東京煉羊羹探訪記
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本年最初の煉羊羹は新宿区新宿にある「追分だんご本舗」さんです。追分だんご本舗さんのある新宿三丁目は、今では老舗百貨店やファッションビル、家電量販店等の巨大建築が並ぶ場所ですが、江戸時代は宿場町である内藤新宿(ないとうしんじゅく)があり、甲州路(今の甲州街道)と青梅路(今の青梅街道)が分岐する場所として多くの旅人でにぎわう場所でした。内藤とは宿場町を開設した当時、領地を所有していた信州高遠藩(たかとうはん)内藤家の屋敷があったことに由来しています。景色が一変してしまった現在でも、基点となった新宿三丁目交差点には「新宿元標 ここが追分」とかかれた碑があり、歩道上には江戸から現在に至るイラストが描かれた羅針盤のようなものがありますが、かなり汚れていて残念です。 新宿三丁目交差点となった今でも、交番やビルなどに「追分」の名称を見ることができます。追分だんご本舗さんは、商品に添えられているしおりによると、江戸初期に高井戸宿で団子を供する商いを始め、江戸元禄期に内藤新宿に宿場ができると同じく、店を高井戸宿より移し現在に至るようです。追分だんご本舗さんは、いうまでもなく団子が看板ですが、他にも最中や虎巻というどら焼きなどのお菓子があります。羊羹も作られていて、本煉羊羹「甲州路」1155円(税込み)があります。程よい甘さながらも、伝統的な煉りを感じさせる、寒天と餡の具合が良い羊羹です。とても美味しくいただきました。「追分だんご本舗」東京都新宿区新宿3-1-22 NSOビル 1F TEL:03-3351-0101営業時間(販売) 10:00~20:30定休日 元旦にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年01月29日
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