ここらでちょっと途中下車

ここらでちょっと途中下車

2014.05.15
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カテゴリ: お出かけ
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薬師寺
上の写真は、HPから。
左の建物が金堂で、真ん中が西塔、そして右が東塔。
実際には金堂をはさんで両側に建てられている。
ここにも書かれているように、東塔は今、修理中で縞模様の大きな囲いがされていた。
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南門を入って、最初に入ったのは金堂。
中に入ると、薬師三尊像があった。
中心に薬師如来、その右側に日光菩薩、左側に月光菩薩。
奈良時代に作られた国宝で、フォルムが素晴らしい。
写真を撮れないのが残念だけど、とても美しい仏像だ。

西塔を見ながら金堂の裏に回ると、大講堂があった。
Aさんが、ここでお話が聞けるよと言うので行ってみると、
ちょうど修学旅行生にお話を始めるベストなタイミング。
子どもたちの後ろに座って、一緒に聴かせてもらうことにした。

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若いお坊さんのお話が面白くて、すごくわかりやすかった。

横浜から来たという修学旅行生たちは、
法隆寺に行ってから薬師寺に来たそうで、
明日、東大寺を回ってから、京都で2泊するのだと言う。
その三つのお寺は、世界遺産に指定されている。
薬師寺は、日本最古の木造建築の法隆寺より80年後に建築され、
そしてその50年後に東大寺が建築された。
歴史の流れ通りに見学していくので、
その違いなども見ていってくださいねと言っていた。
でも、薬師寺は、今から500年前戦国時代にほとんど焼けてしまい、
奈良時代から、今も残っているのは東塔だけ。
金堂や西塔は、約50年前に再建されたものだと言う。
再建された建物は、
窓にはめられた木が緑色で枠が朱色と鮮やかだけれど、
当時もそのように鮮やかな建物だったのだと言う。
西塔の1300年後の姿が東塔、
東塔の1300年前の姿が西塔。
え?と言う子供たちに、写真を指差しながら、
すなわちBefore(西塔)After(東塔)やなと笑わせる。
金堂の中には国宝の3つの仏像がある。
真ん中の薬師如来は、薬を扱うお医者さん。
左右の日光菩薩と月光菩薩は看護婦さん。
日光菩薩は昼間、月光菩薩は夜間、
24時間体制で見守ってくれる。
だから皆さんが健康に過ごせるように拝んで下さいね。
とこんな感じ。
15才と言ってたから、中学生かな。
面白くわかりやすいので、後ろから見ると皆、背筋がピンと伸びていた。

終わってから大講堂の中を歩くと、
弥勒三尊像や、仏の足跡の付いた仏足石などが展示されていた。

北側の門を出ると、向かい側には、
美しい玄奘三蔵院伽藍があり、
中には広大なシルクロードを描いた 平山郁夫の壁画 があった。
13の壁面に描かれた壁画は素晴らしく、
天井にも星や月が描かれていて、見入ってしまった。

お天気が良くて、爽やかな心地よい風が吹いて、
暑くもなく寒くもなく、絶好の観光日和。
とても素敵な時間を過ごすことができた。






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最終更新日  2014.05.16 00:25:32 コメント(6) | コメントを書く


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