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沖縄ではどこに行くのも「モノレール」を使用する。これは日本国内に点在するアメリカ軍基地の四分の三が沖縄に集中しており、土地が分断され鉄道がいまだ敷設できないという理由があるという。レンタカーをスタート地点、DFSの駐車場に戻し、「モノレール無料券」を貰い一路ホテルへと戻る。雨さえ降っていなければ、また国際通りを冷やかしながら、公設市場を見て帰りたい所であるが、このまま薄着で風邪を引いてしまっては元も子も無い。「モンゴイカの甲羅もっと貰って来たかったなあ……」「やっぱり、シャコガイのお刺身食べたかった……」「星砂もっと買っとけば良かった……」 後悔が残った方がまた来たいという気持ちになり、楽しいのかもしれない。 と勝手に解釈し、濡れた身体をタオルで拭き、夕食はホテルのレストランを利用することにした。本当は国際通りにある「踊りながら肉を焼くパフォーマンスを見せてくれるステーキハウス」に行きたかったのだが、子供の安全と健康を考えると仕方が無い。 ホテルでは旦那がステーキ、私がイセエビの入ったフルコースをお願いする。割引が効いて価格は二千円也……本土だったら絶対五千円はする料理が目の前大量に並ぶ。娘はというと「お子様コース」を頼んだのであるがこれまた大量。息子はどうせ食べないからと私の料理を分けたのであるが、それが大正解であった。 息子は生まれつきの卵アレルギーである。 強制的に料理を食べさせるとアレルギー反応を起こし大変なことになってしまう。以前「高級食材・折角買ったのだから」と嫌がるのを無理やり「イクラ」を食べさせてしまったことがあるが、これは「魚卵」で卵だったので全身発疹まみれとなり大惨事となった。幼稚園では黒板の一番目立つ位置に「卵アレルギー ハヤト」と書かれており、万が一でも口に入ることが無いよう配慮がされている。 で、あるからして酷い目に会い慣れた息子は「家以外で物を食べる」ということに恐怖を感じている。和食だったらご飯とノリ、洋食だったらスープにご飯が彼の定番メニューである。旅先の美味しい料理も食べることができない息子。大きくなれば多少は食べられるようになるというけれど、これから先どうなるのだろうか。この日もまたご飯とコーンスープだけ食べ、他の物には手をつけようとしなかった。 料理をお腹一杯食べ、家族仲良く枕投げ競争をやった後床につく。 あっという間、気が付けばもう明日自宅に戻る。 解けた疑問、新たに生まれた疑問について離しているうちに、私はあっというまに眠りについてしまった。「ママ! まだ寝ちゃ駄目! まだお話するんだから」「……」 夢の中で誰かが何かいっている。のかもしれないけれど、今日の仕事はもう終った。寝よう。後は知らない。ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 31, 2007

途中琉球村で「琉球小判」を買い、更に北へ北へと車を走らせる。途中で沖縄では有名な「A&W」というファーストフード店で昼食を取る。ビッグサイズのハンバーガーとドリンクが有名なお店である。ハンバーガーもでかいが、ドリンクもまた「居酒屋」で出てくるドリンクのように「ジョッキ」サイズである。 これはでかい……値段はハンバーガーとポテト、ドリンクのセットで七百円ぐらい。本土の感覚からするとちょっと高いような気がする。ハンバーガーは自分でケチャップなど味付けを自分でする物で、ポテトはマクドナルドやケンタッキーなどのポテトとは一味違い、ちょっと固めのアメリカスタイルのポテトであった。これは沖縄料理に飽きてきた人にはぴったりかもしれないけれど……沖縄滞在中はもう食べなくて良いかもしれない……「これは完全にアメリカンフーズだね。うん。アメリカで食べた味そのまんまだ」 私は「犬派」の人間であり、「鳥」に全く興味は無いのだが、娘と旦那が犬派であり特に「インコ」をこよなく愛する人間なので、やむを得ない。沖縄とは全く関係無いと思うが「ゴシキインコ」と触れ合うことができる、「フルーツパーク」を目指した。雨は全く降りやまず、見学出来るか不安であったが、パンフレットによるとパイナップルパーク同様「全天候型」の施設であり雨が降っていても問題無いという。 フルーツパークは野原岳の北側にあり、約二万三千平方メートルの園内にはマンゴーやレイシ、グアバ、パパイアなど四十種類、二千本の熱帯果樹類が植えられている。園内の一角には十五種、千頭の珍しい蝶が飼われている「みやこパラダイス」があり、「オオゴマダラ」を見ることができる。 建物自体はかなり古く、パイナップルパークに比べ活力が無い……しかし金色に輝く「オオゴマダラ」の蛹は本当の金で出来ているでは無いかと思うほど美しかった。色を塗ったのかな? と思い辺りを見回すと、金の鞘から出てくる途中の蝶を発見した。中までしっかり金色である……ここまで人の力で塗っていたとしたら中の蝶は死んでしまうに違いない。 沖縄は温かい。だから大丈夫! とばかり、長袖一枚でいたのだが、雨がここまで降り続くとかなり寒気を感じてきた。さっさとゴシキインコと触れ合って帰ろう……ここでは餌を持つとゴシキインコが寄って来てその餌をつっついてくれるというのだが、具体的にどのような餌かは書かれていなかった。 寒空の中、カサをさしたおじさんが一人ゴシキインコの小屋の前で立っている。三百円を払うと半径三センチほどのお猪口に謎の茶色い液体をぐるぐる回して入れてくれた。「これは一体なんですか?」「特製ドリンクです。これを持ってるとインコが突然寄ってきますので気をつけて下さいね」 鳥が喜ぶドリンクなど初めて見た。が説明通り本当に狂ったようにゴシキインコが集まってきた。娘は全く怖くないらしく、「キャーキャー」大喜びで興奮状態である。「もっと飲んでーーー」「あたしと遊んでーーー」 残念ながらお猪口一杯のドリンクなどたかが知れている。 あっという間にそれは終わり、パタパタとゴシキインコはペロペロと舌を鳴らしながら飛び立って行ってしまった。現金なもの。相当薄情である。「あ、そっか私これ持っていたんだった」 娘はふと思い出し、自宅で待つ「オカメインコ」へのお土産にと道端で拾ったシワシワのひまわりの種を振りかざすが反応は無し。見ればゴシキインコたちの餌箱にはぷっくりとした立派なヒマワリの種が山ほど積まれていた。これでは娘のしなびたヒマワリなど眼中に無いだろう。「でもあの飲み物って一体何だったんだろうね……」 那覇へと戻る車の中、娘の頭の中は謎のドリンクで一杯になってしまったらしい。必死に頭を捻るが分からない。自宅に帰宅後旦那が調べた所、リンゴジュースに栄養剤を混ぜたものである可能性が高いという結論が出た。もっとあちこち回りたいのだけれど、とにかく雨で寒くてもう辛い。「後はロイヤルゼリーとかを溶かした可能性もあると思う。でも誰も教えてくれないよ。教えたら皆真似をして同じことができるわけじゃない」 謎は謎のまま。 後ろ髪を引かれながら、車はもと来た道を通り、事故やトラブルを起こす事無く、めでたく那覇へと戻って行ったのだった。「えーもう帰るの! 早すぎ!」「この寒いのにもう耐えられますかー」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 30, 2007

「なんでも最初に最高の物を食べるべきだ」 という人は実際私の人生上五人ぐらい会った事がある。最近は仮面ライダー・カブトの二話で主人公がその妹に囁いていた。 家計の平和を考え、毎回これをやるのは無理だと思うが、「美味しいものを食べて太るのは本望」、「子供の好き嫌いをするのはまずいものを親が作るからだ」という人もいる。これらの言葉は一つの結論を導きだしている。つまりは「子供には美味しい物を食べさせるべきだ」 ということである。これは実は非常に深い意味を持っている。 ちなみにわが家の子供達はパイナップルをあまり食べない。無理やり食べなさいといえば食べるのが、一つ以上は口にしようとはしない。おいしくないのかな? とワザワザ沖縄製のパイナップル缶を取り寄せたが反応は同じ。これはもしかしたら私は美味しくないものを子供に食べさせてしまっているのかもしれない。「これは重大な犯罪だ!」 子供が食べ物を残すのは、まずいから。つまり美味しいものを作れば、食べさせれば子供は食べ物を残さない! 躾の行き届いた子供になるのである。 ということで、沖縄に行くのであれば是が非でも「美味しいパイナップル」を子供達に食べさせねばならないと心に誓っていた。私は小さい頃からスナックパインなど美味しいパイナップルをたくさん食べてきた。あの喜びを子供達にも感じさせてあげたいと強く思ったのだ。 雨が徐々に本降りになって来てどうなるかと思ったが、「パイナップルパーク」は全天候型の施設であり問題無かった。なんと出迎えてくれたのは「パイナップルの形をした」車であった。「ママあれ乗ろう! 乗ろう!」 三歳の息子が異常に興奮する。とにかく動く乗り物が好きなのだ。「あんたずーっと車乗って来たんじゃない。それじゃ駄目なの?」「パイナップルが動いてるーーー急がないと誰かに取られちゃうよ」 取られない。取られない。 この施設の入場料は五百円で、今回は割引券をインターネットからダウンロードしてきているので更に一割引である。これで「パイナップル車」に乗り「取りたてパイナップル食べ放題」であるというからありがたい。「パイナップル車」はパイナップル畑をグルグル・グルグル回り自動音声がパイナップルの生育状態を紹介する。私自身パイナップルの実際生長する姿を見るのは初めてであった……このパイナップルパークでは百種類を越えるパイナップルが植えられているというが、特に目に付いたのは「姫パイン」というトゲトゲのパイナップルの木からニョキッと人間の腕のように伸びている小さなパイナップルだった。「へー。パイナップルってこうやって出来ているんだ……」 大型のパイナップルはサボテンのような葉の中央にドカンと大きく地面に座り込むようにして育っていた。所々鳥に突付かれて食べられた跡がある……パイナップルは下側が黄色く熟して来ると摘み取り時期になる。 沖縄のパイナップル産業も黒糖と同じように安い外国製品に押され一時は壊滅状態まで追い込まれたという、現在は安く売るのではなく「高級志向」に方針を変え、より新鮮なパイナップルを本土に向け「高級食材」として販売しているという。「パイナップル車」を降り、辺りを見渡すと海外からの観光客も多く、不思議そうに展示品を見つめていた。「しかし何故パイナップルパークに貝の展示が?」 パイナップル園の隣には貝の博物館があり、その背後には「貝の即売会」会場があった。 なるほど……観光地努力なのね……と思うが値段が国際通りに比べ高いので興味はあっても買いはしなかった。その先には「パイナップル炭」という商品が小山のように置かれている。これはとどのつまり「パイナップルをその姿のまま」炭にした製品なのだが、形がそのままぴよっと黒くなっているのがとても可愛く、脱臭効果も強いと聞けば沖縄お土産にぴったり……と思うのだが、この商品は「宅急便対応」のみの商品であり、持ち帰ることはできないのだという。「どうしてです?」「今飛行機がうるさくてですね。炭は「燃える」ということで機内に持ち込めなくなってしまったんですよ」 燃えるから? え、あれも燃える、これも燃えるじゃないか? と思うけれど飛行機で持っていけないのなら仕方ない。元々パイナップルで炭を作ろうという発想は「食べ終わったパイナップルカスがあまりにも多いので」何かに再利用できないだろうかという発想が働いたからだという。炭にして売り出した所、バラバラの「カス」ではなく、形の残った「パイナップル状態」の炭の売れ行きがあまりにも良かったためその後正式に商品化されたのだという。「これはお洒落ですね。買って帰りたいなあ……」「こちらの缶に炭を封入したものは手で持ち帰っても大丈夫なんですけどね……価格的にちょっと高くなります」 買っても取られてしまうなら仕方ない。後ろを振り返り、振り返りつつその場を立ち去る。 そして、その先には「パイナップルワイン」の試飲場があり、念願のパイナップル食べ放題の会場があった。パイナップルワインは少々甘め。パイナップルジュースはしぼりたてでとても美味しかったが、さて、念願の本場取りたてパイナップルの味は一体どうであろうか。「さ、食べて! これ食べに来たんだから!」「えーーー」 文句をいいながらも娘は一口二口齧ってくれた。が、表情から見るにあまり美味しくは無いらしい。「義務は果たしたから」とばかり楊枝を捨て次の展示会場に向かわれてしまった。あれれれ? 予想外の展開に慌てて齧ってみたが、確かに味はイマイチ。近所で食べるパイナップルと味はそう変わらず。「わざわざ食べに来るほど」ではなかった。あれ? 私は何か間違えてしまった? もしかしたら旬を間違えてしまったのだろうか?「あ、やっぱり。パイナップルの旬は夏なんだ……これは大きく間違えた……」 壁の展示を指で読み、がっくりと肩を落としつつ、その後も無料試食のパイナップルチョコレートのついた「ちんすこう」を食べ、ショックそのままに結局何も買わず車へと移動した。息子はただひたすらに「もう一度パイナップル車に乗るんだ!」と暴れ大騒ぎをしていた。「だからね。あれは皆の車だから、君だけ乗るわけにはいかないのよ」「えーもう一回だけ。もう一回だけお願いします」 お願いされない。「パイナップルをもっと食べたい」だったら考えるけど、車は論外! だって今君が乗っているのも同じ車だから! お昼の時間を近くに感じ、降り止まぬ雨の中・車は次の目的地に向けて走り出した。ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 29, 2007

北海道の高速道路も空いていたけれど、沖縄の高速道路も予想通り空いていた。 「うーん。スカスカなのねーん」 何故か予定よりも早く「沖縄黒糖」に到着。 こちらでは「さとうきびから砂糖を作っている所」を見るだけでなく「実際に体験」することができるのだという。ホームページ上から体験を申し込めるのもありがたい。三歳の息子は火傷の可能性があるということで除外となったが、まず黒糖工場を見学した。 扉を開けた瞬間に立ち込めるブワブワとした白く甘い煙。幼い頃読んだ小説に「俺の家では砂糖を作っているのでいつも家の空気が臭くて嫌だ」と書かれていたが、確かに空気に独特の匂いが篭っている。慌てて外に出て風上から工場を見つめる。四つの釜があり、一番目の釜の前には大量のさとうきびが詰まれ「ガガガガ」と音を立てながら圧搾機の中に吸い込まれていた。このさとうきび汁に炭酸カルシウムを入れることによって黒糖は作成される。価格面において日本の砂糖産業は外国の安い製品に負けてしまい、一時は壊滅の危機となったというが今は「黒糖の良さ」が見直され、沖縄では現在日本の八パーセントの砂糖製品を作成している。「さとうきびを絞った後のカスは釜を燃やす燃料として使います。一番釜から四番釜まで徐々に煮詰めて行きます。さとうきびは年二回収穫の時期があり、春植えと夏植えがあります。さとうきびは種ではなく茎を土に植えておくと芽が節の部分から出てきます。茎は大体三メートルぐらいまで成長します」 さとうきびカスは実は「厄介な副産物」であり、土中に廃棄すれば、土質を悪化させ、その土地では農作物が取れなくなり、飼料として家畜に食べさせると下痢を起こしてしまう。結局燃やすしか使い道が無いらしい。現在はブラジルでこれに酵素を混ぜ家畜肥料として使う技術が軌道になりつつあるらしいが、工業用アルコールを作ることをしない、そう大した量が出ない沖縄では、出たとたん燃料としてパパパと使う方法が一番効率が良いのかもしれない。 昨年テレビで「スイカ」から砂糖を作る方法を紹介していたが、大量のスイカを確かに煮詰めていくと本当にデロデロの糖蜜状態となり、水あめ状態になるのだ。これを毎日食べると風邪を引かないという。理屈的には「黒糖」と同じでミネラル分が大量に含まれているからというのだが、真実かどうかは分からない。 以前「ノンシュガー・チョコレート」というのが一つのブームになった時があったけれど、その時の営業マンのコメントに「果糖部分まで全てカットしているのは当社だけです」といっていた物があった。つまりは砂糖を加えてチョコレートを作らないのは勿論のこと原材料の「カカオマス」の砂糖成分さえも除去した商品を作ったという意味である。果実には微量の砂糖が含まれている。砂糖を作るという事はそれらを煮詰め取り出していくという作業なのだ。さとうきびが砂糖製造に使われるのはより効率よく砂糖を取り出すことができるからであろう。 今回工場を案内してくれた女性は台湾人であった。結婚をして旦那さんと共に日本にやって来たのだという。日本はさとうきび生育の北限である。こうした場所に中国語を話せる女性がいるということは、やはり砂糖に興味を持ち、大陸からのお客さんも多いという事なのかもしれない。 空気が煙いのに耐え切れず、階段を上り実際に「四番釜」から取ってきた砂糖を煮詰め、攪拌し黒糖を作成する。何の事は無い。割り箸で黒い液体をぐるぐる回し固まってきた所で乾かすだけである。それでも「砂糖」に興味を持っていた娘は大喜び。待っている間には念願の「さとうきび」をガリガリとかじることができ、「思ったより甘い」「ジュースが一杯」と喜んでいた。「姉さん。納得されましたか。こうやって砂糖は作られるんです」「でもこれって黒いよ。白くするにはどうしたらいいの?」「白い砂糖は駄目ですね。ミネラル分とか全部抜けてしまってあまり良くないです」 気のせいだろうか、沖縄の人は「黒糖が最高」と思っているらしく、白砂糖について「あれは悪い」と思っているような気配がある。 砂糖には我々が普段普通に使っている「精製糖」、完全に精製された砂糖液から白砂糖を繰り返し作り、残った液を結晶させた「三温糖」、サトウキビの液を脱色・精製しないで作成した「キビ砂糖」などがあるが、どれも摂りすぎれば虫歯の原因となり、肥満の原因となってしまう。成分分析表などを見ると確かに黒砂糖には他の砂糖に比べカルシウム分鉄分がずば抜けて多い。が、黒砂糖一つだけで人間が一日に必要な成分量を摂取することは不可能に近い。 また沖縄の昔の小説を読んでいると「これからは黒糖から糖蜜を取り出し、より商品価値の高い物を作って売ることにした」といった文章が書いてあることがある。とはいえ今は沖縄まで来てわざわざ「白砂糖」を買って買える人間は居ないだろう。実際みやげ物店で「白い塩」は何種類も売られていても「白砂糖」はどこにも売られていなかった。 自分達で作った? 黒糖を冷ましている間に用も無くお店の中を放浪する。息子は割り箸に残ったできたての黒糖をベロベロと舐め頬を真っ黒にして楽しそうである。「黒糖は出来たてが美味しいんですよ」とお店の人がいっていたが、これは全くその通り。間違いない。ぺろんとなめるだけで、ジワッと舌全体に濃くてじっくりとした味がする。もしかしたら誘惑にとにかく弱い・あちゃぱぴな息子をついうっかり放っておいたら現在固めている黒糖をそのままスプーンでガツガツ食べてしまったかもしれない。「おかわり!」「……味見の黒砂糖でもかじっていなさい! こっちはもう食べちゃ駄目!」「えーもう駄目なの……」 ここでもやはり「星砂」が売られていた……しかも掴み放題で五百円だという。 このお店では黒糖を作った人は全員五パーセントオフというので、沖縄旅行の記念にとピンク色のシーサーを買う。シーサーは魔よけ、厄よけ、悪風返しの意味があり、口を閉じたシーサーと口を開けたシーサー二匹でワンセットとなっている。つまりこれは神社の前などにいる「阿吽の像」狛犬や仁王像と同じ意味である。「開けた口」は生。赤ちゃんが口を生まれて来ることを表し、「閉じた口」は死。死に行く時人は口を閉じることを表している。何事も対になって存在することが安定する・大切だという意味もあり、阿の像が男、吽の像が女を表している。風水上からいえば、シーサーは鬼門の方角となる北東に置くと良いといわれている。大仰なことは考えないが、この一個三百五十円の像を見るたびに家族は沖縄のことを思い出すだろうか。そう思うと「神様は全く信じない」私としても買おうかなという気持ちになって来る。 その他黒糖製品はとにかく豊富に置かれている。使いやすいよう粉末状になったものから、固形のものまで。更に子供が食べやすいように「水あめとミックスさせた」物やカリントウにまぶしたものなど。私はパンを焼くのに使うと想い粉末の黒糖をいくつか購入した。黒糖は白砂糖に比べ溶けるが遅いのでとにかく細かい方がありがたい。「黒糖を毎日食べていると風邪引かないですよ。ぜひ毎日ヨーグルトに混ぜて食べてください」「本当ですか~」「食べるだけでダイエットになります!」 指差された先には、どこかで見たような「健康番組」の特集記事が飾られていた。 黒糖はブドウ糖と果糖の二糖類という単純構造のため、食べると数分で吸収・消化されるので、疲労回復に丁度良く「風邪予防」になるのだという。 ダイエット効果については黒糖は白糖に比べ、インシュリンを急激に増加させないため、血糖値の急上昇を防ぎ、空腹感を抑える働きがあるというのだが、黒糖自体に糖分が大量に含まれているわけだから痩せないような気がする。「ま、信じる者は誰でも救われる。私は余計なことは申しません。効くというのなら、多分効くのでしょう」 ようやく固まった黒糖を受け取り、雨の中車へと急ぐ。 沖縄にやって来た目的の一つを果たしホッと一息。しかし娘は「黒糖からどうやって白砂糖を作るのか」という新たな疑問に襲われ、私を質問攻めにしていた。「知らないってば。黒糖を分離して糖蜜だけにしたのが白砂糖だってことぐらいしか……ただテンサイ大根で作った奴は最初から白いらしい」「じゃ、普段食べている砂糖は、テンサイ大根から作ってるの」「それは違うみたい。あれはサトウキビを精製した物だよ」「じゃ、どうやって」「うろ覚えだけどね、確か遠心分離機で作るっていう話を読んだ記憶が……」 疑問を持つことは人生にとって大切なことだと思う。 が、もう八歳なのだから、そろそろ自分で本を読んで調べる習慣もつけて欲しいと思う今日この頃なのであった。ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 26, 2007

一日目の朝は少し早く起きて、七時にはホテルのバイキングで朝食にした。とにかく小さな子供は手間がかかるので、旅に出ると多少値は張っても「朝食」だけはついているツアーを選択するようにしている。 あまり期待はしていなかったのだが、ここでも思いがけず沖縄料理に遭遇。島らっきょうや青パパイヤの炒め物など。普段慣れない素材だがさっぱりとしていてとても美味しい。娘はというと「沖縄に来たことを楽しもう」という気持ちには全くならないらしく、焼きたてのワッフルに大量のメープルシロップをかけ、バクバク猛食していた。「家だとママにメープルシロップ一杯かけちゃいけないっていわれるからね!」 余計なことを…… ここでもやはり牛乳が美味しい。シークワーサーのジュースは身体に良いというが、ちょっぴりすっぱく飲みにくかった。早々に準備を済ませ、昨日同様モノレールに乗り込み、レンタカーの案内所に向けて歩き始める。わが家で現在乗っているのはトヨタのスパシオ。ということで慣れていることもあり、出先でも同じ車を借りて移動しようと思ったのだ。「勿論予算があればもっと大きな車に乗りたいんだけどね……」 沖縄というのは「皆同じ」ということが嫌いな地域なのかもしれない。それは朝食だけでなく全てにおいていえることなのかもしれない。 モノレールに何気なく置かれた自動販売機の中身も良く見ると本土で見たことが無い種類の飲み物がぽんぽん置かれている。どうしても気になり一つ買ってみると「さんぴん茶」というのは「ジャスミンティー」であった。ややこしい……「何これプリンジュースってあるよ?」「ん?」 娘の驚きの声に、飲みかけのジュースを旦那に渡し、これまた怪しいと買ってみる。普段缶ジュースを買う機会が無いので自身が無いが、本土は缶ジュース一本「百二十円」であったと思う、しかしここはまだ値上げの波が来ていないのか、何故かどこも一本「百十円」であった。何故??? 調べてみると、あくまで噂の域を出ないのであるが、沖縄コカ・コーラボトリングは独立した会社で、原液を直接買い付け、それを県内でダンボール、砂糖を含め買い付け商品化しているため、本土と違い「値下げ」が可能なのだという。「おーい。自分が買ったものは責任を持てよ!」「気が向いたらね」 プリンジュースのラベルには「蓋を開ける前に十回程度振ってから飲むべし」と書かれていた。フリフリして飲んでみると中はプルプルとしたゼリー状になっており、確かにプリンの味がした。本土でプリンジュースなどが売られていても全く買う気にはならないだろうけれど、「観光地・怪しい」と思うと何故か飲む機になってしまう。不思議なものである。他にも「黒糖ココア」「ゴーヤミックス」「グアヴァジュース」も発見。チャンスがあれば飲んでみたいが、どうも外れそうな気がするのでこれは旦那の口が空いている時に買うことにした。「折角買ったの捨てたら勿体無いからね!」 DFSのある「おもろまち」駅で降りると、そこはレンタカーの会社が複数並んでいた。DFSの駐車場を利用しているのだろうか。今は何でもインターネットで予約ができ、尚且つ安いからありがたい。わが家はネット割引で一割引き、そしてカード割引で更に一割引であった。とにかく早く出発したかったので手続きを早々に済ませたのだが、その後の配車が中々用意されなかった。つまり入り口は複数あっても出てくる場所が一緒であるのだ。「あのーまだなんですか……」 待たされても待たされても車がアップグレードされることはなく、車は走り出した。私も免許を持っているので運転したい気持ちはあるのだが、沖縄の道路には本土と違い「カルシウム」が含まれているため特に雨の日は滑りやすく、不慣れな人間はやめておいた方が良いのだという。「アスファルトに貝をまぜたのかな?」「周りが海ばっかりだからね、そうかもしれない」 そして何故か沖縄のレンタカーにはETCが整備されていなかった。トヨタレンタカーは全車種対応しているんじゃなかったのか……とチェックすると、ホームページ上小さく「但し、沖縄・離島を除きます」と書かれていた。これは不便だ……ぶつくさ栓の無いことを旦那に声高に口走りながら、私は助手席で雨降る外の景色を眺め始めた。ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 25, 2007

「ママこれすごいよね。本当に星の形をしているんだよ!」 国際通りで大量にゲットした「星砂入りの瓶」。娘は瓶を片手に、何故砂が星の形をしているのか、どこでこの砂を取ることができるのか、私をドカドカ質問攻めにしてきた。「有孔虫の化石だということしか私は知らない。それに私が昔読んだ新聞では「観光客が取りすぎて星砂の海岸は枯渇した」と書いてあったからもう無いのかも知れないし……」「じゃ、何でまだ砂があるの? 変じゃない」「だから無くなってしまう前に隠してしまった人がいるのかも……その人が今小出しで売り出しているのかも」 自分でも分かっている。徐々に私の回答が怪しくなってきた。 娘はというと「自分の疑問については母親が必ず回答する義務がある」と考えているらしく、攻めの手を緩めない。挙句の果てには「これから星砂の海岸に行って調べましょう!」といい始めた。「ママの知識にも限界があるの。大体どこにあるかも知らない所に連れてはいけないよ」「どこにあるか大体は知ってるんでしょ」「沖縄から離れた離島にあるらしい、ということは知ってる。でも本当に具体的な場所が分からないから絶対無理!」 逆切れしてその場を何とかしのぐ。気にはなるが知らないものは知らないのだ。 しかし、疑問はそのままにしておく気は無く、自宅に戻ってから、本を読み「ただ場所を調べる」だけでなく、実際に行ったことがある人間を探し聞き込み調査を行った。 近所の沖縄好きの幼稚園友達からは「そういえば行った事がある」「石垣島から近かったよ」「今は大して無いよ」といわれた。これらの発言を元に地図で場所を拾うとすぐ分かった。それは何故かというと石垣島から船で一時間足らずの距離にある「竹富島」という所に「星砂の海岸」とそのまま書かれていたからだ。 竹富島は石垣港の南北五キロの会場に浮かぶ島で、周囲は九・二キロ、面積五・四一平方キロの平坦な小島。島へは石垣港から高速船が出ており、竹富島まで約十分ほどで到着する。星砂の海岸は南東部にあり、浜の砂は一粒一粒が星の形をしている。これは約三億年前に発生したバキュロジプシナと呼ばれる有孔虫の化石で、普通の砂に混じり海岸に打ち寄せられている。海岸全体が星砂というわけではなく、「四葉のクローバー状態」で星砂が海岸に点在するという。 ここの海岸は名前だけで、実際は星砂は殆ど無く、カイジ浜の方が星砂の含有率は高いという。ただ環境庁が立てた看板があり、そこに「この浜を星砂の浜呼ぶと」書かれている。この浜の星砂の数は少ないけれど棘の数が多いので「星砂」ではなく「太陽の砂」とも呼ぶことがあるという。これは有孔虫の種類が違うからで、太陽の砂の方は「ルカリナ」という有孔虫の化石である。他にも丸っこく角の無い「ゼニイシ」という種類があるという。この海岸は観光者に長年にわたり星砂が採取され今は殆ど見ることはできないという。「やっぱり、昔見た新聞記事は本当だったのね……」 おそらくはそれでも「観光名所」としての価値はあり、看板をはずす事はできないのだろう。 また西表島にも「星砂海岸」が、あり自力で拾いたければこちらの浜の方がお勧めであるようだ。星砂は細かいのでついていそうなところに手を差し伸べ、手につけることで取ることができるという。しかしこれでは「一瓶三十円」といった値段で売ることは不可能である。「一個三十円だったらジャカジャカ取れて、バンバン入れる形でないと駄目だよね。効率、人件費考えても……そうか。考えてみれば国産じゃなければ十分可能な数字だ」 気になり調べてみると実際みやげ物店で売られているのは「東南アジアから取り寄せた星砂」という説を発見した。そういわれてみればフィリピンの貝殻が妙にたくさん国際通りで売られていた……私はもしかしたら沖縄に来てフィリピンのお土産を買い捲っていたのかもしれない。 有孔虫は潮の満ち引きが激しい一見、悪環境な場所を好んで住みつく習性がある。決して日本だけの特産では無い。絶対他の国にも存在する。ふとフィリピンの友達がいっていた言葉を思い出す。「フィリピンには何も無い。何も無いから皆海へ出て貝を拾うのだ」と。「国産じゃないの……もしかして……」 数十個ある瓶の全てをひっくり返しても「製造場所」は書かれていなかった。 実際星砂の海岸に行った父は具体的な名前は覚えていないが、石垣島から船で行く五千円ほどのツアーに参加したという。牛車に乗り島を一周した後「ここが星砂の海岸だ」といわれる所に連れて行かれたという。「それで星砂探したの?」「いや。星砂の海岸に「星砂屋さん」が出ていたからそこで一個百円のを買った。二軒ぐらいあったかな。お土産としてお前に買って来たの覚えてないか?」 覚えている覚えている。 星砂の入ったイルカの形をしたキーホルダーを確か貰った…… つまり父は星砂の海岸に行って、フィリピン製の星砂を買って来たのだろうか…… 謎は深まるばかり。調べるにつれ徐々に真実を知りたくない気持ちになってしまうのは何故であろうか。沖縄の星砂。その真実は今も闇に包まれている。 「ここで真実を伝えて良いのかどうか……」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 24, 2007

沖縄に着いてから、私には一つ素朴な疑問があった。 街中の店のあちこちに腰をかがめた笑顔の不思議な「おばあちゃん」がいるのは何故なのだろうか? 綺麗な若いお姉ちゃんが笑顔でいるのであれば、変だとは思わないのだろうけれど、普段テレビを見ない私には「おばさんの存在理由」が全く理解できず、一人何故だろう……と悩み続けてしまった。沖縄旅行から帰宅後インターネット上調べるに、ようやく彼女の正体が分かった。 あの「おばあちゃん」はNHKテレビ小説「ちゅらさん」にておばあ役をやった「平良とみ」という女優さんであったのだ。長年沖縄舞台をつとめるかなり有名なおばあちゃんであるそうだ。ちなみに「ちゅらさん」とは美しいという意味で、平安時代「枕草子」にも良く出てくる言葉なのだという。「なるほどねえ……誰も説明してくれないからわからなかったよ」 ホテルにようやく戻り一段落。さ、お風呂に入って寝ましょうかと思ったのであるが、何とホテルに「大浴場」が無いのだ。これは困った……狭いユニットバスに入らねばならんのかこれは辛い……何とかならぬのか! と暴れ始めたのは何と八歳の娘であった。「どうして温泉ついてないのー信じられないーこんなこと初めてだよ!」「ホテルを選んだのはパパです。ママは必ず大浴場がついている所を選びますから」「すまん……そこまで気が回らなかった……」 旅行といえば温泉。あった方が良いけれど無いこともある。 旦那が謝る必要があるとは思えないが確かに「旅行に行く=広いお風呂に入る」というのが自然と図式になっていることは否めない。以前は「広い風呂」を怖がっていた娘であるが、水泳を習うようになり逆に水を好きになってしまい、無類の温泉好きになってしまっていたのだ。 たまたまこのホテルに「大浴場」がついていないのではなく、沖縄に住む人は「お風呂」に入る習慣があまりなく、欧米同様、「シャワー」が中心なのだという。文句をいう子供達をユニットバスに追い立て、コンビニへ「牛乳」を買いに出かける。わが家の子供達はお風呂上りに牛乳を飲み歯を磨いて寝るのがいつもの習慣だからである。良質のたんぱく質は睡眠薬代わりとなり、水分補給にもなる。「あ、本土よりちょっと高いかな。でもまあ観光地の牛乳はこんなもんか……」 価格は一リットル、二百五十八円であった。 近所のコンビにでは二百円でオツリが来る。購入後走ってホテルの部屋に戻り子供達に飲ませる。試しに私も飲んでみるがこれがコクがあり値段以上に美味しい……軽井沢などに行くと飲ませてくれる「ジャージー乳」とはまた違う。「真面目に牛乳作ってます」というイメージがそのまま当てはまるような味であった。「これおいしい」「うん。おかわりしたい」 あっという間に一リットル飲み終えてしまう。ふう。明日の夜も買いに行かねば…… これまた沖縄マジックであろうか。普段七十二度で低音殺菌した「こんせん牛乳」を飲んでいる子供達に気に入られることは滅多に無いことだ。 子供達は一応の欲求を満足させ、国際通りで買い集めた星砂の瓶を並べて遊び始めた。沖縄の夜は更け、左腕の疲れを全身で感じつつ私はあっという間に眠りについてしまった。「明日は抱っこはやめてくれ……少しは歩いてよ……」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 23, 2007

とにかく試食が多い沖縄の繁華街。 タダに弱い私にとっては非常に危険な町である。 沖縄の食材には特に「老化やさまざまな病気を引き起こす」活性酸素を除去する力に優れているのだそうだ。紫外線の強い沖縄は食材自体により抗酸化力の強い多くの「ベータカロチン、カロテン、ビタミンC、E、B2」が含まれているのだ。また更に色鮮やかな食材は「アントシアニン」系の抗酸化成分をより多く含まれ効果が高いのだという。 しかし沖縄は平成十二年の都道府県別平均寿命において、女性は一位であるが、男性はその前平成七年の四位から二六位に大幅ダウンしている。歩きがてら色々な店を覗くが、確かに「沖縄料理」のほかにも「ファーストフード」「焼肉店」などジャンクのお店が思ったよりたくさんあった。沖縄にも現代化の波が……来ていても観光客は折角であるから名産品を食べるべきであろう。 ちょこちょこ何かにつけ食べているのでお腹は減っていない。でもご飯の時間はきちんと座らないと旦那の機嫌が悪くなるので仕方が無い。「適当に沖縄料理が食べられる居酒屋みたいな所にしようよ」「そうだなあ」 抱っこ三昧過ごしていたのに三歳の息子は疲労困憊。 薄暗いお店についたとたんマンゴージュースを一口飲んで寝てしまった。 入ったお店は旦那がチェックしていた「亀千人」というお店。娘と息子が「ドラゴンボール」を好きなことが選択の理由であるらしい。沖縄の宴席では必ず最初に座を清める歌をうたうという風習のせいか、あちこちのモニター画面には「女子十二楽坊」等々、アジアンテイストのミュージックビデオが流されていた。また店内のあちこちに水槽が設けられ、中には色鮮やかな熱帯魚が泳いでいる。これが沖縄の海にそのまま泳いでいるとは思えないが、子供達にしてみれば嬉しいデコレーションである。料理はというとお店に入った時間が早かったせいか「特定料理六時まで一品二百円」「それ以外の料理も三百五十円」という格安さであった。「え、生ビールまで二百円なの? デザートも?」 安い安すぎる……とここでもまた最初の考えと逆になり頼み過ぎてしまう。 こうした「時間限定」のサービスは首都圏でもあるが、沖縄でも珍しく無いようだ。 沖縄の料理は「チャンプルー」文化だという。広くいえば「混ぜ合わせる」という意味で用いられ、日本や中国、アメリカの要素を巧みに取り入れ、一つの料理を作っている。 また沖縄料理には「カツオブシ」が非常に多用されるのにも気がつく。これは「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの原料である必須アミノ酸トリプトファンが多く含まれているため美容には欠かせない。 お店の人に薦められるまま頼んだ「ソーメンチャンプルー」は何故ソーメンを炒めるか理解できない味であった。そのままソーメンツユにつけて食べたらいけないのだろうか??? 娘のために頼んだ「サーモン入りクリームスパゲッティ」は沖縄とは全く関係無い味であったが何気にサーモンとクリームがばっちりマッチして美味しかった。「ん。これはヒット美味しい!」 やっぱり沖縄料理の代表的存在の「テビチ」これは「豚足」を使用した料理のことだけれども、以前妹が「豚足」を使って料理を作ってくれた時「美容に良いよ」といわれても、見た目のグロさとプニプニというゼリー質がどうも口に合わず、一口でやめてしまった。しかしこの店で出てきたのは「豚足」は一度油で揚げ、香り良く仕上げられ、お腹さえ許してくれれば、思わず「おかわり」したくなるような味わいであった。 他にも豚のばら肉を出し汁で煮込んだ「ソーキ」も油っ気は全然無くさっぱりとして美味しいし、豚の三枚肉を泡盛と鰹節で煮込んだ「ラフテー」も独特な味わいで癖が無い。二百円の安さに抵抗できず、最期のデザートとして「クリームブリュレ」を頼むが、これもまた不思議な料理。中央に小さなレアチーズクリームが置かれ、周りにクラッカーが太陽のように並べられているのだ。スプーンもついていないしどう食べるんだ?? と数分悩んだが、なるほど。周りのクラッカーを使ってすくって食べろということであるらしい。「でもこれがクリームブリュレ? おいしいけど普通違うんじゃない???」 満腹、満腹「絶対これ以上は絶対に入らない」状態で店を後にする。 やばいこのままでは太ってしまう。いや太ってしまった。せめてもとホテルまで家族で全力ダッシュして戻り体重を減らそうと頑張ったのでありました。「このままでは北海道の二の舞になってしまうー。あかん! これは予想外だー」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 22, 2007

わが家の子供達は見た目かなり弱そうで実際本当に弱いのであるが、食生活に関してはかなり強い。 つい先日は取引先の社長さんから頂いた「馬刺し」を血が滴るのも気にせずモリモリ食べていた。「生肉なんて食べられない……」そんな軟弱なことをいっていたらわが家では生きてはいられない。中国人的感覚に近いかもしれないが、私はどうしても「取りたて、殺したて」が美味しいという感覚がある。「どちらを食べますか」「卵を持ってるかもしれないから、メスのこっちにしてくれる?」 某アメリカ系チェーンのレストランにて、生きたままのロブスターをお盆に載せ持ってきて貰い、その場でどちらを食べるかを決め、数分後に蒸かして持ってきて貰う。「さようならみきちゃん。会えて楽しかったよ……」 ロブスターが薄暗いお店の厨房に消えていく際旦那が言った一言がまずかったのか、この時ばかりは娘もこれには涙を流し、食べる事を一切拒否した。おかげで私はロブスターをたっぷりと満喫できたのであるが。結構・生きている状態を見さえしなければ、大概の物はまずは一口目を閉じて食べることに挑戦してくれる。「うふふ。沖縄と言えばゲテモノ。あなたに地獄を見せてあげるわ!」「人喰い本」を書き、グロが本業の私としては「きゃーやめてー」と娘に嫌そうな顔をさせ怖がらせることが最大の喜びである。国際通りから一本曲がり少々迷子になりながら、第三の目的地「第一牧志公設市場」を目指した。ちなみにエロ担当は旦那であるが、あまりわが家では価値を見出されてはいない。 入り口にはまず鎮座する「豚の生首」これは「チラガー」というらしい。最初から中々素敵なアイテムを置いている。娘の大幅なリアクションを期待するが、子供が怖くないようにとの配慮からか? 目にサングラスをしているので恐怖がすっかり半減し全く反応無し。これは全くつまらない……「さ、みきちゃんドンドン行くよ!」 この市場には大小四百の店が軒を連ねているという。とはいえこれは「店舗の内外」を含めた数であるので、「建物中」にそれだけの店舗数があるわけではない。 ここもまた試食攻勢が物凄い……入り口近くで「アワビと飛び子の漬物」を百グラムだけ買い、どんどん中に入って行く。どこにでもある豚肉、果物などに用は無い。用があるのは勿論ゲテモノだけである。「うわーみきちゃん。大きなカニでしょヤシガニだ! 茹でてキュッと食べるんだよ! 今日は一発これ食べてみようか!」「きれい!」 どうも娘には目の前に並ぶ「魚介類」は食べ物ではなく、水族館の「展示物」のように見えているようであった。最初は「キャーキャー」逃げ回っていた息子も徐々に市場の雰囲気に慣れてきたようで、水槽からぴょんと飛び出たイセエビの触角を突っついてみたり、夜行貝の甲羅を触らせて貰ったり。結構市場ライフを楽しんでいた。「すいません。買わないんで見るだけなんですけど」「いいですよ。でもねもし食べるんだったらサービスするからおばあの所に来るんだよ。刺身だったら二千円で調理をする時は一人五百円で二階で食べられるから……」 買わないって最初にいっているのに…… 商魂たくましいおばちゃんにはとても叶わない。二千円のお刺身は食べたいが、調理代一人五百円は高すぎる。いろいろな人の旅行記を読むと「市場で食材を選び、五百円払って調理して貰うよりも、直接二階に上がって料理を選んだ方が価格的に有利」と紹介されていた。食べてみたい気はかなりするが、ビンボ旅行人には少々価格が合わないような気がした。市場に来るのは七割が観光客で三割が地元の人間だという。客層を考えると多少高くてもお客が来るからなのかもしれない。「なんだ火を使わないお刺身は調理代取られないんだ、それだったら食べておけば良かった……」 さて、もっと沖縄食材を堪能したいと思うが、最終目的を求めて水槽からの移動を開始した。とにかく品物が多くて何がどこにあるか全く分からない。迷子になっている内にまた目的を忘れてしまっては意味がない。「みきちゃん。ここには面白い動物がいるんだよ」「何?」「黒い蛇。乾燥された蛇が売られているんだって。怖いよー」 ルンルン気分で今度は市場の外に出、目的の蛇を探す。きっと娘は大声を出して喜んでくれるはずだ? 私が捜索している蛇の正体は久高島で獲れるエラブウミヘビで、名前は「イラブー」という。十時間以上かけていぶし毒を抜く、たっぷりの水で五時間以上かけて煮てスープにして食べる。汁が冷めればゼリー状に固まり、コラーゲンたっぷりの美容食だという。市場で必死に蛇を探していると「調子が悪い時は蛇を食べれば一番」「冷やかしじゃなくて買って行くと良いよ」といっていた。「鰹節と一緒に入れて煮るんだけどね。本当に身体に良いんだよ」「いや。食べたいわけじゃないんです。見たいだけなんです」 考えてみると私がやっている事は最低の客がやることである。が、 ようやく発見した蛇は市場の外側に糸に吊るされぐるぐる巻き状態で売られていた。値段は高い五千円なり……店主に確認し表面触らせて貰う。堅い。完全に乾燥させられている。「みきちゃん怖い?」「ぜーんぜん」 残念。「この為ダケ」にここに来たのに。 出口間際で「しぼりたて・さとうきびジュース」を旦那が頼み少々試飲する。甘くてゲロゲロなのかと思いきやすっきりとした味わいで中々美味しい。五十センチ位のさとうきびを二本ガガガと粉砕し、搾り出しているのだがお値段は二百五十円と少々お高い。 娘はインコへのお土産にと「モンゴイカの甲羅」をタダで貰い意気揚揚であるが、私は一皿五百円で売られていた「シャコガイ」のお刺身を食べ損ねたことが後悔しきり。夜夢に見るほど心に残ってしまった。「あそこで五百円出すべきだったよなあ……でも貝は傷みが早いし……人間を食べるというシャコガイってどんな味がするんだろう……人喰いの専門家としてはやはりチェックしておくべきだった!!!」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 19, 2007

旅の楽しみはつまみ食いにあり。 以前伊勢の「おかげ横丁」に行った時は「伊勢神宮」を見に行った事より、つまみ食いしていたときが一番楽しかったと旦那は語っていた。確かに伊勢名産「赤福」は美味であるが、太ることを考え私はあまりチョコチョコ食べ歩くのは好きではない。 首里城には「展示物を見る」という目的があったのでそうした「おやつ」を売っているお店は無かったけれど、モノレールから降り到着した国際通りというのは「つまみ食いの聖地」ともいうべき場所で、資料によると四割は観光客相手のみやげ物店であるという。クレープ、サーターアンダーギー、タコス等々。品数豊富に様々な店が軒を連ねていた。「国際色豊か」だから「国際通り」というのではなく、以前この通りにあった「アーニパイル国際劇場」が有名であったためその後ろ側を取って「国際通り」という名前がつけられたのだという。 娘はさっそく自分のこぶし二つ分ほどの「あげたてサーターアンダーギー」を食べている。サーターアンダーギーのサーターとは黒糖のことでアンダーギーというのは揚げ菓子という意味であるという。現在は「黒糖」でけでなく「紅芋」「かぼちゃ」等々バラエティ豊かに色々なドーナッツが作られている。これは無発酵パンの一つで、小麦粉にラード、卵、砂糖を多めに入れ、まずはじっくりと低温で中はしっとり外はかりっとなるように揚げる。内部の膨張に従って「花のように」表面が割れるが、サーターアンダーギーはこの形が基本である。北京で同じような「開広笑」というお菓子があるが、サーターアンダーギーの方が二倍以上大きい。 日持ちもするからか、現在はネットショップでかなり気軽に販売されている。十個で千円送料込みのものもあるから、食べたくなったらこうしたものを利用すると楽だ。首都圏街中でもたまに売られている出店を発見する。一つ食べると結構お腹が一杯になり、その後の腹持ちも悪くない。 他にも沖縄菓子としては古くは「ちんすこう」。これは同じく小麦粉とラードを使った「沖縄風クッキー」といった感じだろうか。紅芋をたっぷりと使った「スイートポテト」、そして「沖縄限定発売のパッケージ菓子」が目についた。味見用のサンプルも大量に置かれているので、進められるままついつい食べてしまう。おいしい……「沖縄の食べ物ってもっと極彩色が強くてジャンクな物だと思っていました」「そうかい? じゃこっちも食べてみな」 買わなくても楽しく接客してくれるおばさん。段々申し訳なくなりお店の入り口からさっと中を覗いて、同じようなお店だったら中には入らず早々に逃げるようにした。私の興味を特に引いたのは「沖縄で一番安いお店」という看板を出していたお店で、看板に違わず確かに安いのだ。沖縄の吹きガラスなどは二つで五百円! 通常店の半額であろうか。そこで売られていた「オウムガイ」等々の珍しい南国の貝類たちである。これは絶対どこかで見た記憶がある……「思い出した!」 貝のいくつかをめくり、売り札を見ていて思い出した。以前オークションに出品する際預かったフィリピンからやってきたドレスの中に紛れていたあの貝だ。沖縄のみやげ物店にもフィリピン製品が入り込んでいたのか……ハワイなどでもかなり入り込んでいるという話を聞いていたが、ここで見かけることがあろうとは……「じゃ、沖縄で買っても意味無いから行こうか?」「いや。これとこれは本土ではこの値段では手に入らないから買って行く」 それとこれとは別問題である。ここでフィリピンと縁があろうとは思わなかった。昨年はクーデターがありフィリピンに行き損ねてしまったが、来年こそ何とか時間を見つけて足を運ばねばなるまい。 沖縄の吹きガラスにも実は縁がある。 独身時代仕事をした仲間に「石垣島」出身の人がおり、いくつかお土産に頂いたことがあったのだ。鮮やかな青色に中に封じ込められた空泡の数々。これ水面へと立ち上る泡を、海底から見上げた時の様子をあらわしているというが、作り始められた当初は「アメリカ軍が持ち込んだビール瓶やジュース瓶」を再利用して作られたため、加工の過程で自然と気泡が入ってしまい現在のような形に出来上がったのだという。 本来なら「不良品」として扱われてしまう「気泡入り」グラスをおみやげ品として定着させてしまう底力。グラスは厚い割に思いのほかもろくあっという間に壊れてしまい、現在わが家には残っていない。「色目がやっぱり独特だよなあ……やっぱり欲しいなあ……」 魅力的なお店が一杯。屋根の無い和菓子屋さんに本土では一個三千円はするアップルマンゴーを八百五十円で売るパラソルにパイプ椅子だけの不思議なお店。今もまた混乱をしながらこの道は成長をしているのかもしれない。 元々この道は農地で、戦後復興の際店が集まりあっという間に一つの繁華街となったことから「奇跡の一マイル」と呼ばれるようになったという。「おい。前来た時こんな道なかったぞ。いつできたんだ?」 米国に一度戻り、日本に戻ってきたアメリカ人は道の発展の早さ喜び更に人がこの通りに集まってきたという。一ビン三十円の星砂を娘と競い合うように小山のように買い進めつつ、次なる目的地を目指し私たちは歩き続けた。「ママ抱っこー」「もう少し頑張りなさいー。もうママ手がガクガクであんたを抱っこできないよ」 お土産の袋で手がもう一杯。 ついつい安くても買いすぎてしまうのには気をつけたほうが良いのかもしれない。「あ、一番大切な黒真珠買うの忘れた……これはしまった」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 18, 2007

目的地を前にしても食欲が先。 どうやら到着した建物はレストラン付きのお土産売り場であった。首里城はここから離れた場所にあるらしい。気が付けばもう十二時を回っている。小さな子供を連れているから? 食べる物さえ与えておけば大人しい旦那がいるから? ご飯の時間だけは正確にしなければならない。 沖縄そばをそれぞれの身体の大きさに合わせ、旦那は「大盛り」私は「普通盛り」娘と息子は「ちょっと少なめ」を頼む。白いさっぱりとした麺で、「そば」といっても蕎麦粉は含まれていない。日本の法律的には「三割以上そば粉が含まれていない」ので「そば」と呼ぶことは正しくない。細い麺であるが、かなりうどんに近い。麺の上には三枚肉の煮豚に沖縄かまぼこ、ねぎ、紅しょうががのっている。なぜ紅しょうが??? と思うが店員の人は答えを与えてはくれなかった。「お子さんが食べられないようでしたら、紅しょうがは抜くこともできますが」「あ、はい。それでお願いします」 さっぱりしすぎるせいか、息子は殆ど食べず沖縄そばを残してしまった。 こうなってくると親の責任である……我が家では「食べ物を残してはいけない」と教えているのため、よほどのことが無い限り、注文した品を残すことは無い。一心不乱に麺を食べていると、なにやら旦那がサラダのようなものを徐に食べていた。「ん? これは こんなのついてた?」「俺が別に頼んだ。名産品なんだってさ。来たら絶対食べて帰りたいと思ってさ、金は俺が払うから」 ぼーっとして気が付かない内に旦那は「海ぶどう」のサラダを頼んでいたのだ。 お値段五百円なり。「何でも味見は大切」と齧ってみるが、鮮度が良くて噛めば口の中で丸い房が弾けて非常に美味しい。海ブドウは沖縄の近海に生息する「海草」の一種で、名を「クビレヅタ」という。緑の一本の線にプチプチな実がたくさんついており、冷蔵庫ではなく常温で保存する。天然ものは堅いため、現在は養殖が殆どであり、お土産店などでは「三パック千円」ぐらいで売られていた。 食後はようやく家族の勢いがつき、首里城を散策する。子供達は「全部集めても何ももらえないよ」と何度説明しても「スタンプラリー」に熱中し、記念撮影をする旦那のモデルとして変なポーズを取りまくっていた。本人達は首里城に全く興味が無いらしい。「ねえ、いつ終るの」「少しはママの趣味に付き合いなさい!」 首里城とは国王とその家族が居住する「王宮」であると同時に、王国統治の行政機関「首里王府」の本部であった。十一月は丁度九州からの「修学旅行生」で溢れており、化粧の濃さ、スカートの短さには閉口してしまった。 現代っ子はもうここまで来ているのね……また服装の趣味の悪さは目を疑うほど。白いシャツの前をダラリとあけ、赤いシャツをもろだししている男子学生に黒い下着をシャツから見えるように着ている女子学生。どうせならもっと趣味良く格好良くしても良さそうな物だけれど、本人たちの感覚ではおそらくこれが「最高級のおしゃれ」なのだろう。「パンツ見えるんじゃない? パパ良かったね。得したね」「良くないよ。これで痴漢扱いされたら俺絶対に切れるね」 首里城はとにかく清潔で、係員の方も小さな親切で助かった。 子供達が展示物に駆け寄ろうとしても、重要物の前ではかならず「昔の役人に扮装した」係員が目端を利かせて自然に制止させてくれる。目に付いたのはやはり鮮やかな「朱」の色と「金襴豪華な龍の数々」だろうか。 本殿の下に開けられた大きな「穴」には驚いた。最初は「落とし穴か!」と慌てて子供を抱き寄せてしまったけれど、係員の説明によると、世界遺産に指定される際「元の城跡をそのまま残すこと」がその条件として上げられたため、現在の首里城は「城跡の上に」台を組んで立てられ、その城跡は現在「穴」からのぞけるようになっている。「ここから昔の城跡覗くためだけに、上に作ったんですか」「そう考えると無駄だけどね。でも皆さん「ぎゃ」っといって興味深く見て行かれますよ」 なるほどそうかもしれない。改めて穴を覗くと灰色の城跡が迷路のように残されている。今は無駄のように思えても、後年これも大切な資料となり得るのかもしれない。 その後一時間ほどで見学を終え、帰り際首里城の第二門である守礼門にて家族写真を撮り、次なる目的地に向けてモノレールに乗る。次は子供が主役の観光地「国際通り」である、もっともその中に「黒真珠」のお店があり、「旦那に一つ買ってもらおう」と私が策略を練っているのはごくごく当たり前のことである。「次はネックレスにしようかなあ……黒真珠の指輪も買ったらするかもしれないし……」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 17, 2007

沖縄に出かけたのは十一月。季節でいえば冬真っ盛りである。 関東では必須のジャケットがここではただの「荷物」と化していた。暑くてひたすらに喉が渇くので、空港のコンビニでポカリスエットを買いがてら通常の服装について尋ねる。現地の人によるとそれでも今日は寒い日であり、普段でも夜はジャケットが必要なこともあるそうだ。「でも日中は」「ティーシャツ一枚で十分ですよ」 やっぱりあからさまに着すぎなのね…… それだけではない。キャリーバッグの中に大量に持ち込んだセーターやトレーナーはただのゴミ……。残念。已む無く空港からモノレールに乗ってホテルへと移動し荷物を預け着替えをすることにする。モノレールには「一日券」という物があり、このチケットを買えば一日乗り放題になる上に、観光施設の一部が割引になるのだという。お得ならまず買わなければなるまい…… ホテルでは分厚く着ていた服を脱ぎ、トイレでストッキングから靴下へと履き変えた。暑い……暑すぎる。こちらでは当たり前の事なのだろうけれど、もっと旅行ガイドに「十一月でもセーター・トレーナーは要りません」と書いておくべきでは無いだろうか。ぶつくさ文句をいっても荷物は軽くはならない。 それでも少しは身軽になり、改めて気を取り直しモノレールの駅まで戻り、観光ガイド通りに「首里駅」にて降りる。 さて、首里城はどこだろう……と家族でフラフラしていると、タクシーのおじさんに声をかけられた「バスなら一人百円だけど、タクシーなら基本料金で行くよ」とのこと。それなら……とタクシーに乗り込んだのだが、これは大きな失敗であった。「沖縄は初めてかい?」「はいそうです」 といったとたん話しっぱなし。ならまだ救いがあるのだが、「だったらこの水族館も寄った方がいい」「ここから一時間ぐらいだけど、四千円で行くから……」「貸切のタクシーだったらこの値段じゃ絶対に無理だよ」 私たちはただ首里城に行きたいだけなのに……他の場所に行く気は全然無いのよ……その後は国際通りに行って市場に行くのだから…… パンフレット片手についにはタクシーを止め力説する。オイオイ到着するまで話しているのなら分かるけど止まることは無いだろう止まることは……「タクシーも暇だからさ。サービスするから行ってみないか」 そちらが暇でもこちらに時間は無い。 旦那が切れそうになっているのを肌で感じつつ「結構です首里城に行きたいだけですので」とタクシーを発進させてもらう。沖縄はこんなタクシーばかりなのだろうか? と思ったけれど、首里城から戻る時に乗ったタクシーのおじさんは感じ良く「こっちの駅じゃなくて、こっちの駅の方が実際近いんだよ」と近道して儀保(ぎぼ)駅まで送ってくれた。冗談半分で「霊能者の宜保愛子さんの出身地ですか?」と聞くと「はっきりと分からないけれど沖縄出身者だったらしよ」と回答した。本当なのか? 自宅に帰宅後調べてみると彼女は「神奈川県横浜市」出身であった。考えてみれば漢字が全然違うじゃないか…… 思い出してみると沖縄は日本で一番物価が安く、一番失業率が高い地域であった。全然乗らない私だって知っている。タクシー初乗り四五〇円は首都圏ではまず考えられない。絶対六〇〇円以上はする筈だ。一度捕まえた客をそう簡単に逃がさないようにしようというのは効率を考えると、相手が不愉快に感じたとしても、単純にアイデアとして思い浮かんでしまうことなのかもしれない。 首里城到着してすぐに売り子のお姉さんに「若いお姉ちゃん食べてってよ」という言葉に喜びを覚えてしまい、ついつい三段重ね二百円のソフトクリームをガジュマルの樹の下にて食べてしまう。サービスなのだろうか? 首都圏だったらこのサイズ四百円はするんじゃないだろうかというぐらいでかい。そして暑いのでソフトクリームが溶けるスピードもこれまた早い…… そういえば効率よく移動をすることばかり気を取られてしまい、お昼を食べるのを忘れていた。こんなアイスなんて食べている場合じゃ無いのに……ダラダラと溶けるアイスと戦いつつ、空を見上げた。「そもそも、首里城はどこにあるんだ?? 全然見えないぞ???」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 16, 2007

独身時代、妹と一緒に韓国へ旅行したことがあるが、その時は英語一本で特に困ることは無く、不自由することはなかった。韓流ブーム等々騒がれたこともあったがそちらとは全く関係なく、概ね今まで私が出会った韓国人は好意的で優しい人が多かった。電車の中、コンタクトの中に異物が入り困っていると、すっと目薬と保存液を出してくれた女子高生に、近所のスーパー銭湯にて垢すりをしてくれるグラマーなおばさんは、美しくなるためか、何度いらない、必要ないと言っても「二〇分二千円じゃ一杯落ちないね。三十分三千円の方がいいねー」「いえ。お金無いですから、予定通り二〇分のコースにして下さい」 違うか。良く考えてみると、これは親切では無い…… ともあれ私の個人的な意見であるが、韓国語は中国語の発音と近く、違和感を感じなかった。陸続きで繋がっているのだから影響があって当然のことなのかもしれないが、沖縄の方言と言うのはどうも私の知っている言語体系から大きく外れる。「ラフテーって何ですか?」「アンスカ・ムム・ファリンサカメ」 これは本当に日本語なのか……さっぱりわからん。 沖縄通の人にいわせると、沖縄の言葉は「日本の古い言葉」がそのまま残り、一つの文化体系を形成しているのだという。中国語でも英語でも無い言葉が支配する地域。それが沖縄なのだ。だから私は北海道や東南アジアに出かけることはあっても、今まで沖縄に行こうと思ったことが無かった。自分の勉強したことが通用しない世界。だからあえて興味が湧かなかったのかもしれない。 羽田空港から那覇空港までの飛行時間は低い位置を飛んでいるのか、思いの他長く三時間程だった。「予定では二時間ぐらいだと思ってたのに……甘かった……」 持ち込んだ文庫本二冊はあっという間に読み終えてしまった。 息子が雲を見て喜んでいたのは最初の数分で、その後は隠し持っていた「新しい玩具」や「絵本」にて必死に相手をした。子供が飛行機に乗ると大概「プレゼント」を貰えるのだが、ポストカードやブロックだけでは精々十分も遊べれば良い方である。旦那はPDAにゲームを入れケラケラと遊んでいたが、あれは良い作戦だったのかもしれない。娘は私が用意した「あられちゃん」をゲラゲラ大笑いしながら、沖縄に到着するまでに二冊完読した。帰りの分も含めて買って来たのに……ようやく沖縄上空に到着した後はお決まりのような気圧変化で息子は大暴れし、娘は耳を抑えた。「いたーい」 が、それはわが家だけではなくほかの子供達も同じなので咎められることはない。私もこの現象は慣れているので飛行機が降下を始めると「そろそろ子供達が騒ぎ始めるころかなあ……」「あの子も泣いてしまうのかしら……」いじわるな目で機内を見回す癖がついてしまった。 最期はスチュワーデスのお姉ちゃんと熱く握手を交わし、息子は飛行機を後にした。 料金以上・十分堪能してくれた? だろうか。このために来たんだ後はもうオマケ……降り立った沖縄の地は暑い太陽の匂いがし、冬なのに蒸し暑かった。あれ? ここは日本だよなあ……外へと続く通路の脇には黒と赤の色目、見慣れたDFSの文字があった。あれ? 何故免税店がこんな所に? 羽田にも無いのに??? 異様な空気漂う沖縄。確かに通る人の顔は日本人なのに、それは確かに何か違う雰囲気を醸し出していた。「ん? やる気か? 私に何か挑戦をしているのか???」 それはちょっと違うか。ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 15, 2007

子供は旅行に連れて行っても忘れてしまう。 では忘れさせない方法はあるのだろうか? 勿論それはある。結局子供には「記憶を長時間保存」する能力が低いから忘れてしまうのであって、毎日「ディズニーランドに行ったよね」「ディズニーランドに行ったよね」というように「記憶を上書きするような」発言を繰り返していれば忘れることはない。 数年前この理論を確認するため、私は一つの実験を行った。 対象は当時三歳だった近所の年少さんの女の子だった。自宅から一キロほど離れた場所に住んでいる女の子なのだが、幼稚園に滅多に足を運ばない私は会う機会が殆ど無い。この子の中に私の記憶を留めさせてみようと思ったのだ。 折りしも私はドラッグストアーズという豚マークのついた服を毎日愛用していた。いつも幼稚園バスの一番前に座っていた女の子に私はこう伝えたのだ。「毎日私を見たら豚マークがどこにあるか探して。あったら指差してあててみて」 こうして女の子との豚探しゲームが始まった。 続けも続ける事三年間。無事小学一年生になった女の子は私のことを忘れることは無かった。少なくとも二年間は窓越し以外に会ったことは無い。今も忘れないランドセルを背負って歩いてきた女の子が怖がらず私に「今日の豚はどこー」「小学生になったんだよー」と走りこんできた瞬間。私は「毎日刷り込んでいれば幼児の記憶は失われない」という理論の正しさを実感したのであった。「あんたは飛行機に乗ったことがあるんだよ」 ということを分からせるためにはまず「乗る前」に飛行機を十分に見せ、「乗った後」に身近に飛行機の玩具を置き記憶を更新していく方法が一番であろうか。高い投資をするのだから、何とか記憶よ残っておくれ。 どうした心境の変化があったのか、今回の旅行ではいつもリュック一つで旅に出る旦那がついに「キャリーバッグ」を購入した事だろうか。移動の可能性考えてか車輪の数は二つの「ナイキ」のバッグを選択した。息子はと言うと荷物は私のバッグに入れるから必要無いのだけれど……何度も「必要ない」「ママと一緒だから」と伝えても「大事だから」「心配ない」とお菓子の入っていた「トーマス」のおまけキャリーバッグに玩具を詰めまくっていた……「今度はママを一人でアメリカに行かせる訳にはいかない!」 息子の気合の篭った荷物詰めには理由があったのだ。 直接いわれたことは無かったのだが、私が許可無くアメリカに行ってしまったことがとにかく気に食わなかったらしい。「ママはいつ戻ってくるのか」毎日旦那に尋ねては、ぶつぶつ怒っていたのだという。「いつママは帰ってくるの」「まだだよ」「今日は帰ってくるの?」「もう少しかな」「今日は」「お昼には、帰ってくるよ」「じゃ! 迎えに行こう!」「いやだよ。成田まで面倒臭いし」 適当に旦那がそう答えると、息子は顔を真っ赤にし怒り狂ったという。 結局留守にしたのは三日だけだったのだが、「帰ってくる」と聞いた途端大騒ぎ。「じゃあ早く迎えに行こう」「ママとお揃いの豚服を早く着させて」と結局私が空港に到着する三時間前に空港に到着。中々到着しない私に対する怒りを旦那に爆発させ、憂さを晴らしていたのだという。それはびっくり。良いことを聞いた。じゃあこう言えば息子は何でもいう事を聞いてくれるだろう。「言う事聞かないと、また一人でアメリカ行くからねー」 慌てる息子。「そう行くのはプチ・アメリカだからね」「置いて行っちゃうよ」と更に話を盛り上げる娘。お影で荷物詰めは大いにはかどり、準備万端・荷物をドカドカ乗せ車に乗り込んだ。 最近は民営化の波が空港にも押し寄せてより「羽田空港の駐車場」に直接車を駐車しても「最大二千円」になり、二四時間が経過した後は「一時間八十円」というリーズナブルな料金に変身した。家族四人でリムジンバスに乗ると値段が結構馬鹿にならない上に目的地に着くまでに疲れ果ててしまう可能性がある。 ちなみに自宅から羽田空港までは車で一時間の距離であるが、自宅から最寄駅までは歩いて三十分以上かかってしまう……息子が歩かない可能性もある上、重い荷物を持ってそれはかなわない。 空港に到着後遅い朝食を取る。最近は空港の弁当は「空弁」というのだそうだ。適当に娘はおにぎり入りの幕の内弁当。旦那はカツドン弁当、私は野菜たっぷりのベーグルを空港の屋上で食べる。名前は良くても味はイマイチ……雨が降っていたけれど屋根のある部分の椅子に座り、金網越しに何度も飛行機を息子に「これからあれに乗るんだよ」と確認をする。本人まだあまり興味は無いらしい……が、これはどうしても必要な要素なのだ。「ま、飛行機は乗ってからが本場だよね。さ、沖縄へはこっちだよ!」ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 12, 2007

沖縄を目指して■ジャスト・タイミング 我が家には八歳のトンチンカン娘と三歳のあちゃぱぴ息子が毎日元気に暴れている。 八歳の娘は既に自分用の玩具ではないカート付き「高級キャリーバッグ」を所有し、南は沖縄、グアム。北は山梨まで、陸海空の乗り物を御し、年内に北限を新潟に達し、再来年には北海道に伸ばす勢いで旅を続けている。 しかし、本人は今までどこに行ったかどうか「殆ど覚えていない」のだけれど、心の修練となっているので、それはそれで別にさしたる問題ではない。昨年はついに家族の元を離れ「一人旅行」を経験した。とはいえ主催先が「普段通っているスイミングクラブ」で「いつも遊んでいる友達が一緒」だから深く考えてみるとそう凄いことに挑戦した訳ではない。気にしたのは「親」いや「旦那」の方で、娘が出かけた後わざわざ会社から電話をかけてきた。「おい、みきから「怖い」とか「早く帰りたい」とか電話はかかって来なかったか? もしそうだったらすぐ帰るけど」「何もかかってきません。ご心配無く」 ちなみに旦那は出産予定日さえも私に電話をかけて来ることは無かった。一泊二日の旅行から戻ってきた娘は開口一口に「疲れたーもう二度とキャンプなんて行かないー」と騒いでいたが、月日が経つにつれ「やっぱり来年もキャンプに行こうかな」「疲れるけど、我慢できないぐらい疲れる訳では無かったし~」と感想を変えるようになってきた。「旅は疲れるから楽しいのよ」 しかし三歳の息子は生まれてからそう年月経っていないこともあり、キャリーバッグはトーマスのお菓子が入っていた一九八〇円の物であり、乗った事があるのは精々電車だけで、リニアモーターカーに乗った事はあっても、飛行機や新幹線に乗った事はない。このままでは息子が可愛そう……是非四歳になる前に飛行機に乗せてあげたい。こう私が思ったのにはいくつかの理由があった。 一つは娘が始めて飛行機に乗ったのが三歳であった事だ。 ある日兄弟喧嘩が発生した時に「あたしは三歳のとき飛行機乗った事あるんだからね!」 と娘にいわれ虐められないか心配になったのだ。 娘自体飛行機に乗ったこと自体既に忘れているからこれは杞憂に終るのかもしれないけれど、もう一つ「三歳までは飛行機代タダで乗れるから」という経済的な理由が存在した。どうせ乗せるのなら三歳までに……特に男の子は動くものが好きであるから、タイミングが合えばどんなに短い距離でも乗せてあげたい。私はずっとそう思っていた。笑い話ではない。近所では「電車を見る」ためだけに「入場券」を買い、一日一時間限定で電車を見に駅へとかよう子供がちょっと思い出すだけでも五人は存在するのだから。「おう。沖縄行ってみないか。沖縄」 と旦那に初めていわれたのは三年前になる。 その当時は息子を実家で産み、旦那との仲は最高潮に悪かった時期である。誘われても行く気には全くなれず、「沖縄には実家の母と一緒に行く約束になっているから」と丁重にお断りをした。 結局、その時母とした約束は果たされることは無かった。お互いに「全く行く気が無い」訳では無いのだけれど「家族がいる」「犬がいる」「鳥がいる」と旅行に出るには多大な問題が山積し、実現できなかった。「ねえ、ママお砂糖ってどうやって作るの?」「ん? 確か温かい地方では「さとうきび」から作り、寒い地方では「てんさいだいこん」から作るって習ったけど、どっちも私は実際に見たことは無いね」「ふーん。「さとうきび」って美味しいの?」「どうだろ。昔はお母さんがお菓子代わりに食べたって言ってたけどね」「それは、どこで取れるの?」「日本では沖縄かな。てんさいだいこんは北海道って聞いたけど」 娘が沖縄に興味を持っている。 今こそ三年来の夢を叶える時がやってきた。 旦那の目がキランと輝き、インターネットから沖縄の格安ツアーを検索する手にも気合が篭ってきた。折りしも娘の小学校の「創立記念日」が連休と重なり、三日も休日が取れる日が十一月に出来ることが判明していたのだ。「幼稚園はお遊びだから休んでもいいけれど、小学校は行くことが勉強だから休んじゃ駄目」 という勝手な私のポリシーにより、何度格安チケットの購入機会を涙で見送ったことだろう。が、今回は違う。条件さえ合えば行く可能性があるのだ!「おい。沖縄往復飛行機代、宿泊代込みで一万七千円っていうツアーがあるぞ!」「何でそんなに安いの?」「繁忙期からずれるからだろ。どうする行くか?」 息子が飛行機に乗れるなら。 やる気になった旦那は恋人時代にディズニーランド行きを手配した時よりも有能であった。私が何もしない内にあれよあれよと予約は終わり、自宅へとチケットが送られてきた。「次は沖縄かあ。楽しみだねえ」 娘が旅行に行く前に「楽しみ」という発言をしたのは今回が始めてであるように思う。さて今回の旅行はどうなるのか……とにかく朝が早いので前日に荷物を用意して寝床につく。正直アメリカから帰国して一月も経たない状態で、時差ぼけ含めコンディションは最悪であるがそんなことは誰も気にとめてくれない。またしても波乱含みな旅が始まることとなった。 ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 11, 2007

あけましておめでとうございます今年も宜しくお願い致しますこちらで連載していましたアメリカ旅行記まとめました。まとめて読みたい方、抜けた連載部分を知りたい方是非覗いてみて下さい。原稿用紙150枚ほどの原稿ですパラシュートガールはもう飛ばない 1 http://book-mobile.net/read.php?code=1&ucode=2&bcode=2パラシュートガールはもう飛ばない 2 http://book-mobile.net/read.php?code=1&ucode=3&bcode=2現在は沖縄旅行記を執筆中。近日公開予定ですミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい
January 10, 2007
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