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2020年10月19日
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カテゴリ: 生活、家族、仕事
 2020年10月6日、厚生労働省の発表による国内での新型コロナウイルス感染症の感染者は86,047例、死亡者は1,602人。

 自殺者は8月単月で1,849人。
 コロナ関連の死は目新しいことであり、自殺はよくあることなのか、あまりにも社会での取り上げられ方に差がある。
        ​
自殺者急増、
女性と若者の増加率大
…未遂者は自殺者の20倍、
「孤立」が深刻な社会問題化
加藤 和彦 上席研究員
独立行政法人産業経済研究所
 8月の日本の自殺者数は1849人となり、前年に比べて246人と大幅に増加した。
 今年前半、新型コロナウイルス感染拡大による経済状況の悪化に伴い自殺者数の増加が懸念されていたが、筆者は6月8日付コラムで「必ずしも自殺者は増加するとは限らない」と書いた。
 蓋を開けてみると2月から6月までの自殺者数は前年に比べて10%以上減少していたが、7月になると自殺者数は前年比2人増の1795人となった。
 自殺者数の増加に寄与しているのは、女性と若年層である。
 8月の自殺者数の増加分246人のうち186人(75.6%)は女性 である(9月16日付ニューズウィーク)。
 2019年の男性の自殺者数は女性の2.4倍だったが、今年8月の数字は1.8倍にまで縮小している。
 コロナ禍の影響がサービス業中心に生じていることから、女性のほうが失職して生活苦に陥っている割合が多い可能性がある。
 在宅勤務の増加に伴う家庭内暴力の増加など、女性のほうがストレスが溜まりやすい環境が続いていることも関係しているだろう。
        ​
 8月の年齢層別の自殺者数は公表されていないので、7月時点の数字を見てみると、10代は1.25倍、20代は1.19倍と他の世代に比べて増加率が大きい。
 10代の自殺者数は少ないものの、20代の自殺者数は他の年齢層と同様に200人台である。
 医療系ベンチャー企業の調査によれば、大学生の44%にうつ病の可能性がある ことが明らかになっている。
 キャンパスで友人に会えず、自宅で悶々とオンライン授業を受ける日々が続くなか、学生のメンタルは蝕まれている。
 さらに「就職はどうなるのか」「入社した会社はこれから先大丈夫か」という不安に苛まれて若者も多いはずである。
        ​
 日本の自殺者数は、2003年の約3万4000人をピークに、特にこの10年ほどで急激に減少し、2019年には約2万人となった。
 人口当たりの自殺率も先進国の中では高めだが、1978年の統計開始以来の最低の数値となっている。
 これまで日本の自殺者の大半を占めてきたのは中高年男性 だった。
 失業や会社の破綻などによって一家を養う稼ぎ手としての役割を失い、「世間に顔向けができない」との理由から自殺に走るケースが多かったが、日本でも女性の社会参加が進んだことで、「親父たち」の肩の荷が軽くなってきている。
 さらに猛烈サラリーマンだった団塊の世代がストレスの激しい職場を離れたことを要因に挙げる専門家もいる。
  ― 引用終り ―
        ​
 世界各国で我慢と辛抱を強いるコロナ感染拡大措置に対する抗議活動、人々の密集の復活が行われている。
 日本人は我慢と辛抱が続かない自分を責めて自殺しているのだろうか。
 コロナの感染拡大は防止できても、経済不安や心の不安は自己責任として放置しているように映る。
 今後も企業倒産は増加するとみられており、対面での懇親会の場を持たない新入社員、新入生の不安は放置されている。
 コロナに感染すると地域社会から排除される可能性もある。
 社会各層の就職不安、将来不安が募り、自殺は再び増加傾向を辿るのであろう。
        ​
「芸能人の死に動揺」
「仕事できない自分責め」 
2020/10/6 神戸新聞NEXT
 減少傾向にあった全国の自殺者数が8月の速報値で急増するなど、自ら命を絶つ悲劇が増えている。
 兵庫県内でも、関係機関への相談が急増。
 新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な困窮や、孤独感を訴える声が相次ぐ。
 自殺とみられる著名人の死も続く中、相談機関は「一人で抱え込まず、とにかく相談してほしい」と呼びかけている。(末永陽子)
 警察庁の集計によると、国内の自殺者数は2003年の約3万4千人をピークに年々減少。
 今年も1~6月は前年同月より減少していたが、7月に対前年比増に転じ、8月は246人増の1849人に上った。
 60人増の男性に比べ、女性は186人増と増え幅が大きかった。
  ― 引用終り ―
        ​
 精神的に息苦しい日本は、マスクの着用で物理的にも息苦しい国となった。
 感染症に繋がる菌との共存をはかるため、今後の日本では息苦しさに耐えながら生きなければならない。
 韓国に抜かれた自殺大国日本の復活阻止に、政府は危機感をもって臨んでほしい。
        ​





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最終更新日  2020年10月19日 06時00分08秒
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