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『二〇世紀の歴史』(木畑洋一著 岩波新書)を読了した。世界史というと重要な出来事とその意義みたいなことが書かれてものだが、この本では二十世紀がどういう時代であったかを俯瞰する感じで書かれている。つまり覇権を握っている国ばかりに力点を置くのでなく、被支配者側のことにも目配りしながら、二十世紀はどんな時代だったかを示してくれている。「それは差別と被差別、支配と被支配の構造が世界を覆い、暴力と戦争にみちた帝国主義の時代であった。」アフリカの分割に見られるような植民地の拡大する時期(1870年以降)から1991年のソ連解体までを「長い二十世紀」と捉えている。その間、二度の世界大戦、植民地の独立、冷戦などがあった。とんでもない時代だったんだな、と思う。
August 18, 2016
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何ともショッキングなタイトルだ。そして中身もショッキングだった。留学生のアルバイトは週28時間以内というきまりは、守られていなかった。留学生は国で借金して来るのだが、自分の家を担保にしてお金を借りるらしい。ブローカーに「日本へ行けばバイトをして月20~30万円は稼げる」と口車に乗せられてしまうらしい。法律違反をして週28時間を超えて、深夜労働など苛酷な仕事をするらしい。過労死する留学生もいるらしい。これでは日本語学校でバイト疲れから寝てしまうのもわかる。技能実習生の場合は、雇い主である企業と実習生の間に送り出し機関とか監理団体とか様々な中間団体が介在し、給料がピンハネされ、実習生の手取りは10万円ぐらいしかならないらしい。新聞配達員とか外国人介護士の話も出てくる。日本人がやりたがらない仕事をしてくれているのがわかる。だんだん経済格差が縮まっていくと、そういう仕事をやる外国人もいなくなってくるそうだ。留学生や実習生がいなくなるとビジネスが成り立たなくなるという話もよく聞く。それだけ人手不足が深刻なのだ。この本は暗い面ばかり描いているが、国にいても先が見えている、だから日本へいってお金をかせぎたいという送り出し国側の事情まで見ていないように思う。奴隷労働とか絶望工場とか言葉も過激すぎる。一面的な感じがするが、「内情はこうなんだ」と突き付けられた思いがして、一気に読んでしまった。
August 14, 2016
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