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2015年03月12日
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カテゴリ: 地震、原子力
​​​​​​​​

 発電しながら消費した以上の燃料(プルトニウム)を生み出す“夢の原子炉”といわれている高速増殖炉の原型炉「もんじゅ」。

 様々なトラブルが続き、発電実験ができない。

 1960年代に構想され、80年代に建設開始、1990年代に動き始めた!

 その間、米、英、独、仏は見切りをつけて高速増殖炉の開発計画を中止。

 1995年12月、冷却材であるナトリウム漏洩による火災事故発生。

 2007年5月、運転再開のための本体工事完了。

 2010年5月、運転を再開、臨界確認。

 2010年8月、炉内中継装置落下事故により運転停止。



 2013年5月、無期限の運転禁止命令。

 「もんじゅ」は運転停止中、1日5,500万円を垂れ流す。




「もんじゅ」のお粗末ぶりに文科省が激怒
「あなたたちは一体、何をしているんだ!」響く怒声
 “運転解禁”遅れは自業自得
 2015年2月19日 産経新聞
 …(略)…

 原子力機構を主管する文科省は、一昨年10月から始まったもんじゅの集中改革以来、改革期間が終了する今年3月末までの命令解除をともに目指して支援を惜しまなかった。しかし、今回の集計ミスが判明したことによって、同月末の命令解除は事実上、不可能になった。ある文科省関係者は「まさかとは思ったが…」と唇をかむ。

 原子力機構は昨年12月下旬、命令解除に必要な報告書を規制委へ提出した。


 それによると、点検間隔を見直して期限が超過した機器などを「未点検」と位置付けたうえで、「未点検状態の解消」を図るために、点検を実施するか、次回点検までに監視を強化する-などとしていた。これで規制当局の了承が得られれば、命令解除へ一定のめどが立つはずだった。
 …(略)… ​​





 「もんじゅ」は実用化に向けた原型炉。

 開発が中止された場合、全国の原発にある「使用済み燃料プール」で眠る物体は廃棄物と化し、行き場を失う。

 政府と日本原子力開発機構が意地になって稼動させようとするのは、プルトニウムを含んだ核のゴミ問題を先送り(!)する必要があるから。

 「もんじゅ」の松浦理事長(79歳)は今期中で退任を表明。

 斎藤副理事長(74歳)歯3月末で退任する予定。

 業務量過多で士気が低下しているとされる「もんじゅ」運営チームは、責任ある行動をとれるようになるのだろうか?




 血税を垂れ流す「もんじゅ」は早く止めて、かかるコストを再生可能エネルギー開発にまわして欲しい。

 廃炉費用も先送りすべきでない問題。​​​​​​ ​​





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最終更新日  2019年03月16日 20時48分19秒
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