美智子皇后陛下は 83 才を迎えられ誕生日に際しての文書に「長い年月、ひたすら象徴のあるべき姿を求めてここまで歩まれた陛下が、御高齢となられた今、しばらくの安息の日々をお持ちになれるということに計りしれぬ大きな安らぎを覚え、これを可能にして下さった多くの方々に深く感謝しておりますそう綴られた」そう綴られていたそうで、そこにはご成婚から 50 年以上にわたって陛下をそばで支えられてきた美智子さまの心からの安堵がうかがえるという。誕生日当日の夜に皇居では祝い膳が催されたというが、その席で皇后陛下は雅子比電荷に妃殿下に信頼があるからこそ余計な言葉はあえて避けられ、皇后としての終着点を見据え突き動かされるように雅子さまに歩み寄られたというのだ。
かつて両陛下と皇太子ご夫妻は「途絶状態にある」とまでいわれていたが、美智子皇后陛下は「あちらの様子が伝わってこなくて」と漏らされたこともあったという。それはそのまま美智子さまと雅子さまの間に大きな溝が横たわっていることを意味していたとされ、「ですが、美智子さまは常に雅子さまのことを気にかけていらっしゃいました。民間から皇太子妃として嫁がれたのは長い歴史をひもといても、たったおふりだということで、美智子さまご自身も、嫁がれてから数々のハードルを乗り越えられてきましたし、時には打ちひしがれることもありました。お気持ちを共有できる唯一無二の存在なのです」ということで、実は美智子さまは雅子さまのことを静かに見守られてきたというのだ。
朝日新聞に「天皇陛下退位 2019 年 3 月末」という大きな見出しが躍っているが、昨年 8 月の「お気持ち」表明を経て今年 6 月に特例法が成立した陛下の退位の時期には、「 2018 年末」と「 2019 年 3 月末」の 2 案が浮上していたのだ。新年の儀式や一般参賀といったイベントが立て込む年末年始に新たな天皇の即位にまつわる儀式を同時並行するのは現実的ではないと、宮内庁内では意見がまとまりつつあるので年度末の退位がより現実味を帯びているようだ。もしもそうなれば 2019 年 4 月 1 日に皇太子さまが即位され新たな元号に切り替わるが、同時に「雅子皇后」が誕生することになる。「適応障害」の療養生活に入って以降現在まで完全復帰には至っていないが最近では「快復の証拠」ともいえるというのだ。
私の住む愛媛県松山市でも皇太子殿下をお迎えして「障碍者全国競技大会」が行われるのだが雅子妃殿下の来県はないという。これまでは満足に公務が果たせないことへの批判を避ける意味合いもあったのかもしれないが、それが最近になって、そんな保険のような文言がないケースも増えてきたというのだ。退位まで 1 年を切れば美智子皇后陛下が皇后として臨まれる「最後の」という枕詞がつく行事が増えることになるのだが、8月に行われた「フローレンス・ナイチンゲール記章授与式」では総裁の美智子高校陛下や副総裁の 秋篠宮紀子さまのお名前に並んでしっかりと雅子さまのお名前が記されており、 11 月上旬には皇太子との同伴で東日本大震災の被災地訪問が日帰りで予定されているという。
「フローレンス・ナイチンゲール記章授与式」は 2 年に 1 度行われるもので、したがって次回の開催時にはすでに美智子皇后陛下は皇后という立場にはいらっしゃらないことから、雅子妃殿下も大変神妙な面持ちでいらっしゃいましたというのだ。しかも雅子妃殿下の出席は 2003 年以来実に 14 年ぶりだったというが、「記章の授与は日本赤十字社の名誉総裁を務める皇后の役割で、次回その役を担えるのは雅子さまだけです。式典中、雅子さまは美智子さまの一挙手一投足を目に焼きつけるようにご覧になりました。美智子さまからのバトンをしっかりと受け継ぎたいというお気持ちが伝わってきました」との報道もなされている。もっとも今までその任に堪えられなかったことから副総裁の座は秋篠宮紀子さまがなされていたのだ。
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