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2022.11.27
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Mさま

クラウドファンディングに支援してくださった50名の皆様への本の送付文を作ってみました。

大学図書館への寄贈文は別途作成します。

令和4年12月吉日


「訳注 静岡県報徳社事蹟―報徳の師父第2集―」をお届けします。
 クラウドファンディングが11月25日に終了し、皆さまのご支援で、目標金額を達成し、出版しお届けすることができました、心より御礼申し上げます。
 本書刊行にあたって、大日本報徳社社長鷲山恭平社長が序文を寄せて頂きました。その傍題に「蘇る報徳実践家の生き生きとした軌跡」とあります。また「当時の報徳の事績と実践家群像が、眼の前に、生き生きと蘇えってくる。」とあります。
 本書は、明治39年1月に静岡県が発行した「静岡県報徳社事蹟」を現代文にするとともに、報徳運動の指導者(報徳の師父)に焦点をおいて、概説とコラム欄において彼らのエピソードを紹介しました。
 本書は平成28年(2016)12月に発行した「遠州報徳の師父と鈴木藤三郎」の続編にあたります。「―報徳の師父第2集―」とした所以です。
 また本書に森町在住の大須賀義明氏が、報徳の師父の挿絵を6枚寄せていただきました。本来資料集としての真面目な文章に、ほのぼのとした雰囲気を与えてくださいました。鷲山先生の序文と大須賀画伯の挿絵で、本書が遠州の地に根ざしたユニークな一冊となったと存じます。改めてお二人の先生にお礼を申し上げます。
 「報徳の師父」シリーズの構想は、もともと鈴木藤三郎顕彰シリーズ第2集として、鈴木藤三郎が遠州報徳の風土から生まれたのかを探求するために作成したもので、このため「二宮尊徳の会・鈴木藤三郎顕彰会」の共同編集としております。
 元東北大学大藤修教授の近著「近世庶民社会論」(吉川弘文館2022年12月10日発行)に「遠州地方では、報徳精神を支えに零細な農民や職人が勧業資金の融資を得て起業した例が多い」(p.129)として「その代表は、日本精製糖株式会社と台湾製糖株式会社を起業した鈴木藤三郎、今日のトヨタグループ、スズキ株式会社それぞれの創業者である豊田佐吉、鈴木道夫である。」「静岡県遠州地方の企業家の多くは、報徳思想の影響を受けて、道徳性と勤勉性によって制御された富の追求を実践した」(p.131)と叙述されています。まさに静岡県の報徳運動は近代日本における資本主義成立を考えるうえでも、その理解が必要であるとともに、将来の日本を担う人々や、更には世界に向かって発信する価値のあるものと信じます。
 鈴木藤三郎は二宮尊徳の1万巻近い著述を2500冊にした「報徳全書」を作成し、今市の報徳二宮神社に奉納しました。その願文に「報徳の教義が天下に普及し、真正の文明の実を見んことを」と祈願しました。私たち「二宮尊徳の会・鈴木藤三郎顕彰会」もまた同じく願って、本書をお手元にお届けする次第です。





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最終更新日  2022.11.27 16:41:27


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