仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2026.09.30
XML
カテゴリ: 東北
​​
山形新聞の2026年9月24日の社説である(月山道路の高規格化/大動脈の抜本改良求む)。以下に概要を記す(当ジャーナルにて若干の要約)

鶴岡市と西川町にまたがる国道112号「月山道路」。吉村知事は今月、国交省に 高規格化を要望 。3年前の転落死亡事故と同じ現場で先月事故があったためで、事故防止を含めた抜本的改良の必要を訴えたことが要望の肝。 内陸と庄内をつなぐ大動脈 ながら 事故による障害 を起こしやすく、 安全で強固な道路にする意義 は大きい。

月山は古来山岳信仰の参拝者を集め、いくつも参拝道が開かれた。このうち、月山を越えて内陸と庄内を往還するメインルートが 六十里越街道 で、明治時代に馬車道、昭和初期に砂利道に。1965年(昭和40)に国道112号、現在の 月山道路 は81年に全線開通。さらに、86年には東北横断道酒田線( 山形自動車道 )が基本計画路線に指定され、高速化に着手。月山ICまでの内陸側が99年開通、2000年に湯殿山ICから庄内側が開通。月山ー湯殿山IC間21kmは、 整備計画路線への格上げが見送られたまま 現在に至る。

その背景には、本県内の優先順位があろう。縦軸の 東北中央道 と 日本海沿岸東北道 の県内区間はほぼ完成し、横軸となる高規格の 新潟山形南部連絡道路 と 新庄酒田道路 の整備も進む。一方、横軸で最も早く着手された山形道の一部を構成する自動車専用道路規格の月山道路は、一定の役割を果たしたと認識されてきたので、改良整備の優先度が低かったことは否めない。

しかし、山形道と国道112号の共用部分にあたる月山道路は、一日7~8千台の交通量で、最頂部の月山第1トンネル(標高734m)は冬季積雪深が5mを越える豪雪地帯を貫き、11年4月には月山IC付近の表層雪崩で8日間全面通行止めとなるなど、雪崩や集中除雪で数日間通行止めが以降何度も起きている。また、月山は地滑り地帯で、04年には田麦俣で6日間の全面通行止めなど、大雨による土砂崩れなどで交通障害も発生している。さらには、山岳地帯特有の勾配とカーブから大事故につながりやすい。交通障害が起きると代替路がないため、内陸と庄内の往来には広域迂回を余儀なくされる。

国交省と県は、21年策定の新広域道路交通計画で月山道路を「庄内内陸月山連絡道路(仮称)」として、 高規格道の役割が期待される構想路線 に位置づけた。どのようなルート設定が可能か、現道交通を確保しいかに工事するか、など課題は多く、高規格化にはコストと年月も要するだろう。しかし、息長く抜本的改良の必要性を訴え続けたい。


少し整理をしよう。

上記記事で問題となっている「月山道路」は、月山ICー湯殿山ICの区間の自動車専用道である。国道112号のバイパスであるが、東北横断自動車道酒田線(山形自動車道)に並行する一般国道自動車専用道路に指定されている。

この「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」なるものは、高規格幹線道路の一種であり、高速自動車国道の一部区間(実際にはまだ開通していない区間)を、一般国道バイパスとして先行整備する道路である。高規格幹線道路の種類としては、A'路線と呼ばれるものである(なお、A路線=高速自動車国道、B路線=一般国道の自動車専用道路)。

従って、位置づけとしては高規格幹線道路に含まれるものだが、記事が訴える「高規格化」とは事故防止のための抜本改良を施すことを言うのだろう。具体的には、山形自動車道の月山ー湯殿山IC間21kmを整備計画路線に格上げして全線開通させることが本筋なのだろうが、それが難しいという前提で、新たに「高規格」の仮称「庄内内陸月山連絡道路」という打ち上げ方をしているのだろう。
※県の要望書などを確認して、あとで精査確認します。(工事中)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.10.01 08:18:34コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

コメント新着

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

▲ 画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: