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2017年02月16日
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テーマ: 東芝-TOSHIBA-(56)
​​​​​​​​​​​​​
 東芝が2016年4~12月期の決算発表を延期。
 ついに東芝が解体に向けてすすみ始めたか、ということで
東証の株価は大幅下落。
 公式の決算発表は延期されたが、監査を経ていない「2016
年度第3四半期および2016年度業績見通し」が発表された。
 東芝経営陣も企業存続に向けて勇気を振り絞って判断したの
だろう。



 発表された内容は、米原発事業関連の減損損失で7125
億円を計上し、12月末時点の株主資本は1912億円のマイ
ナスとなり債務超過状態となったこと。
 巨額減損の責任を取り、原子力部門を率いてきた志賀
重範代表執行役会長が2月15に日付で会長職を辞任する。
 半導体事業の売却により2017年3月決算では債務超過
を回避する見込み。

 正式な決算発表を遅らせるに至った理由は、ウエス
チングハウス(WH)の内部通報制度に基づく、米原
子力発電事業の買収をめぐる一部経営者による不適切
なプレッシャーの有無などの判定に時間を要すること。
 東芝の監査を担当した新日本監査法人の様子を見て
いるだけに、現在のPwCあらた有限責任監査法人も一
歩も引けない。
 内部通報の真偽、真である場合のその経営への影響
が明らかになるまでは、監法人は決算を認めることが
出来ない。
​ …顧客が雪崩的に契約解除の動き 東芝級の新たな
 不正か​
 2016年4月26日 Business Journal
 監査法人と揉めたのは真の原因ではない。
 原因は、内部通報が事実であった場合、事業継続の
リスクを示す「継続企業の前提に関する注記」を記載
する必要があると監査法人が判断したこと。
 投資家保護の観点から正当な主張であり、監査法人
自身の存続のために必要な行為。
東芝決算延期、会見場の様子 【会見動画あり】
 2017年2月14日 ITメディアニュース
 「申し訳ありませんが、本日は決算発表は行いま
せん。
 ただ、何かしらの発表を行う可能性はあります」
 ――東芝は2月14日、同日予定していた2016年4~
12月期決算発表を延期する申請を行ったと発表した。
 決算説明を行う予定だった東京・浜松町の東芝本社
会議室ではメディア各社の混乱が広がっている。
 「開催するかどうか分からない会見を待てというの
か」――会見場ではそんな声も飛び交う。混乱状態の
会見場の様子をリアルタイムで更新する。
15:10 ITmedia NEWS記者が会見場に到着。
 すでに会場には70人以上の記者が詰め掛けていた。
 テーブルには水が用意されている。
16:00 当初の開始予定時刻を過ぎるが、アナウンス
 は特になし。
16:20 日差しが強いため、会場のカーテンが閉まる。
16:30 夕方の報道番組に合わせるためか、テレビ局
 数社が中継の準備を始める。
 窓際にはアンテナなどが設置されている。
 会見が開かれない場合に備え、レポーターが誰もい
 ない会見台付近で話す様子を撮影するクルーもいる。
16:45 「ここまでやったのに……何もなかったらど
 うするんだ」と苦笑するテレビクルーのぼやきが聞
 こえる。
16:50 「東芝史上、最大の危機が訪れています」と
 テレビクルーのレポーターが練習を始める。
16:58 おそらく17時のニュースと思われるテレビ中
 継のクルーが「文言を足す? 間に合わない! 
 やめようやめよう!」という緊迫感のあるやりとり。
17:00 開始予定時刻から1時間が過ぎるも動きはなし。
17:02 18時30分から会見を行うと発表。
 出席者は東芝の綱川智社長、平田政善専務、畠澤守
 常務、監査委員会の佐藤良二委員長ら。
17:10 「2016年度第3四半期および2016年度業績見
 通し」が発表される。
 志賀重範代表執行役は、米原発事業の損失計上をめ
 ぐり引責辞任へ。
17:54 会見のセッティングが始まる。
 続きは動画番組「ITmedia NEWS TV」のライブ配信
 でお届けする。
 …(略)…
 会見の中で米国で建設中の原発4基のコストオーバ
ーランで61億ドルの損の見込みなら中国の4基の原発
でも同様な損失が見込まれるのではないかとの指摘が
あった。
 もちろん、形になっていない損失について東芝経営
陣が答えることはできない。
 中国の4基原発も、インドで建設に着手した6基の原
発も、東芝に大きな損失を及ぼす可能性はある。
 損失額公表の判断は、リスク発生可能性のレベルに
よる。
 WH内部の大きなトラブルを東芝経営陣は把握でき
ていなかったのだろう。
 今回はWHの「内部通報」が発信源となっている。
 日本国外の内部統制を効かせることはとても難しい。
 ~取締役会議長が明かした内情
 何が起きているか、経営陣もわからない
 2017年1月23日 現代ビジネス
 …(略)…
 現在、東芝の原発事業などを司るエネルギーシステ
ムソリューション社のトップに立つダニー・ロデリッ
ク氏にしても、もともとWH社長であり、それ以前も
海外原発会社を渡り歩いてきた「原発エグゼクティブ」
だ。
 前出OBが続けて言う。
 「志賀会長からすれば、ダニー氏は任せないと嫌が
るというのがわかっているから、口を出しにくい。
 一方で、ダニー氏は大風呂敷を広げますが、細かい
経営の数字については甘いところがあるから、今回は
そうしたことが最悪の形で火を噴いていると言えるわ
けです。
 しかも、WHの事業はここのところ順調とはいえず、
WHが手掛けるアメリカ、中国の原発は工期遅れやコ
スト増で頭を抱えています。
 原発事業というのは『兆円ビジネス』の世界ですか
ら、一気に数千億円という損失がふりかかってくるこ
とが十分にあり得る。
 今回は損失額が5000億円まで行くとも言われており、
予断を許さない状況になってきています」
 …(略)…
 ダニー・ロデリック氏の大風呂敷は下記で確認。
 チャレンジしていた時代の東芝の好む人物に思える。
 ダニー・ロデリック(東芝 エネルギーシステムソ
リューション社社長 ウエチングハウス会長)
 インタビュー
 週刊ダイヤモンド編集部
 2016年11月8日 DIAMOND online
 東芝は様々な事業の切り売りで、残る柱は半導体と
原発事業の二本。
 今回の記者会見で、その稼げる半導体事業のイニシ
アチブを失う可能性にも言及している。
 また、他の事業の売却は検討していないことを明言
した。
 残る柱は、原発関連事業だ。
 朝日新聞の記者の態度の悪さは相変わらずだが、
東芝の現経営陣は企業存続に向けてフル回転で努力し
ていると見受けられる。
 誠意を感じる記者発表だった。
 多くの日本人の経営者は、縁があった人々、東芝グ
ループ19万人を路頭に迷わせた主犯、戦犯にはなりた
くないはず。
 それにしても気になるのは、これほどまでして守ろ
うとしている原発事業の闇の広がりと深さ。

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最終更新日  2018年03月28日 07時41分33秒
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