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2014.07.26
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指揮:鈴木秀美
第1コンサートマスター:崎谷直人

C.P.E.バッハ/シンフォニア ニ長調
ハイドン/交響曲第88番 ト長調「V字」
ベートーヴェン/交響曲第5番 ハ短調「運命」
(アンコール:ハイドン/交響曲第77番より第2楽章)

はじめましての鈴木秀美さん。バロック音楽の第一人者という認識しかなく、ノンビブラートでカスカスした演奏はイヤだなぁ、などと思いながら臨む。バッハ(息子)さんには申し訳ないが、完全に夢の世界に連れていかれる。ハイドンは目が開かないながらも「なんだか面白いかも」と徐々に頭が起きてきて、「これが(意識の)V字回復ってやつか」とか「V字飛行?」とか、やっぱり寝ているらしかった。
休憩中に目を覚ましていよいよ「運命」。キリリと引き締まった演奏に、ぐっと引き込まれる。ノンビブラートやらピリオド奏法やらはよくわからないけれど、そういう奏法を明示して演奏された、今までのつまらない演奏の数々は一体何だったのかと思うほど。ちょっと、いや、かなりびっくり。研ぎ澄まされた弦の音に、まろやかな管の音が絡まる。特筆すべきは、今まではどう聴いてもでんでん太鼓でしかなかったバロックティンパニが、ちゃんとティンパニとして聴こえたこと。石田さん、小宮さんが降りだった今回、クールな神戸さんに見入ってしまった。かなフィルは良い人を入れましたな。というわけで、ありきたりではない新鮮な「運命」に出会えた。客席はもちろん、ステージ上からも拍手の嵐。
アンコールの77番は、同じ旋律でも少しずつ違えて書かれていて、それは「毎日同じようにみえて少しずつ違っているから美しい」とハイドンが言っているようだとのこと。そういう選曲ができるのが秀美さんのお人柄であり、音楽に対する愛とか畏敬の念なのだろうな。毎度毎度、新しい嬉しい出会いが待っている。だから凝りもせず灼熱の紅葉坂を上るんだろうな。





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Last updated  2014.07.28 17:17:44
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