カナダ五輪委員会及びパラリンピック委員会は「 7 月 24 日の開催となっている東京オリンピック・パラリンピック大会が延期されない場合、東京オリンピック・パラリンピック大会へのアスリートの派遣を拒否することとした」と公表したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮した決定が下されたことだという。声明では「カナダ五輪委員会とパラリンピック委員会は早急に、国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会、世界保健機関に対し 1 年の大会延期を求めます。日程再編によって発生した煩雑な作業などに対しては最大限のサポートを提供することを表明します。大会延期による諸々の問題については承知していますが、我々の選手たちそして世界において健康と安全以上に重要なことはないと考えています」としている。
そのうえで「これは単に選手の健康問題ではありません、公衆衛生の問題です。新型コロナウイルスとそれに伴うリスクを考慮すると、選手は安全な状況におらず、彼らの家族、並びに選手が大会に向けて準備を進めるカナダの地域社会の健康・安全も十分とは言えません。カナダ五輪委員会とパラリンピック委員会は、日曜日に国際オリンピック委員会より送られた書簡・ニュースリリースを確認しました。そこで、今回、大会を中止するという趣旨ではないということに我々としては感謝しており、国際オリンピック委員会が延期に関する早急な意思決定を理解されていることにも感謝しております」としているが、このままの状態なら東京オリンピック・パラリンピック大会は「不要不急」の行事ではないということが言いたかったようなのだ。
新型コロナウイルスが猛威を振るう中で政府は不要不急の外出を控えるよう呼び掛けているのだが、全国的にイベントが中止になり企業も在宅勤務の導入などで対応するが、この「不要不急」の線引きはどこにあるのだろうというkとがよく言われているそうなのだ。 2 月 22 ~ 23 日に北海道壮瞥町で予定されていた昭和新山国際雪合戦は、道内で相次いで感染者が確認され中止を決めたそうなのだが、。例年国内外の 2 万 5 千人が集まり今年も約 1400 人が参加予定だった町の一大イベントだったという。 2 日間で約 200 試合行われ 1 試合の観客も数百人にもなるが屋外とはいえ「接近戦」も多く、選手同士はもちろん臨場感目当ての観客と選手との距離も近くなる。「大切な雪合戦を感染拡大の場にできない」と苦渋の決断をしたという。
新型コロナウイルスによる感染症対策として外務省は米国全土について新型コロナウイルスの感染症危険情報を「不要不急」の渡航中止を促すレベル 2 に引き上げている。これまでは渡航に十分な注意を促すレベル 1 だったが在留邦人や渡航者に向けて「感染の更なる拡大や行動制限措置の強化の可能性も念頭に、現地の最新情報の収集と感染予防に万全を期してください」と呼びかけたそうなのだ。米国はトランプ大統領が国家非常事態を宣言しており、外務省によると 50 州全ての州政府も感染拡大への対応のため非常事態宣言などを出しているそうなのだ。これを受けて米国務省は全世界への渡航警戒レベルを最高の「レベル 4 」に引き上げ全ての外国への渡航を中止するよう米国人に勧告したというのだ。
新型コロナウイルスは接触観戦だけでなくやせきなど飛沫で感染するとされ人混みを避けるのが最善だが、政府が外出を控えるよう求める「不要不急」の判断に困惑する人も多いが、「日常生活に不可欠な外出以外は不要不急に当たる」と指摘し日用品の買い物や通院などが該当するという。過去にも政府などが「不要不急の外出を控えて」と呼び掛けた事例があって、首都圏を大雪が襲った際は国土交通省が要請しているし、台風号では首相官邸が短文投稿サイト「ツイッター」の災害情報発信アカウントを通じて注意喚起したというのだ。近畿大学病院感染対策室の吉田耕一郎教授は「過去の事例よりも今回は判断が難しい」と指摘し、「台風や海外への渡航制限と違って外出を長期間控えなければならず、我慢が必要」と話しているという。
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