今や生活保護の費用は積もり積もって3兆7千億円にもなるそうだ。国民の意識の変化で「貰わにゃ損」と受給に抵抗感が無くなって来ているのも事実なのだ。働かずに生活保護を受けている人を「ナマケモノ」にたとえるが、このとことの若者は苦難に直面することを嫌う傾向が強いそうなのだが、これは進化の過程だという説もあるくらいなのだ。そもそも「弱肉強食」という言葉自体は、ダーウィンの原典にある「Straggle for existence」を訳した言葉で、この訳は「生存のための努力」と訳しても良かったはずだとなっているのだ。ということなら危機に直面した精神がサボろうとする反応は、案外適応的である可能性もあるということなのだ。それに「ナマケモノ」は結構強靭な生き物だとも言われているのだ。