大阪市といえば元の橋下市長の時代から上司がなにかと強権的なイメージがあるのだが、TVの番組でも「あいつは使える」と話していたように記憶しているのだ。その時はおあまりいい気はしなかったのではないかなと思っている。人をモノ扱いしているような言葉に感じ「人は道具ではないですよ」と言いたくなったのを思い出している。それがたとえ「仕事ができる」といった意味合いで使われても人としてリスペクトされているようには思えなかったのだ。それでも最近は会社や上司が部下に一層に配慮することが求められる時代になり「使える、使えない」と堂々と言える雰囲気ではなくなりつつあるという。そんな大阪市の代表監査委員で元プリマハムの社長が部下にパワハラをしていたとして大阪市は勧告を行なったという。
大阪市の複数の職員にパワーハラスメントをしたとして勧告を受けたのは元プリマハム社長で大阪市の 貴納順二 代表監査委員 なのだが、大阪市の職務が適正に行われているか調べる監査委員のトップの役職だというのだ。監査委員会は弁護士らで構成され公益通報や内部告発の調査・審査を行っている部署で、昨年9月に委員会に公益通報があり職員らに調査を実施したところ。 2019 年以降時期と場所が特定できたのは9件で貴納順二代表監査委員によるパワハラ行為があったと認定したそうなのだ。貴納順二代表監査委員は 2014 年に当時の橋下市長に任命され現在2期目となっていたのに、貴納順二代表監査委員は「職員との信頼関係が破綻した」として 3 月 24 日に退職しているそうなのだ。
貴納順二代表監査委員は「鬼軍曹のようなね、言われ方されてるんですけど、僕は吉本を見てずっと育ってきた人間なんでね、冗談も結構中には入ります」と語っていたそうなのだ。貴納順二代表監査委員は同志社大学経済学部を卒業後に伊藤忠商事に入社し、海外赴任もありイラクでの仕事も経験していたという。その後に伊藤忠商事の執行役員に就任しプリマハム常務取締役に就任し、そして15年くらい前に代表取締役に就任しているそうなのだ。今回パワハラ疑惑が浮上している貴納順二代表監査委員だがどのようなことをしていたのかというと、大阪市公正職務審査委員会の会見では職員に向かって「こんな仕事なんか、女の子にさせりゃいいんだよ」とか「金魚の糞みたいについてきて座っているだけ」といっていたという。
そればかりか「国立大学まで出てこの程度か」などの発言が繰り返されていたそうで、職員が提案等を行っても「俺の言うことを聞かれへんかったらやめてもらったらいい」などの発言もされており、部下へのパワハラ発言を繰り返し職員一人がストレスで突発性難聴になり休職している職員もいるという。貴納順二代表監査委員は聞き取りに対して「記憶にない」などと説明し今回のパワハラ勧告については業務上の指導で必要性があったと説明し納得していない様子だったという。また大阪市の公正職務審査委員会によると貴納順二代表監査委員は「私自身は市民のために一生懸命やってきたつもりです。全く納得はしてませんが、この言葉を言っただろと、パワハラだっていうんだったらその通りですねっていう話です」ということのようなのだ。
パワハラは本人がしていないつもりでも受け取った側がパワハラと感じてしまったらなってしまうものなので難しい問題なのだ。 貴納順二代表監査委員は吉本を見て育ってきた人間のため冗談も結構中に入るとも述べているが、冗談であれば何を言っても良いわけではないということをわかっていなかったみたいなのだ。今回の貴納順二代表監査委員の発言は指導の範疇を超えているので完全なパワハラなのだが、そもそも75歳の老人を雇わないといけないほど大阪市には人材がいないのか不明だが、監査委員は市長が委嘱するんだろうから人選に問題があったって事で貴納順二代表監査委員の言動を漫然と放置した大阪市の組織風土にも問題があるとの指摘がなされ松井一郎市長にも是正勧告が行われたという。
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