うのはちと危険か。ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ・ブラン’05 グロ・フレール・エ・スールアプリコット、ライチなど南国系の果実。今の段階では弱い酸とのマッチはなぜだかいい感じです。食事は酸味の利いたトマト系パスタが欲しくなります(笑)。あ・・それと先日のビゾーVR1erの2日後検証は徒労に終わったと言うか、「自然派に対する思い過ごし」であったのでしょうか。香りも良くやわらかくまずまず美味しくいただけました。ナチュラルワインも思惑、物によっては中期?熟成が可能かと思われますが如何でしょう??まぁどうでもいいかってとこで(笑)。(尚、あんまり意味はないですが検証は出来るだけ同じ状況下、保管場所、残す量、飲んでる時間などを気にするなどしておりますデス。笑。)
2007.01.28
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ブルゴーニュでの日程をすべて終え、ボーヌ最後の夜街の広場に面したビストロ、ル・グルマンダンでディナーすることになった。細長い店内を奥に抜け、個室のような一画に通される。飲み疲れで今宵はワインも軽くいこうかと思いながらえぬう氏にセレクトしていただく。料理は大好きな牡蠣を注文。料理もぼちぼち運ばれかんぱ~い。牡蠣「うんまっ!」最高です。えぬう氏セレクトのブルゴーニュ・ブランもかなりうまい。この時期から食べられる牡蠣はフランス旅の目的でもありました。幸せ。 ドメーヌ・デ・フォルジュ&アソシエ Bブラン’00今回の旅の話をしていると我らがいる部屋にどこかで見た軍団がどかどかと入ってきた。ん!昼間見たあの連中だ(アメリカ人バイヤー?)。かなりにぎやか。何かマグナムボトルを持ち込みのようだ。んー良く見えないが1本はパカレのCシャルルマーニュマグナムのよう。あとはわからない。我らの宴も架橋になったころ、お隣のにぎやかな団体の様子を見るとの真ん中の人間は接待されている蔵の当主のようだったのでよく目を凝らすと、はたまたどこか見覚えのあるお顔。「げげ!Dujacのジャック・セイス氏ではないか・・と、いうことは私のお隣の好青年はそうだあの息子さん!」大スターと遭遇していたのです。でも声をかけることも出来ずちらちらと見ていると、えぬう氏のお隣のバイヤーが撮ってくれと写真を撮ってあげたことがきっかけで、なんとワインをご馳走になったのだ。ジャック氏とは話ができなかったがお隣の息子さん(後で調べたら営業担当の次男アレックさん)からは名刺もいただき、感動のひとときであった。 真ん中奥がジャック氏、手前アレック氏いただいたワインは息子さんの生まれVT(Dujacコレクション?)グラン・エシェゾー’77レオンス・ボッケ。もちろんMGである。デキャンタされてからかなり時間が経っているのにもかかわらず衰えることのない果実ののびやかさ、いまだキャンディでチャーミングな風味には正直驚かされました。本当にかえって感謝ですよ・・・。(でもDujacのワインはなかったなぁ)先に店を後にする際、ジャック・セイス氏からも挨拶していただきサプライズなボーヌ最後の夜は更けていくのであった。本当に自分にとってブルゴーニュの滞在は想像以上のまさに「栄光の3日間」でありました。充実度120%こんないい旅過去経験をしたことがありません。できれば2年後ぐらいにまた必ず行きたいと思います。癖になりそうなそんな魅力いっぱいなところです。完全にはまってしまいましたか・・・。(メルシーボークーえぬう氏!現地時間2006.11.20PM9:00ごろ)
2007.01.26
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グロFSのヴォーヌロマネヴィラージュのエシェゾー若木の混醸にちなんでこちらビゾー作のVR1erは100%エシェゾーLesTreuxの区画の若木で純粋なLittleEchezeaux。ナチュラル検証の余波もあり,こいつを今宵の一献に。本日はゲストもありアンヌのVRバローも加えて久しぶりにアルコール解禁じっくり飲ってみようと思います。ヴォーヌ・ロマネ1erCru'01 ドメーヌ・ビゾーヴォーヌ・ロマネ レ・バロー'02 ドメーヌ・アンヌ・グロそれにしても購入店舗は違うものの店の信頼度や輸入元はAAAで、状態は完璧でも写真のようにビゾー01(左)とAグロ02の1年VT差で色合いがかなり違う。ビゾーはもう94から97あたりの色合いをしている。むむ、いやな予感、枯れてるよぉぉ。やっぱり熟成がはやいのか。。。がしかし大丈夫、香りはエシェゾーそのものです。甘草(カンゾウ)なめし皮、ドライチェリー、結構な酸とタンニンがまだ先においしい予感を匂わせます。VT影響はあるものの今はすこし厳しい感じもあります。本日は状態OK。さて後は2日後に飲んでみるとするか。Aグロは、やはり早すぎた印象。香り閉じていて青黒く光る果実が潜んでいる感じ。例年のこれはCミュジニCDオルヴォーなんかよりわりと早くこなれてきてVT2,3年でおいしいんですが02はとっても頑強です。バイオレットの香りはアングロ節。Cパラントーに接しているので若いパラントーならぬLitteleParentouxがあるとしたらこんな風なのかもね。さすがヴォーヌロマネ。若くても味わい深い。でも古酒が飲みたくなる(笑)。
2007.01.23
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さあブルゴーニュ蔵めぐりもラストになりました。コルトンの丘を見渡すル・シャルルマーニュからパチリニュイサンを後にし、少し時間があったので、コルトンの丘のふもとに行ってみる。コルトン・シャルルマーニュの畑から、ペルナンペルジュレス、サヴィニレボーヌの畑達をつらつら走る。壮大でいい眺めである。しかし本当に再度訪れてゆっくり畑をみてみたい。今度は北上しヴォーヌロマネ村へ。ヴォーヌロマネ村をしばらくうろうろし、この日4軒目のグロ・フレール・エ・スールへ。当主の有名人ベルナールさんが地下のセラーを案内していただいた。残念ながらバレルテイスティングはなく、瓶詰め後のテイスティングになった。HautesCotedenuitsBlanc'05甘すぎる。なんだこれは。05VTのポテンシャルもあるだろうが濃すぎる。不可思議なグロパワー炸裂。VosneRomanee'05タンニンが落ち着いている。キャンディーな果実風味が愛らしい。RN74沿いのヴィラージュ4区画から採れる。ご存知エシェゾーの若木も入っているのだ。リトル・エシェゾーと仰っていた。ClosVougeot"Musigni"04ここからグランクリュだが05の瓶詰めは2007の2月ごろの模様。当主が好きな本当のGCミュジニーに隣接するクロヴジョの区画。香りは閉じているが濃く淡い酸のバランスいい。今の段階でおいしいので早飲みタイプだろう。グロFSはやはり早い段階での果実味を楽しむタイプ。GrandsEchezeaux'04やや固めの雰囲気。酸があり少し熟成が必要だろうか。Richebourg'04これはTheグランクリュ。厚みバランスとも素晴らしい。でもグロが好きではない人はこのリキュールのような風味はNGだろう。確かにコントロールされたきつい果実味は否定できないが良く味わうとさまざまな芳香と土の香りやロマネ香が源流に感じられる。豊作の05よりは04あたりが飲みやすいかも。グロはとやかく言わずに割り切って楽しむべし(笑)。ベルナール氏は忙しいらしく、途中でセラー案内をおばのコレットさん?が務めていただいた。フランス語しかしゃべらないので雰囲気しかわからない(笑)が品のある元気なおばあちゃんだ。瓶が並んでいる写真中央にVR1erCruの文字が。グロFSにあったっけ?スクープかも?実は後から気づいたのでコレットさんにこれ飲んでないからデキュスタさせてと聞くと「のん」だと。ええっ~企業秘密?結局VTは多分04か05で畑は「レ・スショ」とだけと答えてくれた。最後にフランス語だけで畑の授業をしていただいた。帰りもコレットおばあちゃんに畑を見に行けと帰る方向と逆に手招きしていただいたおかげで遠回りに。これには爆笑でした。ブルゴーニュ蔵めぐり・・楽しすぎる。また是非お願いしたいものである。(現地時間2006.11.20PM4:00ごろ)
2007.01.22
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間近に迫る資格試験のためアルコールお預け状態です。。(泣)。それで・・この前飲んだロックのクロデコルヴェ99を完全保存状態で2日ほど置いた後の検証を書こうと思います。空気を抜いた瓶をしゅぽんと開けグラスに注ぎ、まず香りを。閉じているのか?いや、違う。しばらく置くとげげっ。「カブトムシの標本」の香りと言うか匂い?いや臭い。これは参ったな。あれほどすごい芳香をしていたのに・・・。これはちょっと飲めません。数年ぶりに残り捨ててしまいました。(なんか料理にも使う気になれず)そういえばこの前書いたリニエミシュロも全く駄目だったっけ。こういうナチュラル造りのワインをジックリ検証したことはありません。噂?どおりやはり酸化するスピードは想像以上に早いのでしょうか。開けたて2,3時間ではへたりを見せなかったので、瓶熟成する要素も確信していましたが、これだけ極端だとどうかなぁ。やはり「開けて2,3時間で飲みきるべし」と、「過度な瓶熟への期待は望めない」は鉄則か。よ~しこうなったら持ってるそれ系ワインをかたっぱしから検証してみよう。なぜかとやかく言うくせにナチュラリストが気になる今日この頃。
2007.01.19
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お昼を終え、ニュイサンジョルジュの街中へ入り次の訪問蔵シュヴィヨン・シェゾー(旧ミシェル・シュヴィヨン)を探し、ちょっと迷いながら到着。ここも代替わりで義理の息子さんがドメーヌを引き継いでいる。(と言うよりシュヴィヨン家とシェゾー家のマリアージュですかね)小走りに出迎えていただき早速セラーへ。想像以上の大きなセラーである。古酒の瓶と樽がたくさん並んでいる。さぁデキュスタだ。まず瓶試飲からHautes-CotesdeNuits Rouge'05かなり固いがおおらかな感じ。可もなく不可もなく。次は瓶詰め前のバレルテイスティングBourgogne Rouge'05うすい。ちょっとキャラクター的にどうか難しい。Nuits-St-Georges Rouge'0505のポテンシャルとしてはどうか?酸きつめ。長熟か。Nuits-St-Georges Les Saintjuliens'05がらっとキャラクターが変わる。土の香り。コクがある。酸が強いのでやはり将来性期待。Nuits-St-Georges Les Poisets'05こちらは僅かに花の香り。ああやっぱりPP地区に近いから?Nuits-St-Georges1erCru LesSaint-Georges'05非常に固くて重いが早く開きそうな感じ。大地とフローラルの香り。Nuits-St-Georges1erCru Les Bousselots Blanc'05実はこれの大ファン。今回の私の訪問目的でもあった。セパージュを聞くとやはりピノブラン(グージュ)50%混醸。この時期でも厚みがあって酸は少なくおいしい。瓶詰後10年以内がいいのではと思う。最後にブラインドで1本を開けていただいた。う~ん。香りは閉じ気味。色は若い。ポテンシャルが感じられる。じわじわと旨みが出てくる感じ。90?淡い色なので92,93?答えはレサンジョルジュ88。かなり自信作のようでした。(でも、ミシェル作ですけど・・)さっきこの前サンジュリアン90を飲み、ブーズロブランの98を今度飲むと言ったら喜んでくれたみたい・・ご馳走様。帰り際、ブーズロブランを買うといったらなんと「お土産」とばかりに’04を2本無料でいただいた!お父さんのミシェルさんもおられたのでエチケットにお2人のサインもいただき大満足。昔からちょくちょく飲んでいた蔵で日本ではロベールの影になっていました。派手さは全くなく地味で堅実、素朴なドメーヌですが、実はかなり評価の高いドメーヌです。10余年の熟成は必要だと思いますが本当のNSGがそこにあると思います。これからも頑張っていただきたいですね。(なぜかえぬう氏は終止うかぬ感じ・・、ニュイサンに偉大さは感じられない・・か。お付き合いいただいてスミマセン。)(現地時間2006.11.20PM14:00)
2007.01.17
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2つの蔵の訪問を終え再度ボーヌへ帰る途中黄金の雫が採れるムルソーの畑たちへ。平坦な地区なのだが位置関係が難しくなぜかうろうろして結局標があるところで記念撮影。でも今度はじっくり来てみたい。出来れば畑は生産者と回るのが理想だろう。地図があってもやはりわかりにくい。今回の教訓だ。次の蔵訪問はニュイサンジョルジュなので北へ向かう。昼をどこにするか決めかねているうちボーヌ市内を抜けてニュイサン方面へ。RN74を走っているとえぬう氏が突然振り返り、「あれ、ワイナートに載っていた店とちゃいますかね?」「ん?知らん・・・?」と、とりあえず行ってみるとひなびた佇まいを見せるビストロが。日本で言うと国道沿いの一膳飯屋?入っみるとまだオープン前。すわって待たせてもらうが程なく注文させてもらった。えぬう氏はアニョー、きのこ好きの私はモリーユ茸のトリュフなんたら・・をいただくことに。ワインはグラスで赤白、ロックのBGOとなんだったっけオーコートドニュイの・・失念。モリーユ茸は絶品でした。さすがこんな郊外にも食の細道があるのですね。(帰国後ワイナート25号を見ると載ってました・・しかしよく見つけましたなぁ・・)ラ・レガラード こんなポムドテルの素揚げなんかが旨い。モリーユ茸(アミガサダケ)シーズンは春だがうまみ十分。実ははここでプチサプライズがあった。後でワイナートを見ると地元の生産者もこの店によく来るようだが、そのときも有名人に遭遇。ワイン持参の英語を話す団体がどやどや入ってきて(どうやらアメリカ人のバイヤーらしい。次編でも書くがまたこの人達とお会いすることになるのだ・・)そのなかにどこかで見た方がお2人いらっしゃる。クリストフ・ペロ・ミノとニコラ・ロシニョールだ。接待か?まぁこの状況なので傍からどんなワイン持参かちら見するだけで店を後にした。生産者が通う店。値段は高いがまた来る価値はあるでしょう。(現地時間2006.11.20PM12:30)
2007.01.14
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ここのモレサンブランなどに醸されるシャルドネの雰囲気をどうしても期待して飲んでしまいますが、かなりレベルの高いBBに仕上がっています。98VTもあったのでしょうが、厚みや酸のバランス、BBクラスとは思えないような造りにしばし感嘆。デュジャックのBBの出所がモレサンかどうかはわかりませんが、最近改めてニュイのシャルドネの実力に感服するのであります。クレールのモレのヴェルジィやデュジャックのリュイザンなど結構最近モレブラン(ちなみにドメーヌではありませんよ・・)を充実させたのでまたじっくり比較堪能してみたい。ブルゴーニュ・シャルドネ’98 ドメーヌ・デュジャック甘いマロン、花梨、アプリコット、ほのかに瓜系の青さもあります。ボーヌ以南のシャルドネとの違いは「控えめなミネラル」でしょうか。微妙な私見ですが。本日はなにかすっぱいものが食べたくなったので鯵のエスカベッシュオレンジソースを作ってみました。ほんとは夏の食べ物なんですがね(笑)。シャルドネに合うんです。
2007.01.12
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ムルソー村から程なくピュリニーモンラッシェ村へ。静けさの中、大好きなドメーヌ、ルイ・カリヨンへ向かう。以前えぬう氏は突撃で断られたらしく今回はアポして万全の体制。小さい蔵で英語が全く通じないのがたまにきずだが・・。まず事務所みたいな所へご挨拶。マダム?からモーレツに仏語で「何か?」インポーターの紹介で・・つたない仏語で言うと態度が一変、電話で連絡してもらいしばらくすると今やドメーヌをきりもりされる息子さんが車で迎えに来てくれて、その車でちょっと離れた醸造蔵まで連れて行ってくれた。この息子さん、純粋な真面目一直線の農家人で一切の妥協を許さないといった職人気質が感じられる。醸造家のちょっと気位の高い感じはまるでない。朴訥な方だ。そしてデキュスタは始まった。PulignyMontrachet'05アサンブラージュを終えた瓶詰め前のヴィラージュをステンタンクから直接いただく。畑は4つのクリマのブレンドと聞き取れたが。相変わらず堅牢な酸とミネラル。ざ・ぴゅりにーとでも言おうか。でもさわやかです。PulignyMontrachet Les ChampCanet'05PulignyMontrachet Les Perrieres'05わりとこなれている。リリース5年ぐらいでバターソースの魚料理や貝料理とあわせてみたい。それを言ったらうなずいていた。わかったかな??奥の2樽のみが・・かのBBMです。Bienvenues BatardMontrachet'05幻の逸品。それも樽からいけるとは夢にも思わなかった。今回の旅の目的でもありました。インプレはほとんどミネラルのかたまり。息子さんも「ミネアール、ミネアイティー」と連発してました(笑)。ChassagneMontrachet'05Rouge 私的常酒。うーん難しいがこのVTも典型的なCもんですね。Saint-Aubin 1erCru Pitangeret'05Rouge 普段よく飲むのでこのVTはどうか。厚みもあり数年後はカリテプリな1本としてまた私を癒していただこう。こちらがファンである気持ちは汲み取っていただけたかなぁ。当たり前だが仏語で手を抜かずに説明される。自分の仕事に自信があるからだろう。作品を飲めばわかりますよ。ピュリニーの鏡みたいな蔵です。これからも美味しい作品を楽しませてほしい。(現地時間2006.11.20AM11:00)
2007.01.11
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ニュイサンジョルジュを表現するのによく使われている「カシス」ですが、NSG愛好家?としてたくさん飲んだ中で、今まであまりその風香を感じたことはなく(ただ考えて飲まなかっただけかも)本日も普通に一口やっているとリキュールのような少しフローラルな並外れた濃い「カシス」の芳香に驚いてしまった。昨年飲んだここの"1erCru"でも感じたが、NSGらしからぬジャミーな造りとあいまってこのワインにもNSG的に違和感に驚いたと言うべきか。いずれにしろ私的にお恥ずかしながら初めての感覚であった・・。ニュイ・サン・ジョルジュ1erCru クロ・デ・コルヴェ’99 ドメーヌ・プリューレ・ロック大昔初めて日本でリリースされたころに水平でクロドベーズやらクロヴジョやらNSGやら飲んだ時は全くこのロックについてはまともな印象はもっていなかったが、その時とは違い、ここ数年完成度の高いワインに仕上がっているとも言えましょう。あえてナチュラルワインとしてこのレベルでいて、後に熟成感が楽しめるとしたら最高だろう。このワインの印象から言うと若干酸が弱めなものの膨大なタンニンと分厚い果実味からして10年後(もちこたえるなら)はかなり面白いものとなると思う。樹齢60年を超える古木と畑は最高であり、若いドメーヌの考えに少しわたくしめの固い頭も順応してみるといいだけのことか・・。そろそろNSG考もリセットしなきゃ。少し還元香の後に、カシス、甘いシトラス系フローラル、黒系果実のコンフィ、ザクロ、ミント、ミネラル、雰囲気のあるNSGテロワールも感じます。(ただこのフローラルの香りはやっぱりとってつけたような感があって少し馴染めないなぁ)
2007.01.10
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ブルゴーニュ紀行まだまだ引っ張ります・・・3日目の朝を迎える。本日は怒涛の蔵巡り。朝早くにアポイントを入れているシャトード・シトー(フィリップ・ブズロー)へ向かう。ボーヌ市内からヴォルネーの畑などをぬってムルソー村へ。朝から気持ちがいい。ちょっと早く村に着いたのでクロドラバールの畑を見たり、村をうろうろ。程なく蔵に着きご挨拶。若い当主だ。途中蔵の営業の方?も加わりバレルテイスティングをさせていただいた。Meursault LesNarveaux'06いや、ほんとに素晴らしい。将来性はどうなのか分からないが現時点ではワインとしてもうまいのだ。厚みがありしっかりしていて、ほんのり甘くスパークが舌にじりじり。瓶詰め後は多分この印象とは違うだろう。リリース時とどう違うか楽しみ。Meursault'06こちらは固い。ナルヴォーとは別物の感じ。この時期ではこれが本来の雰囲気だろう。1級格落ちらしい雰囲気はある。Meursault1erCru LesCharmes'06少し甘みを感じる。樽香が顕著。重さはそれほど感じない。Meursault1erCru LesGenevrieres'06固い。どっしりと酸がある。ゆるぎない重さがあります。さすが1級威厳があります。Meursault1erCru Poruzot'06重さがあるが僅かに他の1級より酸が弱いか。Meursault1erCru LesPerrieres'06ぺリエールなのでどうしようもない重さを逆に期待?していたが思っていたほど厳しくはなく、やや他の1級よりは酸が強めだと思うぐらいで華やかな要素をなぜか感じる。多分これはリリース10年でいいものになると当主も言っていた。KONAレート96点。(笑)Monthelie'05 Rougeうす旨系だと思うがポテンシャルは感じない。軽すぎる。Auxey-Duresses'05 Rougeこれは旨くなるのではと思う。リリース2、3年がうまいかも。出たら買おう。Bourgogune Aligote'06自家消費用?えぬう氏のリクエストで飲ませてもらった。私的に普通のアリゴテ。現時点ではやっぱりきびしい。荘厳な造り、古いのに清潔感のある素晴らしく美しいセラー。それにまあこれだけムルソーの畑が揃っていれば世は大満足です。(ぺリエールやシャルムを持っているとは知らなかったし)大好きなムルソーだけに贔屓目で見てしまうところだが専門家でもないし樽からのインプレなので将来性は全くの不明。当主の話を参考にしているのでまぁ方向性は間違ってないかな?ミシェル・ブズローの親戚でもあるこの蔵は今後私的ムルソーの基準になる1本に勝手にさせていただきたい。ラフォンのクロドラバールの畑。隣の畝にフィリップのモノポール”ヴィユークロドシャトードシトー”があります。さて、お次はピュリニーモンラッシェ村へと・・。(現地時間2006.11.20AM9:00)
2007.01.07
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正月2日から仕事で走り回り、お屠蘇気分も当然吹っ飛び、人間ドックもなぜか早々に予約がこのあたりになっていた都合、ワインも飲めずに悶々としておりました。そしてついに人間ドックの結果も良くて本日はお休み、条件は揃いに揃い、hidepxさんのブログもアップされたのを見届け(笑)、新年一発目はこの人たちしかないでしょうかねっ??。マコン・ヴェルゼ’04 ドメーヌ・ルフレーヴマロンに始まりやや厚めの感じと樽の効いた弱いカスタード、アーモンドのようなナッツ系のニュアンスにやや甘、アフターにレモンやライムの香りとさわやかな酸。典型的なマコンですか。ラフォンのファーストリリースのような衝撃はありませんが洗練されたマコンです。独特の酸の入りがルフレーヴを感じるかも。そして・・・飲んでる内に飽きちゃうかも(笑)。シャンボール・ミュジニー1erCruレ・クラ’00 ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエう~ん。シャンボール・ミュジニー1級はこれ以上どう旨くなるのか。以前も書いたがこのす~っと抜けるさわやかな酸が心地いい。ほんの若干青さがあるものの(ここが4,5年待ちどころだったか)ワイルドチェリー?グリヨットの風味、柔らかな土、上質な果実の柔らかさ、ほんのりスパイス。複雑な風味を鼻に抜いてる同時進行で舌の脇には甘酸っぱいプラムがぴちぴちいってます。鼻をグラスに埋め込み陶酔の世界へ。古酒もいいがこのあたりのVTの若い果実の芳香はやっぱりものすごくいい。ああ今まで飲んだワインを忘れさせないでおくれ・・・。そしてもっと買いやすくなっておくれ・・。
2007.01.05
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謹賀新年今年もどうぞ宜しくお願い致します。昨日から飲みっぱなしでぶっ倒れていました。毎年そんな風で酒はなんとか記憶にある程度に美味しく飲めましたが年越し蕎麦や見たテレビなどは記憶になくもったいない感じになっております。それでは昨日のインプレをば。シャンパーニュ・チャーリー’85 シャルル・エイドシックフランスみやげ。大昔、限定モンのマグナムを飲んで感動したのを憶えている。あまり日本で売ってないのが残念。濃いゴールドにすこし蜂蜜香、果梨、きんかん、ナッツ、厚みがあり、余韻も長い。でも昔飲んだマグナムのほうがおいしかったかな?コルトン・シャルルマーニュ’01 ドメーヌ・ドニ・ペール・エ・フィス開けてしばらくしてCCらしい風味が開いてきた。硬質なミネラルを含んだ固い雰囲気の一面とさわやかな酸にカスタードや上白糖の甘い香りがあるとてもバランスのいいCC。果実味はやや影をひそめているのでもう少し熟成を必要とするだろう。ここのワインはもともと手に入りにくかったがワイナートの影響で今後輸入量が増えるだろうか。シャトー・ムートン・ロートシルト’76まだ先を思わせる酸とタンニンが結構しっかりしている。しかし飲み頃に入る柔らかさは独特なものでトリュフ、腐葉土、シャンピニオン、ブラックベリー、煙草の香りがたまらなく心地よい。余韻はややみずっぽさはあるものの結構長い。ムートンのこのVTは超シルキーなイメージだったが結構ざらつきが気になる感じ。ミュジニー’87 ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ヴォギュエむれた畑の芳香。感動です。じんわりベリーと大地の香り、ドライフラワー、フランボワーズ。余韻はうめうめ、さすがにGC結構長いです。スモールVTなのでグラマラスな古酒とはいきませんがこの時代のヴォギュエの批判はどうかと思うぐらい芳香と繊細さは"Musigny"そのものです。古酒はいつなんどきブショネや状態の悪さに出会うかひやひやもんですが、購入時の状態と保存管理に気を使うことで今宵もいいパフォーマンスにめぐり会えました。今年もいい年にしたい。ぶる万歳!ワイン万歳!
2007.01.01
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