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先週の土曜から昨日の夜まで5日間ダーラナ地方のスキー場でクリスマス休暇をすごした。当家族親戚は毎年クリスマスを一緒に過ごすのだが、ここ数年間はスキー場のコテージを借りる事が多い。今年は年齢層が1歳から85歳までと4世代プラス犬一匹に広がったので、お互いの睡眠を邪魔しなくてすむよう隣り合ったコテージを4件も借りた。スェーデンのクリスマスはどちらかというと日本の正月のような感じて、家族がしんみりと過ごす事が多いが、この家族は5日間しんみりどころかドンちゃん騒ぎで過ごすのが好きである。80歳以上の4人は家族の伝統を非常に重んじ、下記の10戒が満たされないと非常に不満顔になる。1.湖の氷に穴をあけ、裸で飛び込む。義理の父はこのために氷用ののこぎりをもっている。今年は氷の厚さが40cm以上あったので穴を開けるのに慣れている者でも3時間くらいかかった。2.その後、サウナに行き年齢に関係なくビールで乾杯する。(ホテルのサウナは禁酒だったので誰かが先にサウナに行って裏口の鍵を開けておく。)3.夕食の時の乾杯はアクアビットのOP Anderssonという決まった銘柄でする。うちのだんなはロシアから安いウォッカを沢山手に入れてきて、私はどちらかというとスコーネアクアビットが好きだが、そんな異論は頑固な年寄りには受け入れられない。ただし食後には酔っ払いたちは銘柄など気にしなくなる。4.ホテルのクリスマスボード(いわゆるバイキングスタイルの食事)は必ず一度は食べ、その時は義理の父のおごりなので各人最低4皿お代わりをする。彼は自分のけちさに誇りを持っている。あのIKEAでさえも品物を値切るが、IKEAのオーナーも同じスモーランドの出身なのでまだ成功していない。スモーランド人はスェーデンのスコットランド人のようなものである。彼の自慢は生協で牛乳を値切った事で、これは家族誌にも残され、代々英雄伝として受け継がれる事になる。5.クリスマスボードの食事の時は、レストランで一番美人のウェートレスに飲み物の世話をさせる。これはうちのだんなが男性陣の支持を受けて作った新しい伝統であるが、田舎のレストランにあまり美人がいた経験はない。6.クリスマスツリーは現地調達する。この時氷用ののこぎりが役に立つが、暗闇にまぎれて数人がナイフや包丁をジャケットの中に隠して山にツリー探しに行く事もある。全く違法である。7.サンタクロースは子供達に正体を見破られてはならない。6歳の子がいると口で言うほど簡単ではない。8.クリスマスプレゼントの包装紙はよく確認してから捨てる。全部で100個以上になるのでたまに商品券などが包装紙とまぎれて捨てられる事がある。9.歌と踊り、余興は技術の程度にかかわらず毎晩全員披露する。アルコールが入れば何のことは無い。いやがるのは子供達だけである。10. クリスマスの朝のミサ(朝6時)に参加する。これは全員に守られたためしは無い。こんな事でクリスマス休暇の後は皆寝不足と風邪でくたくたである。
2007年12月27日
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12月10日はノーベル賞の授賞式だった。ストックホルムのコンサートホールで行われる授賞式よりも、その晩に市庁舎で開かれる晩餐会の方に一般の注目が集まる。高い塔のある、水際の市庁舎は私の気に入りの建物のひとつであるが、そこの赤いレンガの壁の青の広場で1300人以上の客が 真ん中に国王と王妃、受賞者を挟んでディナーを共にし、その後は金のモザイクをちりばめた黄金の広間で一晩中ダンスをする。晩餐会の模様はテレビで同時中継されるが、女性招待客のドレス(特に王女マデレーヌ)と夕食のメニューに関心が集まるようである。メニューは当日にならないと発表されない。今年は同じ晩にブルース スプリングスティーンのコンサートがあり、招待された政治家の中にはコンサートを選んだ人もいる。この晩餐会は国王一家を始めVIPが沢山集まるので警備は厳しい筈なのだが、毎回こっそり侵入しようと試むやじうまも後を絶たない。今回はその中の一人が、タキシードと沢山のメダルで装ってうまくパーティーにもぐりこんだらしい。彼は真夜中になっても誰も気付かないのでテレビのレポーターの所にみずから行き、自分はここにこっそり参加したのは17回目で、最近の10年間は入り込めなかったと話し、同時中継でそれがテレビに流れた途端に国家治安警察がその侵入者を捜し始めて捕まえたというお粗末な話である。受賞者は一人につき16名を晩餐会に連れて行って良い事となっており、そのうち8名は招待され、残りは一人1700クローネ(3万円)かかる。でも賞金の額を考えれば安いものである。医学賞の受賞者と政治家数人、それに他の招待客が真夜中にパーティーから連れ出されてストックホルム大学に連れて行かれ、そこで学生によるストリップを見せられたという話もある。受賞者の感想は "うちの家内が気に入ったかどうかは確かではないが、スェーデン人というのは本当に自由に出来た人々だ”だそうである。ちなみに平和賞はノルウェーのオスロで受賞されるのでアルゴアはストックホルムには来ない(と思ったが翌日来た)。彼は授賞式の時カウボーイブーツをはいていた。
2007年12月12日
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12月に入るとスェーデンはもうクリスマスシーズンである。暗い冬に気分を盛り上げるためか、12月にはやたらめったら行事がある。明日は2番目のアドベント(クリスマスの4週間前の日曜日から1番目が始まり、毎日曜にろうそくを一本ずつともしてクリスマスの到来を待つ)で、アパートのベランダから見える数百の窓のうち半分くらいはもう既にクリスマスの飾りをしている。来週はノーベル章授賞式、晩餐会、その次の日は聖ルチア際、そしてハイライトのクリスマスイブ。子供を持つ共働きの親にとっては信仰心を失うような過酷な日々続く。小さい子は学校や幼稚園でルチア際を祝うので、衣装を整えてやらねばならないし、その時は仕事をサボって見に行かねばならない。それにサフラン入りのパンを焼かなければならないと思っている人も大勢いる。その後は終業式で先生にプレゼントの賄賂が必要になる。会社では忘年会の代わりにクリスマス会でバイキング料理を食べに行かねばならない。来週の土曜日は陸上競技クラブのクリスマスパーティーで、最初に子供達とサフランパンを食べてサンタとプレゼントを調達して、その後は大人のランナーたちとまたバイキングとアクアビットの夕食をとらねばならない。クリスマスの休暇はいつも主人の親戚達と一緒に祝うしきたりになっている。今年は昨年に懲りず、義理の父が又スキー場のコテージを一週間にわたり4件も借りて、私はかなりうんざりしている。去年は全く雪がなく、毎日茶色のゲレンデを恨めしそうに眺めて過ごしたのだ。今年は去年よりもっと暖かいし雨が多い。それに親戚一同が集まる時は食べ物も持参なのである。典型的なクリスマス料理で簡単な物はすでに義理の母とその娘達が作るというしきたりがあるので、手ぶらで行くわけにも行かない私は彼女達が作らない物を料理しなければならない。20人で食べる一週間分の料理は莫大な量である。そんな時間はないが、出来合いの料理を買うと親戚に大勢いる子供達のプレゼントの予算がなくなるので仕方なく少しずつ作って味見もせずに全部冷凍庫に保管しなければならない。クリスマス前には子供達が信じる信じないにかかわらずサンタへのプレゼント希望リストを書くが、年が経つにつれプレゼントはインフレの一方である。ぬいぐるみで満足してくれた頃が懐かしい。ちなみに長男の一番の願いはドラムセットであるが、これはもちろん無視である。これだけハードな日々が続くので、クリスマス休暇の時は疲れて何もする気にならず、もちろん教会などには行かずに食べては飲んでの生活を過ごし、その後はダイエットである。そのせいと新年の抱負もあってか、スェーデンのジムは1月が一番混んでいると聞いた。
2007年12月08日
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