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2024年07月03日
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テーマ: 宇宙(900)
カテゴリ: 航空&ミリタリー
 6月30日の打ち上げを予定していた日本の次世代主力ロケット「H3」3号機について、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、打ち上げを7月1日に延期すると6月28日に発表した。
 7月1日午後0時6分、種子島宇宙センターから打ち上げられた日本の次世代主力ロケット「H3」3号機は、打ち上げから約16分後、搭載する国の先進レーダー衛星「だいち4号」の切り離しに成功した。H3としては初の主衛星の軌道投入。
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「国際競争力に重要、関係者の尽力に敬意」
産経ニュース  2024年7月1日 15時46分
 次世代主力ロケット「H3」3号機の打ち上げ成功を受け、高市早苗宇宙政策担当相は1日、「H3ロケットは、 我が国の宇宙活動の自立性確保と国際競争力強化のために極めて重要 。御関係の皆様のご尽力に敬意を表し、感謝申し上げます。(宇宙政策担当相として)今後とも、我が国の宇宙開発利用を精力的に進めてまいります」などとする談話を発表した。
  ―  引用終わり  ―
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 H3は、JAXA と三菱重工業がH-IIA/Bロケットの後継の次期基幹ロケットとして開発した。製造および打ち上げは三菱重工。液体燃料ロケットで使い捨て型のローンチ・ヴィークル。世界の宇宙市場での商用化を目指し、ロケットシステム全体のモジュール化、部品点数の削減をはかり、打ち上げ費用や組み立て期間をH2Aの約半分に抑えた。ウリは「柔軟性」、「高信頼性」、「低価格」。
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 H3試験機2号機は2024年2月17日、打ち上げに成功。第2段機体を所定の軌道に投入するとともに、打上げから約16分43秒後にCE-SAT-IEを分離に成功。
 TIRSATへの分離信号送出、第2段機体の制御再突入の実施、ロケット性能確認用ペイロード(VEP-4)の分離を確認。国の大型衛星の搭載を見送って打ち上げられた2号機は試験段階の位置づけだった。
 先進レーダー衛星「だいち4号」を搭載した3号機は実用段階。「だいち4号」は、Lバンド合成開口レーダーにより地球を観測する人工衛星。夜間や悪天候でも地表を観測できることから災害時の被害状況把握や地殻変動の観測による減災などへの活用が期待されている。





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最終更新日  2024年07月03日 06時00分11秒
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