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2023.01.29
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家族ふれあい新聞第695号より

思考が人生を創る(五)(神渡良平講演録より)

 私は、毎朝散歩に出るのが趣味です。
 朝4時半に起きて散歩に出て、1時間半ぐらい田んぼの中を歩いて家に帰って来ます。
冬場は全く星空です。
 今は4時半というとやっと明るくなってきたかなという感じですね。
いつも散歩している時、不思議な夫婦に出会うんです。
ご主人が80歳、奥様が72歳。
こんな星がまたたいている時間によく散歩しているなと思っていました。
なんだろう、このご夫婦は。

ある時一緒になってその水筒のお茶を頂いて、話をしたんです。
そうしたらその72歳の奥様は4年ぐらい前はヨチヨチ歩きだったんです、おそらく病み上がりなんだろうなと思うような歩き方でした。
 その奥様は、実は脳梗塞で倒れて病院に入って、10ヶ月間意識不明だったんだそうです。それでご主人がその意識不明の奥様の意識を呼び覚ます為に、手足をさするんです。
寝たままですと、当然筋肉が衰えていきますし、関節が固まってしまうし、背中には褥瘡(じょくそう・床ずれ)ができますから、褥瘡ができないように2時間おきに体位を変え、そして寝ている奥さんの手足を動かし足を曲げたりしてリハビリをやって、体を刺激する事によって魂を呼び覚まそうとして努力なさるんです。
2ヶ月経っても3ヶ月経っても、4ヶ月経っても一向に反応しない、昏々と眠り続けているわけです。
それでもご主人は一所懸命に続けるのです。

 10ヶ月めに「う~ん」と奥さんが唸るんですよ
「やった~っ!」って、それで彼女が意識を回復するんです、それが丁度10ヶ月ぐらい。

 最後の頃、奥様はベッドから降りる事はできたけれど、歩けない。
廊下の手すりを伝い歩きする状態だった、2mしか歩けなかった。
その奥さんが退院してから、ご主人が励まして「とにかく、歩こう」といって歩き始めた。
今日は3m歩けた、今日は5mも歩けたといって喜んでいた。
段々時間が長くなって、今日は30分頑張れた、今日は45分歩けたというふうに励ましていかれた。
私はね、ご主人の話を聞いて凄いなと思ったのは―。
 単にリハビリだったら人間は辛いです。
こんなに努力したのに成果があがらないと思ってしまう。
そこで、奥さんを動機付けした。
娘さんが結婚してロス・アンジェルスにいる、そのご主人が、ロス・アンジェルスの郊外にイスズの工場に勤めている。
「おいお前、ロス・アンジェルスに孫の顔を見に行かないか」と言うんです。
奥さんとしてみれば、これは元気になって、歩けるようになってアメリカまで行きたいと思うじゃないですか。
そういう動機付けをなさる。
それで、1年経ち2年経ちというふうになっていく。
 今では毎朝2時間半歩いている。
何で早朝歩くんですかと言ったら、最初は日が昇ってから歩いていた。
でも、段々夜明け前の輝きに魅せられるようになった。
人間、宇宙の霊気を授かるのは夜明け前だという事に気が付いて、それで朝の早朝の散歩をするようになったとおっしゃっていました。
今は、そのロス・アンジェルスにも旅行に行ったし、北海道にも温泉旅行に行ってらっしゃる。
昔4年ほど前はヨチヨチ歩きだったものが、今はスタスタ歩けるようになった。
奥さんがおっしゃってました。
「歩くという事は、脳を活性化させます。
当時、私はすっかり感情を失っていました。
顔は能面みたいになり、喜怒哀楽の感情が全然無かったんです。
でも、毎日歩いているうちにもう一度自分の中に、この表情が甦ってきてこんなふうになりました」





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最終更新日  2023.01.29 11:02:55


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