仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.08.15
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カテゴリ: 東北
学生時代に吉野家の牛丼を食べるのは、贅沢に浸れる幸福なひとときだった。仙台では、青葉通り店によく行ったが、徹夜明けに友人の分まで牛丼弁当を自転車で買いに行ったりもした。社会人になってからも、深夜の仕事の後や、また酒飲みの後(その場合は国分町店か駅前店)にお邪魔している。


さて、20代の頃の私は宮城県内の吉野家はすべて制覇したと自慢していたが(もちろん「はんだや」も同じ)、あの頃の記憶では県内の店舗は次の通りだったと思う。
 ○青葉通 一番お世話になっている。牛丼が食えるという噂があり、バイトしたかった。
 ○扇町  結構古くから有るはずで、兄におごってもらった記憶あり。
 ○高砂? 小さな店舗。2回ほど行ったことがある。
 ○向陽台 泉店が正式名称。1度だけ行った。当時はここで宮城県内全店制覇が完成。
 ○北根  昭和64年昭和天皇崩御の朝に大先輩と一緒に朝食を食べた。帰宅途中夜中に入るパターン多し。
 そのほかに、仙台駅前店や岩沼店も早くからあったような気がする。


 ○青葉区 7店舗  私の訪問実績5/7
 ○宮城野区 5店舗 3/5
 ○太白区 2店舗  0/2
 ○泉区  4店舗  2/4
 ○石巻  1  0/1
 ○塩釜  1  0/1
 ○気仙沼 1  0/1
 ○白石市 1  0/1
 ○名取市 2  1/2
 ○岩沼市 1  0/1
 ○登米市 1  1/1

 ○大河原町 1 0/1
 ○利府町 1  1/1
 ○大和町(鶴巣PA内)1 0/1
 ○富谷町 1  0/1

というわけで、私の宮城県内店舗訪問実績は、31店舗中13店舗。打率にして現在 .419です。


  ○車両交通量が多いこと(12時間で10,000台×片側車線数が目安)
  ○人口増加率が高いところ
が条件で、敷地面積 150~250坪、.間口 25m、店舗面積は25~30坪、駐車台数は15台以上を標準とするそうだ。

吉野家の場合、直営とFCの混合展開だと思うのだが、HPに建設協力金は1000~2500万円と記載があるのは直営店舗を想定してのことか。とすれば、なおさら、立地条件を本部で相当吟味して出店を決定するのだろう。

以下に東北地域の吉野家店舗を拾ってみた。

○青森県 5(青森市、弘前市2、八戸市、五所川原市)
○岩手県 8(盛岡市4、花巻市、北上市、奥州市水沢区、一関市)
○秋田県 6(秋田市3、能代市、横手市、大館市)
○山形県 6(山形市2、米沢市、酒田市、鶴岡市、天童市)
○福島県 19(福島市4、会津若松市2、郡山市6、いわき市2、須賀川市、相馬市、伊達市、本宮町、西郷村(新白河))

東北の主要地方都市が規模の順序できれいに揃っている。合併前ベースで人口7万人程度の集積の都市にはある、という感じ。吉野家は直営とFCが混合していると思うが、徹底した立地調査をしているはずだ。
競合する牛丼チェーンでは、すき家(全店舗直営)が結構展開しており、各都市への展開はほぼ吉野家と同様の状況だ。FC展開のなか卯(ゼンショー)は、宮城、山形以外には、秋田市に1店舗、八戸市に3店舗のみ。

吉野家に戻るが、例えば岩手県では、6万人規模でも水沢にあって宮古にない、という辺りが丁度分かれ目なのだろう。配送の交通事情も加わっているかも知れない。宮城県の気仙沼にはあるのは、やっぱり宮古と差が付いている。その宮城県内では、登米市(佐沼)にあって栗原市にはないのが、1つの分水嶺だ。佐沼の都市集積が反映された形。
秋田県では、次は本荘や大曲だろうが、ちょっと集積が足りない(4万人クラス)。青森県では、五所川原にあるなら十和田市にあっても良いようなものだが、交通状況などの差が反映しているのだろうか。山形、福島はきわめて自然な結果。

私は宮城県以外にも都内各所で相当食べている。夜行列車で東京に行った早朝、青雲の志を持った18才の私が、兄の案内で人生最初に入った吉野家は、四ツ谷の駅を出てすぐの店だった。店を出たら冬の空が明るくなっていた。





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最終更新日  2006.08.15 05:33:12
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